アルメラ共和国
位相空間ラ・ギアスの海に浮かぶ、中立を表明する辺境の小国。主要国家ではない。
概要
位置はナザン大陸の直下、主要10ヶ国にあたるシュテドニアス連合国とラーダット王国の目と鼻の先にある。元来は連合国の傘下にあった島国という経緯をもつ。シュテドニアス側が隣国ラーダットへの領内侵犯に躍起になっていた時代、その隙をついて独立を果たしたという。
長きに渡り戦災から逃れて平和だったが、その反動で動乱の世界にあって兵士の練度不足が問題視されていた。また、魔装機開発においても実戦における負荷の見積もりが甘く、後に悲劇の発端となる。
登場作品
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第二章のシナリオ「悲しみのエリス」にて、エリス救出の為にマサキ達は連合領内のかなり深いところ(ラセツの息がかかった研究所がある小島)に進行することになるのだが、実はその島と『魔装F』で「アルメラ共和国」に指定された島は同じ位置にある。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
序盤の舞台。押し寄せたマグゥーキの攻撃によって首都が壊滅し、正規軍はまさに全滅といった様子で描写された。
軍に魔装機を供給していたイルゼノン社は、本社・支社共に立て続けに迫る災厄に呑み込まれ、組織として完全に瓦解した(生き残ったわずかな社員が「倒産した」と語る有様)。重なる不幸の中、光霊機という「パンドラの希望」が生まれたことが唯一の救いか。
「ジャイアント・キリング」においてボーロをサキトで撃墜すると、攻霊機レイブレードを開発させるために教団の手を借りたイルゼノン社の方針を黙認していたことが、ボーロの口から明かされる(つまり、「ヴォルクルス教団と手を組む」という魔装機神シリーズ恒例のお約束に抵触していた)。
人物
「魔装機神シリーズの登場人物#アルメラ共和国」を参照。
兵器
制式機はイルゼノン社製の風系魔装機リジェリオール。地上世界の技術の取り込みに積極的であるため、拡張バージョンのコードネームにはCL(Commander Limited:指揮官専用機)などの英語が用いられている。
詳細は「魔装機神の登場メカ#アルメラ共和国」を参照。
地理
区
- アーテル区
- アルメラ西部。
- スライヴァ区
- アルメラ北部。
- 中央特区
- 首都がある。
- フォーディス区
- アルメラ北東部。ルマーン基地を脱出したサキトたちが味方部隊と合流しようとしたが失敗した。
- ラナ区
- マイア基地がある。
市
- 首都エラルド
- アルメラ中央の中央特区にあるアルメラの首都。
地名
- エラルド基地
- ライオネルが所属していた。
- マイア基地
- アルメラ南西部。官民一体の開発研究が実施されていた。沿岸海上に建設されている海上基地。
- リヴァ海峡
- シュテドニアスとの間にある海峡。
- ルマーン基地
- アルメラ東部。レイブレードがありサキトが目を覚ました。
関連用語
- イルゼノン社
- アルメラに本社を置く兵器開発会社。その歴史の浅さゆえか、自由な気風で足腰も軽く未知の技術の解析と取り入れに余念がない。シュテドニアスにも支社を構えるなど先行きそのものは順風満帆にみえるが、その社風が思わぬ厄災を招くことになる。
- 攻霊機開発計画
- 他国の大型魔装機やアンティラス隊の魔装機神に対抗するために企画された新兵器開発プラン。敵魔装機の契約精霊の力を攻め取り、自機の力に変換する機能を持たされる予定であったが、技術的困難を中心とした諸々の理由により、幾度となく方針転換を余儀なくされている。自国の存亡を賭けた防衛策でこそあったが、このプログラムにこだわったアルメラを待ち受けていた運命は悲惨なものであった。
- 「攻霊機開発計画」で生み出された契約する精霊を持たぬ特殊魔装機。誕生から起動に至るまで複雑に入り組んだ経緯をもつ。