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:1988年から1990年にかけて放送された、いずれも原作・広井王子/製作・サンライズの作品。版権表記は「サンライズ・R」となっており、このRは広井氏が設立したレッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)を指している。
 
:1988年から1990年にかけて放送された、いずれも原作・広井王子/製作・サンライズの作品。版権表記は「サンライズ・R」となっており、このRは広井氏が設立したレッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)を指している。
 
:後にコナミの系列会社となるハドソン(現在は吸収合併され会社としては消滅)がスポンサーを務め、コンピュータゲームを発売していた。クロスオーバーについてはサンライズの直接の子会社であるサンライズインタラクティブ発売の『サンライズ英雄譚』や『ハロボッツ』シリーズには参戦を果たしているが、スパロボ参戦については2009年8月の「キャラホビ2009」における『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』のイベントにて、『ワタル』が『NEO』に出ないことについて「そのことを分かっていないわけではない」という寺田Pの発言があり、何らかの問題があることが示唆されている。
 
:後にコナミの系列会社となるハドソン(現在は吸収合併され会社としては消滅)がスポンサーを務め、コンピュータゲームを発売していた。クロスオーバーについてはサンライズの直接の子会社であるサンライズインタラクティブ発売の『サンライズ英雄譚』や『ハロボッツ』シリーズには参戦を果たしているが、スパロボ参戦については2009年8月の「キャラホビ2009」における『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』のイベントにて、『ワタル』が『NEO』に出ないことについて「そのことを分かっていないわけではない」という寺田Pの発言があり、何らかの問題があることが示唆されている。
:後述の「サクラ大戦シリーズ」にあるように、広井氏は同氏原作の『サクラ大戦』について参戦に否定的な見解を示したと言う噂があり、『ワタル』も同様なのではないかとの意見があるが、明確なソースは存在していない。極端な誤認として「広井王子氏がスパロボそのものを嫌っており、『ワタル』についてもスパロボ参戦させないように努力している」などという説も無責任に広がっているが、少なくとも『ワタル』についてはただの悪意的推測以上のものではない。
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:後述の「サクラ大戦シリーズ」にあるように、広井氏は同氏原作の『サクラ大戦』について参戦に否定的な見解を示したと言う噂があり、『ワタル』も同様なのではないかとの意見があるが、明確なソースは存在していない。極端な誤認として「広井王子氏がスパロボそのものを嫌っており、『ワタル』についてもスパロボ参戦させないように努力している」などという説も無責任に広がっているが、少なくとも『ワタル』についてはファンサイドの邪推以上のものではない。
 
:玩具はタカラがスポンサーを務めプラモデルなどを発売していたが、現在はバンダイが完成品フィギュアの「ROBOT魂」シリーズで『ワタル』の商品も発売している一方で、タカラトミーも復刻版プラモデルを発売していた。おそらく既存商品の販売権は現在もタカラトミーが保有するものと思われる。
 
:玩具はタカラがスポンサーを務めプラモデルなどを発売していたが、現在はバンダイが完成品フィギュアの「ROBOT魂」シリーズで『ワタル』の商品も発売している一方で、タカラトミーも復刻版プラモデルを発売していた。おそらく既存商品の販売権は現在もタカラトミーが保有するものと思われる。
:ちなみに1997年放送の「ワタルシリーズ」第3作『超魔神英雄伝ワタル』は、バンダイがスポンサーを務めゲーム作品や玩具を発売したが、こちらも現在のところ未参戦となっている。また、第一作『魔神英雄伝ワタル』は勇者シリーズ同様にトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』として参戦している。
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:ちなみに1997年放送の「ワタルシリーズ」第3作『超魔神英雄伝ワタル』は、バンダイがスポンサーを務めゲーム作品や玩具を発売したが、こちらも現在のところ未参戦となっている。また、第1作『魔神英雄伝ワタル』は勇者シリーズ同様にトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』として参戦している。
 
