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そのような経緯もあって、[[カトック・アルザミール]]は本機のことを'''「15年目の亡霊」'''と呼んでいる。
 
そのような経緯もあって、[[カトック・アルザミール]]は本機のことを'''「15年目の亡霊」'''と呼んでいる。
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開発を主導したアイムザットは、この機体を「戦後の新しい時代を象徴する強大な力を持ったMS」として強力に開発を推進していたが、実際のところ、新連邦再建委員会の中では、さほど重視されていた事業ではなかった。[[フリーデン]]に強奪され、ダリア作戦阻止に成功したことで、新連邦と宇宙革命軍双方にその力と危険性を証明する事となり、新連邦にとっては奪われてからその真価を知るという皮肉な結果となった。
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開発を主導したアイムザットは、この機体を「戦後の新しい時代を象徴する強大な力を持ったMS」として強力に開発を推進していたが、実際のところ、新連邦再建委員会の中では、さほど重視されていた事業ではなかった。[[フリーデン]]に強奪され、成り行き上とは言えダリア作戦阻止の阻止に成功した事で、新連邦と宇宙革命軍双方にその力と危険性を証明する事となり、新連邦にとっては奪われてからその真価を知るという皮肉な結果となった。
    
=== 機体概要 ===
 
=== 機体概要 ===
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MSとしての基本性能はA.W.0015年代では最高水準であり、重装甲に加えガンダムアシュタロンHCのギガンティックシザースを振りほどく(旧アシュタロンのシザースにいたっては拘束状態でアーム部分を引き千切った)ほどのパワーを見せた事もある。また、オプション兵装を除く本機の基本武装はバルカン・ライフル・ソードといった非常にオーソドックスな構成だが、そのどれもが当時最強クラスの物を装備している。
 
MSとしての基本性能はA.W.0015年代では最高水準であり、重装甲に加えガンダムアシュタロンHCのギガンティックシザースを振りほどく(旧アシュタロンのシザースにいたっては拘束状態でアーム部分を引き千切った)ほどのパワーを見せた事もある。また、オプション兵装を除く本機の基本武装はバルカン・ライフル・ソードといった非常にオーソドックスな構成だが、そのどれもが当時最強クラスの物を装備している。
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勘違いされることが多いが、前述のように「GX2号機のデータ・中枢部を流用した新造機体」である。アニメ本編のダブルエックス初登場シーンでも、本機の後ろに半壊した2号機が転がされ、ケーブルで繋がれていた。ただときた氏の漫画版ではGX2号機を直接改修したような描写になっているためにこの誤解が広まった可能性がある。
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勘違いされることが多いが、前述のように「GX2号機のデータ・中枢部を流用した新造機体」である。アニメ本編でも建造中だがGXのそれとは異なるフレーム姿を晒していたりツインサテライトキャノンによる恫喝シーンでも、本機の後ろに半壊した2号機が転がされ、ケーブルで繋がれていた。ただときた氏の漫画版ではGX2号機を直接改修したような描写になっているためにこの誤解が広まった可能性がある。
    
=== 劇中での活躍 ===
 
=== 劇中での活躍 ===
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
:原作とは違い、[[ゾンダーエプタ]]ではなくニュータイプ研究所で開発された。また、原作ではGXのGコンを引き続き使用していたが、本作ではニタ研の所長である[[カロン・ラット]]の目を盗んで[[フォウ・ムラサメ]]がDX用のGコンを盗み出し、そのままガロードに渡してDXを起動する流れになっている(このとき[[フロスト兄弟]]の手引きがあった)。
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:原作とは違い、[[ゾンダーエプタ]]ではなくニュータイプ研究所で開発された。また、原作ではGXのGコンを引き続き使用していたが、本作ではニタ研の所長である[[カロン・ラット]]の目を盗んで[[フォウ・ムラサメ]]がDX用のGコンを盗み出し、そのままガロードに渡してDXを起動する流れになっている(この祭[[フロスト兄弟]]の手引きがあった)。
 
:素のままで使うよりは合体時の恩恵が非常に多いGファルコンとセットで運用するのが基本だが、単体でも非常に強力な機体で高火力・低燃費の[[Gビット]]が追加されれば合体せずともほとんどの敵を殲滅できる。その場合、Gファルコンは飛べないレオパルドにまわしてもいい。また、今回Gビットサテライトキャノンというどう考えても地球環境に悪そうな武装が追加される。[[東方不敗マスター・アジア|この人]]あたりが黙っていなそうだがシナリオ上では特に突っ込まれなかった。
 
