ウタパル・アヴァリ(Utaparu Avari)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 種族:地球人
- 性別:男
- 年齢:24歳
- 所属:インド地区空軍→DC→DC残党→ノイエDC→地球連邦軍FDXチーム
- 階級:中尉
- コールサイン: フューネラル4
- キャラクターデザイン:八房龍之助
DC残党の一人。浅黒い肌を持つ青年。若くして部隊長を務める実力者。宗教上の理由から飲酒はしない。 白と赤で各部を彩ったガーリオンを操る。パイロットスーツも白。遠距離武器は装備せずクファンジャルと呼ばれる中東の刀剣に酷似した実体剣2本のみで戦っていた。FDXチームに敗れてからは左腕にジャマダハルを装備している。
オペレーション・プランタジネッタの後、北米の捕虜収容所にいてそこでダン・ワッツに誘われFDXチームに入った。告死鳥伝説について理解を示している。
インド地区でコンピュータ技師の父のもとで生まれ裕福な家庭で育った。そのためTC-OSに関しての深い知識を持つ。両親の反対を押し切り空軍で要撃戦闘機のパイロットになる。空軍でオレグと出会い彼に誘われてDCに参加する。DCには更なる強敵と戦うために参加した。L5戦役ではアースクレイドル防衛に当たりエアロゲイターとは戦うことがなかった。
ヨーロッパ式の生活になじんでいるためインドの食べ物などは知らない。両親への反発からヒンドゥー教にあこがれを抱いている。
登場作品と役柄
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記
- 主人公リェータ・ウィーバーのライバルとして登場。初めて遭遇した際、互角の戦いを繰り広げるが取り逃してしまう。二度目の遭遇では味方として共闘することとなった。第2部からはFDXチームに配属され強力な味方として活躍する。
人間関係
- オレグ・ナザロフ
- 旧軍時代からの先輩で戦友。ウタパルの独特な信念に共感する数少ない人物。FDXチームに入った後、敵と味方となって再会した。
- リェータ・ウィーバー
- ウタパルの戦った死者の正体。女性だったことに驚き、彼女のことをドゥルガー(戦の女神)と呼ぶ。FDXチームに入ってからは彼女を護り続けると宣言しその意志を貫いた。
- バン・バ・チュン
- ノイエDCの中心人物。オペレーション・プランタジネットでは彼直属の部隊として戦った。
- ヴェスナー・スケリット
- FDXチームの隊長。
- ジマー・ホルム
- FDXチームの一人。彼にサモサをあげ仲間意識が生まれた。同時期にアースクレイドルにいたらしい。
- ダン・ワッツ
- FDXプロジェクトの責任者。変人同士ウマが合う。
- ラルカ
- FDXチームの一員のロボット。人格形成のために対話をしていた。
名台詞
- 「解脱しそこねた死者など、哀れなものだ。死者は死者らしく、眠らせてあげよう」
- 増援として到着する直前、離脱したFDXチームに対して。生まれ故郷では死は新たな生への旅立ちとされているため彼らに同情している。
- 「よく受けてくれた、それでこそ僕の試練となる!」
- 勝負を受けてくれたリェータの操るゲシュテルベンに歓喜して。
- (両腕にクファンジャルでは攻撃に変化が少ない。一刀はジャマダハルに変えてみるのも良いかもしれん……)
- FDXチームを取り逃して。彼が射撃武器を装備していればもしやという状況だったが彼のこだわりは変わらない。
- 「趣味と言われては心外です。僕にとって、武は己を鍛えるための修羅の道。単なる勝ち負け以上に尊ぶべきものが、そこにはあります」
- オレグに語った戦いに対する考え方。オレグには趣味といわれるが不快なものではないらしい。
- 「面白い……これで僕も、死者の仲間入りというわけだ!」
- FDXチームとの共闘になった際、リェータの発言を受けて。
- 「その通りです。優美で美しい姿ながら、恐るべき力を持つ“近づきがたい者”……まさにあなたのことではありませんか?」
「よかった。ではこれからもドゥルガーと呼ばせていただきます。そして、誓約させていただきましょう……僕は戦場で、あなたを護り続ける、と」 - 自己紹介を終えてリェータに対して。この言葉にリェータはプロポーズのような言い方だと感じて動揺していた。その様子を見て他の2人はニヤニヤしていた。
- 「これは心外ですね。いまでも僕は、素直でいい大人であらんとしているつもりですが」
- リェータにラルカとの関係を語った際、彼女からラルカとの性格の違いを比べられ。リェータは怒り呆れていた。
- (それでも貴方を、僕は尊敬していましたよ。たとえ試練でなくとも、侮ったつもりではなかったのです……)
(さようなら、オレグ先輩……) - ソニック・ブレイカーで自滅したオレグを見送って。愚かな敵となってもウタパルはオレグへの尊敬を忘れることはなかった。
- 「言ったでしょう……僕はドゥルガーを守る、と」
「まさか、ラルカも気づかなかったでしょうね。この僕が試練よりも、個人的好意を優先させているなどと……」 - リェータをかばって。作戦前に自分の分身ともいえる存在との会話を思い出しながら命を落とした。