アユル・ディラン
アユル・ディラン(Ayulu Dylan)
ノーヴル・ディランによって生み出された人工生命体の少女。オデュサイトを体内に持ち、その力でヴィジャーヤとドラウパの粒子加速炉を同期臨界させることができる。ただし、「命」の意味を本当の意味では知らない(=「目覚め」に至っていない)ため、サヤ・クルーガーと異なり完全な同調制御は不可能となっている。ナイア曰く「ノーヴルが作った中でも最低の失敗作」。
「目覚め」へと至るべくジンと共に数々の戦場を駆け抜け、その中でアーニー達と幾度も激突。だが、同期臨界の制御能力の差は如何ともしがたく、ジンに対する負荷も相まって痛み分け状態が続く。最終的にはヨグ=ソトースの門の向こうでUXと最後の対決に臨む。この戦いにおいて、ジンは最悪の場合自らの死を以ってアユルに「死」の側面を刻むつもりだったが、当人はそれ以上に大切な存在であったジンを優先し、オデュッセアの攻撃から彼を庇って落命。死に際に「目覚め」へと至り、命の意味を抱いたまま虚空へと消えて行った。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 野中藍氏は本作でシリーズ初出演。キャラクターとしては第1部の終盤あたりからの登場。常にジンと組んで現れるが、大体の場合スキルパーツを持っているのがこちらなので優先的にターゲットされることが多い。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
ジンよりも一回り下だが、それでも版権ボスなみの能力値を持つ。
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
版権作品との人間関係
名台詞
- 「そんな命なら、いりません!」
「失いたくないんです、あなたを…」
「あなたと一緒にいたいんです!これからも、ずっと…」 - 「よ、ようやく…届いた!生が命なら、死もまた命…!」
「ジン、これが…『命』なのね…」 - 「私の方こそ…。これからも、ずっと一緒にいようね、ジン…」
- ナイアが九郎に見せた夢の中で登場した際の台詞。この世界のアユルは、軍人として大成したジンと共に平穏で幸福な生活を送っていた。この直前にUX世界のジンとアユルは死亡していた事を考えると、あまりにも残酷過ぎる夢であったと言える。