:素のままで使うよりは合体時の恩恵が非常に多いGファルコンとセットで運用するのが基本だが、単体でも非常に強力な機体で高火力・低燃費の[[Gビット]]が追加されれば合体せずともほとんどの敵を殲滅できる。その場合、Gファルコンは飛べないレオパルドにまわしてもいい。また、今回Gビットサテライトキャノンというどう考えても地球環境に悪そうな武装が追加される。[[東方不敗マスター・アジア|この人]]あたりが黙っていなそうだがシナリオ上では特に突っ込まれなかった。
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;マシンキャノン
 
;マシンキャノン
 
:両肩(襟部外側)に2門内蔵している。なぜかスペック表では無視されたり、ブレストランチャーと混同されがちである。HGAWでもこの武装だけ解説されていない。
 
:両肩(襟部外側)に2門内蔵している。なぜかスペック表では無視されたり、ブレストランチャーと混同されがちである。HGAWでもこの武装だけ解説されていない。
:一応α外伝ではブレストランチャー発射時に設置位置からの発射描写が確認できる。
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:一応α外伝・天獄篇ではブレストランチャー発射時に設置位置からの発砲描写が確認できる。
 
;DX専用バスターライフル
 
;DX専用バスターライフル
 
:キッドが自作した高出力ビームライフル。ゾンダーエプタで調整中のDXが装備していたビームライフルと酷似しているため、何らかの方法で参考にしたようである。漫画版では奪取された時から既に装備していた。シンプルな内部構造と徹底した軽量化が図られ長銃身で高いビーム収束率を持つ。火力も高く、HGAWの文字設定では標準的なビームライフルの数倍の威力を発揮するとされる。
 
:キッドが自作した高出力ビームライフル。ゾンダーエプタで調整中のDXが装備していたビームライフルと酷似しているため、何らかの方法で参考にしたようである。漫画版では奪取された時から既に装備していた。シンプルな内部構造と徹底した軽量化が図られ長銃身で高いビーム収束率を持つ。火力も高く、HGAWの文字設定では標準的なビームライフルの数倍の威力を発揮するとされる。
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:新型サテライトシステムによりGXの大型ビームソードの数倍以上の出力を持つ強力なビームソード。ビーム刃の大きさも一般的なビームサーベルより一回り以上大きい。武装の乏しい本機にとってのメイン武装。両腰部に2本装備。<br/>天獄篇では初出撃時におけるバリエント戦のソード捌きが再現された。
 
:新型サテライトシステムによりGXの大型ビームソードの数倍以上の出力を持つ強力なビームソード。ビーム刃の大きさも一般的なビームサーベルより一回り以上大きい。武装の乏しい本機にとってのメイン武装。両腰部に2本装備。<br/>天獄篇では初出撃時におけるバリエント戦のソード捌きが再現された。
 
