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だが、その重圧はあまりにも大きく、時間が経つにつれて精神的に追い詰められていき、最終的には今まで自分に[[希望]]を託した者や、亡兄デシルの幻影を見るまでに追い詰められる。最終的にはイゼルカントと死者達が目指した理想の完遂のため、部下を大切に思っていた本来の心を殺して、遂には自分を愛してくれたフラムにまで、間接的にだがエデンのために死ねと命じるまでになってしまう。
 
だが、その重圧はあまりにも大きく、時間が経つにつれて精神的に追い詰められていき、最終的には今まで自分に[[希望]]を託した者や、亡兄デシルの幻影を見るまでに追い詰められる。最終的にはイゼルカントと死者達が目指した理想の完遂のため、部下を大切に思っていた本来の心を殺して、遂には自分を愛してくれたフラムにまで、間接的にだがエデンのために死ねと命じるまでになってしまう。
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ラ・グラミス攻防戦ではイゼルカントから受領した[[ガンダムレギルス]]でキオの[[ガンダムAGE-FX]]と交戦。[[フラム・ナラ|フラム]]と共にあと一歩のところまで追い詰めるが、この土壇場で発生したザナルドの反乱を受けて仕留める事が出来ず、やむなくその場をフラムに任せて撤退する。その後、フラムにガンダムとディーヴァの足止めをするように指示を出し、ラ・グラミスのディグマゼノン砲にてガンダムと[[ディーヴァ]]を一掃しようとする。しかし、この攻撃はフリットに見抜かれており、ディーヴァを沈めるもガンダムを一機も仕留める事が出来ず、しかも母艦の役割をディーヴァクルーが乗り込んだバロノークが引き継いだ事で指揮系統の瓦解も達せられなかった。
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ラ・グラミス攻防戦ではイゼルカントから受領した[[ガンダムレギルス]]でキオの[[ガンダムAGE-FX]]と交戦。[[フラム・ナラ|フラム]]と共にあと一歩のところまで追い詰めるが、この土壇場で発生したザナルドの反乱を受けて仕留める事が出来ず、やむなくその場をフラムに任せて撤退する。その後、フラムにガンダムとディーヴァの足止めをするように指示を出し、ラ・グラミスのディグマゼノン砲にてガンダムと[[ディーヴァ]]を一掃しようとする。しかし、この攻撃は[[フリット・アスノ|フリット]]に見抜かれており、ディーヴァを沈めるもガンダムを一機も仕留める事が出来ず、しかも母艦の役割をディーヴァクルーが乗り込んだバロノークが引き継いだ事で指揮系統の瓦解も達せられなかった。
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フラムを犠牲にしたにも関わらず何の結果も得られなかった事に怒りと焦りを抱いたゼハートは再びレギルスで出撃、アセムと激突する。しかし、デシルを始めとする死者達の幻影と嘲笑、さらに背負ったものと現在の状況に対する[[プレッシャー]]でレギルスの力を全く引き出す事が出来ず、たったの55秒で無力化。最後の最後で人らしい生き方を掴んだアセムが羨ましかったと語り、爆発から逃すためにダークハウンドを蹴り飛ばす。そして、彼にとっての「エデン」である[[アセム・アスノ|アセム]]や[[ロマリー・ストーン|ロマリー]]と過ごした日々を思い返しながら、爆発に巻き込むまいとダークハウンドをレギルスの左足で蹴り飛ばして離れさせ、自身は爆発に飲まれて死亡した。
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フラムを犠牲にしたにも関わらず何の結果も得られなかった事に怒りと焦りを抱いたゼハートは再びレギルスで出撃、アセムと激突する。しかし、デシルを始めとする死者達の幻影と嘲笑、さらに背負ったものと現在の状況に対する[[プレッシャー]]でレギルスの力を全く引き出す事が出来ず、たったの55秒で無力化<ref>ゼハートの名誉のために記しておくが、55秒の無力化は尺の少なさで突っ込まれているだけで、映像をよく見るとゼハートの落ち度というより'''スーパーパイロットとして大成したアセムの神業'''によるところが大きい。</ref>。最後の最後で人らしい生き方を掴んだアセムが羨ましかったと語り、爆発から逃すためにダークハウンドを蹴り飛ばす。そして、彼にとっての「エデン」である[[アセム・アスノ|アセム]]や[[ロマリー・ストーン|ロマリー]]と過ごした日々を思い返しながら、爆発に巻き込むまいとダークハウンドをレギルスの左足で蹴り飛ばして離れさせ、自身は爆発に飲まれて死亡した。
    
OVA『MOE』では、プロジェクト・エデンを実行する事が即ち「'''同胞の犠牲を無駄にしないために同胞の犠牲を無駄にする'''」という矛盾である事に気付き、しかしそれをやめる事も引き返すことも出来なくなって追い詰められていく過程が描かれている。さらに最終決戦前の連邦との戦いでは敵のモビルスーツを次々と撃破しながらも次第に精神が壊れ始め、イゼルカント曰くの「真のXラウンダー」='''理性なき野獣'''へと目覚めていく様子が克明に描写されている。
 
OVA『MOE』では、プロジェクト・エデンを実行する事が即ち「'''同胞の犠牲を無駄にしないために同胞の犠牲を無駄にする'''」という矛盾である事に気付き、しかしそれをやめる事も引き返すことも出来なくなって追い詰められていく過程が描かれている。さらに最終決戦前の連邦との戦いでは敵のモビルスーツを次々と撃破しながらも次第に精神が壊れ始め、イゼルカント曰くの「真のXラウンダー」='''理性なき野獣'''へと目覚めていく様子が克明に描写されている。
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