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考えようによっては後年の片鱗を窺わせる発想と手練であり、木星の腕利き工作員たるカラスのお眼鏡にかなうにふさわしい資質が既に芽生えていたと言えるだろう。
 
考えようによっては後年の片鱗を窺わせる発想と手練であり、木星の腕利き工作員たるカラスのお眼鏡にかなうにふさわしい資質が既に芽生えていたと言えるだろう。
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『クロスボーン・ガンダム』時代はニュータイプか否かは最後まで明確にされなかったが、『スカルハート』以降は随所で優れたニュータイプ能力を発揮し、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人|鋼鉄の7人]]』クライマックスでは乗機の[[クロスボーン・ガンダムX1改・改|X1フルクロス]]側が限界をきたす域に至っている。もっとも本人は自身のニュータイプ能力に対しナイーブな思い悩みはせず、ニュータイプを集めようとする[[シェリンドン・ロナ]]に対しては強く批判するなど、ニュータイプを至上とする主義には嫌悪を見せており、最終的には地球での体験から「ニュータイプは宇宙という環境に適応しただけのただの人間」「ニュータイプにならなければ人類が分かり合えないとは思わない」という結論に至った。『ゴースト』においては、自ら観察して「いわゆるニュータイプではない」と断定したフォント・ボーを、むしろ本来の速度で起こるべき人類の進化の形の1つではないかと語っている。
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『クロスボーン・ガンダム』時代はニュータイプか否かは最後まで明確にされなかったが、『スカルハート』以降は随所で優れたニュータイプ能力を発揮し、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人|鋼鉄の7人]]』クライマックスでは乗機の[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|X1フルクロス]]側が限界をきたす域に至っている。もっとも本人は自身のニュータイプ能力に対しナイーブな思い悩みはせず、ニュータイプを集めようとする[[シェリンドン・ロナ]]に対しては強く批判するなど、ニュータイプを至上とする主義には嫌悪を見せており、最終的には地球での体験から「ニュータイプは宇宙という環境に適応しただけのただの人間」「ニュータイプにならなければ人類が分かり合えないとは思わない」という結論に至った。『ゴースト』においては、自ら観察して「いわゆるニュータイプではない」と断定したフォント・ボーを、むしろ本来の速度で起こるべき人類の進化の形の1つではないかと語っている。
    
後のガンダム作品『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[キラ・ヤマト|キラ]]同様、極力人を殺めないことを心がけているが「無理な場合は諦める」といった心の強さも持っている。また、『鋼鉄の7人』で理由を語るかなり以前の『クロスボーン・ガンダム』本編序盤では、不殺を推奨する[[ベラ・ロナ]]に対して「それは偽善じゃないだろうか」と疑問視する場面がある。
 
後のガンダム作品『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[キラ・ヤマト|キラ]]同様、極力人を殺めないことを心がけているが「無理な場合は諦める」といった心の強さも持っている。また、『鋼鉄の7人』で理由を語るかなり以前の『クロスボーン・ガンダム』本編序盤では、不殺を推奨する[[ベラ・ロナ]]に対して「それは偽善じゃないだろうか」と疑問視する場面がある。
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;[[ベラ・ロナ]]
 
;[[ベラ・ロナ]]
 
:自身が所属した新生クロスボーン・バンガードの指導者であり、上官。キンケドゥとの関係を考えると、姉のような女性でもある。当初は彼女の不殺主義を理解し切れず、不信を抱く場面もあったが、徐々に彼女の本来の人間性を理解するようになった。
 
:自身が所属した新生クロスボーン・バンガードの指導者であり、上官。キンケドゥとの関係を考えると、姉のような女性でもある。当初は彼女の不殺主義を理解し切れず、不信を抱く場面もあったが、徐々に彼女の本来の人間性を理解するようになった。
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;[[ウモン・サモン]]
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:クロスボーン・バンガードに属してから早々と親しくなったベテランパイロット。木星戦役を通じて戦友となり、「鋼鉄の7人作戦」まで行動を共にし、身分を偽るようになった『ゴースト』においても親交は続いていた模様。
 
