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| その正体は、全宇宙のゾンダーの源でもあり、ゾンダリアンの使役者とも呼ぶべき存在「[[Zマスター]]」。現在は31のゾンダークリスタルに分割されており、この1つ1つを核(=原種核)として身体を構築した個体が心臓原種の指令の下で活動を行っている(『'''原種'''』という言葉はこの個体それぞれを指しても用いる。31体合わせての通称である)。各個体については「Zマスターを構成する一パーツ」としての役割を反映してか、人体の一部をモチーフとした能力や名称が与えられているのが特徴で、互いに「腕」「キモ(肝臓)」等と呼び合う場面もあることから、彼ら自身もそのような(自身は「腕」パーツである、といった)認識を持っているようである。 | | その正体は、全宇宙のゾンダーの源でもあり、ゾンダリアンの使役者とも呼ぶべき存在「[[Zマスター]]」。現在は31のゾンダークリスタルに分割されており、この1つ1つを核(=原種核)として身体を構築した個体が心臓原種の指令の下で活動を行っている(『'''原種'''』という言葉はこの個体それぞれを指しても用いる。31体合わせての通称である)。各個体については「Zマスターを構成する一パーツ」としての役割を反映してか、人体の一部をモチーフとした能力や名称が与えられているのが特徴で、互いに「腕」「キモ(肝臓)」等と呼び合う場面もあることから、彼ら自身もそのような(自身は「腕」パーツである、といった)認識を持っているようである。 |
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− | 初戦では彼らになすすべなく敗北を喫したGGGだったが、実はGGG首脳部は[[ギャレオン]]に蓄えられていた情報を基に早くからその存在を認識しており、対ゾンダリアン戦と平行して秘かに[[オービットベース]]を建造、宇宙からの襲来に備えていた。ベイタワー基地崩壊後に拠点をオービットベースに移し、組織体制を一新した新生GGGは、新たな敵との死闘を繰り広げることとなる。
| + | 初戦では彼らになすすべなく敗北を喫したGGGだったが、実はGGG首脳部はギャレオンに蓄えられていた情報を基に早くからその存在を認識しており、対ゾンダリアン戦と平行して秘かに[[オービットベース]]を建造、宇宙からの襲来に備えていた。ベイタワー基地崩壊後に拠点をオービットベースに移し、組織体制を一新した新生GGGは、新たな敵との死闘を繰り広げることとなる。 |
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| GGGは[[ゾンダーロボ]]をEIのコードでナンバリングしていたのに対し、原種については「ZX(=ゼクス'''Zonder-eXception''':特殊なゾンダー)」のコードを採用している。 | | GGGは[[ゾンダーロボ]]をEIのコードでナンバリングしていたのに対し、原種については「ZX(=ゼクス'''Zonder-eXception''':特殊なゾンダー)」のコードを採用している。 |
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| Zマスターは生命体からストレスを無くすことを目的としたマスタープログラムであり、そのために全生命体をストレスを感じないゾンダーにしようとしている。故に全宇宙の機界昇華を目指しており、その分身である原種達もその行動を取る(当然ながら、彼らに使役される存在であるゾンダリアンとも目的を共有している)。かつて[[三重連太陽系]]を機界昇華に追い込んだ張本人。同星系を昇華したが、自身らも赤の星での戦いで傷ついたのか、その指名をゾンダリアンたちに任せ、機界昇華を繰り返していた。 | | Zマスターは生命体からストレスを無くすことを目的としたマスタープログラムであり、そのために全生命体をストレスを感じないゾンダーにしようとしている。故に全宇宙の機界昇華を目指しており、その分身である原種達もその行動を取る(当然ながら、彼らに使役される存在であるゾンダリアンとも目的を共有している)。かつて[[三重連太陽系]]を機界昇華に追い込んだ張本人。同星系を昇華したが、自身らも赤の星での戦いで傷ついたのか、その指名をゾンダリアンたちに任せ、機界昇華を繰り返していた。 |
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− | 第3次スーパーロボット大戦αにおいては、機界昇華は単にマイナス思念を解消するというのみならず、生命体最大のストレスである死・絶滅([[アポカリュプシス]])を回避するための結論であったと語られている(もっともそういう結論を出すこと自体、アポカリュプシスの誘導であったようだが)。
| + | 『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』においては、機界昇華は単にマイナス思念を解消するというのみならず、生命体最大のストレスである死・絶滅([[アポカリュプシス]])を回避するための結論であったと語られている(もっともそういう結論を出すこと自体、アポカリュプシスの誘導であったようだが)。 |
