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| *[[全長一覧|全高]]:60m | | *[[全長一覧|全高]]:60m |
| *体重:4万トン(重装備型)、3万6千トン(高機動型) | | *体重:4万トン(重装備型)、3万6千トン(高機動型) |
− | *両眼の色:黄([[暴走]]時は赤)、また修飾塩基に変更後は眼に縦のラインが入っている | + | *両眼の色:黄<ref>修飾塩基に変更した後は、眼に縦のラインが入っている。</ref>([[暴走]]時は赤) |
| *主なパイロット:[[家城茜]](ゴジラ×メカゴジラ)、秋葉恭介(ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS) | | *主なパイロット:[[家城茜]](ゴジラ×メカゴジラ)、秋葉恭介(ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS) |
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| 作中では専ら正式名称で呼ばれ、メカゴジラの名は『ゴジラ×メカゴジラ』の登場人物である湯原博士ただ一人が[[異名|あだ名]]として「メカゴジラ」と名付けたのみ。また、もう一人メカゴジラを案として出した湯原沙羅は、正式名称判明とともに「機龍」と呼ぶようになっている。そのため、湯原親子が登場しない[[続編]]では「メカゴジラ」と呼称されていない。 | | 作中では専ら正式名称で呼ばれ、メカゴジラの名は『ゴジラ×メカゴジラ』の登場人物である湯原博士ただ一人が[[異名|あだ名]]として「メカゴジラ」と名付けたのみ。また、もう一人メカゴジラを案として出した湯原沙羅は、正式名称判明とともに「機龍」と呼ぶようになっている。そのため、湯原親子が登場しない[[続編]]では「メカゴジラ」と呼称されていない。 |
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− | [[西暦]]1999年に出現した[[ゴジラ]]<ref>[[西暦]]1954年に出現し、[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士によって倒された初代[[ゴジラ]]と同じ種類の個体。</ref>に対抗する為に、[[自衛隊|特生自衛隊]]によって開発され、2003年に完成した。支援用航空機「AC-3 しらさぎ」2号機からの遠隔操作によって運用される<ref>3式機龍内部のメンテナンスブースで直接操縦することも可能ではあるが、戦闘時の加速や衝撃によって搭乗者に多大な負荷が掛かるため、実質的に不可能と言ってもよい。</ref>。 | + | [[西暦]]1999年に出現した[[ゴジラ]]<ref>[[西暦]]1954年に出現し、[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士によって倒された初代[[ゴジラ]]と同じ種類の個体。</ref>に対抗する為に、[[自衛隊|特生自衛隊]]によって開発され、2003年に完成した。支援用航空機「AC-3 しらさぎ」2号機からの遠隔操作によって運用される<ref>3式機龍内部のメンテナンス用ブースで直接操縦することも可能ではあるが、戦闘時の[[トールギス|加速や衝撃によって搭乗者に多大な負荷が掛かる]]為、実質的に不可能と言ってもよい。</ref>。 |
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| === 初代ゴジラのDNA === | | === 初代ゴジラのDNA === |
| 3式機龍は房総半島沖から回収した初代ゴジラの骨をメインフレームにし、情報伝達システムには二進法のデジタル方式よりも優れた4つの因子を利用した「DNAコンピュータ」を使用をしている。見方によっては'''「初代ゴジラがメカゴジラに転生した」'''ともいえる。 | | 3式機龍は房総半島沖から回収した初代ゴジラの骨をメインフレームにし、情報伝達システムには二進法のデジタル方式よりも優れた4つの因子を利用した「DNAコンピュータ」を使用をしている。見方によっては'''「初代ゴジラがメカゴジラに転生した」'''ともいえる。 |
