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ジャミトフが政治活動に専念していたこともあり、次第にティターンズは[[バスク・オム|バスク]]によって私物化され、さらにグリプス戦役後期には[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]の台頭によってジャミトフのコントロールが効かなくなっていった。
 
ジャミトフが政治活動に専念していたこともあり、次第にティターンズは[[バスク・オム|バスク]]によって私物化され、さらにグリプス戦役後期には[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]の台頭によってジャミトフのコントロールが効かなくなっていった。
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その後、[[地球|地球圏]]各地でエゥーゴとの抗争([[グリプス戦役]])を繰り広げたが、[[クワトロ・バジーナ]]([[シャア・アズナブル]])の[[ダカール演説]]([[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]]では[[ハヤト・コバヤシ]]が行ったとされる)によって連邦軍の私物化と暴虐な振る舞いを非難されて地球出身者の支持をも失い<ref>ダカール演説を妨害しようとした[[ジェリド・メサ|ジェリド]]が友軍のアッシマーを狙って撃った流れ弾を議事堂に命中させてしまい、それがテレビで生中継されてしまった事でティターンズの暴虐ぶりを2つも自ら証明する形となってしまった事も追い打ちをかけてしまっている。</ref>、また[[アクシズ]]を含む三つ巴の戦いに発展し、最高指導者ジャミトフの[[暗殺]]、[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]の台頭を経て、最終的にはグリプスでの決戦でシロッコの死亡や[[コロニーレーザー]]による主力艦隊壊滅でティターンズは崩壊する。その後、一部の残党は[[ネオ・ジオン]]に投降または吸収され、連邦軍に拘束された者達は、トリントン吉等に左遷されるか連邦にとって不都合な面を隠蔽する、あるいは彼らにその罪を着せるという目論見もあり、ティターンズ側にとって徹底的に不利な状況の不当な裁判([[エイパー・シナプス|あらゆる罪を擦り付け、最終的に死刑判決を下す]])を受けている。宇宙世紀0093年頃の価値観では、シャアが演説において「ティターンズのような反連邦政府運動」と発言している事や、[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[ブライト・ノア|ブライト]]が「反連邦政府の連中」と呼んでいる事などからわかる通り、グリプス戦役前半のような主流派ではなく、過激な異端派という位置づけが一般的であったようだ。
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その後、[[地球|地球圏]]各地でエゥーゴとの抗争([[グリプス戦役]])を繰り広げたが、[[クワトロ・バジーナ]]([[シャア・アズナブル]])の[[ダカール演説]]([[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]]では[[ハヤト・コバヤシ]]が行ったとされる)によって連邦軍の私物化と暴虐な振る舞いを非難されて地球出身者の支持をも失い<ref>ダカール演説を妨害しようとした[[ジェリド・メサ|ジェリド]]が友軍のアッシマーを狙って撃った流れ弾を議事堂に命中させてしまい、それがテレビで生中継された事でティターンズの暴虐ぶりを2つも自ら証明する形となった事も追い打ちをかけてしまっている。</ref>、また[[アクシズ]]を含む三つ巴の戦いに発展し、最高指導者ジャミトフの[[暗殺]]、[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]の台頭を経て、最終的にはグリプスでの決戦でシロッコの死亡や[[コロニーレーザー]]による主力艦隊壊滅でティターンズは崩壊する。その後、一部の残党は[[ネオ・ジオン]]に投降または吸収され、連邦軍に拘束された者達は、トリントン基地等に左遷されるか連邦にとって不都合な面を隠蔽する、あるいは彼らにその罪を着せるという目論見もあり、ティターンズ側にとって徹底的に不利な状況の不当な裁判([[エイパー・シナプス|あらゆる罪を擦り付け、最終的に死刑判決を下す]])を受けている。宇宙世紀0093年頃の価値観では、シャアが演説において「ティターンズのような反連邦政府運動」と発言している事や、[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[ブライト・ノア|ブライト]]が「反連邦政府の連中」と呼んでいる事などからわかる通り、グリプス戦役前半のような主流派ではなく、過激な異端派という位置づけが一般的であったようだ。
    
=== 総評 ===
 
=== 総評 ===
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近年では2002年から2007年に連載された[[小説]]および[[漫画]]作品『ADVANCE OF Z―ティターンズの旗のもとに』(SRW未参戦)等のティターンズ視点の物語ができたことによって、「ティターンズの[[グリプス戦役]]時の暴走は、[[バスク・オム|バスク]]や[[ジャマイカン・ダニンガン|ジャマイカン]]等の一部の急進的かつ過激な思想の持ち主によるもので、ティターンズ全体がそのような組織ではない」というティターンズに擁護的な設定に基づいた作品も登場してきている。
 
