差分

1,255 バイト除去 、 2016年11月27日 (日) 15:53
編集の要約なし
26行目: 26行目:     
名目上は新型機となっているが、実際の所ムーバブル・フレームなど大部分のパーツをギラ・ドーガから流用しており、どちらかといえば改修機に近い。またコクピットもほぼギラ・ドーガと同じ物となっており、この時[[地球連邦軍]]では採用されていなかったアームレイカー方式を採用している。その理由は旧式のOSを使いまわすためという何とも世知辛いもので、これらの点からは、「袖付き」の台所事情が見え隠れする。一方で汎用性もギラ・ドーガ譲りであり高い物を持っており、また装甲などの各部材も更新されているため総合的な性能はギラ・ドーガより高い。ちなみにギラ・ドーガの武装はほぼ全て使用できる。
 
名目上は新型機となっているが、実際の所ムーバブル・フレームなど大部分のパーツをギラ・ドーガから流用しており、どちらかといえば改修機に近い。またコクピットもほぼギラ・ドーガと同じ物となっており、この時[[地球連邦軍]]では採用されていなかったアームレイカー方式を採用している。その理由は旧式のOSを使いまわすためという何とも世知辛いもので、これらの点からは、「袖付き」の台所事情が見え隠れする。一方で汎用性もギラ・ドーガ譲りであり高い物を持っており、また装甲などの各部材も更新されているため総合的な性能はギラ・ドーガより高い。ちなみにギラ・ドーガの武装はほぼ全て使用できる。
 +
 +
ただし一般的に配備されている機体はコスト削減の為に初期設計から一部構造を簡略化した廉価版である。
    
外観はギラ・ドーガと比較してジオンの名機である[[ザクII]]に近いシルエットになっている。これは、「袖付き」の求心力を高めるためだとされている。
 
外観はギラ・ドーガと比較してジオンの名機である[[ザクII]]に近いシルエットになっている。これは、「袖付き」の求心力を高めるためだとされている。
  −
=== 親衛隊仕様機 ===
  −
「袖付き」の首魁[[フル・フロンタル]]直属の親衛隊に配備されている特別仕様のギラ・ズール。正確に言えば一般機は親衛隊仕様の初期設計を簡略化した廉価版であり、こちらこそが本来のギラ・ズールといえる機体である。
  −
  −
外観上の変化として、両肩がスパイクアーマーに換装され、ギラ・ドーガの物を改良したシールドを装備、大腿部スラスターには[[高機動型ザク|後期高機動型ザクII]]を想起させる増加装甲が追加されている。機体のエングレーブも通常より広範囲に施されており、一般機より攻撃的かつ華美な印象を与えている。
  −
  −
また親衛隊機としてフロンタルが乗る[[シナンジュ]]の高機動に追従できるよう、推力面に関しては特に強化されている。バックパックもギラ・ドーガの物を改良した大容量タンク型に換装され、長時間の任務にも対応可能。さらに親衛隊特権として武器選択の自由度が高く、パイロットも独自のチューンナップを行っているため、数値以上の性能を誇る。
  −
  −
様々な面で優遇され出撃回数も非常に多い割には、撃墜スコアが少ない。これは親衛隊長[[アンジェロ・ザウパー]]が、フロンタルが活躍する戦場への介入を禁じたためとされている。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
100行目: 93行目:     
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[アンジェロ専用ギラ・ズール]]
+
;[[ギラ・ズール (親衛隊機)]]
:フロンタル親衛隊隊長であるアンジェロ専用の改修機。
+
:フロンタル親衛隊に配備されている高性能版。初期設計と同等の設計がなされており、ギラ・ズールの本来の姿と言える。
 
;ゼー・ズール
 
;ゼー・ズール
 
:ギラ・ズールをベースに水中戦用に改修した機体。開発にはかつてのジオンの水陸両用MSのデータが生かされている。水中戦の他、水中戦装備をパージすることで地上戦でも高い能力を発揮する。ジオン残党軍が使用。旧式MSばかりが多い中で貴重な新型機である。
 
:ギラ・ズールをベースに水中戦用に改修した機体。開発にはかつてのジオンの水陸両用MSのデータが生かされている。水中戦の他、水中戦装備をパージすることで地上戦でも高い能力を発揮する。ジオン残党軍が使用。旧式MSばかりが多い中で貴重な新型機である。