ミハエル・ブラン(Mikhail Blanc)
- 登場作品:マクロスシリーズ
- 声優:神谷浩史
- 種族:ゾラ人、ゼントラーディ、地球人など多数の種族の混血
- 性別:男
- 年齢:17歳
- 愛称:ミシェル
- 所属:S.M.S スカル小隊所属
- 階級:少尉
- キャラクターデザイン:江端里沙
美星学園高等部航宙科2年、成績は主席。
S.M.SではVF-25Gに搭乗し、常人離れした視力を武器にスナイパーを担当。普段は視力を抑える眼鏡を架けており、バルキリー搭乗時か視力の訓練以外は、殆ど外さずに生活している。
愛称は「ミシェル」。アルトは途中までは「ミハエル」と呼んでいたが、ある事件を機に「ミシェル」と呼ぶようになる。ちなみに、グレイスからは「ミシェル・ブラン」と呼ばれている。また漫画版では本名が「ミシェル」になっている。
ちなみに彼はゼントラーディの血を引いているが、一度巨大化するとマイクローンサイズに戻れない遺伝子を持っている。
異性関係は「俺は、女も弾も一発必中さ!」と豪語しているだけあって積極的に声を掛けて行く…が、基本的には大人びた女性(美星学園の女子生徒曰く「ゴージャス系の女性」)にしか声を掛けない。劇中ではシェリルやグレイスにも声を掛けていた。 しかし、本気の恋愛に関しては臆病で「本気になるのもさせるのも怖い」と話している。
幼少期に両親を失っており、以後は軍のエースパイロットだった姉・ジェシカに育てられていたが、彼女は交際関係にあった上司を誤射してしまったことを故意のものと疑われて、軍法裁判にかけられたことが原因で自殺してしまった。 彼女の死は、ミシェルの心に未だに暗い影を落とし続けており、彼がS.M.S へ入隊したのも、スナイパータイプの機体に乗っているのも、年上好みなのもそのためであった。
クラン・クランとは幼馴染で、女性に優しいミシェルでもクランに関しては遠慮をしないが、少なからず特別な想いを持ってはいる。最後は、我が身を犠牲にしてクランを守り、帰らぬ人となった。
劇中、グレイスに止めを刺したのはミシェルが搭乗していたVF-25Gのスナイパーライフルである。
なお、明確に死亡するシーンが描写されていないため、放送当時「実は生きているのではないか」と期待した視聴者も存在したが、河森総監督は「TV版では死亡しました」と発言している。 一方でこの発言は「劇場版では生存する」という可能性も示唆する内容であり、実際に劇場版では生存した(ただし、イツワリノウタヒメでは機体を撃墜されている)。
登場作品と役柄
現在の所、永久離脱するのは今のところLのみで(それでも生存フラグ有り)、以降の作品では全て無条件で生き残っている(特にOEではTV版終了後設定にも関わらず生存している)。彼もまたスパロボで死なないことが半ばデフォルト化しているキャラの代表格といえるだろう。また、基本的には年上の女性にしか声を掛けなかった原作と違い、めぐみや真矢にも声を掛けるなど、守備範囲が広がっている。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初の声付きで登場。担当声優の神谷浩史氏も本作がスパロボ初参加となる(神谷氏は『機動戦士ガンダム00』のティエリア・アーデも演じている)。直感、狙撃、ヒット&アウェイと根っからのスナイパー。援護攻撃もあるので、スナイパーライフルを撃つことだけを考えて育成しよう。ストーリーが最後まで進まないので最後まで使用できる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初代ロックオンを尊敬しており、ただ双子の弟だからと「ロックオン・ストラトス」の名を継いだライルを敵視したが、後に和解している。
- 物語の後半で原作の死亡イベントが再現される……かと思いきや、オズマに助けられたらしく、負傷した体を引きずりながらもクランのピンチを格好良く救い、無条件で生存する。原作通りの展開でクランに「俺もお前を愛して…」と言ったのだが、復帰した際には「意識が朦朧としていて何言ってたのか覚えていない」と誤魔化し、現状の関係を維持する事を選んだ。