近年では2002年から2007年に連載された[[小説]]および[[漫画]]作品『ADVANCE OF Z―ティターンズの旗のもとに』(SRW未参戦)等のティターンズ視点の物語ができたことによって、「ティターンズの[[グリプス戦役]]時の暴走は、[[バスク・オム|バスク]]や[[ジャマイカン・ダニンガン|ジャマイカン]]等の一部の急進的かつ過激な思想の持ち主によるもので、ティターンズ全体がそのような組織ではない」というティターンズに擁護的な設定に基づいた作品も登場してきている。
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またゲームソフト『ギレンの野望 アクシズの脅威』でのティターンズ(ジャミトフ視点)は、バスクの提案を徹底的に退け、そのバスクをシロッコの要望を飲み粛清すると、シロッコ一派も忠臣のままで安定する組織として描かれている。
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またゲームソフト『ギレンの野望 アクシズの脅威』でのティターンズ(ジャミトフ視点)は、バスクの提案を徹底的に退け、シロッコの要望を飲みバスクを粛清すると、シロッコ一派も忠臣のままで安定する組織として描かれている。
    
=== スパロボシリーズにおいて ===
 
=== スパロボシリーズにおいて ===
基本的にプレイヤー部隊が地球連邦軍所属である事が多い関係上、同じ連邦軍の特殊部隊として最初は味方であることも多い。しかし、プレイヤー部隊との関係は悪く、互いに内なる敵とも言える存在同士であり、いずれの作品でも最終的には完全に敵対することになる。
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基本的に[[プレイヤー部隊]]が地球連邦軍所属である事が多い関係上、同じ連邦軍の特殊部隊として最初は味方であることも多い。しかし、プレイヤー部隊との関係は悪く、互いに内なる敵とも言える存在同士であり、いずれの作品でも最終的には完全に敵対することになる。
    
その後は『Ζガンダム』参戦時にも本編の内容が再現されることが少なく、既に壊滅済という設定の場合が多かったが、劇場版設定での参戦に伴い再び活躍の機会も多くなっている。その際には[[ブルーコスモス]]のような共通点が多い組織と組むケースが多い。
 
その後は『Ζガンダム』参戦時にも本編の内容が再現されることが少なく、既に壊滅済という設定の場合が多かったが、劇場版設定での参戦に伴い再び活躍の機会も多くなっている。その際には[[ブルーコスモス]]のような共通点が多い組織と組むケースが多い。
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[[異星人]]や地下勢力といった人外の敵が多数出現するSRWの世界において、ティターンズの艦隊とモビルスーツのみで地球を防衛できるはずもないばかりか、人類の存亡がかかっている現状を無視して人類同士の争いを続けたり、プレイヤー部隊を一方的に悪者扱いして支持を集めるも、当のティターンズがプレイヤー部隊を超える活動が出来たわけでもないばかりか、その代案や施策がいい加減だったりと、先見性が無く大局を理解できない滑稽な集団になってしまっている(一応弁護しておくと原作のティターンズは'''横暴だが馬鹿ではない''')。とは言え、『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』や『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』のように特機を接収しようとする作品もある(ただし実際に運用出来るノウハウがあるかは別問題だが)。
 
[[異星人]]や地下勢力といった人外の敵が多数出現するSRWの世界において、ティターンズの艦隊とモビルスーツのみで地球を防衛できるはずもないばかりか、人類の存亡がかかっている現状を無視して人類同士の争いを続けたり、プレイヤー部隊を一方的に悪者扱いして支持を集めるも、当のティターンズがプレイヤー部隊を超える活動が出来たわけでもないばかりか、その代案や施策がいい加減だったりと、先見性が無く大局を理解できない滑稽な集団になってしまっている(一応弁護しておくと原作のティターンズは'''横暴だが馬鹿ではない''')。とは言え、『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』や『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』のように特機を接収しようとする作品もある(ただし実際に運用出来るノウハウがあるかは別問題だが)。
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また、説得によるフォウの自軍加入は半ばお約束となっている他、ロザミア、サラ、レコアが自軍入りする場合もある。ジェリド、ライラ、カクリコン、ヤザンなど、内戦が発生していない時期において自軍入りするキャラクターも多い。
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また、[[説得]]によるフォウの自軍加入は半ばお約束となっている他、ロザミア、サラ、レコアが自軍入りする場合もある。ジェリド、ライラ、カクリコン、ヤザンなど、内戦が発生していない時期において自軍入りするキャラクターも多い。
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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:[[ソーディアン]]の超常的な力を狙う勢力の一つとして描かれるが、名前付きのキャラクターで登場するのはシロッコとバスクのみ。しかもバスクは主力艦隊を率いて宇宙で高見の見物中であったところ、'''[[恐竜帝国]]の[[マグマ砲]]によって艦隊ごと一網打尽'''というあっけない最期を迎える。
 