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| === 能力 === | | === 能力 === |
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| === 三重連太陽系との関係 === | | === 三重連太陽系との関係 === |
− | 前述の通り三重連太陽系を機界昇華に追い込んだのは原種だが、原種の大元である「マスタープログラム」とは、元々は人間のストレスを解消する目的で三重連太陽系の人々自身が創造したものである。しかしプログラムは暴走、生命体の機界昇華を目的とする「原種」へと変貌してしまう。
| + | 前述の通り三重連太陽系を機界昇華に追い込んだのは原種だが、原種の大元である「マスタープログラム」とは、元々は人間のストレスを解消する目的で三重連太陽系の人々自身が創造したものである。しかし、プログラムは暴走し、生命体の機界昇華を目的とする「原種」へと変貌してしまう。 |
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− | 彼らの侵攻を食い止めるべく、[[赤の星]]ではJジュエルを動力源とする31隻の[[ジェイアーク]]及び[[ソルダートJ]]の大軍団により構成される「ソルダート師団」を、緑の星ではGストーンを動力源とする[[ギャレオン]]を、それぞれ完成させ、原種への対抗を試みた。だが、それらの抵抗の甲斐もなく三重連太陽系は原種の侵攻に包まれ、緑の星からはギャレオン及びラティオ([[天海護]])が、赤の星からは1隻のジェイアーク及びアルマ([[戒道幾巳]])が辛くも逃げ延び、地球へと辿りつくこととなる。 | + | 彼らの侵攻を食い止めるべく、[[赤の星]]ではJジュエルを動力源とする31隻の[[ジェイアーク]]及び[[ソルダートJ]]の大軍団により構成される「ソルダート師団」を、[[緑の星]]ではGストーンを動力源とする[[ギャレオン]]を、それぞれ完成させ、原種への対抗を試みた。だが、それらの抵抗の甲斐もなく三重連太陽系は原種の侵攻に包まれ、緑の星からはギャレオン及びラティオ([[天海護]])が、赤の星からは1隻のジェイアーク及びアルマ([[戒道幾巳]])が辛くも逃げ延び、地球へと辿りつくこととなる。 |
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− | 一方、赤の星の攻防戦で原種に敗北したソルダートJ、及びジェイアークのメインコンピュータであった[[トモロ0117]]は、ゾンダリアンの「[[ピッツァ]]」「[[ペンチノン]]」と化し、地球でゾンダーの尖兵となっていた。しかし実際のところ、ソルダート師団の敗北は原種の先制攻撃によりその本領を発揮できなかったが故のことで、実際には原種と渡り合えるだけの戦闘能力……どころか、1対1で[[キングジェイダー]]に勝てたことは腕原種でさえないため、壮絶な戦力を備えていたようである。彼らはEI-01の消滅後に、成長した戒道と再会することでかつての記憶と真の姿を取り戻し、ジェイアークを駆って対原種戦線に参戦。その際にはジェイアークの本来のポテンシャルを遺憾なく発揮し、ガオガイガーでは太刀打ちできなかった3体の原種の尖兵を一蹴。以後も駆逐して全ての原種核=ゾンダークリスタルを集め、浄解・消滅させることを目的として独自の戦いを繰り広げていく。 | + | 一方、赤の星の攻防戦で原種に敗北したソルダートJ、及びジェイアークのメインコンピュータであった[[トモロ0117]]は、ゾンダリアンの「[[ピッツァ]]」「[[ペンチノン]]」と化し、地球でゾンダーの尖兵となっていた。しかし実際のところ、ソルダート師団の敗北は原種の先制攻撃によりその本領を発揮できなかったが故のことで、実際には原種と渡り合えるだけの戦闘能力……どころか、1対1で[[キングジェイダー]]に勝てたことは[[腕原種]]でさえないため、壮絶な戦力を備えていたようである。彼らはEI-01の消滅後に、成長した戒道と再会することでかつての記憶と真の姿を取り戻し、ジェイアークを駆って対原種戦線に参戦。その際にはジェイアークの本来のポテンシャルを遺憾なく発揮し、ガオガイガーでは太刀打ちできなかった3体の原種の尖兵を一蹴。以後も駆逐して全ての原種核=ゾンダークリスタルを集め、浄解・消滅させることを目的として独自の戦いを繰り広げていく。 |
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| この「原種のゾンダークリスタルへの浄解」は、[[ゾンダー人間]]と化した人間の浄解以上に高度な能力を必要とするようで、当初は戒道のみ浄解を行うことが可能であった。後には護も、真の力に目覚めることで浄解が可能となっている。 | | この「原種のゾンダークリスタルへの浄解」は、[[ゾンダー人間]]と化した人間の浄解以上に高度な能力を必要とするようで、当初は戒道のみ浄解を行うことが可能であった。後には護も、真の力に目覚めることで浄解が可能となっている。 |