;Z.O.Eシリーズ
 
;Z.O.Eシリーズ
 
:2000年代前半に展開された、コナミコンピュータエンタテインメントジャパンが制作したアクションゲーム作品『ZONE OF THE ENDERS』を始めとするシリーズ。
 
:2000年代前半に展開された、コナミコンピュータエンタテインメントジャパンが制作したアクションゲーム作品『ZONE OF THE ENDERS』を始めとするシリーズ。
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:タツノコプロが製作した同社初のギャグアニメで、1975年に放送された『タイムボカン』ならびに『ヤッターマン』(1977年)から『イタダキマン』(1983年)まで全7作が『タイムボカンシリーズ』として放送された。この時のスポンサーはタカトクトイス(『イタダキマン』終了後の翌1984年に倒産)であった。
 
:タツノコプロが製作した同社初のギャグアニメで、1975年に放送された『タイムボカン』ならびに『ヤッターマン』(1977年)から『イタダキマン』(1983年)まで全7作が『タイムボカンシリーズ』として放送された。この時のスポンサーはタカトクトイス(『イタダキマン』終了後の翌1984年に倒産)であった。
 
:1990年代以降も『タイムボカン王道復古』(1993年)『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』(2000年)等のシリーズ作品が製作、同時期にシリーズ共通の悪役「三悪」を題材にした4本のゲーム作品もバンプレストから発売されている。
 
:1990年代以降も『タイムボカン王道復古』(1993年)『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』(2000年)等のシリーズ作品が製作、同時期にシリーズ共通の悪役「三悪」を題材にした4本のゲーム作品もバンプレストから発売されている。
:しかし、2008年にリメイクとして放送された『ヤッターマン』以降はタカラトミーがタツノコプロの株主となっており、玩具やゲームの発売を一気に手掛けているため同作以降に放送された『夜ノヤッターマン』(2015年)、『タイムボカン24』(2016年)の参戦は困難なものと考えられている。
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:しかし、2008年にリメイクとして放送された『ヤッターマン』以降はタカラトミーがタツノコプロの株主となっており、玩具等のグッズ販売を一貫して手掛けているため同作以降に制作された『夜ノヤッターマン』(2015年)、『タイムボカン24』(2016年)の参戦は困難なものと考えられている。
 
:もっとも、旧作『タイムボカンシリーズ』も依然未参戦であり、「シリーズの一部作品以外はロボットの戦闘もギャグの一環となっているため、戦闘らしい戦闘が少ない」ことも懸念されている。
 
:もっとも、旧作『タイムボカンシリーズ』も依然未参戦であり、「シリーズの一部作品以外はロボットの戦闘もギャグの一環となっているため、戦闘らしい戦闘が少ない」ことも懸念されている。
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:未参戦の理由として「完結していない作品である」「世界設定の問題で絡みにくい」「『[[第4次]]』において[[ブラッドテンプル]]を勝手に出したため'''権利関係のいざこざがある'''」「'''永野氏がスパロボに否定的な感情を有している'''(「自分がデザインしたロボットを、他のロボットに傷つけられるのを見たくない」と語った事がある)」といった複数の説がある。
 
:未参戦の理由として「完結していない作品である」「世界設定の問題で絡みにくい」「『[[第4次]]』において[[ブラッドテンプル]]を勝手に出したため'''権利関係のいざこざがある'''」「'''永野氏がスパロボに否定的な感情を有している'''(「自分がデザインしたロボットを、他のロボットに傷つけられるのを見たくない」と語った事がある)」といった複数の説がある。
 
;フロントミッションシリーズ
 
;フロントミッションシリーズ
:1995年からスクウェア(現:スクウェア・エニックス)より販売されたゲーム作品で現在も後続作が続く人気シリーズ。『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の作者である太田垣康男氏が原作を担当した漫画版もいくつか刊行されている。
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:スクウェア・エニックス(当時:スクウェア)が1995年から展開したロボットSLGシリーズ。『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の作者である太田垣康男氏が原作を担当した漫画版もいくつか刊行されている。
 