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− | 遠距離戦闘を主軸にし動きが鈍かったこれまでのメカゴジラと異なって、3式機龍の動作司令の伝達には「DNAコンピュータ」によって生物的な素早い挙動が可能になっている為、高い機動性を誇り、[[白兵戦|格闘戦]]もこなせてしまうなど圧倒的な戦闘力を持つ。 | + | 遠距離戦闘を主軸にし動きが鈍かったこれまでのメカゴジラと異なって、3式機龍の動作司令の伝達には「DNAコンピュータ」によって生物的な素早い挙動が可能になっている為、高い機動性を誇り、[[白兵戦|格闘戦]]もこなせてしまう等、圧倒的な戦闘力を持つ。 |
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− | その一方で、3式機龍は「DNAコンピュータ」はゴジラの骨に残留していた骨髄間質細胞を使用していた為、ゴジラのDNAを持つ故に(1999年に出現した)ゴジラの声によって干渉・[[暴走]]事故を引き起こす危険性も有る<ref>実際、初出撃の時に[[暴走]]して神奈川県横浜市街地を破壊し尽くしている。</ref>。その上、2時間しか最大稼働できず、それを越える場合や[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]を消耗した場合は、最も近い自衛隊基地からエネルギーをマイクロウェーブ方式で「AC-3 しらさぎ」1号機を経由して[[補給|供給]]される。 | + | その一方で、3式機龍は「DNAコンピュータ」はゴジラの骨に残留していた骨髄間質細胞を使用していた為、ゴジラのDNAを持つ故に(1999年に出現した)ゴジラの声によって干渉・[[暴走]]事故を引き起こす危険性も有る<ref>実際、初出撃の時に[[暴走]]して神奈川県横浜市街地を破壊し尽くしている。</ref>。その上、約2時間しか最大稼働できず、それを越える場合や[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]を消耗した場合は、最も近い自衛隊基地からエネルギーを[[マイクロウェーブ送信施設|マイクロウェーブ方式]]で、僚機のしらさぎを経由して[[補給|供給]]される。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
| + | === 武装・[[必殺武器]] === |
| ;0式レールガン | | ;0式レールガン |
| :下腕部に装備。 | | :下腕部に装備。 |
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| :余談だが、アブソリュート・ゼロ(Absolute Zero)とは、物質を構成する原子および分子の運動が停止(=凍結)する絶対零度(摂氏-273.15度)の意。摂氏10万度を超える[[ゴジラ]]の必殺技「放射熱線」と対を為す武装である。 | | :余談だが、アブソリュート・ゼロ(Absolute Zero)とは、物質を構成する原子および分子の運動が停止(=凍結)する絶対零度(摂氏-273.15度)の意。摂氏10万度を超える[[ゴジラ]]の必殺技「放射熱線」と対を為す武装である。 |
| ;バックユニット | | ;バックユニット |
− | :背部に装備。強制排除も可能。なお、バックユニットを外した状態の3式機龍は、動きが俊敏になる。 | + | :背部に装備。強制排除も可能。バックユニットを外した状態の3式機龍は、動きが俊敏になる。 |
| + | :なお、バックユニットを装備した状態の3式機龍を「重装備型」、バックユニットを装備していない状態の3式機龍を「高機動型」と呼称する場合もある。 |
| :;多連装ロケット弾 | | :;多連装ロケット弾 |
| ::バックユニットに装備。 | | ::バックユニットに装備。 |
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| ;「機龍、大暴走」 | | ;「機龍、大暴走」 |
| :神奈川県横浜市における[[ゴジラ]]との第一戦目。しかし、3式絶対零度砲(アブソリュート・ゼロ。以下、「AZ」と表記)を使用する前にゴジラの咆哮によって機龍の動きが停止。その隙にゴジラに逃亡されてしまう。 | | :神奈川県横浜市における[[ゴジラ]]との第一戦目。しかし、3式絶対零度砲(アブソリュート・ゼロ。以下、「AZ」と表記)を使用する前にゴジラの咆哮によって機龍の動きが停止。その隙にゴジラに逃亡されてしまう。 |
