差分

2,890 バイト追加 、 2013年6月3日 (月) 23:37
137行目: 137行目:     
=== スパロボシリーズの名場面 ===
 
=== スパロボシリーズの名場面 ===
 +
;「正義の味方」ここに誕生す
 +
:L37話「鋼鉄の華」より。死闘の果てにセントラルを破壊した[[LOTUS]]だが、その影響により次元回廊が歪み始めてしまい、このままではこの世界と[[高蓋然性世界]]が量子レベルで崩壊し、一つに混ざり合ってしまう。何としてもそれを防ぐために浩一が[[ラインバレル]]で回廊の穴の破壊を引き受けるが、それだけを破壊するだけの膨大なエネルギーに加え、成功したとしても時空の狭間に彷徨うという無謀な賭けだった。しかし、浩一は言う。「それでもこの世界とみんなを守りたい」と。
 +
:その覚悟を見た森次はレイチェルにある提案をした。「'''ファイナルフェイズを発動しろ'''」。それはマキナの全エネルギーをラインバレルに送り込む緊急プログラムだが、その直後にDソイルが枯渇してマキナの機能は停止――それは「ファクターの死」を意味するのであった。それでも森次たちは発動をする。「早瀬だけではない。みんなこの命をかけても守りたい」と。
 +
:そしてファイナルフェイズは発動したが、最後の悪あがきをするかのように[[量産型マキナ]]が大量に出現した。[[LOTUS]]は浩一たちを絶対に守ると決意を固めたが、それでも重力波の脅威にさらされ、傷ついていくマキナ。そしてエネルギーが収束しないことに焦燥を露わにするが、謎の声が戦場に響いた。「'''ならば私の命を使ってください!'''」。そこに現れたのは破壊されたはずの[[タリスマン]]、そして[[マキナ人間]]となって落命したはずの[[中島宗美]]だった。彼は言った「浩一のおかげで正義と理想を思い出す事が出来た」と。ならば、「妻が愛した世界を守る」と決意を固め、[[LOTUS]]もそれを受け入れた。
 +
:そしてエネルギーは収束したが、その間際に発生した大きな重力波が[[量産型マキナ]]を粉砕し、ラインバレルを飲み込もうとしたが、EVAが[[A.T.フィールド]]を張ることで守ってくれた。シンジはかつて周りに流された自分を浩一が助けてくれた。今度は自分たちが助けると意思を示し、アスカやレイも手を貸した。
 +
:皆の命と願い、そしてこの世界を守らんと、浩一は次元回廊に突入し、その一撃で次元回廊を破壊した。だが、そこにラインバレルの姿はなく、マキナの全ては機能停止した…。その事実に[[LOTUS]]は悲しみにくれたが、次元の狭間からラインバレルは帰還し、全てのマキナも機能が回復した。
 
;未来を紡ぐ「可能性」
 
;未来を紡ぐ「可能性」
:UX46話「麗しのディストピア」より。死闘の末にデウスエクスマキナを追い込んだUXだが、「機械仕掛けの神」はなおも立ち上がる。全ては人類を滅びから救うため、そのために死を想像させねばならないと。だが、UXに集った戦士達は言う。そんなコトで滅ぶほど、人類は弱くはないと。未来を守るという意志を同じくしながらも、その方法が決して相容れない両者。だが、「正義の味方」は言う。ならば、自分達がそれを変えて見せると。
+
:UX46話「麗しのディストピア」より。死闘の末にデウスエクスマキナを追い込んだUXだが、「機械仕掛けの神」はなおも立ち上がる。「全ては人類を滅びから救うため、そのために死を想像させねばならない」と。だが、UXに集った戦士達は「そんなコトで滅ぶほど、人類は弱くはない」と反論した。未来を守るという意志を同じくしながらも、その方法が決して相容れない両者。だが、「正義の味方」は「自分達がそれを変えて見せる」とデウスに宣言した。
 
:―――始まりは一つの可能性だった。一人一人の想いは、小さな点でしかなかった。だが、それは互いに繋がり、結び合い、可能性という名のラインを描いた。そして、数多のラインは一つに重なり、運命すら変える意志となって具現した。重なり合いカタチとなった、数多の可能性―――その名は、ラインバレル。
 
:―――始まりは一つの可能性だった。一人一人の想いは、小さな点でしかなかった。だが、それは互いに繋がり、結び合い、可能性という名のラインを描いた。そして、数多のラインは一つに重なり、運命すら変える意志となって具現した。重なり合いカタチとなった、数多の可能性―――その名は、ラインバレル。
 
:託された意志を、重なり合う可能性を、己が正義を未来に証明せんと、浩一は渾身の一撃をデウスに叩き込む。その一撃を以ってしてもデウスを倒すことは叶わなかったが、機械仕掛けの神は宣告する。その意志で、その正義で、人間で在り続けることを未来に証明してみせろと。
 
:託された意志を、重なり合う可能性を、己が正義を未来に証明せんと、浩一は渾身の一撃をデウスに叩き込む。その一撃を以ってしてもデウスを倒すことは叶わなかったが、機械仕掛けの神は宣告する。その意志で、その正義で、人間で在り続けることを未来に証明してみせろと。
:一つの未来を勝ち取り、UXは崩壊する空間を脱出する。殿となったラインバレルのコクピットで、浩一は決意を固める。どんな未来が待っていても、この意志を折りはしないと。
+
:一つの未来を勝ち取り、UXは崩壊する空間を脱出する。殿となったラインバレルのコクピットで、浩一は「どんな未来が待っていても、この意志を折りはしない」と決意を固める。
    
==関連人物==
 
==関連人物==