- 能力的には援護攻撃にヒット&アウェイを持ちスナイパーとしての素質は申し分ない。欠点は、精神コマンド集中を持たないため、敵機に囲まれる状況には弱く、連続ターゲット補正により簡単に被弾・撃墜される恐れがある。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 新たにスナイパー仲間としてクルツと意気投合するが、同時にスナンパーズの蔑称も付くことになる。また、出番自体はそこそこにあるのだが、隊長や同僚が目立つため印象に残りにくい。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 初参戦作品。プロローグで早速登場した後、序盤~中盤に差し掛かる辺りで自軍に正式参戦する。
- 29話「トライアングラー」で原作通り戦死してしまうが、「同シナリオで死亡イベントが起こるまでの間に8機以上敵機を撃墜」という比較的簡単な条件で生存させることができる。ただし、このフラグは厳密には「同シナリオで死亡イベント発生までに撃墜数を8以上増やす」というもので、周回プレイを続けていると遅かれ早かれ撃墜数がカンストしてフラグが立てられなくなってしまう。
- 全味方パイロット中最高の射撃と命中の能力を持ち、機体が射程+のボーナスを持つ上に狙撃の精神コマンドがあり、ヒット&アウェイを初期習得しているなど、生粋のスナイパー。反面防御は自軍最低だが、回避は高めな事に加え運動性が高くサイズSのバルキリー乗りであるためあまり問題にはならないだろう。ただ、集中を覚えるのがLv26と地味に遅いのは注意。
- なお、生存させた場合は本来あり得なかったグレイスとの対決も実現し、専用の戦闘台詞も用意されているが、アルトが彼女のトドメを刺す時は、相変わらずVF-25Gのスナイパーライフルをどこからか取り出す。
- スーパーロボット大戦UX
- 初の劇場版設定で登場。後述の迷台詞の項にもあるが、なにかと眼鏡を割られそうになる。なお、劇場版設定ではあるが、以前のループでは(おそらくTV版の展開で)死亡していた事があったのが示唆されており、彼もまた隠しキャラ達と同様に己の運命を勝ち取った者と言えなくもない。
- また、スキルパーツに彼の眼鏡が登場。命中が10、射撃・技量が5上昇と彼の眼鏡らしい効果があるが、実は上述のとおり、彼の眼鏡は「視力を補うものではなく、視力を抑える(=意図的に視力を落とす)もの」である。視力を抑えるにしろ補うにしろ目に合わない眼鏡は、逆に眼に負担をかけ、裸眼視力を低下させるので逆効果のような気も…。現実ではやらないように。
単独作品
- スーパーロボット大戦OperationExtend
- TV版原作終了後の設定であるのにも関わらず、生存している。もちろん、ユニットとしての使用が可能なので、ミシェルファンにはうれしい限りである。
「眼鏡を割る」について
ミシェルの生存フラグを把握していながら、スルーする事を指す。
元々ミシェルは、クランファンから「(リア充的な意味で)死ね」と言われていたが、「死ぬとクランが泣くのでせめて眼鏡割れろ」とも言われていた。この時の割れろはただの冗談に近いレベルだったのだが、TV版でミシェルが実際に死んだ時、割れた眼鏡が残るシーンがあり、ミシェルの眼鏡が割れる事に特別な意味があるかのようなイメージを視聴者に強く植えつけた。
そしてマクロスFシリーズ初参戦の『スパロボL』、スパロボ恒例のIF要素によって、原作では死亡する流れだったミシェルを生存させる方法がある事が判明。しかしこの生存フラグ、ステラと中島宗美という他の2人の隠しキャラの加入フラグと択二となっており、ミシェルをあわせた3人のうち、誰か1人は必ず諦めなければならない。