:参戦を期待する声が多いものの、版権上の問題で参戦は難しいのではないかという声も多く、実際に声優の杉田智和氏は[[うますぎWAVE]]の「フロントミッションを出して欲しい」というお便りに対して「'''スクエニだから無理です'''」と即答した事がある。
 
:参戦を期待する声が多いものの、版権上の問題で参戦は難しいのではないかという声も多く、実際に声優の杉田智和氏は[[うますぎWAVE]]の「フロントミッションを出して欲しい」というお便りに対して「'''スクエニだから無理です'''」と即答した事がある。
 
;ゼノギアス
 
;ゼノギアス
:1998年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)より販売されたゲーム作品。後の開発スタッフがナムコによって立ち上げた、モノリスソフトが販売された『[[ゼノサーガ]]』シリーズにも影響を与えた作品であり、2008年にはゲームアーカイブスによって配信されている。ただ前述したようにその時点ではスクウェアによって作成されたゲームであり、やはり版権上に問題があるのではないのかという説もある。また他にも「世界観が地球ではない星の話であり絡みにくい」「宗教や薬物等が設定に絡んでいて出しにくい」「成人向けではないもののゲームアーカイブスによって配信された際'''対象年齢がCERO:Dになってしまった'''(17歳以上対象)ため」といった推測が挙がっている。
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:1998年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)が制作したゲーム作品。後の開発スタッフがナムコによって立ち上げた、モノリスソフトが販売された『[[ゼノサーガ]]』シリーズにも影響を与えた作品であり、2008年にはゲームアーカイブスによって配信されている。ただ前述したようにその時点ではスクウェアによって作成されたゲームであり、やはり版権上に問題があるのではないのかという説もある。また他にも「世界観が地球ではない星の話であり絡みにくい」「宗教や薬物等が設定に絡んでいて出しにくい」「成人向けではないもののゲームアーカイブスによって配信された際'''対象年齢がCERO:Dになってしまった'''(17歳以上対象)ため」といった推測が挙がっている。
 
;ジンキシリーズ
 
;ジンキシリーズ
 
:綱島志朗氏の漫画作品。2005年には『JINKI:EXTEND』のタイトルでTVアニメ化され、2010年には成人向けゲーム『JINKI EXTEND Re:VISION』が発売された。現在は月刊チャンピオンREDにて『人狼機ウィンヴルガ』を連載中。
 
:綱島志朗氏の漫画作品。2005年には『JINKI:EXTEND』のタイトルでTVアニメ化され、2010年には成人向けゲーム『JINKI EXTEND Re:VISION』が発売された。現在は月刊チャンピオンREDにて『人狼機ウィンヴルガ』を連載中。
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:基本的に低年齢層向けの作品が多いが高年齢層にも一定の支持はあり、『メダロット』『ダンボール戦機』といったヒット作が輩出されている。現在ではガンプラを題材にしたテレビアニメ『ガンダムビルドファイターズ』が記憶に新しい。
 
:基本的に低年齢層向けの作品が多いが高年齢層にも一定の支持はあり、『メダロット』『ダンボール戦機』といったヒット作が輩出されている。現在ではガンプラを題材にしたテレビアニメ『ガンダムビルドファイターズ』が記憶に新しい。
 
:参戦の障壁として疑われているのは「競技用のロボット(あくまで兵器ではない)」「サイズが小さすぎる」の2点である。前者は『[[疾風!アイアンリーガー]]』『[[機動警察パトレイバー]]』の参戦という前例があるが、後者は[[生身ユニット]]よりも小さいことが懸念材料として挙げられる。
 
