「Rk-92 サベージ」の版間の差分
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+ | その理由は、'''機械的な信頼性の圧倒的な高さ'''にある。戦場の環境がどれほど過酷でも、粗悪な燃料しかなくても、ろくに整備が行えなくてもとにかく動き、動けば戦える、というマシンとしての頑丈さが最大の強みであり、乗り手からの評価は一様に高い。故障の事例はほぼなく、生産コストも低く、まさに量産型の鑑と言える。それゆえ、中国や北朝鮮の共産諸国やゲリラも使用しており、中にはコピー機まで存在する。兵器としての信頼性をもっとも重視する[[相良宗介]]もこの機体を好んでおり、'''両足の駆動部を破壊された本機で万全の機体を二機破壊する'''と言う芸当までやってのけている。 | ||
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+ | そんなサベージの最大の問題は他機に比べ低い性能、ではなく'''あまりにも兵器として(特にコストパフォーマンスが)優秀すぎたこと'''である。後述の「Rk-02 セプター」という第三世代の後継機が開発・販売された際にそれが顕著に現れている。セプターが開発された時点で既に米露並びに欧州各国、日本等の先進国では第三世代ASが運用もしくは開発段階<ref>具体的には、ロシアは既に他社製の[[Zy-98 シャドウ|シャドウ]]、アメリカは[[M9 ガーンズバック|M9]]、日本はアメリカのM9を買えという圧力に加えて自前のレイヴン</ref>にあるのだが、その他の諸国、有り体に言えば『ASの需要が高い第三世界諸国』は「(値段が高い)セプターを買うくらいなら(値段が安い)サベージを大量に配備したほうがいい」という認識で一致していた。大量に生産されたお陰でアフターマーケットが盛んなことも後押ししている。さらに、この時期すでに輸出用の[[Zy-98 シャドウ|Zy-99M]](所謂モンキーモデル)がロールアウトしていたこともあって、金銭的に余裕があり第三世代機が必要な国は[[Zy-98 シャドウ|Zy-99M]]を購入。配備開始時にソ連が崩壊した挙句、サベージの輸出先である第三世界では高性能機を運用できる環境(特に維持費)がない、というジレンマにより『アナザー』の時期にも未だ現役である。 | ||
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+ | 作中では専ら[[やられメカ|やられ役]]だが、宗介も使用した他、エピソードによっては主役を務める事もあった。要するに『[[ガンダムシリーズ]]』における[[ザク]]の立ち位置なのだが、優秀すぎて後継機が出ても現役という点では[[スコープドッグ]]に近い。 | ||
+ | また、「ソ連製」「超信頼性」「安価」といった本機の性質は、実在する武器であるAK-47カラシニコフ自動小銃<ref>後継であるAN-94アバカンがあるが、「旋盤があれば作れる」とまで言われるシンプルな作りや、それに伴うどんな状況でも作動する、壊れても変えがすぐに手に入るため、シリーズのAKM、AK-74、その中国製デッドコピー品の56式自動歩槍共々AN-94より多く使われている。</ref>、や、戦闘機であるMiG-21<ref>後継機(MiG-29)や高性能機のモンキーモデル(Su-27)があるにも関わらず、運用コストのせいで前者は使われず、お金のある第三国は後者を採用し、残りはMiG-21あるいはその中国製デッドコピー品のJ-7を使い続ける…という所まで同様である。</ref>、戦車で言えばT-54/55を連想させる内容でもある。このほかに、スクウェア・エニックス社のロボットSLGとして名高い『フロントミッション』シリーズには「カエル型でロシア製で生存性・信頼性重視の設計」という共通点の多いテラーンシリーズが存在する<ref>テラーンは「暴君」という意味のロシア語であり、サベージの「野蛮人」という名称と似たベクトルの名前である。原作者の賀東招二氏はあるあとがきで「M9などの主役ASのデザインはATやヴァンツァー(フロントミッションシリーズの人型兵器の総称)などで表現されているミリタリーテイストからあえて離れたものにした」と語っており、テラーンシリーズのことは既知であると思われる。設定には細かな相違点もあり、パクりではなくオマージュの範疇であろう。</ref>。 | ||
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+ | ちなみにサベージ(野蛮人)と言う名前はNATOによる別称(コードネーム)であり本来のペットネームは'''リーヴェニ(Ливень:暴風)'''である。これもソ連(ロシア)軍機あるあるネタであり、日本での通称がNATOコードになっていて、本来のペットネームが知られてない事が多い。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
