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== 概要 ==
 
== 概要 ==
アクションゲーム『電脳戦機バーチャロン マーズ』は一人称視点で進むゲームであり、モニターの前にいるプレイヤーこそが[[主人公]]である。スパロボ参戦にあたりこの主人公への個性付けが必要になったため、「バーチャロンシリーズ」のプロデューサーである亙重郎氏によって「チーフ」という独自のキャラクターが設定されることとなった<ref>[http://dengekionline.com/elem/000/001/698/1698264/ 『スパロボ』×『バーチャロン』の豪華対談。テムジンの色の秘密やスパロボオリジナルロボの経緯が明らかに] 2018年11月10日閲覧。</ref>(それ故、最初からリリン・プラジナーの事を知っている等、『マーズ』主人公=プレイヤーとは若干設定に乖離がある)。原作でどうしてもチーフに会いたいなら、主人公の名前を「チーフ」にすれば気分は出るかもしれない。
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アクションゲーム『電脳戦機バーチャロン マーズ』の[[主人公]]の立ち位置にいるスパロボオリジナルキャラクター。それ故、最初からリリン・プラジナーの事を知っている等、『マーズ』主人公=プレイヤーとは若干設定が異なる。原作でどうしてもチーフに会いたいなら、主人公の名前を「チーフ」にすれば気分は出るかもしれない。
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原作の『マーズ』主人公は限定戦争・火星戦線の混乱の中に特捜機動公安部隊[[MARZ]]の捜査官(初期階級は準査)として潜入し、同地で消息を絶ったハッター軍曹を救出に向かうところから物語は始まる。数々の激戦を戦い抜き、限定戦争の裏に潜む[[ダイモン (バーチャロン)|悪意]]と接触。MARZの設立者であるリリン・プラジナーからMARZ本来の目的を知らされ、真のMARZとして決戦に臨む事となる。
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原作の『マーズ』主人公は限定戦争・火星戦線の混乱の中に特捜機動公安部隊[[MARZ]]の捜査官(初期階級は準査)として潜入し、同地で消息を絶った[[イッシー・ハッター]]軍曹を救出に向かうところから物語は始まる。数々の激戦を戦い抜き、限定戦争の裏に潜む[[ダイモン (バーチャロン)|悪意]]と接触。MARZの設立者であるリリン・プラジナーからMARZ本来の目的を知らされ、真のMARZとして決戦に臨む事となる。
    
指導教官という職務に付いているらしく、戦闘中度々相手を指導する。またMARZの基本任務である不法戦闘機体(※限定戦争のルール下を離れた犯罪行為を行うもの)を取り締まろうとする戦闘中のセリフから察すると、火星戦線捜査官の現場も務めている模様。寡黙な性格であるため、相棒のハッターも苦労している様子である。リリン・プラジナーに忠誠を誓い、MARZの任務遂行に生きる。乗機である[[テムジン 747J]]に対しては並々ならぬ愛着があるようで、圧倒的な性能差があるはずの[[テムジン Type a8]]相手でも見劣りしないと豪語する。
 
指導教官という職務に付いているらしく、戦闘中度々相手を指導する。またMARZの基本任務である不法戦闘機体(※限定戦争のルール下を離れた犯罪行為を行うもの)を取り締まろうとする戦闘中のセリフから察すると、火星戦線捜査官の現場も務めている模様。寡黙な性格であるため、相棒のハッターも苦労している様子である。リリン・プラジナーに忠誠を誓い、MARZの任務遂行に生きる。乗機である[[テムジン 747J]]に対しては並々ならぬ愛着があるようで、圧倒的な性能差があるはずの[[テムジン Type a8]]相手でも見劣りしないと豪語する。
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ちなみにチーフというのは本名ではない。初参戦の『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』にて名前を聞かれた際「本名は捨てた」「忘れた」「名前など必要ない」と返答したものの、「どう呼べばいいのかわからない」という苦言が出たため便宜上「チーフ」という名を指定したためである。また、[[イッシー・ハッター|ハッター]]は本名を知っているようである。本名を名乗らないのは原作のプレイヤーに配慮した為と思われる。
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ちなみにチーフというのは本名ではない。初参戦の『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』にて名前を聞かれた際「本名は捨てた」「忘れた」「名前など必要ない」と返答したが、「どう呼べばいいのかわからない」という苦言が出たため便宜上「チーフ」という名を指定したためである。また、ハッターは本名を知っているようである。本名を名乗らないのは原作のプレイヤーに配慮した為と思われる。
    
余談ではあるが、MARZ関係者の容姿や経歴などは徹底的に秘匿されている(例外:ハッター軍曹)という設定もあり、彼の素性が明らかにされないことの理由ともなる。
 
余談ではあるが、MARZ関係者の容姿や経歴などは徹底的に秘匿されている(例外:ハッター軍曹)という設定もあり、彼の素性が明らかにされないことの理由ともなる。
    
=== 誕生経緯 ===
 
=== 誕生経緯 ===
『第3次α』への『マーズ』参戦が決定した際、テムジン 747Jのパイロット設定をどうするかという問題が発生した。作品発表の準備をする時期に至ってもパイロットは決定せず、[[クリアリア・バイアステン]]、スパロボオリジナルキャラクター、[[AI]]といった案は全て亙氏に却下された。『第3次α』発表時点でもパイロットは決定しておらず、テムジンのパイロット欄は「テムジン」とされていた。だが遂に、熱血バカの[[イッシー・ハッター]]、おきゃんな[[フェイ・イェン]]とトリオ漫才が成立する「冷静かつ愚直なほど実直なキャラ」としてチーフが誕生。声優はアメリカの一人称視点シューティングゲーム『ヘイロー』シリーズの主人公「'''マスターチーフ''' (Master Chief)」の日本版声優・谷昌樹氏が起用された。<ref>[[プレイステーション4]]版『[[とある魔術の電脳戦機]]』限定版特典『CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CHRONICLE 20』190 - 191頁。</ref>
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『第3次α』への『マーズ』参戦が決定した際、テムジン 747Jのパイロット設定をどうするかという問題が発生した。作品発表の準備をする時期に至ってもパイロットは決定せず、[[クリアリア・バイアステン]]、スパロボオリジナルキャラクター、[[AI]]といった案は全て亙氏に却下された。『第3次α』発表時点でもパイロットは決定しておらず、テムジンのパイロット欄は「テムジン」とされていた。だが遂に、熱血バカのハッター、おきゃんな[[フェイ・イェン]]とトリオ漫才が成立する「冷静かつ愚直なほど実直なキャラ」としてチーフが誕生。声優はアメリカの一人称視点シューティングゲーム『ヘイロー』シリーズの主人公「'''マスターチーフ''' (Master Chief)」の日本版声優・谷昌樹氏が起用された。<ref>[[プレイステーション4]]版『[[とある魔術の電脳戦機]]』限定版特典『CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CHRONICLE 20』190 - 191頁。</ref>
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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