:参戦の障壁として疑われているのは「競技用のロボット(あくまで兵器ではない)」「サイズが小さすぎる」の2点である。前者は『[[疾風!アイアンリーガー]]』『[[機動警察パトレイバー]]』の参戦という前例があるが、後者は[[生身ユニット]]よりも小さいことが懸念材料として挙げられる。
:『武装神姫』や『フレームアームズ・ガール』の場合、「設定的にはロボットだからアリ」or「見た目がメカ少女だからナシ」という外見の問題も絡んでくる。ただし、後者についてはメカ少女系に分類される『[[ロボットガールズZ]]』及び『[[サン娘 Girl's Battle Bootlog]]』が参戦したために問題無しと見られるようにもなった。
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:『武装神姫』や『フレームアームズ・ガール』の場合、「設定的にはロボットだからアリ」or「見た目がメカ少女だからナシ」という外見の問題も絡んでくる。
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:上記系譜の作品としては『[[ロボットガールズZ]]』及び『[[サン娘 Girl's Battle Bootlog]]』が参戦したが、これらは[[スーパーロボット大戦X-Ω|参戦先スパロボ]]の特殊性ゆえの実現とも言える。
    
== 参戦済作品について ==
 
== 参戦済作品について ==
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:1999年から2000年にかけて放送されたサンライズ制作のアニメ作品。バンダイグループの一社であるバンダイビジュアルが製作に参画している。『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』にて初参戦。なおクロスオーバー作品としてはサンライズインタラクティブが発売したゲーム『ハロボッツ』にも参戦している。
 
:1999年から2000年にかけて放送されたサンライズ制作のアニメ作品。バンダイグループの一社であるバンダイビジュアルが製作に参画している。『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』にて初参戦。なおクロスオーバー作品としてはサンライズインタラクティブが発売したゲーム『ハロボッツ』にも参戦している。
 
:前述の『バイファム』と同じく孤立状況下に置かれた少年少女の群像劇。『バイファム』以上に閉鎖的なストーリー展開に加え、『バイファム』と同様に主人公部隊との合流自体が原作再現の終了に繋がりやすいため、スパロボのシナリオに非常に絡ませにくいという点が考えられる。
 
:前述の『バイファム』と同じく孤立状況下に置かれた少年少女の群像劇。『バイファム』以上に閉鎖的なストーリー展開に加え、『バイファム』と同様に主人公部隊との合流自体が原作再現の終了に繋がりやすいため、スパロボのシナリオに非常に絡ませにくいという点が考えられる。
:また、本作の特徴的な舞台設定である「ゲドゥルト・フェノメーン」の他作品とのすり合わせの難しさや、そもそもロボットアニメという印象を抱きにくい作品であったことも参戦の壁とされた。
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:また、本作の特徴的な舞台設定である「ゲドゥルト・フェノメーン」の他作品とのすり合わせの難しさも参戦の壁とされていた。
 
;[[ゲッターロボ號]]
 
;[[ゲッターロボ號]]
 
:「[[ゲッターロボシリーズ]]」の1作であるアニメ作品。版権表記は「ダイナミック企画・東映アニメーション」となっている。スパロボでは漫画版に登場する[[真ゲッターロボ]]が『真ゲッターロボ(原作漫画版)』という表記で参戦したことがあるが、『ゲッターロボ號』としては未参戦。もともと『マジンガーZ』のリメイク企画だったが、諸般の事情により権利関係の容易な「ゲッターロボ」の新作に切り替わったという経緯をもつ。
 
:「[[ゲッターロボシリーズ]]」の1作であるアニメ作品。版権表記は「ダイナミック企画・東映アニメーション」となっている。スパロボでは漫画版に登場する[[真ゲッターロボ]]が『真ゲッターロボ(原作漫画版)』という表記で参戦したことがあるが、『ゲッターロボ號』としては未参戦。もともと『マジンガーZ』のリメイク企画だったが、諸般の事情により権利関係の容易な「ゲッターロボ」の新作に切り替わったという経緯をもつ。