;[[カラス]]
 
;[[カラス]]
 
:指導教官であったが、[[木星帝国]]のスパイでもあったため敵対することに。トビアの戦い方の中にはカラスが用いたものもある辺り、もう一人のトビアの師匠とも言える。
 
:指導教官であったが、[[木星帝国]]のスパイでもあったため敵対することに。トビアの戦い方の中にはカラスが用いたものもある辺り、もう一人のトビアの師匠とも言える。
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;[[ローズマリー・ラズベリー]]
 
;[[ローズマリー・ラズベリー]]
 
:'''彼女が乗るX2と生身で対決させられる'''という絶体絶命の状況に陥るが、生身で彼女からX2を奪い取っている。
 
:'''彼女が乗るX2と生身で対決させられる'''という絶体絶命の状況に陥るが、生身で彼女からX2を奪い取っている。
:『ゴースト』ではある場面でトビアの名前を出そうとして止められていた。
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:『ゴースト』ではある場面でトビアの正体をあっさり看破し、名前を出そうとして止められていた。
 
;[[クラックス・ドゥガチ]]
 
;[[クラックス・ドゥガチ]]
 
:最終決戦において、[[地球]]で激突する。
 
:最終決戦において、[[地球]]で激突する。
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;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
 
:直接の面識はないが、彼の戦闘データから作られた[[バイオ脳]]と交戦する。『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では本物の戦いぶりに[[叢雲総司|主人]][[如月千歳|公]]と共に魅せられていた。
 
:直接の面識はないが、彼の戦闘データから作られた[[バイオ脳]]と交戦する。『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では本物の戦いぶりに[[叢雲総司|主人]][[如月千歳|公]]と共に魅せられていた。
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では、[[アル・ワース]]に召喚された後、共に[[トワサンガ]]の客分となっていた。
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:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では、[[アル・ワース]]に召喚された後、共にトワサンガの客分となっていた。
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
:『第2次α』では敵同士。かつてのカミーユやジュドーと同様にニュータイプとしての素質を認められたが、トビア自身はシャアの暴挙を許せず否定した。
 
:『第2次α』では敵同士。かつてのカミーユやジュドーと同様にニュータイプとしての素質を認められたが、トビア自身はシャアの暴挙を許せず否定した。
:『X』では、彼に対してのみアクシズ落としが失敗した未来を語る。
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:『X』では、彼に対してのみ[[アクシズ]]落としが失敗した未来を語る。
 
;[[カミーユ・ビダン]]
 
;[[カミーユ・ビダン]]
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では、自身の信条と組織としての方針の差異から[[T3]]に参加することをキンケドゥと共に拒否したが、彼が[[ハマーン・カーン|ハマーン]]に対して啖呵を切った時の言葉が本人曰く「グッと胸に来た」ようで、T3に協力する事を決意した。
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では、自身の信条と組織としての方針の差異から[[T3]]に参加することをキンケドゥと共に拒否したが、彼が[[ハマーン・カーン|ハマーン]]に対して啖呵を切った時の言葉が本人曰く「グッと胸に来た」ようで、T3に協力する事を決意した。
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=== 機動戦士クロスボーン・ガンダム ===
 
=== 機動戦士クロスボーン・ガンダム ===
 
;「この戦いが宇宙に住む者(スペースノイド)と地球に住む者(アースノイド)のどうしても避けることのできない戦いだと言うのなら…ぼくは――そんなこと認めないっ!」<br />「ぼくは――両親が信じた未来を信じます!」<br />「ぼくがこの手で! この戦いを終結させてそれを証明してみせるっ!」
 
;「この戦いが宇宙に住む者(スペースノイド)と地球に住む者(アースノイド)のどうしても避けることのできない戦いだと言うのなら…ぼくは――そんなこと認めないっ!」<br />「ぼくは――両親が信じた未来を信じます!」<br />「ぼくがこの手で! この戦いを終結させてそれを証明してみせるっ!」
:第7話より、イオ戦に臨むトビアの心中の台詞。
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:第7話より、[[イオ]]戦に臨むトビアの心中の台詞。
 