ここまでなら、単純にファンの多さで好みが分かれるだけの話なのだが、ステラ&宗美さんとミシェルには決定的な違いがあった。 それは、ミシェルは「普通に加入した後に離脱するかしないか」であるのに対し、他2人は「加入自体がフラグ依存」である事。つまりフラグを満たさなければ加入自体しない訳で、1周目で加入させずに2周目以降で初加入させると初期撃墜数の補正を受けられず、撃墜数0で始めなければならなくなる。アカツキ等に乗り換えられるステラはともかく、足の遅いタリスマン専用パイロットである宗美さんはキツい。 また宗美さんに限っては、さらに仲間にした場合はファイナルフェイズが完全版になり大幅に強化されるというメリットがある。
一方でミシェルはどうかと言うと、生存させても離脱イベント前の状況が維持されるだけだが、死なせると原作通りクランがVF-25Gに乗れるようになる。クランは突撃を覚えるため、狙撃を持つミシェルとは違った方向で長射程のVF-25Gと相性が良く、クラン自体の能力も高い。極めつけにはマイクローン状態のクランの専用カットインが一式用意されていると言うサービスっぷり。ステラ&宗美さんとは逆に、生存させなかった場合に得られるメリットがあるのだ。 ちなみに、ミシェルの生存フラグを立てるために通らなければならないルートの中に、有数の難所である「アイモを歌うランカに迫るバジュラを撃退し続ける」というマップがあるのもミシェルが放置されてしまう一因かも知れない。
そんな訳で、ミシェルの生存フラグを把握していながら、わざとスルーしてTV版の通りに死亡させてしまう事を「眼鏡を割る」と表現するようになった。 しかし、「わざと」スルーされているだけならまだ良かったかも知れない。生存フラグを満たす条件は「該当マップにおいて、死亡イベントが起こるまでにミシェルの撃墜数の数字を8増やす」と言うものだが、撃墜数が999でカンストになるシステムの都合上、マップ開始時点でミシェルの撃墜数が992以上あるとフラグを立てるのが不可能になると言う落とし穴がある事が後に発覚。1周目でこうなる事はまずあり得ないが、都合の悪い事にLでは撃墜数の数字も周回プレイで引き継がれてしまうため、周回プレイを重ねていればいつかはこの状態に陥る。ミシェルを愛用すればするほど、加速度的に確定死亡に近づいてしまうとは皮肉なものである(『UX』で隠し要素の条件が「一定以上の内部撃墜数」となり、ステータスで表示される撃墜数は関係なくなったのはこのミシェルの悲劇のせいではないかとする声もある)。
その後の『第2次Z』では、ミシェルが無条件生存するため、特に眼鏡が割れる事は無くなった。『UX』でも劇場版設定のため無条件生存するが、『L』でのネタをスタッフが逆輸入したのか、いろんなところでやたら眼鏡を割られそうになるキャラになってしまった(迷台詞参照)。
さらにスパロボとは関係のない余談だが、歴代マクロスシリーズのキャラが一同に会するゲーム『マクロス30~銀河を繋ぐ歌声』には各キャラの特徴的な持ち物が装備品として登場する。メガネが装備品として登場しているメガネキャラはミシェル以外にもグレイスやアイシャ(『マクロス30』オリジナルキャラ)がいるが、この3人の中でミシェルのものだけ「ミシェルの割れた眼鏡」という装備品になっている。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
リアル系の能力値。スナイパーという事から命中、射撃は自軍でもトップクラスの値を持つ。
精神コマンド
スナイパーらしく狙撃を習得する。また、「女も弾も一発必中」と豪語しているためか、必中(または直感)も習得する。LやUXでは最終的に愛を習得する。
特殊技能(特殊スキル)
初期からヒット&アウェイを持つ。
- 第2次Z破界篇
- 援護攻撃L2、気力+ (命中)、ヒット&アウェイ
- 再2次Z再世篇
- 援護攻撃L2、援護防御L1、ヒット&アウェイ
- L
- 底力、ヒット&アウェイ、切り払い、シールド防御、撃ち落とし、援護防御、アタックコンボ
- UX
- 底力L6、援護攻撃L2、援護防御L1、全体攻撃L1、ヒット&アウェイ、ガンファイトL5
- OE
- 底力:CT率、絶対命中
