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テムジン707Sの元となった機体のテムジン707J(型式番号MBV-707-J)シリーズは第二世代型VRの中でも屈指の性能を誇り、地球圏最強の呼び声高き傑作機だった。だが、勝手の異なる火星戦線においては評判通りの力を発揮できず、現地生まれの第三世代型VRを前にして予想外の苦戦を強いられた。この戦訓をもとに、最新鋭第三世代型のテムジン747(型式番号MBV-747)系列機体が開発された。第三世代テムジンは、マーズ・クリスタルの影響下でも活動出来るよう改良されると同時に、外装甲の換装を可能とする柔軟な設計により、高い汎用性を獲得した。
 
テムジン707Sの元となった機体のテムジン707J(型式番号MBV-707-J)シリーズは第二世代型VRの中でも屈指の性能を誇り、地球圏最強の呼び声高き傑作機だった。だが、勝手の異なる火星戦線においては評判通りの力を発揮できず、現地生まれの第三世代型VRを前にして予想外の苦戦を強いられた。この戦訓をもとに、最新鋭第三世代型のテムジン747(型式番号MBV-747)系列機体が開発された。第三世代テムジンは、マーズ・クリスタルの影響下でも活動出来るよう改良されると同時に、外装甲の換装を可能とする柔軟な設計により、高い汎用性を獲得した。
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MARZは前述のMZV-707-Sに次ぐ主力機体とすべく、このテムジン747系VRの開発元より技術供与を受け、徹底したチューニングを施した。全体的に余裕をもった設計の本機種は運用面での融通が利き、MARZによる採算度外視の大幅なチューンナップによる出力向上にも問題なく対応し、その素性のよさを際立たせた。完成した機体「テムジン747J」は、隙も少なく手数を稼げるビームライフル、牽制の粋を遥かに超えた敵弾相殺ボム、反則的威力を誇るソードウェーブを兼ね備え、アーケード版(『電脳戦機バーチャロン フォース』)に登場する標準機体たちを自由自在に蹂躙する超兵器として君臨するに至った。この機体の性能と入手の容易さが、『[[電脳戦機バーチャロン マーズ]]』をして「'''テムジンゲー'''」と言わしめる一因である(他の登場機種たちの冷遇っぷりも含めて。原作では、性能面を更に向上させたマイナーチェンジ版「MZV-747-J/V」という指揮官機体も存在しているが、残念ながらSRWには登場しない)。
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MARZは前述のMZV-707-Sに次ぐ主力機体とすべく、このテムジン747系VRの開発元より技術供与を受け、徹底したチューニングを施した。全体的に余裕をもった設計の本機種は運用面での融通が利き、MARZによる採算度外視の大幅なチューンナップによる出力向上にも問題なく対応し、その素性のよさを際立たせた。完成した機体「テムジン747J」は、隙も少なく手数を稼げるビームライフル、牽制の粋を遥かに超えた敵弾相殺ボム、反則的威力を誇るソードウェーブを兼ね備え、前作『電脳戦機バーチャロン フォース』(SRW未登場)から登場する標準機体たちを自由自在に蹂躙する超兵器として君臨するに至った。この機体の性能と入手の容易さが、『[[電脳戦機バーチャロン マーズ]]』をして「'''テムジンゲー'''」と言わしめる一因である<ref>他の登場機種たちの冷遇っぷりも含めて。原作では、性能面を更に向上させたマイナーチェンジ版「MZV-747-J/V」という指揮官機体も存在しているが、SRW未登場。</ref>。
 
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なお、機体名の「テムジン」はモンゴル帝国の初代皇帝チンギス・ハーン(1162年頃?~1227年)の本名から取られていると思われる。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 
;対[[ダイモン (バーチャロン)|ダイモン]]
 
;対[[ダイモン (バーチャロン)|ダイモン]]
:『K』にて敵勢力も含め、本格参戦(?)となった。この戦闘は何時になくアツイ。
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:747Jを支給されたプレイヤーは、襲い来るダイモンの手勢を退け、ダイモンの潜む電脳虚数空間への突入ルートを切り開く。最奥にて[[タングラム]]を乗っ取り襲い来るダイモンであったが、遂にタングラムをダイモンの支配から解き放ち、[[MARZ]]の真の戦いに終止符を打つのであった…。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*機体名の「テムジン」はモンゴル帝国の初代皇帝チンギス・ハーンの本名から取られていると思われる。
 
*テムジン系列はバーチャロンシリーズを飾る主役機ポジションであるが、あくまでプレイヤー機体の1つであったためか、第1作(初代『バーチャロン』)に登場した第1世代テムジンの時点で既に大量生産を目的とした[[量産機]]であった。しかし[[電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム|第2世代]]で登場した707系列以降は性能を重視したフラグシップ機に移行<ref>この方針転換と、それに伴う第2世代テムジンの開発遅延により、第1世代テムジンをさらに簡易量産型にした「10/80(テン・エイティ、SRW未登場)」が誕生し、本家テムジンから派生している。</ref>、そして『マーズ』で登場した本機のような採算を度外視した所属組織用テムジン…といったように時系列を重ねる毎に少数精鋭化が進んでおり、「試作高性能機→そのデータを元に量産機」という経緯を辿る事が多いロボット創作物では逆のパターンを辿った珍しい機体と言ってもいい。
 
*テムジン系列はバーチャロンシリーズを飾る主役機ポジションであるが、あくまでプレイヤー機体の1つであったためか、第1作(初代『バーチャロン』)に登場した第1世代テムジンの時点で既に大量生産を目的とした[[量産機]]であった。しかし[[電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム|第2世代]]で登場した707系列以降は性能を重視したフラグシップ機に移行<ref>この方針転換と、それに伴う第2世代テムジンの開発遅延により、第1世代テムジンをさらに簡易量産型にした「10/80(テン・エイティ、SRW未登場)」が誕生し、本家テムジンから派生している。</ref>、そして『マーズ』で登場した本機のような採算を度外視した所属組織用テムジン…といったように時系列を重ねる毎に少数精鋭化が進んでおり、「試作高性能機→そのデータを元に量産機」という経緯を辿る事が多いロボット創作物では逆のパターンを辿った珍しい機体と言ってもいい。
 
*ブルースライダー使用時などにチーフが口にする『MARZ戦闘教義』。第13番や24番など、スパロボではいくつかの指導要綱が登場するが、これは原作には存在しないオリジナル要素である。原作では、主人公は一貫して一言も言葉を発さず、[[チーフ]]も登場しない(ついでにキャラクターとしてのフェイ・イェンも登場しない)。
 
*ブルースライダー使用時などにチーフが口にする『MARZ戦闘教義』。第13番や24番など、スパロボではいくつかの指導要綱が登場するが、これは原作には存在しないオリジナル要素である。原作では、主人公は一貫して一言も言葉を発さず、[[チーフ]]も登場しない(ついでにキャラクターとしてのフェイ・イェンも登場しない)。
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