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− | + | 元々は児童養護施設ちびっこハウスにてカオリに飼われていたペットのアカミミガメ・タロキチだった。死期が近づく最中、カオリの兄である[[田所晃]]の発案により、その身柄は[[藤兵衛]]に預けられる。 | |
− | しかし、藤兵衛がここで施したのは通常の施術ではなく、用意していたアンドロイドボディに'''タロキチを液化して注ぎ込む''' | + | しかし、藤兵衛がここで施したのは通常の施術ではなく、用意していたアンドロイドボディに'''タロキチを液化して注ぎ込む'''という斜め上の方法だった。とはいえこの方法は成功し、タロキチは新たな身体を得て蘇ることとなる。この際に藤兵衛の[[誤字|勘違い]]で「タロイモ」と呼称されてしまい、以降誰も訂正してくれず進行する。 |
− | 人間ではないが、液化したことで精神力が強まったためか知性が急激に発達、人間に近い意思を獲得する。「タロイモ」になった後はアキラに懐き、彼に付き従う相棒ロボットとなる。この一件から藤兵衛は、精神力でロボットが動くという気付きを得て、[[ブリキ大王]] | + | 人間ではないが、液化したことで精神力が強まったためか知性が急激に発達、人間に近い意思を獲得する。「タロイモ」になった後はアキラに懐き、彼に付き従う相棒ロボットとなる。この一件から藤兵衛は、精神力でロボットが動くという気付きを得て、[[ブリキ大王]]も同様の理屈で動かせるのではないか?という着想に発展することとなる。いわば作中においては、生物の液化という概念とロボットとの関係性を提示する最初のきっかけであるキャラクター。 |
− | 以降シナリオ中の台詞はほぼなく、アキラが心を読むことができる程度。HD- | + | 以降シナリオ中の台詞はほぼなく、アキラが心を読むことができる程度。HD-2D版では戦闘中普通に喋っており、発声機能が搭載されていることが推察できる。台詞はなくとも優しい性格は推察でき、作中で悲劇に直面して悲しみに暮れるカオリを言葉なく抱き止めたりする場面も存在する。 |
− | + | ロボットであるためか、「レベルアップできない」「アイテム『強化パーツ』を使用することでステータスを強化できる」「アクセサリー欄に一部攻撃アイテムを装備すると、アイテムを技として使用できる<ref>該当するアイテムはいずれも誰でも何度でも使用できるアイテムなので、複数個所持していなければ装備するとタロイモしか使用できなくなってしまう。タロイモ以外が装備すると装備者ですらアイテムとして使用できなくなるので、メリットというよりはデメリットの軽減に近い。</ref>」と、人間のキャラクターとは異なる大きな特長を持っている。 | |
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+ | アンドロイドボディの'''両手部はボーリングの玉'''が使用されており、四肢の伸縮機構を併用することで離れた敵に打撃を見舞う「タロイモパンチ」および「タロイモキック」が得意技。股間部に「寿」の文字が書かれた赤褌をしており、その中には'''2つの玉が設置されている'''。 | ||
==登場作品と役柄== | ==登場作品と役柄== | ||
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:初登場作品。2024年9月のイベント「ブリキ大王 我とあり」期間限定参戦。シナリオNPC。 | :初登場作品。2024年9月のイベント「ブリキ大王 我とあり」期間限定参戦。シナリオNPC。 | ||
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==人間関係== | ==人間関係== | ||
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;「カメェェェッー!」 | ;「カメェェェッー!」 | ||
:HD-2D版における起動時の台詞。脳天ショートなどの一部技・アイテム使用時の台詞パターンの一つとして戦闘時にも聞ける。 | :HD-2D版における起動時の台詞。脳天ショートなどの一部技・アイテム使用時の台詞パターンの一つとして戦闘時にも聞ける。 | ||
