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+ | バックパックの交換による戦域を選ばない汎用性を持ち、また音声入力・ナビゲーションによる統合型コンピュータを搭載しており、練度の低いパイロットでも高い操縦性を発揮できるのも特徴。非常時には内蔵されている給油用チューブを介して他の機体からエネルギーを[[補給]]する事も可能で、劇中では残量不足に陥っていた[[レイズナー]]が拘束した[[ブレイバー]]から強制的に抜き取っており、別機種同士でも問題なく行なえる模様である。 | ||
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2024年5月22日 (水) 19:35時点における最新版
SPTとは、『蒼き流星SPTレイズナー』に登場する兵器。
概要編集
身長10メートル程の人型兵器。
「Super Powered Tracer(超強化機能服)」の略称で、あらゆる戦況に対応出来る汎用性の高い人型兵器。グラドスで開発された。
本来は外宇宙の探査と開発を目的とする装備で宇宙服の発展形の人型ロボットであるが、敵対的な異星種族との接触を想定した軍事兵器としての性能も重視されている。
地球製の兵器を凌駕する高い機動性と戦闘能力を誇り、全身のバーニアを用いた姿勢制御による独特の機動戦闘はさながら「人型の戦闘機」を言った趣を持つ。
頭部はキャノピーに覆われた全天ドーム型のグラスコクピットとなっており、周囲の状況確認は基本的に肉眼での目視とセンサー類で行われる。 ちなみに高機動飛行時などの重心点はコクピットである頭部を基準に動く様になっているとの事。 バックパックの交換による戦域を選ばない汎用性を持ち、また音声入力・ナビゲーションによる統合型コンピュータを搭載しており、練度の低いパイロットでも高い操縦性を発揮できるのも特徴。非常時には内蔵されている給油用チューブを介して他の機体からエネルギーを補給する事も可能で、劇中では残量不足に陥っていたレイズナーが拘束したブレイバーから強制的に抜き取っており、別機種同士でも問題なく行なえる模様である。
標準兵装は内蔵武器である電磁破砕機構「ナックルショット」と携行火器である自由電子レーザー銃「レーザード・ライフル」。機体が甚大なダメージを被った際、シートごと射出する脱出システムもほぼ全機種に装備されているが、劇中で脱出シークエンスが確認出来る描写は非常に少ない。
やられメカ扱いの量産機でも単独で地球の大気圏突入と離脱をこなす機動力を有するなど、作中の地球側と比べれば正に隔絶したグラドスの高い技術力を象徴する存在である。派生機として大気圏内など局地運用に特化したMF(マルチフォーム)や無人機であるTS(テラー・ストライカー)が存在。
大河原邦男が描いた初期登場SPTの設定画は身長10メートルの人型の頭部にコクピットを収めているため胴体に比べて意図的に頭部が巨大に描かれており海外SF映画『エイリアン』のエイリアンのようなアンバランスさを醸し出していたが、実際の作中では頭部の小さな通常体型(人間との比率からいくと十数メートル前後)で描かれることが多く、後半に登場するSPTでは設定画段階で通常体型になっている。
スーパーロボット大戦における特徴編集
Sサイズで飛行可能、運動性・移動力が高いなど、オーラバトラーと似たような性能だが、武装は射撃主体で宇宙への地形適応が高い点が異なる。初登場の『新』では装甲も高く分身が標準能力となっているなど、オーラバトラーの代替ユニット的側面がより強かった。またレーザード・ライフルなどの武装も『新』では非ビーム兵器にされていたが、『64』以後はビーム兵器へと変更と、モビルスーツ寄りの性能に調整されている。
『GC(XO)』ではそのサイズにより部位攻撃の面でMサイズユニット(モビルスーツやヘビーメタル等)に対して有利に立ち回れるが反面、L以上のユニット(戦艦等)には不利となる(このためエイジが持つ狙い撃ちの重要度が高い)。また、入手できる機体で飛行できるものが少ないのも難点。
スパロボに登場したSPT編集
関連用語編集
用語編集
- V-MAX
- 一部のSPTに内蔵された緊急脱出用機体機能増幅システム。
余談編集
- 劇中のSPTが見せる非常に変則的かつ特徴的な挙動は、作画スタジオのアニメアール[1]から「繋げないで下さい」「制動をかけないでください」という特別な指示が出されていたことによるものである。
- 具体的には、SPTの動きは中割り作画を抜きに突然異なるポーズを取りながら回避行動を行うなど、1枚1枚コマ送りで見ると動きの繋がっていない画を用いることでUFOのように物理法則を無視した挙動を成立させるといった高度な技法が使われている。
脚注編集
- ↑ 高橋監督作品の多くに参加している作画スタジオ。