「ジェットパイルダー」の版間の差分
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+ | 破壊された[[ホバーパイルダー]]の後継機として、急遽開発された小型戦闘機。損壊エピソードの第69話から1週置いた第71話という、変則的なタイミングで登場する。 | ||
− | [[マジンガーZ]] | + | [[マジンガーZ]]の口部を想起させるフロント部のスリットと収納式になった主翼、そして垂直上昇及び通常飛行に使用する、機体両面の可動式ジェットブースターが特徴。緊急時には機体後部のメインエンジンを作動して速度を倍化させ、着陸及びパイルダー・オンを行う際には、機体下部の大型ファンを用いる。これにより、マジンガーZ起動プロセスに掛かる時間が大幅に短縮された。 |
機動性はもとより、ミサイルパンチと同等の破壊力を持つパイルダーミサイルや、光子力ビーム砲を小型化したパイルダービーム、更には対人兵器の20mm機銃などを備えた事によって、攻撃力が飛躍的にアップ。運用法次第では、苦戦を強いられた[[妖機械獣]]とも互角に戦える程のポテンシャルを秘める。 | 機動性はもとより、ミサイルパンチと同等の破壊力を持つパイルダーミサイルや、光子力ビーム砲を小型化したパイルダービーム、更には対人兵器の20mm機銃などを備えた事によって、攻撃力が飛躍的にアップ。運用法次第では、苦戦を強いられた[[妖機械獣]]とも互角に戦える程のポテンシャルを秘める。 | ||
− | + | また、[[光子力研究所]]の敷地内など[[兜甲児]]の声が届く範囲ならば音声を認識して自動操縦で彼の許に駆け付ける、ホバーパイルダーには見られなかった新機能も搭載されている。 | |
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+ | 原作漫画版には最終回に於いてようやく登場するものの、マジンガーZが成す術も無く[[戦闘獣]]軍団に破れてしまった為、見せ場も無いままに出番を終えた。桜多吾作版では[[弓弦之助]]教授が不測の事態に備えていたようで、TV版のようなタイムラグも無く甲児にジェットパイルダーを与えている。 | ||
ちなみに『[[劇場版マジンガーシリーズ|グレンダイザー対グレートマジンガー]]』にも、甲児の回想という形で登場した。 | ちなみに『[[劇場版マジンガーシリーズ|グレンダイザー対グレートマジンガー]]』にも、甲児の回想という形で登場した。 | ||
− | == | + | [[漫画]]『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』では[[マジンガーZERO|魔神パワー]]を開放する段階毎に[[サイボーグ]]になっている[[兜甲児 (真マジンガーZERO)|甲児]]の体内に形成されるブラックボックスを身体を傷付けずに摘出するために[[宇門大介|ある人物]]に乞うて教えて貰った光量子テクノロジーを組み込んで作成されている。上記の物と見た目が異なり、可動式ジェットブースターが大型化しパイルダー・オンの際はこれを使っている(機体下部に大型ファンは存在しない)。 |
− | 一般的な認知度を重視したのか、はたまた[[マジンガーZ]]のコクピット=[[ホバーパイルダー]]という固定観念がスタッフの間に有ったのかは定かではないが、旧シリーズに於いては存在すら仄めかされる事無く未登場に終わっている。 | + | |
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+ | 一般的な認知度を重視したのか、はたまた[[マジンガーZ]]のコクピット=[[ホバーパイルダー]]という固定観念がスタッフの間に有ったのかは定かではないが、旧シリーズに於いては存在すら仄めかされる事無く未登場に終わっている。 | ||
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+ | 本格的な登場は、[[αシリーズ]]まで待たなければならなかった。 | ||
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:前作と同じ。初期版では(仕様ミスか)改造が連動している[[マジンガーZ]]より武器改造費用が高い。被害を受けにくいとは思うが注意が必要。おそらく[[ブレーンコンドル]]と数値を入れ違えたものと思われる。甲児と[[剣鉄也|鉄也]]に武器用の台詞が収録された。 | :前作と同じ。初期版では(仕様ミスか)改造が連動している[[マジンガーZ]]より武器改造費用が高い。被害を受けにくいとは思うが注意が必要。おそらく[[ブレーンコンドル]]と数値を入れ違えたものと思われる。甲児と[[剣鉄也|鉄也]]に武器用の台詞が収録された。 | ||
