差分

36行目: 36行目:  
その後は、上層志向の強さゆえに急ぎ過ぎる行動に出てしまうオルガに不安を感じながらも、戦闘や交渉等において彼のサポート役を担うのだが、[[火星]]を出て[[地球]]へと向かう中、テイワズからの依頼で故郷のドルト2へと立ち入る事になり、そこでドルトカンパニーの重役にまで出世していた兄・サヴァランと再会する。しかし、彼は会社を守りたいあまり、クーデターを起こしかねない程に不満を溜め込んでいた労働者達への抑制として[[ギャラルホルン]]と内通しており、更には自分達が護衛していた[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]をギャラルホルンに売り渡そうとしていた(間違って[[アトラ・ミクスタ]]が引き渡されてしまったが)のを知った結果、これまで自身を支えてくれた事に感謝しつつも、兄の行いを許せず、決別して鉄華団として生きる道を選ぶ。
 
その後は、上層志向の強さゆえに急ぎ過ぎる行動に出てしまうオルガに不安を感じながらも、戦闘や交渉等において彼のサポート役を担うのだが、[[火星]]を出て[[地球]]へと向かう中、テイワズからの依頼で故郷のドルト2へと立ち入る事になり、そこでドルトカンパニーの重役にまで出世していた兄・サヴァランと再会する。しかし、彼は会社を守りたいあまり、クーデターを起こしかねない程に不満を溜め込んでいた労働者達への抑制として[[ギャラルホルン]]と内通しており、更には自分達が護衛していた[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]をギャラルホルンに売り渡そうとしていた(間違って[[アトラ・ミクスタ]]が引き渡されてしまったが)のを知った結果、これまで自身を支えてくれた事に感謝しつつも、兄の行いを許せず、決別して鉄華団として生きる道を選ぶ。
   −
だが、地球へたどり着いた後、兄の身に起きた思わぬ事態を知る事になる。自らの行いが原因で返って、経営者側と労働者側の対立を煽ってしまい、ギャラルホルンが介入したことで多大な犠牲者を出してしまう等、連鎖的に悲劇をもたらした事を激しく後悔したサヴァランは鉄華団がドルト2を出た後に首吊り自殺してしまうことになり、彼の遺した「家族や仲間を大切に堅実で幸せな人生を送るよう心から願ってる」という遺言を見て愕然とする。これにより、ビスケットはこれまで以上にリスクを無視した利益重視の方針を持ち出すオルガの考えについて行けなくなり、激しく衝突。遂には鉄華団を抜けるとまで言い出す事になるが、雪之丞との会話で何とか落ち着きを取り戻し、目的達成の間までは今後の方針について棚上げとする形で妥協する。しかしその後、ミレニアム島での戦いにて[[カルタ・イシュー]]の駆る[[グレイズリッター]]からの執拗な追撃を受け、同乗していたオルガだけでも助けるべく、彼を強引に振り下ろすが、自らはグレイズリッターからの攻撃によってモビルワーカーのコックピットを吹き飛ばされ、その下敷きとなってしまう形で致命傷を負ってしまう。もはや、駆け寄ってくるオルガの声さえも聞こえない中、最後は家族の為にもまだ死にたくないと独白しながら、その生涯を終える事になった。
+
だが、地球へたどり着いた後、兄の身に起きた思わぬ事態を知る事になる。自らの行いが原因で返って、経営者側と労働者側の対立を煽ってしまい、ギャラルホルンが介入したことで多大な犠牲者を出してしまう等、連鎖的に悲劇をもたらした事を激しく後悔したサヴァランは鉄華団がドルト2を出た後に首吊り自殺してしまうことになり、彼の遺した「家族や仲間を大切に堅実で幸せな人生を送るよう心から願ってる」という遺言を見て愕然とする。これにより、ビスケットはこれまで以上にリスクを無視した利益重視の方針を持ち出すオルガの考えについて行けなくなり、激しく衝突。しかし、代替え案を出せないビスケットは半ば逆ギレで鉄華団を抜けるとまで言い出す事になるが雪之丞との会話で何とか落ち着きを取り戻し、目的達成の間までは今後の方針について棚上げとする形で妥協する。しかしその後、ミレニアム島での戦いにて[[カルタ・イシュー]]の駆る[[グレイズリッター]]からの執拗な追撃を受け、同乗していたオルガだけでも助けるべく、彼を強引に振り下ろすが、自らはグレイズリッターからの攻撃によってモビルワーカーのコックピットを吹き飛ばされ、その下敷きとなってしまう形で致命傷を負ってしまう。もはや、駆け寄ってくるオルガの声さえも聞こえない中、最後は家族の為にもまだ死にたくないと独白しながら、その生涯を終える事になった。
    
遺体は鉄華団に回収され、遺品となった帽子は後にクーデリアの手によって、火星にいる家族の元へと送られた。
 
遺体は鉄華団に回収され、遺品となった帽子は後にクーデリアの手によって、火星にいる家族の元へと送られた。
匿名利用者