固有エースボーナス
- 女性パイロットと隣接時、命中率・回避率+15%
- 第2次Z破界篇で採用。たとえ、女性が敵だろうが味方だろうが隣にいれば、このボーナスが発動するというもの。
- 女性パイロットと隣接時、与ダメージ1.1倍、命中率+40%
- 第2次Z再世篇で採用。回避率が消えた代わりに命中率が倍以上に上昇、ダメージも増加する。なお、このボーナスは桂と同じく隣がアンブローンだろうが、マリリンだろうが、次元獣化したエスターだろうが発動できる。クランが「ロクでもない師弟関係」と言われるのも頷ける…。しかし、ヒリングは設定通り「無性」として設定されているようで、隣にいても発動しない。
- とはいえ、今作ではクランのエースボーナスが「クリティカル率+100%」、発動条件が「ミシェルと隣接」に変更されたため、恋愛補正の件もあって火力だけみれば、クランとの相性が相乗効果という意味では、一番良いということになる。ただ、クラン側で色々な補強が必要だろうが(射程補正や援護攻撃取得など)。
- 命中(命中+20%)
- OEで採用。
- 同チームに女性パイロットがいるとクリティカル率+30%。
- 第3次Z時獄篇で採用。
人間関係
- 早乙女アルト
- 親友であり、同僚であり、ライバルでもある。ミシェルは歌舞伎時代のアルトのファンだったが、ドラマCDで皮肉にもアルトが航宙科に転科する(=歌舞伎を捨てる)キッカケを作った事が判明した。
- クラン・クラン
- 幼馴染。小さい頃のミシェルとの写真を大事に持っている。
- ルカ・アンジェローニ
- 後輩。
- オズマ・リー
- 隊長。第2次Z再世篇では、彼に命を救われる。
- ランカ・リー
- 隊長の義妹。彼女が『超時空シンデレラ』となる切欠を作った。
- シェリル・ノーム
- シェリルがV型感染症を発症した際に色々手助けをした。
- ジェシカ・ブラン
- 実の姉。新統合軍のスナイパーであったが、不倫関係だった上司を誤射し、軍法会議に掛けられ、失意の内に自殺した。
- グレイス・オコナー
- 直接的な因縁はないが、TV版ではミシェルの形見が彼女に引導を渡す切り札となった。
他作品との人間関係
- 峰一平
- 『L』にて、出会った当初は彼への嫉妬もあり、何かと対立していたが、バジュラとの最初の戦闘後に和解し、良き親友となる。
- ジャック・スミス
- 『L』においていつの間にかLOTUSに加入していた彼に対し、若干メタな突っ込みを入れる。
- ティエリア・アーデ
- 中の人が同じで、眼鏡キャラである点が共通している。しかし、ソレスタルビーイングのスナイパーは、下記のロックオン・ストラトスである。
- ロックオン・ストラトス
- 『第2次Z』では初対面時にお互いがスナイパーであることを見抜いた。その後も絡みがある。ロックオンが戦死した時は、どちらがスナイパーとして上か決まらなかったことを無念に思っていたようである。
- ロックオン・ストラトス (2代目)
- 『破界篇』で死亡した初代ロックオンことニールの双子の弟・ライル。当初はロックオンの称号を受け継いだライルを敵視していたが、後に和解。
- 桂木桂
- 同じ女好きである上、自身よりも恋愛に対する観察眼が鋭い彼に敬意を持っているようで、「桂さん」と呼んでいる。しかし、彼の娘であるアテナに関心を向けたときは彼から「俺の目が黒いうちはアテナには指一本触れさせない」と釘を刺される。また、彼から「俺のことは師匠と呼びな」とも言われる。
- ちなみに、桂を演じたのは初代マクロス及び7でマクシミリアン・ジーナスを演じた速水氏。
- アテナ・ヘンダーソン
- ボビー大尉の言動に慣れることができずに、戸惑っている彼女に関心を向ける。上記の桂の台詞のあとには「まるでアテナの保護者みたいだな」と不思議そうな表情をみせた。なお、破界篇では桂とアテナの関係は、明確には説明されなかった。
- レニー・アイ
エイーダ・ロッサ
由木翼