+ | 下記の武装以外にも一般的なAS用武装が使用可能。原作では40mmライフルや57mm散弾砲を使用した事がある。 | ||
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;14.5mm機関砲 | ;14.5mm機関砲 | ||
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+ | :作中で主に登場するサベージの前モデルとなる機種。動力源はガスタービンではなくディーゼルエンジン。遮光器土偶を思わせるセンサーを有するアシンメトリーな頭部とバツ印状のモールドが排された肩・膝装甲が外見的な特徴となっている。一般機としては未登場。 | ||
+ | ;Rk-92M サベージ(ラシッド王家仕様) | ||
+ | :『フルメタル・パニック!アナザー』(SRW未参戦)にて登場した中東のラシッド王国の王家が所有する機体。装甲がクロームメッキになっている他、高名なデザイナーによって宝石や金をちりばめられた儀礼用の機体だが、中身は普通のサベージなのである程度は戦闘も可能。見た目は完全に『カエルの王子様』である。 | ||
+ | ;Rk-96 サベージ | ||
+ | :西側諸国のASとくらべて貧弱であったRk-92の電子兵装を強化したモデル。後述のRk-96bisのベースとなった。こちらもSRW未登場。 | ||
;Rk-96bis スーパーサベージ | ;Rk-96bis スーパーサベージ | ||
− | :『フルメタル・パニック! | + | :『フルメタル・パニック!アナザー』(SRW未参戦)にて登場した全面改修モデルで、サベージ2とも言われる。頭部やセンサー回りの保護用に襟状の装甲が追加されている。性能は向上したが、高い整備性とお手頃価額(?)が大好評で第三国などで使用されている。SRW未登場。 |
;Rk-02 セプター | ;Rk-02 セプター | ||
− | :『フルメタル・パニック! | + | :『フルメタル・パニック!アナザー』(SRW未参戦)にて登場したサベージの流れを汲む第3世代AS。サベージの後継機に相応しい性能と「カデューカ兵装システム」と呼ばれる下腕部の武装アタッチメントシステムによる柔軟な武装運用能力を持つ…のだが、これを設計したメーカーの最大の顧客はサベージを運用している国々であり、その国々はというとサベージで十分なので余り売れ行きは芳しくない。前世代機の普及によって後継機が普及しないという点では[[スコープドッグ]]と似たようなことになっている。こちらもSRW未登場。 |
− | ; | + | ;[[サベージ (クロスボウ)]] |
− | : | + | :「燃えるワン・マン・フォース」で登場した初期型Rk-91。かなめの行方を追って行動していた宗介が、行き先で出会った非合法トーナメントのチームから借り受ける形で出場した。 |
− | + | ;[[M6 ブッシュネル]] | |
− | + | :同時期に使用されている、米国製のAS。悪環境での信頼性では上だが、運動性、電子装備などは劣る。 | |
− | + | == 余談 == | |
− | < | + | *『アナザー』のサベージ2機体解説の賀東氏のコメントによると、サベージのバリエーションはフルメタル・パニック本編も含めて「賀東も把握できなくなってきてます」と言わしめるほどの多さになり、更にデッドコピー機等も含めて専門家しか分からない状況になっていると書いている。 |
− | < | + | **同時に「本家のOMOでツラツラと眼の前の<サベージ>の素性を語れた宗介は相当な<サベージ>オタクですね……。」とも書いている。 |
+ | ***バリエーションが多すぎるのもソ連(ロシア)軍機あるあるネタの一つ。wikipediaでSu-27のページを閲覧してもらうと分かると思うが、バリエーション部分がF-15などに比べると圧倒的に多くなっている。 | ||
+ | *同じ原作者の別作品『甘城ブリリアントパーク』には「さべーじ」という居酒屋が存在しており、ロゴマークのデザインも本機にそっくりである。 | ||
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2024年10月14日 (月) 17:10時点における最新版
Rk-92 サベージは「フルメタル・パニック! シリーズ」の登場メカ。
Rk-92 サベージ | |
---|---|
外国語表記 | Rk-92 Savage |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦J |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | アーム・スレイブ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | Rk-92 |
全高 | 8.1 m |
重量 | 12.5 t |
動力 |
ガスタービンエンジンクリモフ ゴーリキー・モータープラント1300hp |