− | :そして、ゴジラの咆哮の影響で初代ゴジラのDNAが使用されていた機龍は、[[暴走]]を開始。[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]切れになるまで横浜市街地を滅茶苦茶にしたのであった。 | + | :そして、ゴジラの咆哮の影響で初代ゴジラのDNAが使用されていた機龍は、[[暴走]]を開始。[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]切れになるまで市街地を滅茶苦茶にしたのであった。 |
| :なお、この戦いの後、機龍に使用されている初代ゴジラのDNAの塩基を修飾塩基に変更し、機龍の再度の暴走は防がれた。 | | :なお、この戦いの後、機龍に使用されている初代ゴジラのDNAの塩基を修飾塩基に変更し、機龍の再度の暴走は防がれた。 |
| ;「機龍、再起動」 | | ;「機龍、再起動」 |
| :東京都品川区におけるゴジラとの第二戦目。機龍のジャイアント・スイングでダウンしたゴジラに対してAZでトドメを刺そうとするが、その途中で目覚めたゴジラの放射熱線によって機龍は倒れ、[[家城茜|茜]]が搭乗する「AC-3 しらさぎ」2号機からの遠隔操作が不能になってしまう。 | | :東京都品川区におけるゴジラとの第二戦目。機龍のジャイアント・スイングでダウンしたゴジラに対してAZでトドメを刺そうとするが、その途中で目覚めたゴジラの放射熱線によって機龍は倒れ、[[家城茜|茜]]が搭乗する「AC-3 しらさぎ」2号機からの遠隔操作が不能になってしまう。 |
− | :意を決した茜は、しらさぎ2号機から機龍内部のメンテナンス用ブースへ移動して、手動で機龍の再起動を図る。 | + | :意を決した茜はしらさぎ2号機を降りて、機龍のメンテナンス用ブースへ潜入。手動で機龍の再起動を図る。 |
− | :その間、ゴジラの容赦無い攻撃に苦しめられるも、「大切な人達を守りたい」という茜の強い気持ちと、[[ヤシマ作戦|関東地方一帯を停電させて得た電力を受信]]した事によって、機龍は再び立ち上がった。 | + | :その間、ゴジラの容赦無い攻撃に苦しめられるも、[[ヤシマ作戦|関東地方一帯を停電させて得た電力]]をしらさぎ6号機から受信した事と、「大切な人達を守りたい」という茜の強い気持ちによって、機龍は再び立ち上がった。 |
| ;「零距離発射」 | | ;「零距離発射」 |
− | :長引く機龍とゴジラの激闘に、茜の同僚・葉山が乗る「AC-3 しらさぎ」6号機が乱入。「AC-3 しらさぎ」6号機の残骸で強引にゴジラの口をふさいだ葉山は、茜に対して「今だ! 俺ごとゴジラにAZで[[トドメ演出|トドメ]]を刺せ!」と促す。 | + | :長引く機龍とゴジラの激闘に、茜の同僚・葉山が乗るしらさぎ6号機が乱入。しらさぎ6号機の残骸で強引にゴジラの口をふさいだ葉山は、茜に対して「俺に構わず、ゴジラにAZで[[トドメ演出|トドメ]]を刺せ!」と促す。 |
− | :だが、これ以上の犠牲者を出したくなかった茜は、機龍でゴジラに突進して葉山を救出し、ゴジラを強く抱きしめた状態で市街地から[[海]]へと移動。そして、海中に飛び込み、ゴジラに対して零距離でのAZを放つ(また明言されていないが同時にゴジラも機龍に口をふさがれた状態で熱線を放っている)。 | + | :だが、これ以上の犠牲者を出したくなかった茜は、機龍でゴジラに突進して葉山を救出し、ゴジラを強く抱きしめた状態で市街地から[[海]]へと移動。そして、海中に飛び込み、ゴジラに対して零距離でのAZを放つ(明言されていないが、同時にゴジラも機龍に口をふさがれた状態で熱線を放っている)。 |
| :その結果、機龍は損傷率37%(右腕を失い、AZの発射口が大破した状態)に達し、行動不能になってしまった。一方のゴジラは胸に大きな傷を負い、外洋へと去っていく。そんなゴジラの後姿を、茜はただ見送る事しかできなかった…。 | | :その結果、機龍は損傷率37%(右腕を失い、AZの発射口が大破した状態)に達し、行動不能になってしまった。一方のゴジラは胸に大きな傷を負い、外洋へと去っていく。そんなゴジラの後姿を、茜はただ見送る事しかできなかった…。 |
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