サヤ・クルーガー - 『UX』にて、オズマに反発しているランカを宥めようとしていたところ、彼女達に悪質なナンパと勘違いされてボコボコにされた(ちなみに、サヤはその際に「そのメガネ…叩き割って差し上げましょう!」と宣言した)。
『第2次Z破界篇』ではフロンティア船団に潜入した刹那達が外から来た人間と気付いたミシェルだが、このような衝撃的な出会いをしたせいか、『UX』では全く気付いていない。 - 遠見真矢
- 『UX』ではヨーロッパルートで初対面したときに色目を使ったことで、クランからメガネを割られそうになる。
- スメラギ・李・ノリエガ、飛鷹葵
- 『UX』では彼女らの水着姿に見とれる。
- ジョウ・マヤ、ショウ・ザマ
- で、一緒に見とれていた彼らと共に鉄拳制裁を受けた。
- エンネア
- 『UX』では劇場版の参戦の為、ミシェルが死亡することはないのだが、彼女の辿って来た無数のループの中では、彼が死亡する世界も存在したようである。
- 山下サトル
- CCでは彼のビキニ姿に一定の理解を示す。
名台詞
- 「……アルト。オレは、お前が逃げの末に死にたがってるように見える」
「……逃げるな、とまでは言わないけどな。周りを巻き込んで壮絶に死ぬようなことだけはしてくれるな」
アルト「お前、何の資格で……!」
「友達面くらいはさせろ、と言ってるんだ、アルト姫」 - 小説版にて、アルトがS.M.Sに入ったことで彼と大喧嘩をした直後。…自分の方が先に死ぬ事になろうとは、この時ミシェルは思ってもいなかっただろう。
- 「今、ここで歌える? 誰も君を見ようと…見る為に来てないこの場所で」
- 第5話にて。家出したランカを家に帰るよう説得するも、聞き入れない為、ミシェルもキツイ言葉となり、「本気で歌手を目指す覚悟はあるのか?」と問いかける時に使った台詞。
- これを言った時点では、ワガママを言い続けるランカを諦めさせるために押し付けた無理難題と言う意味合いの方が強かったのだが、この挑発に発奮したランカがストリートライブを即興で行い本当に歌い出し、人だかりまで作ってしまう。
- このランカの才能と熱意には、流石のミシェルも脱帽する。この出来事がきっかけで、彼女のデビューの道が作られることに…。
- 「アルト、お前にバースデイプレゼントの配達だ!」
- 第12話より。ゼントラン兵の反乱で窮地に陥るアルト達の前に現れて。ミシェルのバルキリーに同乗してきたランカの歌声に魅せられたゼントラン兵は次々と武装を解除するのであった。
- 余談だが、CCにおいてミシェルと中の人が同じティエリアが上記の台詞と似た趣旨の台詞を言っている。
- 「…って、死んでたら最高に感動的だったんだけどねぇ」
- 第17話にてオズマが大量出血しながらも入院で済んだことに対して。
- だが、当のミシェル自身もわずか3話後の第20話で、まさか自分が死ぬことになるとは予想できなかったであろう……。
- 「ごめんな、クラン。今まで、言えなくて…俺も…俺も、お前のことを…愛して…」
- その第20話にて。テレビ版のミシェルの最期の台詞。素直になれない二人が、素直になれた瞬間にこの結末とは…。
- なお、この台詞は「愛してる」とハッキリ言う前に宇宙空間に投げ出された為、本当に「愛してる」と言おうとしたのかまでは不明(声優の神谷浩史氏もラジオ内でこのことを語っている)。
- 一方、第2次Z再世篇ではこの台詞を言いつつも(必ず)生還してしまうため、後で誤魔化した。
- 「よぉ、遅いぞ、クラン!」
- 『イツワリノウタヒメ』にて戦闘終了後に自分の撃墜現場に来たクランに対しての軽口。
- 「クラァーン! くっそぉ、お前一人を死なせやしない!」
- 『サヨナラノツバサ』にて、クイーン・フロンティアのマクロスキャノンに被弾してしまったクランを助けに自機の損傷も気にしないで向かった際の台詞。
- 「あいつ…傾いてやがる!」
- 『サヨナラノツバサ』にて。「かたむいて」ではなく「かぶいて」。
- YF-29 デュランダルを駆るアルトに対する賞賛の言葉であり、彼の来歴を知るミシェルならではの台詞と言えるが、その響きが若干笑いも誘う。