− | : | + | :外見も元の姿も亀であるため、見たまんまの台詞なのだが、『LAL』同様にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)の製作したRPG『ファイナルファンタジーV』にて登場人物のエクスデスが放った特徴的な台詞と似ているのは偶然か否か。ボイスのみで正確な台詞表記はないため判別は不明。 |
;(カオリチャン アリガト…) | ;(カオリチャン アリガト…) | ||
− | :加入イベントにおける内心。アキラが[[読心]] | + | :加入イベントにおける内心。アキラが[[読心]]を試みると、液状化したアカミミガメが感情を獲得できたという事実が示される。SFC版における、タロイモ唯一の台詞である。 |
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+ | :『DD』の参戦イベント第3話「ブリキ大王 我とあり」より。無事に寿商会の地下へと帰還し顛末を語るアキラに対して、彼の妹のカオリのことを思いやった台詞。上記の『LAL』の台詞に対応しているが、こちらは心の中ではなく実際に喋っている。 | ||
==余談== | ==余談== | ||
− | * | + | *近未来編ではタロイモ用アイテムとして、ロボット系キャラクターを強化できる前述のアイテム「強化パーツ」を入手可能。HD-2D版では各編のアイテムは基本的に最終編に持ち越しが可能なのだが(SFC版では装備したアイテムのみ)、最終編で合流するSF編主人公キューブがタロイモ同様の特性を持ち、キューブの強さに大きく関わるためか、近未来編の強化パーツ入手分は最終編への持ち越しが不可能となっている。 |
− | ** | + | **前述の「攻撃アイテムを装備することで技として使用可能」という仕様もキューブと共通なため、近未来編で強力なアイテムを多数手に入れて(SFC版ではアキラに装備させて)最終編に持ち込めばキューブの火力面を大幅に強化できる。…もっとも、回復役として優秀なキューブがアタッカーも出来るようになると'''同じく回復能力持ちのアキラの[[田所晃 #迷台詞|立場がなくなってしまうのだが]]'''。 |
*漫画『超級!! ライブアライブ 近未来編』では原作になかったギミックがいくつか存在しており、バイクへの[[変形]]機構や目の部分の発光と独自ギミックが盛られている。 | *漫画『超級!! ライブアライブ 近未来編』では原作になかったギミックがいくつか存在しており、バイクへの[[変形]]機構や目の部分の発光と独自ギミックが盛られている。 | ||
− | *HD- | + | *HD-2D版ではお笑い芸人・ペンギンズのノブオ氏が声優を担当している。ノブオ氏は『LAL』の大ファンであり、2018年放送のバラエティ番組「勇者ああああ」に出演した際には『LAL』のプレゼンを行っている。 |
==脚注== | ==脚注== |
2024年10月13日 (日) 21:42時点における最新版
タロイモは『LIVE A LIVE』近未来編の登場人物。
タロイモ | |
---|---|
外国語表記 | Taroimo[1] |
登場作品 | LIVE A LIVE |
声優 | ノブオ |
デザイン |
島本和彦(原案) 生島直樹(リデザイン) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
プロフィール | |
---|---|
本名 | タロキチ |
分類 | アカミミガメ → 流体アンドロイド |
概要編集
近未来編のパーティメンバーである(ヤカン40個分の)真鍮製ボディのアンドロイド。
元々は児童養護施設ちびっこハウスにてカオリに飼われていたペットのアカミミガメ・タロキチだった。死期が近づく最中、カオリの兄である田所晃の発案により、その身柄は藤兵衛に預けられる。
しかし、藤兵衛がここで施したのは通常の施術ではなく、用意していたアンドロイドボディにタロキチを液化して注ぎ込むという斜め上の方法だった。とはいえこの方法は成功し、タロキチは新たな身体を得て蘇ることとなる。この際に藤兵衛の勘違いで「タロイモ」と呼称されてしまい、以降誰も訂正してくれず進行する。
