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516 バイト追加 、 2020年9月7日 (月) 19:00
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細身の腕部や脚部からも解かる通り、宇宙空間内での戦闘を重視した設計で、機体はエステバリスよりもやや大型だが、両脚部の大型重力波ユニットの実装によりエステバリスを凌駕する高出力と機動性を実現している。反面、重力波アンテナは有していないが、木連無人兵器の大出力ジェネレータを改良した物を動力として搭載し、その恩恵によって武装面では高出力のハンドレールガンを標準装備して使用する事が可能となっている。機体の剛性にも優れており、直撃しなかったとは言え、高機動ユニットを装備した[[ブラックサレナ]]の体当たりを受けても僅かな損傷しかしていない。
 
細身の腕部や脚部からも解かる通り、宇宙空間内での戦闘を重視した設計で、機体はエステバリスよりもやや大型だが、両脚部の大型重力波ユニットの実装によりエステバリスを凌駕する高出力と機動性を実現している。反面、重力波アンテナは有していないが、木連無人兵器の大出力ジェネレータを改良した物を動力として搭載し、その恩恵によって武装面では高出力のハンドレールガンを標準装備して使用する事が可能となっている。機体の剛性にも優れており、直撃しなかったとは言え、高機動ユニットを装備した[[ブラックサレナ]]の体当たりを受けても僅かな損傷しかしていない。
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最大の特徴は、コンピュータが基本操作を行う「EOS(Easy Operation System)」によって[[IFS]]処理をしなくても機体の操縦が可能となっている点で、本機が統合軍の主力量産機の座を手にした理由の一つに「体内にナノマシンを注入するIFS処理に生理的な抵抗感を抱く軍人が多かった結果、IFS処理が不要なステルンクーゲルが採用されている」という設定がある。なお、まだ実現してはいないが、将来的には単独での[[ボソンジャンプ]]機能を備えたユニットを付加させる事を視野に入れた設計になっている事も、連合に注目された理由の一つになっている。
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最大の特徴は、コンピュータが基本操作を行う「EOS(Easy Operation System)」によって[[IFS]]処理をしなくても機体の操縦が可能となっている点で、本機が統合軍の主力量産機の座を手にした理由の一つに「体内にナノマシンを注入するIFS処理に生理的な抵抗感を抱く軍人が多かった結果、IFS処理が不要なステルンクーゲルが採用されている」という設定がある。なお、まだ実現してはいないが、将来的には単独での[[ボソンジャンプ]]機能を備えたユニットを付加させる事を視野に入れた設計になっている事も、連合に注目された理由の一つになっている。なお、開発を行ったクリムゾングループは、元・木連将校で『[[火星の後継者]]』のリーダーとなる[[草壁春樹]]と[[蜥蜴戦争]]時より密約を結んだ間柄で、組織の主力機である[[積尸気]]の開発にもクリムゾングループが関与している事から、本機とは兄弟機となっており、そちらの方では既に外部ユニットの開発でボソンジャンプが可能となっているが、基本性能や火力面では本機が勝っている。
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名称のステルンクーゲル(松虫草)は、ドイツ語で「星の球」を意味しているが、花言葉は「喪失」、「悲しみの花嫁」、「嫌気」、「失恋の痛手」、「悲哀の心」、「未亡人」、「不幸な愛情」、「叶わぬ恋」とやたら不吉な内容が多い。開発を行った[[アクア・クリムゾン|クリムゾングループの令嬢]]が命名したのだろうか…?
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名称のステルンクーゲル(松虫草)は、ドイツ語で「星の球」を意味しているが、花言葉は「喪失」、「悲しみの花嫁」、「嫌気」、「失恋の痛手」、「悲哀の心」、「未亡人」、「不幸な愛情」、「叶わぬ恋」とやたら不吉な内容が多い。[[アクア・クリムゾン|悲劇のヒロインに憧れるクリムゾングループの問題児令嬢]]が命名したのだろうか…?
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劇中では、地球連合統合平和維持軍の新たな主力[[量産型|量産機]]として正式採用され、既に大量配備されていたのだが、開発したクリムゾングループが元・木連将校である[[草壁春樹]]と密約を結んでいた結果、彼の率いるテロ組織である『[[火星の後継者]]』が表舞台に台頭した後、多くの機体がパイロットと共に寝返る事態となっている。その後は[[積尸気]]や[[ジンシリーズ]]と共に組織の主力機として[[火星]]に配備されていたが、IFSに依存しないコンピュータ制御の操縦システムが逆に仇になってしまう形で、[[ナデシコC]]からのハッキングによって無力化されている。
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劇中では、地球連合統合平和維持軍の新たな主力[[量産型|量産機]]として正式採用され、既に大量配備されていたのだが、開発したクリムゾングループと草壁との関係から、彼の率いる『火星の後継者』が表舞台に台頭した後に多くの機体がパイロットと共に寝返る事態となっている。一方、統合軍側に残っていた機体も存在し、十三番ターミナルコロニー「サクヤ」攻防戦等において投入され、艦隊との連携による大火力によって優勢を保っていたのだが、[[火星]]古代遺跡の[[演算ユニット]]を制御下に置いた火星の後継者側のボソンジャンプによる奇襲作戦によって撃退されている。
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一方、統合軍側に残っていた機体も存在し、十三番ターミナルコロニー「サクヤ」攻防戦等において投入され、艦隊との連携による大火力によって優勢を保っていたのだが、[[火星]]古代遺跡の[[演算ユニット]]を制御下に置いた火星の後継者側の[[ボソンジャンプ]]による奇襲作戦によって撃退されている。
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その後、火星の後継者側に渡った機体は、積尸気や[[ジンシリーズ]]と共に組織の主力機として[[火星]]に配備されていたが、IFSに依存しないコンピュータ制御の操縦システムが逆に仇になってしまう形で、[[ナデシコC]]からのハッキングによって無力化されている。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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