最大作戦行動時間 | 230時間 |
最高走行速度 | 130 km/h |
ジャンプ力 | 20 m |
設計 | リャカ設計局 |
乗員人数 | 1名 |
概要編集
ソ連製の第二世代アーム・スレイブ。東側諸国における主力機体。カエルが直立したような外観。相良宗介がその生涯で最初に搭乗したAS[1]でもあり、原作本編においても度々この機体を使用している。
ASとしての性能は低く、東側の工業技術の遅れから電子戦装備もお粗末なものだが、にも関わらず戦場では未だ現役であり、『ASのベストセラー』とまで絶賛されている。
その理由は、機械的な信頼性の圧倒的な高さにある。戦場の環境がどれほど過酷でも、粗悪な燃料しかなくても、ろくに整備が行えなくてもとにかく動き、動けば戦える、というマシンとしての頑丈さが最大の強みであり、乗り手からの評価は一様に高い。故障の事例はほぼなく、生産コストも低く、まさに量産型の鑑と言える。それゆえ、中国や北朝鮮の共産諸国やゲリラも使用しており、中にはコピー機まで存在する。兵器としての信頼性をもっとも重視する相良宗介もこの機体を好んでおり、両足の駆動部を破壊された本機で万全の機体を二機破壊すると言う芸当までやってのけている。
そんなサベージの最大の問題は他機に比べ低い性能、ではなくあまりにも兵器として(特にコストパフォーマンスが)優秀すぎたことである。後述の「Rk-02 セプター」という第三世代の後継機が開発・販売された際にそれが顕著に現れている。セプターが開発された時点で既に米露並びに欧州各国、日本等の先進国では第三世代ASが運用もしくは開発段階[2]にあるのだが、その他の諸国、有り体に言えば『ASの需要が高い第三世界諸国』は「(値段が高い)セプターを買うくらいなら(値段が安い)サベージを大量に配備したほうがいい」という認識で一致していた。大量に生産されたお陰でアフターマーケットが盛んなことも後押ししている。さらに、この時期すでに輸出用のZy-99M(所謂モンキーモデル)がロールアウトしていたこともあって、金銭的に余裕があり第三世代機が必要な国はZy-99Mを購入。配備開始時にソ連が崩壊した挙句、サベージの輸出先である第三世界では高性能機を運用できる環境(特に維持費)がない、というジレンマにより『アナザー』の時期にも未だ現役である。
作中では専らやられ役だが、宗介も使用した他、エピソードによっては主役を務める事もあった。要するに『ガンダムシリーズ』におけるザクの立ち位置なのだが、優秀すぎて後継機が出ても現役という点ではスコープドッグに近い。 また、「ソ連製」「超信頼性」「安価」といった本機の性質は、実在する武器であるAK-47カラシニコフ自動小銃[3]、や、戦闘機であるMiG-21[4]、戦車で言えばT-54/55を連想させる内容でもある。このほかに、スクウェア・エニックス社のロボットSLGとして名高い『フロントミッション』シリーズには「カエル型でロシア製で生存性・信頼性重視の設計」という共通点の多いテラーンシリーズが存在する[5]。
ちなみにサベージ(野蛮人)と言う名前はNATOによる別称(コードネーム)であり本来のペットネームはリーヴェニ(Ливень:暴風)である。これもソ連(ロシア)軍機あるあるネタであり、日本での通称がNATOコードになっていて、本来のペットネームが知られてない事が多い。
登場作品と操縦者編集
Zシリーズ編集
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 据え置き機初登場。そんなに強くはない。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 続投。また、今回はクロスボウも登場。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦J
- 初登場作品。アマルガムの傭兵やテロリストの戦力として登場する。主に名有りではセイナ、名無しでは傭兵が搭乗する。
- スーパーロボット大戦W
- アマルガムやユーラシア連邦の戦力として登場する。購入して自軍に加えることも可能だが、性能は低く趣味の機体の域を出ない。ちなみにだが、宗介を乗せることは不可能。
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦V
- 通常版とクロスボウが登場。通常版はやはりザコ敵として登場するが、登場頻度は高くない。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 敵ユニットとして登場。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3から登場するエネミーユニット。命中特化タイプ。テロリストが乗っている。
- また1章Part7からはインベーダーに寄生された機体も登場する。
装備・機能編集
下記の武装以外にも一般的なAS用武装が使用可能。原作では40mmライフルや57mm散弾砲を使用した事がある。
武装・必殺武器編集
- 14.5mm機関砲