スパロボシリーズの名台詞
Zシリーズ
- 「あなた、射撃を…それもスナイピングをやっていませんか?」
- 『第2次Z破界篇』のフロンティア船団ルートの第11話より。初対面のロックオンに尋ねたセリフ。スナイパーはスナイパーを知る、ということか。
- 「やるもんだな、あの緑色の機体…」
「まあな。同じスナイパーとして、あの腕には敬意をはらわせてもらうさ」 - 『第2次Z破界篇』のフロンティア船団ルートの第11話より。前者はロックオンが乗るガンダムデュナメスの射撃を見ての一言。後者はクランが「人を褒めるとは珍しい」と言った後に返した。
- 「本当に人類が団結してたってのは絶滅の危機に瀕していた時だけだったかもな」
- 『第2次Z破界篇』の共通ルート第21話より。自分達が三大国家からお尋ね者扱いされている有様に辟易していた。
- 「相手にとっちゃ不幸でしたね」
- 『第2次Z破界篇』の共通ルート第31話にてロゼ率いるギシン星の超能力者部隊を得意の狙撃で翻弄して。
- ミシェル以外にもジャンゴ、ヨーコ、ロックオン、ゲインと錚々たるメンバーが得意の狙撃を披露している。確かに、ギシン星の超能力者にとっては不幸以外の何物でもないであろう。
- (ロックオンさん…。結局、あんたとのスナイピング勝負…決着はつけられなかったな…)
(だから、俺もやるよ。あんたの分まで俺が狙い撃つ) - イマージュとの総力戦を前に、亡きロックオンへ誓いを立てる。
- 「エース級のバルキリー乗りは女性関連の逸話が多いんだよ」
「ロイ・フォッカー然り、一条輝然り、イサム・ダイソン然り、そして、我等の早乙女アルト隊長も…」 - 『第2次Z再世篇』中盤で、ミレーヌと交際中というガムリンの意外性に驚くワッ太へ、エース級パイロットの共通項を解説する。
- 「あの人は俺にとって目標とする存在だった。あの人のスナイパーとしての在り方に憧れていたと言ってもいい」
「そのロックオン・ストラトスの名を、双子だからって理由だけで受け継ぐ人間を俺は認めたくない」 - 対ルーク・アダモン攻略作戦決行前、秘めていたライルへの敵愾心を吐露する。ミシェル自身、この感情が単なるワガママに裏打ちされたものである事を自覚してはいたが、若さゆえ吐き出さずにはいられなかった模様。
- 「歌舞いてやがるな、アルト!」
- 『再世篇』最終話でのアルトとガイオウの戦闘前会話での台詞。劇場版からの引用である。
- (それに引き換え、うちの隊長はFire bomberがからむと、すぐこれだ…)
- 第3次Z時獄篇中盤にて、バサラの歌に立場弁えずに盛り上げるオズマの姿に見かねて、バサラを上手くアシストしているガムリンと比較してしまう…。
携帯機シリーズ
- 「スナイパーはアタッカーを信じるもんだぜ」
- 『L』第17話のヤシマ作戦にてシンジに向けた台詞。本人もスナイパーであるため、説得力がある。
- 「確かにゼントラーディは戦うために造られた。だが、だからと言ってひとくくりにして語るのは気に入らないね」
- 『L』第23話より。「戦うためだけに造られた存在」という点でゼントラーディを自分と同類扱いしたアトロスに対して。
- 「ク…クラン…俺は…」
「お前を…守る!」 - 『L』第29話A「トライアングラー」にて、バジュラの攻撃からクランを庇って瀕死の重傷を負ったスナイパーは最後の力を振り絞り、愛する者に手を掛けようとしたバジュラを狙い撃つ。この話までに、生存フラグを立てたか否かで、彼の運命は決まる。
- 「…グッ…!…そんなに…叫ばなくても聞こえているよ…」
「今回ばかりは…死んだと思ったぜ…。おかげで…口が滑っちまった…」 - フラグを立てていた場合、バジュラの攻撃を受けて撃墜されはするものの、なんとか生き残る。この後次のシナリオで再び出撃することが可能になるが……。
- 「ツッ……さすがに痛み止めだけじゃ足りなかったかな?だが、痛みで眼が冴えてるのは好都合だ。スナイパーは目が命、ってね!」
- 「リトルクィーン・リトルシスター」での戦闘前会話。直撃を貰って落ちた直後の出撃ではさすがに堪えたらしい。