;「なぜか敵は僕の機体には積極的に攻撃してこないんです」
 
;「なぜか敵は僕の機体には積極的に攻撃してこないんです」
 
:第7話より、イオ基地へ侵攻中の1コマ。この時トビアが乗っていたのは特徴的な…というか、[[ペズ・バタラ|変な外見の機体]]であり、キンケドゥも「あ あまり近づくな 相手の気持ちがわかるから…」と少々呆れ気味であった。
 
:第7話より、イオ基地へ侵攻中の1コマ。この時トビアが乗っていたのは特徴的な…というか、[[ペズ・バタラ|変な外見の機体]]であり、キンケドゥも「あ あまり近づくな 相手の気持ちがわかるから…」と少々呆れ気味であった。
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;「どこの時代にも人の生命の価値が分からない人間ってのはいるもんだな!」<br />鉄仮面「小僧にはわかるまい! クロスボーン・バンガードを率いる私の責務の重さが!」<br />「わかるさ!」<br />鉄仮面「何っ!?」<br />「行くぞ、鉄仮面! 海賊らしく、あんたを倒してクロスボーン・バンガードの名はいただいていく!」
 
;「どこの時代にも人の生命の価値が分からない人間ってのはいるもんだな!」<br />鉄仮面「小僧にはわかるまい! クロスボーン・バンガードを率いる私の責務の重さが!」<br />「わかるさ!」<br />鉄仮面「何っ!?」<br />「行くぞ、鉄仮面! 海賊らしく、あんたを倒してクロスボーン・バンガードの名はいただいていく!」
 
:『X』での鉄仮面との戦闘前会話。クロスボーン・バンガードを率いる責務を説く鉄仮面だったが、当然ながら彼は知らなかった。目の前の少年もまたクロスボーン・バンガードの名を掲げる正義の海賊であることを。正義の海賊は悪の海賊からその名をいただくべく[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|クロスボーンの名を持つガンダム]]を駆る。
 
:『X』での鉄仮面との戦闘前会話。クロスボーン・バンガードを率いる責務を説く鉄仮面だったが、当然ながら彼は知らなかった。目の前の少年もまたクロスボーン・バンガードの名を掲げる正義の海賊であることを。正義の海賊は悪の海賊からその名をいただくべく[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|クロスボーンの名を持つガンダム]]を駆る。
;「前に話さなかったかけ? 俺…地球に初めて降りた時、自分の肉体がひ弱な事に気づいたって」<br/>「その時に俺、思ったんだ。人間は、まだこの肉体で出来る事をやり尽していない…」<br/>「それなのにニュータイプだ、外宇宙だ、なんて言うのはおかしいんじゃないか…って」
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;「前に話さなかったけ? 俺…地球に初めて降りた時、自分の肉体がひ弱な事に気づいたって」<br/>「その時に俺、思ったんだ。人間は、まだこの肉体で出来る事をやり尽していない…」<br/>「それなのにニュータイプだ、外宇宙だ、なんて言うのはおかしいんじゃないか…って」
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』シークレットシナリオ「正義と勇気を友にして」において、[[獅子王凱|凱]]主導の宇宙での訓練を前にした[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]との会話において。
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』シークレットシナリオ「正義と勇気を友にして」において、[[獅子王凱|凱]]主導の宇宙での訓練を前にした[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]との会話において。
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=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
 