;ツインサテライトキャノン
 
;ツインサテライトキャノン
:背部に2門装備された戦略級兵器サテライトキャノンの強化型。射程は少なくとも数十万km以上で原作では一度のマイクロウェーブ受信で3連射まで確認されている。コロニーレーザークラスの範囲を持ち、MSサイズの武装としては規格外の破壊力を持つガンダムDX最大の切り札ではあるものの、小回りの利かなさやガロードの意向もあり使用回数自体はかなり少ない。そもそも超長距離からの砲撃による大規模破壊がコンセプトの戦略級兵器なためゲームのように対MS戦でわざわざ使用したのは原作ではフロスト兄弟との最終決戦のみである。文字設定では威力を調整可能と記されているが原作では威力を調節した描写が特に無かったので実際にどの程度の出力で撃っていたのかは不明。受信後のエネルギー変換の際には展開された両腕と両脚のエネルギーラジエータープレートが強制排熱を行うようになっている。また、GX2号機の機体コードが流用されている事により、フラッシュシステムの登録作業無しで初回起動(ただしエネルギーソースのサテライトシステムのみの起動であり、発砲自体は行っていない)を行った。2倍以上の出力向上によってMSサイズかつ単砲身では砲身のエネルギー許容容量を超え撃ち切れなくなった為砲身を連装型にし負荷を減らしビーム自体は連装の砲身から発射されるビームを一軸に合成する発射方式に変更している。腕を使って砲身を保持するガンダムエックスと同じ方式では両腕が塞がるため、肩パーツで固定する方式に変更。腕の損傷率や手持ち武器の保持に関係なく使用できる。
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:背部に2門装備された戦略級兵器サテライトキャノンの強化型。射程は少なくとも数十万km以上で原作では一度のマイクロウェーブ受信で3連射まで確認されている。コロニーレーザークラスの範囲を持ち、MSサイズの武装としては規格外の破壊力を持つガンダムDX最大の切り札ではあるものの、小回りの利かなさやガロードの意向もあり使用回数自体はかなり少ない。そもそも超長距離からの砲撃による大規模破壊がコンセプトの戦略級兵器なためゲームのように対MS戦でわざわざ使用したのは原作ではフロスト兄弟との最終決戦のみである。文字設定では威力を調整可能と記されているが原作では威力を調節した描写が特に無かったので実際にどの程度の出力で撃っていたのかは不明。受信中のエネルギー変換の際には展開された両腕と両脚のエネルギーラジエータープレートが強制排熱を行うようになっている。また、GX2号機の機体コードが流用されている事により、フラッシュシステムの登録作業無しで初回起動(ただしエネルギーソースのサテライトシステムのみの起動であり、発砲自体は行っていない)を行った。2倍以上の出力向上によってMSサイズかつ単砲身では砲身のエネルギー許容容量を超え撃ち切れなくなった為砲身を連装型にし負荷を減らしビーム自体は連装の砲身から発射されるビームを一軸に合成する発射方式に変更している。腕を使って砲身を保持するガンダムエックスと同じ方式では両腕が塞がるため、肩アーマーに収納されている専用照準装置を兼ねたパーツを展開して砲身を挟み込み固定する方式に変更。腕の損傷率や手持ち武器の保持に関係なく使用できる。
 
:スパロボではチャージ制となっている他、月が出ている夜間でないと使えないようになっている等、原作と異なり半スパロボオリジナル仕様となっている(原作では連発も可能で月が見えていれば昼間でも撃てる)。
 
:スパロボではチャージ制となっている他、月が出ている夜間でないと使えないようになっている等、原作と異なり半スパロボオリジナル仕様となっている(原作では連発も可能で月が見えていれば昼間でも撃てる)。
 
;;ツインサテライトキャノン([[マップ兵器]])
 
;;ツインサテライトキャノン([[マップ兵器]])
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:ビームの刃を持つ長槍。通常のビームサーベル以上のリーチを持ち、敵の間合いの外から攻撃する事が可能。
 
:ビームの刃を持つ長槍。通常のビームサーベル以上のリーチを持ち、敵の間合いの外から攻撃する事が可能。
 
;G-ハンマー
 
;G-ハンマー
:ブースター付きの鉄球とワイヤーを接続した接近戦用打撃武器。ワイヤー式であるため、不要時はコンパクトな形態で収納可能。
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:スラスター付きの鉄球とワイヤーを接続した接近戦用打撃武器。ワイヤー式であるため、不要時はコンパクトな形態で収納可能。
    
==== [[召喚攻撃]] ====
 
==== [[召喚攻撃]] ====
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:月面のマイクロウェーブ送信基地からエネルギーを受信し、機体の推力や武装のエネルギーに変換するシステム。スパロボでは基本的にサテライトキャノン用のシステムとしか使われていない。
 
:月面のマイクロウェーブ送信基地からエネルギーを受信し、機体の推力や武装のエネルギーに変換するシステム。スパロボでは基本的にサテライトキャノン用のシステムとしか使われていない。
 
;フラッシュシステム
 
;フラッシュシステム
:宇宙世紀におけるサイコミュとほぼ同様の[[ニュータイプ (X)|ニュータイプ]]専用のシステムでこの機能で[[Gビット]]の起動・制御を行う他、サテライトシステムの初回認証等に使用される。その他、ニュータイプの力を最大限発揮する為に操縦系統に組み込まれている機体も存在する。
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:宇宙世紀におけるサイコミュとほぼ同様の[[ニュータイプ (X)|ニュータイプ]]専用のシステムでこの機能で[[Gビット]]の起動・制御を行う他、サテライトシステムの初回認証等に使用される。
    
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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