概要
獅子王凱の実父であり、GGGスーパーアドバイザー兼研究部長。ロボット工学、AI理論、宇宙工学等その他の様々な分野に精通し、「世界十大頭脳」の一人に数えられる天才科学者。
ギャレオンのもたらしたGストーンを使い、EI-01との接触事故で重傷を負った凱をサイボーグ化した。以来、Gストーンならびに、それを応用したテクノロジーの第一人者として様々な業績を残している。
趣味は発明で、自動食事機や自動昆布茶煎れ機、全自動つめきり機などの珍奇な品々を作り上げている。妻の絆とは20歳差の年の差結婚であり、息子の凱とは50歳差と孫ほども年齢差があるが、父子仲は非常に良い。
性格は元気を通り越したハイテンションで、70歳の高齢でありながら自作のジェットローラーでGGG内を駆け回る。だが、作戦行動時には冷静な科学者として的確なアドバイスを送り、凱や命、他の隊員達と接する時は優しさを絶やさない。得意技はジェットローラーによる加速から放つ、レオラリアット。
年寄り扱いされることを嫌い、一人称は「ボク」という、年齢に見合わぬもの。
木星決戦において、クラインスペース内の特異相克点を強襲偵察艇ムラクモで発見することに成功。クラインスペース脱出後もムラクモを操縦し、ZX-31が木星にいることを突き止めるが、その直後にZX-16の攻撃によりムラクモを撃墜され、木星に落下しながら戦死する。だが、ザ・パワーの力により妻の絆同様に精神生命体に転生。絆と再会を果たした後、凱達にザ・パワーの力を与えた。
木星決戦を終えて地球に帰還したGGGは麗雄の葬儀を行い、形見のジェットローラーは墓に備えられた。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 非戦闘だが、声付きで登場。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 途中で戦死するが、最終話で絆と共にαナンバーズに力を貸す。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 第1部終盤で原作通り木星に降りる(この際はナデシコのひなぎくに搭乗)も、この時は生存。第2部の第49話でパルパレーパによって戦死する。
- スーパーロボット大戦BX
- 今度は第42話にて原作通り木星に偵察艇を叩き落とされて死亡し、ザ・パワーに宿った精神体としてBXに助力する。
人間関係
- 獅子王凱
- 妻が早くに亡くなり、男手一つで育てた息子。あまり表には出さないが、普通の人間ではなくなり戦いに身を投じる息子に心痛めてもいた。
- ルネ・カーディフ・獅子王
- 姪。雷牙を一方的に嫌う彼女のことを心配していた。
- 獅子王雷牙
- 兄。2歳年上。性格や容姿は似通っているが、複数の女性と浮名を流した兄と、かなり高齢となってから生涯たった一人を愛した弟という点では対照的。それゆえ兄弟仲は悪く、普段は対立気味ではあるが、根は似た者同士であり、また二人とも非常に優秀な科学者でもある。
- 獅子王絆
- 亡き妻。木星で精神生命体となって再会を果たす。
- パルパレーパ
- 原作では面識がないが(麗雄が死亡しているため)『W』ではパルパレーパの攻撃で戦死する。
他作品との人間関係
- 葵豹馬、剛健一、竜崎一矢、夕月京四郎
- 『第2次α』終盤での小バーム決戦では、超電磁エネルギーとダイモライトの同調によるバリア突破作戦を提示、彼らに全てを託す。
- 司馬遷次郎
- 『第2次α』序盤では凱の治療(メンテナンス)に協力。
- ギャリソン時田
- 共にゾンダーメタルの解析を行い、メガノイドとの因果関係を暴く。
- サコン・ゲン
- 作戦によっては、彼が助手として参加する事もある。
- チーフ、イッシー・ハッター、フェイ・イェン
- 『第3次α』では彼らに元の世界への帰還方法を模索する事を約束し、その代償としてαナンバーズとの共闘を提案する。
- クロス
- 『BX』では、重傷を負った際に凱をサイボーグとして生まれ変わらせた実績を女将に買われ、共に彼の治療を担当する。
名台詞
- 「理論的には99.98%」
- 「奇跡じゃあ!!」
- 合体に成功したガオガイガーを見ていわく。
- 「そうだろうじゃないじゃろー!」
- 「Gアイランドは助かったが、ボクの天文台は……トホホホ……」
- 「金色の破壊神」より、ゴルディーマーグの砲撃で破壊された天文台を嘆いていわく。このあと火麻が「ゴルディーマーグが修理を手伝う」と元気付けたが、当の本人は「断る!」と一刀両断であった。