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:[[光子力研究所]]からの出撃デモで登場。但し、OPムービーで[[マジンガーZ]]の頭部に収まっているのは[[ホバーパイルダー]]。 | :[[光子力研究所]]からの出撃デモで登場。但し、OPムービーで[[マジンガーZ]]の頭部に収まっているのは[[ホバーパイルダー]]。 | ||
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− | : | + | :劇中歌。『[[スーパーロボット大戦α|α]]』、『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』で採用。 |
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+ | *『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』ではホバーパイルダーに出番を譲る形となり、ジェットパイルダーは背景でしか登場していない。設定上は「戦闘機扱いのジェットパイルダーでは出撃が難しかった(実際にはマジンガーZを運用している時点で法を破っているので問題ないと言えば問題ない)」「リサと二人乗りするためのスペースがなかった」事になっているが、メタな理由としては助監督であるなかの☆陽氏が参加した時点で'''ホバーパイルダーのCGだけが既に出来上がっていた'''ためでジェットパイルダーは無理矢理背景に入れたというのが真相だったとのこと。 | ||
== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
;[[マジンガーZ]] | ;[[マジンガーZ]] | ||
− | : | + | :元祖[[スーパーロボット]]。[[兜甲児]]が乗るジェットパイルダーがマジンガーZの頭部とドッキングして、はじめてマジンガーZは無敵の力を発揮する。 |
;[[ホバーパイルダー]] | ;[[ホバーパイルダー]] | ||
:前任機。「職人芸」とも言える個人製作で誕生した、手造り感あふれるホバーパイルダーと、突貫作業とは言えシステマチックな体制で開発されたジェットパイルダーとは、正に好対照な存在同士。 | :前任機。「職人芸」とも言える個人製作で誕生した、手造り感あふれるホバーパイルダーと、突貫作業とは言えシステマチックな体制で開発されたジェットパイルダーとは、正に好対照な存在同士。 | ||
;[[ボスボロット]] | ;[[ボスボロット]] | ||
− | :原作第73話ではガス欠のボロットを動かすべく、[[ムチャ]]&[[ヌケ]] | + | :原作第73話ではガス欠のボロットを動かすべく、[[ムチャ]]&[[ヌケ]]がジェットパイルダーからエネルギーを盗んだ為、行動不能に陥ったマジンガーZが[[ゴーゴン大公]]によって奪われる事態を招いてしまった。 |
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2024年5月22日 (水) 01:58時点における最新版
ジェットパイルダー | |
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外国語表記 | Jet Pileder |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 小型戦闘機兼移動式コクピット |
全長 | 3.2 m |
全高 | 3 m |
全幅 | 5.8 m |
重量 | 360 kg |
エネルギー | 光子力エネルギー |
推進機関 | 光子力ジェットエンジン |
最高飛行速度 | マッハ3 |
上昇速度 | 120 km/h |
最高飛行高度 | 15000 m |
装甲材質 | 超合金Z |
開発者 | 弓弦之助 |
所属 | 光子力研究所 |
主なパイロット | 兜甲児 |
概要編集
破壊されたホバーパイルダーの後継機として、急遽開発された小型戦闘機。損壊エピソードの第69話から1週置いた第71話という、変則的なタイミングで登場する。
マジンガーZの口部を想起させるフロント部のスリットと収納式になった主翼、そして垂直上昇及び通常飛行に使用する、機体両面の可動式ジェットブースターが特徴。緊急時には機体後部のメインエンジンを作動して速度を倍化させ、着陸及びパイルダー・オンを行う際には、機体下部の大型ファンを用いる。これにより、マジンガーZ起動プロセスに掛かる時間が大幅に短縮された。
機動性はもとより、ミサイルパンチと同等の破壊力を持つパイルダーミサイルや、光子力ビーム砲を小型化したパイルダービーム、更には対人兵器の20mm機銃などを備えた事によって、攻撃力が飛躍的にアップ。運用法次第では、苦戦を強いられた妖機械獣とも互角に戦える程のポテンシャルを秘める。