:[[ソーディアン]]の超常的な力を狙う勢力の一つとして描かれるが、名前付きのキャラクターで登場するのはシロッコとバスクのみ。しかもバスクは主力艦隊を率いて宇宙で高見の見物中であったところ、'''[[恐竜帝国]]の[[マグマ砲]]によって艦隊ごと一網打尽'''というあっけない最期を迎える。
 
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
 
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
:初めて劇場版準拠で登場。『Z』に先駆けて[[ロゴス]]や[[ファントムペイン]]との絡みなどが展開される。本作では戦闘システムの仕様上、アッシマーやハンブラビ等のティターンズ所属の高機動MAが猛威を揮う。登場キャラは少なく、ジャミトフやバスク、更にはジェリドすらも登場しない。
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:初めて劇場版準拠で登場。『Z』に先駆けて[[ロゴス]]や[[ファントムペイン]]との絡みなどが展開される。本作では戦闘システムの仕様上、アッシマーやハンブラビ等のティターンズ所属の高機動[[MA]]が猛威を揮う。登場キャラは少なく、ジャミトフやバスク、更にはジェリドすらも登場しない。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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:2章から登場。地球連邦内の三大派閥の一角という扱い。ジャミトフも割と出番は多めなものの、やはり暗殺されてしまう。
 
:2章から登場。地球連邦内の三大派閥の一角という扱い。ジャミトフも割と出番は多めなものの、やはり暗殺されてしまう。
 
:スパロボ的には概ね平常運行のティターンズだが、戦力が[[MS]]=シューターが多めで、射撃で[[母艦]]に掠り傷を負わされただけでS評価を逃す設定が多いあたりなので、嫌がられる敵勢力ではある。
 
:スパロボ的には概ね平常運行のティターンズだが、戦力が[[MS]]=シューターが多めで、射撃で[[母艦]]に掠り傷を負わされただけでS評価を逃す設定が多いあたりなので、嫌がられる敵勢力ではある。
:珍しい方向性の"IFのティターンズ"としては、2018年12月の期間限定イベント『起死回生のシャア』が挙げられる。当イベントの前史において異星人襲来によりグリプス戦役が中断、シロッコはティターンズ乗っ取りに成功して連邦軍をほぼ掌握。シロッコは准将、ジェリドも少佐に昇進して、ロンド・ベル(概ね旧シリーズのゲーム後半におけるロンド・ベルのイメージ)をも実質の指揮下に置いていた。
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:珍しい方向性の"IFのティターンズ"としては、2018年12月の期間限定イベント『起死回生のシャア』が挙げられる。当イベントでは前史において異星人襲来によりグリプス戦役が中断、シロッコはティターンズ乗っ取りに成功して連邦軍をほぼ掌握。シロッコは准将、ジェリドも少佐に昇進して、ロンド・ベル(概ね旧シリーズのゲーム後半におけるロンド・ベルのイメージ)をも実質の指揮下に置いていた。
    
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
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==== 所属 ====
 
==== 所属 ====
 
;『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])』の副主人公
 
;『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])』の副主人公
:序盤の選択肢で恋人が「'''いる'''」を選ぶとジェリド達の隊に配属されている。中盤「宇宙へ」か「ティターンズ台頭」で[[主人公]]が[[説得]]すると乗機の[[バイアラン]]と共に自軍に参入する(「'''いない'''」を選択すると、そのシナリオ終了後に補充人員として自軍に配属されてくる。この場合、主人公とは初対面となる)。
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:序盤の選択肢で恋人が「'''いる'''」を選ぶとジェリド達の隊に配属されている。中盤「宇宙へ」か「ティターンズ台頭」で[[主人公]]が説得すると乗機の[[バイアラン]]と共に自軍に参入する(「'''いない'''」を選択すると、そのシナリオ終了後に補充人員として自軍に配属されてくる。この場合、主人公とは初対面となる)。
 
;[[イルムガルト・カザハラ]]
 
;[[イルムガルト・カザハラ]]
 
:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』では副主人公である場合に所属している。『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では前作での罪状を抹消する為にティターンズに属したが、裏切ることになる。
 
:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』では副主人公である場合に所属している。『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では前作での罪状を抹消する為にティターンズに属したが、裏切ることになる。
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