- 「…醜いぜ、あんた…!」
- グレイスとの戦闘前台詞。フルインプラントの体で自分たちの情報を探り、身勝手な野望に利用しようとしたグレイスを一刀両断する。
- 「ランカちゃんを道具にしてくれた礼は高くつくぜ!」
- グレイスとの戦闘時の台詞。原作ではありえなかった対決である。
- 「そりゃ、気の長い話だな…。そうそう死ぬつもりはないぜ、俺は」
- 『L』の生存フラグ成立時のエンディングにて。…しかしながらメタ的な事を言えばこの台詞とは裏腹に、本人に死ぬつもりがなくても周回を重ねればいつかは死ななければならない状況に陥ってしまうことを考えるとかなり不憫に思えてきてしまう。
スパロボシリーズの迷台詞
Zシリーズ
- 「何だよ、桂さん? まるでアテナの保護者みたいだな」
- アテナに関心を向けた際、桂から「俺の目が黒いうちはアテナには指一本触れさせない」といわれたことに対して。桂とアテナが親子であることを知らないミシェルにとって、自分と同じ女好きの彼からこのようなことを言われるのは心外だったようだ。
- 「さすがだね、桂さん。そういう所にグッとくる」
- シェリルがいないところでアルトがランカを送っていくのはアンフェアだという言葉を聞いての返答。この後、クラン曰く、桂と「ロクでもない師弟関係」を結ぶことになる。
- 「ねぇ君…僕のオデコにタッチしてみない? それとも、僕がタッチしてみようか?」
- アッシュフォード学園のイベント「キューピットの日」にて、女生徒をナンパして。当然、クランを怒らせてしまう。
- 「予想以上の破壊力だったな…」
- 『第3次Z』にて、映画『ソレスタルビーイング』を見終わったあとの感想。確かにこうも言いたくなる。
- 「はい、解散。さっさとラーメン、食いに行こうぜ」
- 『第3次Z』にてかなめから重大プロジェクトとして「部活動」を提言された直後。
携帯機シリーズ
- 「確かに、よく見りゃ部隊表にシレっと追加されちゃいるが…。どうもねぇ」
- 『L』第17話シナリオデモにて、いつの間にかLOTUSに加入していたジャックに対する若干メタな突っ込み。しかし、後の作品では、まだ登場すらしていないのに部隊表にシレっと追加される人が出てくる。
- 「どれだけ肝を冷やしたか…。ったく、この部隊はみんな無茶しすぎなんだよ」
- 『L』第25話エンドデモにて、ディック死亡未遂時の感想。後に彼も無茶をして同じ運命をたどる事になる。無茶ばかりのLOTUS内で他人をかばって死亡するのは彼のみである。
- 「か、勘弁してくれよ。大体みんな、何だってコトあるごとに俺のメガネを割ろうとするんだ!?」
- 『UX』ヨーロッパルート17話のIMにて、真矢に色目を使って、クランににらまれた時。直後の由木とエイーダの何とも言えない返答が…。
- 原作だけだと意味が解らないが、『L』における隠し要素関連のネタである(前述)。ただ、眼鏡を割られそうになったのは『UX』ではこれでまだ二度目なのだが、これ以前にも何度か眼鏡を割られそうになったのだろうか?
- 「ヒュ~ッ! スメラギさんも葵さんも素晴らしくセクシーな水着だねぇ!」
ショウ「スメラギさんは大人の魅力というか…」
ジョウ「いやあ、葵さんなんて現役モデルだからな。 あのプロポーションはさすがだぜ!」 - 『UX』26話IMにて、水着姿となったスメラギと葵にショウやジョウ共々見とれてしまう。…この後、それぞれのパートナーであるクランとレニー、マーベルを怒らせてしまい(描写はされないものの)二人と一緒に鉄拳制裁を受けてしまう。
搭乗機体
- VF-25G メサイア
- VF-25 メサイアを長距離狙撃用にチューンアップしたミシェルの機体。スナイパーライフルを装備。TV版ではミシェルの戦死後、最終話にてクランが搭乗する。さらに、アルトは、この機体のスナイパーライフルでグレイスにトドメを刺している。
- 一方、劇場版ではミシェルは戦死しないので、最後までこの機体に搭乗している(撃墜はされたが)。