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| [[アヘッド]]を始め[[地球連邦軍 (00)|正規軍]]に配備されていない最新兵器を数多く保有しており、権限も正規軍より上であるなど、強大である事がうかがえる。[[モビルスーツ|MS]]を使う通常の軍隊以外にも連邦保安局等をその傘下に置いており、全体の構成人数は4000万人規模とされる。一般には公にされていないが、圧倒的な武力と「治安維持」の名目の下、反連邦組織や連邦非加盟国などに対し弾圧や虐殺を行なっている。 | | [[アヘッド]]を始め[[地球連邦軍 (00)|正規軍]]に配備されていない最新兵器を数多く保有しており、権限も正規軍より上であるなど、強大である事がうかがえる。[[モビルスーツ|MS]]を使う通常の軍隊以外にも連邦保安局等をその傘下に置いており、全体の構成人数は4000万人規模とされる。一般には公にされていないが、圧倒的な武力と「治安維持」の名目の下、反連邦組織や連邦非加盟国などに対し弾圧や虐殺を行なっている。 |
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− | '''「武力による戦争の根絶」という意味では、皮肉にも[[テロリスト]]と見なされている[[ソレスタルビーイング]]と行動が似ている'''。しかも、ソレスタルビーイングよりも破壊の規模が大きく、なおかつ自らが犯した悪行が情報統制によって隠蔽および正当化されるので、彼等よりタチが悪い。特に[[メメントモリ]]による虐殺行為はかなり悪質で一号機の第一射で反連邦の立場を取る中東の大国「スイール王国」の首都を消滅させる(小説版によると犠牲者は200万以上)、第二射ではリチエラ王国の軍事基地ごと100万人規模の難民キャンプを巻き添えにする。二号機に至ってはアロウズの虐殺を知った6万人の連邦市民すら反連邦勢力と見做して軌道エレベータ「アフリカタワー(旧ラ・トゥール」ごと破壊して殺戮するという暴挙に出ている。 | + | '''「武力による戦争の根絶」という意味では、皮肉にも[[テロリスト]]と見なされている[[ソレスタルビーイング]]と行動が似ている'''。しかも、ソレスタルビーイングよりも破壊の規模が大きく、なおかつ自らが犯した悪行が[[ヴェーダ]]による情報統制によって隠蔽および正当化されるので、彼等よりタチが悪い。 |
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− | 劇中終盤では正規軍を指揮下に置いて(事実上の吸収)さらに強大な組織と化すが、[[イノベイド|イノベイター]]打倒され、ヴェータを失うと今までの虐殺行為全てが公にされ、最終的に解体に追いやられる。司令官である[[ホーマー・カタギリ]]は自宅で割腹自殺した。
| + | 特に[[メメントモリ]]による虐殺行為はかなり悪質であり、一号機の第一射で反連邦の立場を取る中東の大国「スイール王国」の首都を消滅させ<ref>[[小説|小説版]]によると犠牲者は200万以上。</ref>、第二射ではリチエラ王国の軍事基地ごと100万人規模の難民キャンプを巻き添えにしている。その上、二号機の使用に至ってはアロウズの虐殺行為を知った(クーデター派の人質になっていた)6万人の[[民間人|市民]]ですら「反連邦勢力」と見做して[[軌道エレベーター]]「アフリカタワー(旧ラ・トゥール)」ごと破壊して殺戮する、という暴挙に出ている。 |
− | 小説版ではこの際に連邦市民から大バッシングに晒され、アロウズを利用してきた地球連邦政府初代閣僚全員がリコールされるという前代未聞の事態に発展。ヴェーダと庇護者を失ったアロウズは一気に解体へと持ち込まれた。
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| + | 劇中終盤では正規軍を指揮下に置いて(事実上の吸収)さらに強大な組織と化すが、正規軍クーデター派によって主力部隊を壊滅され、なおかつソレスタルビーイングによって[[イノベイド|イノベイター]]を打倒されてヴェータを失うと、アロウズが隠蔽してきた虐殺行為の全てが公にされ<ref>[[小説|小説版]]では[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]は市民から大バッシングに晒され、「アロウズを利用してきた[[初代地球連邦大統領]]ら閣僚全員がリコールされる」という前代未聞の事態に発展している。</ref>、最終的に解体に追いやられる。司令官である[[ホーマー・カタギリ]]は自宅で割腹自殺した。 |
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| なお、結成の原因は外伝[[漫画]]『機動戦士ガンダム00F』2ndシーズン終盤でフォン・スパーク(SRW未登場)が起こしたある大事件。詳しくは、先述の外伝漫画か本WIKI「[[ヴェーダ]]」の頁を参照。 | | なお、結成の原因は外伝[[漫画]]『機動戦士ガンダム00F』2ndシーズン終盤でフォン・スパーク(SRW未登場)が起こしたある大事件。詳しくは、先述の外伝漫画か本WIKI「[[ヴェーダ]]」の頁を参照。 |
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| :「偽りの世界」では、ドレイク軍や[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア帝国]]と協力関係にあったが、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]がアロウズの悪行の証拠を[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]にリークしたため、その後行われたカガリの演説によって崩壊していく事となる。 | | :「偽りの世界」では、ドレイク軍や[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア帝国]]と協力関係にあったが、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]がアロウズの悪行の証拠を[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]にリークしたため、その後行われたカガリの演説によって崩壊していく事となる。 |
| ;[[スーパーロボット大戦V]] | | ;[[スーパーロボット大戦V]] |
− | :劇場版設定の為、すでに壊滅後。かつては連邦の内乱状態や[[ザフト]]などの戦争で[[ガイゾック]]への対応が遅れてしまったり、そのガイゾックと戦う[[神ファミリー]]を情報操作でガイゾックの地球侵略の原因を押し付けていたことが語られている。 | + | :劇場版設定の為、すでに壊滅後。かつては連邦の内乱状態や[[ザフト]]等の戦争で[[ガイゾック]]への対応が遅れてしまったり、そのガイゾックと戦う[[神ファミリー]]に対して情報操作でガイゾックの地球侵略の原因を押し付けていた事が語られている。 |
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| == 人物 == | | == 人物 == |
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| *アロウズという[[組織]]を分かりやすく言うならば、「『00』版[[ティターンズ]]」である。苛烈な弾圧や虐殺行為および非道な作戦を平気で行ったり、所属する士官に傲慢な人物(グッドマン准将とリント少佐が当てはまる)が見られる点がティターンズと似ている。 | | *アロウズという[[組織]]を分かりやすく言うならば、「『00』版[[ティターンズ]]」である。苛烈な弾圧や虐殺行為および非道な作戦を平気で行ったり、所属する士官に傲慢な人物(グッドマン准将とリント少佐が当てはまる)が見られる点がティターンズと似ている。 |
| **ただし、ティターンズと差別化するためか、劇中においてエリート部隊であることを笠に着て傲然と振る舞う人物は、上記の二名のみに止まっている。 | | **ただし、ティターンズと差別化するためか、劇中においてエリート部隊であることを笠に着て傲然と振る舞う人物は、上記の二名のみに止まっている。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
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| == 資料リンク == | | == 資料リンク == |