人間ではないが、液化したことで精神力が強まったためか知性が急激に発達、人間に近い意思を獲得する。「タロイモ」になった後はアキラに懐き、彼に付き従う相棒ロボットとなる。この一件から藤兵衛は、精神力でロボットが動くという気付きを得て、ブリキ大王も同様の理屈で動かせるのではないか?という着想に発展することとなる。いわば作中においては、生物の液化という概念とロボットとの関係性を提示する最初のきっかけであるキャラクター。
以降シナリオ中の台詞はほぼなく、アキラが心を読むことができる程度。HD-2D版では戦闘中普通に喋っており、発声機能が搭載されていることが推察できる。台詞はなくとも優しい性格は推察でき、作中で悲劇に直面して悲しみに暮れるカオリを言葉なく抱き止めたりする場面も存在する。
ロボットであるためか、「レベルアップできない」「アイテム『強化パーツ』を使用することでステータスを強化できる」「アクセサリー欄に一部攻撃アイテムを装備すると、アイテムを技として使用できる[2]」と、人間のキャラクターとは異なる大きな特長を持っている。
アンドロイドボディの両手部はボーリングの玉が使用されており、四肢の伸縮機構を併用することで離れた敵に打撃を見舞う「タロイモパンチ」および「タロイモキック」が得意技。股間部に「寿」の文字が書かれた赤褌をしており、その中には2つの玉が設置されている。
登場作品と役柄編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。2024年9月のイベント「ブリキ大王 我とあり」期間限定参戦。シナリオNPC。
- アキラの転移騒動には巻き込まれなかったため、イベント内のエピローグにのみ登場。本作では普通に台詞が存在する。
人間関係編集
名台詞編集
- 「カメェェェッー!」
- HD-2D版における起動時の台詞。脳天ショートなどの一部技・アイテム使用時の台詞パターンの一つとして戦闘時にも聞ける。
- 外見も元の姿も亀であるため、見たまんまの台詞なのだが、『LAL』同様にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)の製作したRPG『ファイナルファンタジーV』にて登場人物のエクスデスが放った特徴的な台詞と似ているのは偶然か否か。ボイスのみで正確な台詞表記はないため判別は不明。
- (カオリチャン アリガト…)
- 加入イベントにおける内心。アキラが読心を試みると、液状化したアカミミガメが感情を獲得できたという事実が示される。SFC版における、タロイモ唯一の台詞である。
スパロボシリーズの名(迷)台詞編集
- 「カオリチャン、アンシン…」
- 『DD』の参戦イベント第3話「ブリキ大王 我とあり」より。無事に寿商会の地下へと帰還し顛末を語るアキラに対して、彼の妹のカオリのことを思いやった台詞。上記の『LAL』の台詞に対応しているが、こちらは心の中ではなく実際に喋っている。
余談編集
- 近未来編ではタロイモ用アイテムとして、ロボット系キャラクターを強化できる前述のアイテム「強化パーツ」を入手可能。HD-2D版では各編のアイテムは基本的に最終編に持ち越しが可能なのだが(SFC版では装備したアイテムのみ)、最終編で合流するSF編主人公キューブがタロイモ同様の特性を持ち、キューブの強さに大きく関わるためか、近未来編の強化パーツ入手分は最終編への持ち越しが不可能となっている。
- 前述の「攻撃アイテムを装備することで技として使用可能」という仕様もキューブと共通なため、近未来編で強力なアイテムを多数手に入れて(SFC版ではアキラに装備させて)最終編に持ち込めばキューブの火力面を大幅に強化できる。…もっとも、回復役として優秀なキューブがアタッカーも出来るようになると同じく回復能力持ちのアキラの立場がなくなってしまうのだが。
- 漫画『超級!! ライブアライブ 近未来編』では原作になかったギミックがいくつか存在しており、バイクへの変形機構や目の部分の発光と独自ギミックが盛られている。
- HD-2D版ではお笑い芸人・ペンギンズのノブオ氏が声優を担当している。ノブオ氏は『LAL』の大ファンであり、2018年放送のバラエティ番組「勇者ああああ」に出演した際には『LAL』のプレゼンを行っている。