フリッツ・フォン・ブラウン

2013年1月21日 (月) 11:44時点における126.12.104.125 (トーク)による版 (→‎名台詞)

フリッツ・フォン・ブラウン(Fritz von Braun)

タイタン調査船アルゴス号のクルー。ラダム樹にアルゴス号ごと取り込まれ、テッカマンダガーになる。相羽タカヤの親類と言うわけではないが、面識はあったようだ。
作中ではじめて登場したラダム製のテッカマンである。緒戦でDボゥイの左目に傷を負わせるが、再戦した時には自身が右目に傷を受ける。この屈辱を雪ぐべくあえてこの傷を治さずに干渉スペクトル砲による罠を貼り、Dボゥイのテッククリスタルを破壊することに成功する。しかし、ペガスにより再びテックセットに成功したテッカマンブレードのボルテッカにより死亡。ラダム製テッカマン初の戦死者にもなった。
回想シーンでこれといった出番が無いため、本来の性格は分かりにくいが、後方支援に適したテッカマンダガーの特徴、ラダム獣を伏兵として使う、偽の救助信号を使って誘き出す、干渉スペクトル砲の罠など、その行動から慎重で計画的な性格であることが伺える。
一方でテックセットできないブレードを「恨みを晴らす」などと言って不必要にいたぶる、地球人に通信を行い、テックセットできないDボゥイに一人で来いと脅迫するなど三下のかませ臭も漂っている。

コミックコンプ版では一人称が「わし」となっているなど口調に相違があり、口ひげを生やしている、Dボゥイと稽古をしていたなど、ゴダードとキャラクターが若干統合されたような人物となっている。また、1話目で彼一人の手で地球連合軍が全滅されているなど扱いはアニメ版よりも大きい。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦J
ゲームでも一番初めに姿を現すラダム製テッカマン。ほぼ原作通りにイベントが再現されており序盤で死ぬ。
スーパーロボット大戦W
同じく原作通り。最初から目に傷を負った状態で登場する。

人間関係

Dボゥイ相羽タカヤ
裏切り者。傷を受け、屈辱を味わわされた事により、執拗に付け狙い、なぶり殺しにする事にこだわる。
相羽ケンゴ
元アルゴス号の同僚にして今は指示を仰ぐべき総司令官。ブレードに敗れた際は役立たずと叱責され、いざ死んでも「やはり無理だったか」とさらっと流され…随分と酷い扱いを受けている。人間の時、さして親しくなかったのかもしれない。
ダガーペガス
コミックコンプ版のみに登場。彼のあまりに人間臭い忠義な態度に心を刺激されるため嫌っており、自身の右目を彼に託している。

他作品との人間関係

美剣陽子
Wでは彼女の部下達を虐殺した為、彼女から憎悪されている。
ピッツァ
Wでは彼とGGG本部にて対決する事に。
カズマ・アーディガン
WでDボゥイと一緒に罠に嵌りに来た男。ちょっとした因縁ができ、オービタルリング内にGGG本部と、何度か彼と対峙する事になる。彼からは「粘着ダガー」呼ばわりされて嫌われており、フリッツも彼を「忌々しい小僧」呼ばわりして嫌っていた。

名台詞

「はっ…これは、自ら残しました」
「先立ってのブレードとの戦い…その折に受けた屈辱を忘れぬためにも…」
「お待ち下さい!今更他の者には渡せません!あやつめは私の手で必ず…!!」
第6話冒頭、顔の傷を残した理由をオメガが聞いた後、他のテッカマンにブレード抹殺を考えている、と言われた際に。意地でも復讐に固執するプライドの高さが伺える。
「フッ、懐かしい名だ…が、その名はもはや過去のもの。そうだろ?ブレード」
「フッ、死なんよ。そう簡単にはな…死ぬのは貴様の方だ。裏切り者ブレード!!」
オービタルリングでDボゥイと素顔で再会した際、自身の本名であるフリッツの名を呼ばれて。互いにもはや友人ではなく、テッカマンという名の敵同士でしかなかった。
「フハハハハ…逃げろ逃げろ、どこまでも逃げるがいい!!」
「さあて…どこへ行った…!?」
第6話、テックセット不能に陥れたDボゥイを獲物に、わざとフェルミオンの矢を外しながら。一発でしとめるだけならたやすいが、それでは彼の屈辱が収まらなかったようだ。
「貴様を逃したおかげで、俺は役立たず呼ばわりよ!この恨み…じっくりと晴らしてやるぞ!!」
第6話、身を隠してアキとノアルに宇宙空間に飛び出せるように通信する様を見られ、左足を掴まれて宙吊りにしながら。この台詞の後、ダガーは勢いよくDボゥイを投げ飛ばす。この衝撃の際、通信機が砕け散ってしまった。顔の傷だけでなく、「役立たず」呼ばわりされたことへの恨みも彼の敗因の一つだったのかもしれない。

スーパーロボット大戦シリーズにおける名台詞

「随分と喜んでくれているようで、嬉しいよ…」
Wの序盤、部下達を虐殺された事への怒りを口にする陽子達の前に姿を現した際の皮肉交じりの台詞。
「おのれ!忌々しい小僧め!」
Wの序盤にて。度々Dボゥイと共に自分の邪魔をするカズマには常に腹を立てていた。