- 頭部に二門装備される本機唯一の固定武装で「ちょっとした大砲」と評されることもある。
- ロギノフBK-540 37mmライフル
- 本機の主兵装として用いられる、AK-47をASサイズに拡大した形状のライフル。威力は十分あり、M9クラスの機体でも直撃させればダメージを与えることは出来る。
- 単分子カッター
特殊能力編集
移動タイプ編集
サイズ編集
- S
関連機体編集
- Rk-91 サベージ
- 作中で主に登場するサベージの前モデルとなる機種。動力源はガスタービンではなくディーゼルエンジン。遮光器土偶を思わせるセンサーを有するアシンメトリーな頭部とバツ印状のモールドが排された肩・膝装甲が外見的な特徴となっている。一般機としては未登場。
- Rk-92M サベージ(ラシッド王家仕様)
- 『フルメタル・パニック!アナザー』(SRW未参戦)にて登場した中東のラシッド王国の王家が所有する機体。装甲がクロームメッキになっている他、高名なデザイナーによって宝石や金をちりばめられた儀礼用の機体だが、中身は普通のサベージなのである程度は戦闘も可能。見た目は完全に『カエルの王子様』である。
- Rk-96 サベージ
- 西側諸国のASとくらべて貧弱であったRk-92の電子兵装を強化したモデル。後述のRk-96bisのベースとなった。こちらもSRW未登場。
- Rk-96bis スーパーサベージ
- 『フルメタル・パニック!アナザー』(SRW未参戦)にて登場した全面改修モデルで、サベージ2とも言われる。頭部やセンサー回りの保護用に襟状の装甲が追加されている。性能は向上したが、高い整備性とお手頃価額(?)が大好評で第三国などで使用されている。SRW未登場。
- Rk-02 セプター
- 『フルメタル・パニック!アナザー』(SRW未参戦)にて登場したサベージの流れを汲む第3世代AS。サベージの後継機に相応しい性能と「カデューカ兵装システム」と呼ばれる下腕部の武装アタッチメントシステムによる柔軟な武装運用能力を持つ…のだが、これを設計したメーカーの最大の顧客はサベージを運用している国々であり、その国々はというとサベージで十分なので余り売れ行きは芳しくない。前世代機の普及によって後継機が普及しないという点ではスコープドッグと似たようなことになっている。こちらもSRW未登場。
- サベージ (クロスボウ)
- 「燃えるワン・マン・フォース」で登場した初期型Rk-91。かなめの行方を追って行動していた宗介が、行き先で出会った非合法トーナメントのチームから借り受ける形で出場した。
- M6 ブッシュネル
- 同時期に使用されている、米国製のAS。悪環境での信頼性では上だが、運動性、電子装備などは劣る。
余談編集
- 『アナザー』のサベージ2機体解説の賀東氏のコメントによると、サベージのバリエーションはフルメタル・パニック本編も含めて「賀東も把握できなくなってきてます」と言わしめるほどの多さになり、更にデッドコピー機等も含めて専門家しか分からない状況になっていると書いている。
- 同時に「本家のOMOでツラツラと眼の前の<サベージ>の素性を語れた宗介は相当な<サベージ>オタクですね……。」とも書いている。
- バリエーションが多すぎるのもソ連(ロシア)軍機あるあるネタの一つ。wikipediaでSu-27のページを閲覧してもらうと分かると思うが、バリエーション部分がF-15などに比べると圧倒的に多くなっている。
- 同時に「本家のOMOでツラツラと眼の前の<サベージ>の素性を語れた宗介は相当な<サベージ>オタクですね……。」とも書いている。
- 同じ原作者の別作品『甘城ブリリアントパーク』には「さべーじ」という居酒屋が存在しており、ロゴマークのデザインも本機にそっくりである。
脚注編集
- ↑ 正確には初期型のRk-91
- ↑ 具体的には、ロシアは既に他社製のシャドウ、アメリカはM9、日本はアメリカのM9を買えという圧力に加えて自前のレイヴン
- ↑ 後継であるAN-94アバカンがあるが、「旋盤があれば作れる」とまで言われるシンプルな作りや、それに伴うどんな状況でも作動する、壊れても変えがすぐに手に入るため、シリーズのAKM、AK-74、その中国製デッドコピー品の56式自動歩槍共々AN-94より多く使われている。
- ↑ 後継機(MiG-29)や高性能機のモンキーモデル(Su-27)があるにも関わらず、運用コストのせいで前者は使われず、お金のある第三国は後者を採用し、残りはMiG-21あるいはその中国製デッドコピー品のJ-7を使い続ける…という所まで同様である。
- ↑ テラーンは「暴君」という意味のロシア語であり、サベージの「野蛮人」という名称と似たベクトルの名前である。原作者の賀東招二氏はあるあとがきで「M9などの主役ASのデザインはATやヴァンツァー(フロントミッションシリーズの人型兵器の総称)などで表現されているミリタリーテイストからあえて離れたものにした」と語っており、テラーンシリーズのことは既知であると思われる。設定には細かな相違点もあり、パクりではなくオマージュの範疇であろう。
商品情報編集