;ナイン「ならば海賊らしく…」<br />トビア「いただいてゆくっ!」
 
;ナイン「ならば海賊らしく…」<br />トビア「いただいてゆくっ!」
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』スペシャルシナリオ「長き旅路を支えるもの」冒頭での[[ナイン]]との掛け合い。補給物資が尽きてきた所で[[親衛隊艦長|大量の物資を持ってそうな部隊]]が出てきて部隊全員のノリがまさしく宇宙海賊なので出てきた原作の名台詞なのだが、こんなところで名台詞の無駄使いをせんでも…しかもこのシナリオでのマップBGMは終始「クロスボーン・ガンダム」である。
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:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』スペシャルシナリオ「長き旅路を支えるもの」冒頭での[[ナイン]]との掛け合い。補給物資が尽きてきた所で[[親衛隊艦長|大量の物資を持ってそうな部隊]]が出てきて部隊全員のノリがまさしく宇宙海賊なので出てきた原作の名台詞なのだが、こんなところで名台詞の無駄使いをせずとも…しかもこのシナリオでのマップBGMは終始「クロスボーン・ガンダム」である。
 
;「しかし、そんなすごい戦いの連続の中、魔法騎士は何をしてたんだ?」
 
;「しかし、そんなすごい戦いの連続の中、魔法騎士は何をしてたんだ?」
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』第20話のミッションクリア後シナリオデモより。
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』第20話のミッションクリア後シナリオデモより。
:各部隊合流時に[[魔法騎士]]3人が新規メンバーとして顔合わせを行なった際、異世界([[セフィーロ]][[バイストン・ウェル]])へ飛ばされた部隊からその経緯を説明されている中で放った一言である。
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:各部隊合流時に[[魔法騎士]]3人が新規メンバーとして顔合わせを行なった際、[[異世界]](セフィーロと[[バイストン・ウェル]])へ飛ばされた部隊からその経緯を説明されている中で放った一言である。
 
:一般人(しかも女子中学生)が突然「戦士(魔法騎士)としてT3に加わることになった」ことに対して疑問に残る所や腑に落ちない点があったのだろうが、場の空気をあまり考慮せず思ったことを直ぐ口に出してしまったのは流石に'''失言'''としか言い様がない。
 
:一般人(しかも女子中学生)が突然「戦士(魔法騎士)としてT3に加わることになった」ことに対して疑問に残る所や腑に落ちない点があったのだろうが、場の空気をあまり考慮せず思ったことを直ぐ口に出してしまったのは流石に'''失言'''としか言い様がない。
 
:当然ながら、この一言には[[獅堂光|光]]が「'''もしかして、私達の事…役立たずだと思ってる!?'''」と抗議しており、[[モコナ]]もそれに応える形で姿を現している。
 
:当然ながら、この一言には[[獅堂光|光]]が「'''もしかして、私達の事…役立たずだと思ってる!?'''」と抗議しており、[[モコナ]]もそれに応える形で姿を現している。
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:初遭遇のクロスボーンとの戦いで、X1と戦う。その後、鹵獲機による操縦の習熟や、水素採集基地からの脱出でも搭乗。
 
:初遭遇のクロスボーンとの戦いで、X1と戦う。その後、鹵獲機による操縦の習熟や、水素採集基地からの脱出でも搭乗。
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1]]
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1]]
:一度だけキンケドゥに頼まれて操縦している。その後危機に陥った際にキンケドゥのコアファイターと自分のコアファイターを交換する形で入れ替わる。
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:一度だけキンケドゥに頼まれて操縦している。その後危機に陥った際にキンケドゥの[[コアファイター]]と自分のコアファイターを交換する形で入れ替わる。
 
:;[[クロスボーン・ガンダムX1改]]
 
:;[[クロスボーン・ガンダムX1改]]
 
::破壊されたX3に代わり、キンケドゥから譲り受ける。
 
::破壊されたX3に代わり、キンケドゥから譲り受ける。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では、選んだ主人公によってはこの機体で闘技場でのX2との戦いに臨むことになる。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では、選んだ主人公によってはこの機体で闘技場でのX2との戦いに臨むことになる。
 
;[[量産型ガンダムF91]]
 
;[[量産型ガンダムF91]]
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』にて、ウモンが用意した機体に搭乗している。
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:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』にて、[[ウモン・サモン]]が用意した機体に搭乗している。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==