ボソンジャンプ
ボソンジャンプ(Boson Jump)
『機動戦艦ナデシコ』の木星蜥蜴系ヒューマノイドユニットが持っている能力で、簡単にいえばワープのこと。木連は「次元跳躍」と称する。ボソンとはボース粒子のことを指しているらしい。
実行するにはチューリップを潜るか、その構成物と同じ組成を持つチューリップクリスタル(CC)が必要。通常の人間は火星古代遺跡の演算ユニットに転移先のイメージ伝達ができず消滅してしまうが、胎児のときに火星で過ごし母胎からテラフォーミング用ナノマシンを取り込んだ人間ならば自由にジャンプできるようになり、こういった人間をA級ジャンパーと呼ぶ。なお、木連優人部隊は遺伝子改造によってジャンプに耐えられる肉体を得たが、イメージ通りジャンプできるわけではない。
物理学の一つである電磁気学の基礎となる方程式上、あり得るかもしれない「先進波(レトロスペクト、到達点から出発点に戻る動きをする波。すなわち『過去に戻る』波)」と呼ばれる概念を用いた空間跳躍で、概念上時間跳躍もできることになる(SF作品ではタイムワープの概念として用いられた例が幾つかある)。ナデシコ劇中でも「実はタイムスリップで、時間移動できるから位置も移動できる」という説明がされている。
スパロボにおける扱い
地形や敵ユニットによる移動制限を無視して移動できる特殊能力として再現されている。似たような特殊能力に、バイタルジャンプ、次元連結システム、亜空間突入がある。またWにおいては、作品の根幹にかかわる重要な伏線として機能している。
作品 | 効果 | 気力条件 |
---|---|---|
A / R | 50%の確率で攻撃を回避 | 130 |
IMPACT | 移動制限無視 | 120 |
MX | 移動制限無視 | なし |
J / W | 移動制限無視(EN無消費)・分身可能 | 130 |
主なユニット
デンジン、ダイテツジン、ブラックサレナ、アルストロメリアなど。
また、A級ジャンパーの特殊技能持ちのパイロットが乗る機体にもこの能力が追加される。作品によって上記のユニットの中でもボソンジャンプが装備されない機体が出てきたりする。
メモ
「ボゾンジャンプ」ではないので注意。