また、光子力研究所の敷地内など兜甲児の声が届く範囲ならば音声を認識して自動操縦で彼の許に駆け付ける、ホバーパイルダーには見られなかった新機能も搭載されている。
反面、ムチャ&ヌケによって光子力エネルギーを抜き盗られたり、機体奪回の為とは言えスカーレットモビルにキャノピーを破壊されたり、兜シローによって爆破されたりと、何故か味方から被害を受けるケースが目立つ不遇な機体でもある。
原作漫画版には最終回に於いてようやく登場するものの、マジンガーZが成す術も無く戦闘獣軍団に破れてしまった為、見せ場も無いままに出番を終えた。桜多吾作版では弓弦之助教授が不測の事態に備えていたようで、TV版のようなタイムラグも無く甲児にジェットパイルダーを与えている。
ちなみに『グレンダイザー対グレートマジンガー』にも、甲児の回想という形で登場した。
漫画『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』では魔神パワーを開放する段階毎にサイボーグになっている甲児の体内に形成されるブラックボックスを身体を傷付けずに摘出するためにある人物に乞うて教えて貰った光量子テクノロジーを組み込んで作成されている。上記の物と見た目が異なり、可動式ジェットブースターが大型化しパイルダー・オンの際はこれを使っている(機体下部に大型ファンは存在しない)。
登場作品と操縦者編集
一般的な認知度を重視したのか、はたまたマジンガーZのコクピット=ホバーパイルダーという固定観念がスタッフの間に有ったのかは定かではないが、旧シリーズに於いては存在すら仄めかされる事無く未登場に終わっている。
本格的な登場は、αシリーズまで待たなければならなかった。
ドッキング後はマジンガーZを参照。
αシリーズ編集
- スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。ジェットスクランダー装備、または最終強化後のマジンガーZが破壊されるか分離コマンドを使うと変化。強制出撃の機会がある。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 前作と同じ。初期版では(仕様ミスか)改造が連動しているマジンガーZより武器改造費用が高い。被害を受けにくいとは思うが注意が必要。おそらくブレーンコンドルと数値を入れ違えたものと思われる。甲児と鉄也に武器用の台詞が収録された。
Zシリーズ編集
- スーパーロボット大戦Z
- マジンガーZの初出撃イベントにて登場し久しぶりのパイルダーオンを見せてくれるが、ユニットとしては使えない。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦MX
- 光子力研究所からの出撃デモで登場。但し、OPムービーでマジンガーZの頭部に収まっているのはホバーパイルダー。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
- 20ミリ機銃
- パイルダービーム
- 機体前部の2か所の発射口から放つ光線。
- パイルダーミサイル
- 機体両サイド、ジェットブースター先端から発射するミサイル。
移動タイプ編集
サイズ編集
- S
機体BGM編集
余談 編集
- 『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』ではホバーパイルダーに出番を譲る形となり、ジェットパイルダーは背景でしか登場していない。設定上は「戦闘機扱いのジェットパイルダーでは出撃が難しかった(実際にはマジンガーZを運用している時点で法を破っているので問題ないと言えば問題ない)」「リサと二人乗りするためのスペースがなかった」事になっているが、メタな理由としては助監督であるなかの☆陽氏が参加した時点でホバーパイルダーのCGだけが既に出来上がっていたためでジェットパイルダーは無理矢理背景に入れたというのが真相だったとのこと。
関連機体編集
- マジンガーZ
- 元祖スーパーロボット。兜甲児が乗るジェットパイルダーがマジンガーZの頭部とドッキングして、はじめてマジンガーZは無敵の力を発揮する。
- ホバーパイルダー
- 前任機。「職人芸」とも言える個人製作で誕生した、手造り感あふれるホバーパイルダーと、突貫作業とは言えシステマチックな体制で開発されたジェットパイルダーとは、正に好対照な存在同士。
- ボスボロット
- 原作第73話ではガス欠のボロットを動かすべく、ムチャ&ヌケがジェットパイルダーからエネルギーを盗んだ為、行動不能に陥ったマジンガーZがゴーゴン大公によって奪われる事態を招いてしまった。
- ブレーンコンドル
- グレートマジンガーにとってのパイルダーに当たる機体。