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| :ヴァース帝国の皇帝。 | | :ヴァース帝国の皇帝。 |
| ;[[アセイラム・ヴァース・アリューシア]] | | ;[[アセイラム・ヴァース・アリューシア]] |
− | :彼女の命を狙う。 | + | :自身の目的のため、彼女の命を狙う。 |
| ;[[スレイン・トロイヤード]] | | ;[[スレイン・トロイヤード]] |
| :命の恩人であるトロイヤード博士の息子であるため、恩義を果たす義務があるとして彼を気に掛けている。 | | :命の恩人であるトロイヤード博士の息子であるため、恩義を果たす義務があるとして彼を気に掛けている。 |
| + | :クルーテオの死と共に自身の配下として取り込むが、スレインからすればアセイラムの意に反する大敵であるという複雑な関係。 |
| ;[[クルーテオ]] | | ;[[クルーテオ]] |
− | :友人。 | + | :友人だが、思想的には真逆の人物であり、不都合になったタイミングで抹殺した。 |
| ;[[トリルラン]] | | ;[[トリルラン]] |
| :部下。 | | :部下。 |
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| :ザーツバルムがクルーテオを制止する際の発言…なのだが、作中では何度もこの発言で諫めている事から「'''待たれよ卿'''」という綽名を視聴者からつけられる羽目に。また、「それくらいにしてはいかがか?」等、この発言以外でも制止する場面がある。 | | :ザーツバルムがクルーテオを制止する際の発言…なのだが、作中では何度もこの発言で諫めている事から「'''待たれよ卿'''」という綽名を視聴者からつけられる羽目に。また、「それくらいにしてはいかがか?」等、この発言以外でも制止する場面がある。 |
| :第8話最後の制止の際には、幾度となるザーツバルムの制止にも関わらず、クルーテオがスレイン殺害の意志を明確にしたため、即座に通信を切断し、[[ディオスクリア]]でクルーテオの揚陸城を襲撃している。 | | :第8話最後の制止の際には、幾度となるザーツバルムの制止にも関わらず、クルーテオがスレイン殺害の意志を明確にしたため、即座に通信を切断し、[[ディオスクリア]]でクルーテオの揚陸城を襲撃している。 |
− | :当初はスレインの真意を探ろうとするなど、自身の反逆に関する情報漏洩を警戒していると思われたが、このタイミングでの襲撃<ref>この時点ではクルーテオはスレインが地球人であるため、ヴァースを裏切る行動を取っているとしか思っておらず、スレインから自身が反逆者であると露見を防ぐ行動としてはタイミングが不可解。そもそもクルーテオはスレインが子供であることもあって、行動や思考を軽視しており、尋問もそこそこに殺害を命じている。ザーツバルムが露見を恐れるなら傍観するだけで済む話となり、幾度となくスレイン殺害を制止する必要はない。</ref>とスレイン救出から彼を助けようとしていた事が明らかになる。 | + | :スレインの真意を探ろうとするなど、一見では自身の反逆に関する情報漏洩を警戒しているように見えたが、この行動やそのタイミング<ref>この時点ではクルーテオはスレインを完全に裏切り者と見做しており、自身の反逆の露見を防ぐ行動としてはタイミングが不可解。そもそも、ザーツバルムが露見を恐れるならクルーテオがスレインを殺してしまうのを傍観するべきであって、わざわざ制止するのは意味不明である。</ref>、その後の発言から本気でスレインを救おうとしていたことがわかる。 |
| ;「我はそなたの父君に恩義がある。故にそれに報いる義務がある」<br />「15年前、開戦の折、我は先兵として地球に降下した。そこで『ヘブンズ・フォール』に見舞われ、瀕死の重傷を負った。月は割れ、地殻変動が起き、救助の当てもない天変地異の最中で、我はそなたの父君トロイヤード博士に拾われ、命を救われたのだ」 | | ;「我はそなたの父君に恩義がある。故にそれに報いる義務がある」<br />「15年前、開戦の折、我は先兵として地球に降下した。そこで『ヘブンズ・フォール』に見舞われ、瀕死の重傷を負った。月は割れ、地殻変動が起き、救助の当てもない天変地異の最中で、我はそなたの父君トロイヤード博士に拾われ、命を救われたのだ」 |
| :第9話より。スレインをクルーテオ城から救い、自身の揚陸城に保護。スレインが目覚めた際に、なぜスレインを助けたのかを語る。 | | :第9話より。スレインをクルーテオ城から救い、自身の揚陸城に保護。スレインが目覚めた際に、なぜスレインを助けたのかを語る。 |
| ;「クルーテオ伯爵は反逆者ではない。むしろ姫殿下に忠誠を誓う真の騎士。そして我こそがアセイラム姫殿下暗殺を企てた反逆者である」 | | ;「クルーテオ伯爵は反逆者ではない。むしろ姫殿下に忠誠を誓う真の騎士。そして我こそがアセイラム姫殿下暗殺を企てた反逆者である」 |
− | :同話より。そして、スレインに自身がアセイラム暗殺の首謀者であると打ち明ける。当然スレインは「命の恩人<ref>実際は意識を失った後にクルーテオはスレインが反逆者ではなく、アセイラムを救うために単独で動いていた事に気付き、部下に手厚く介抱するように命じ、アセイラムの意志を継いで地球連合政府への休戦の申し込みを行おうとしていたが、気絶していたスレインにそれを知る術は無かった。</ref>が真の反逆者」という事態に絶句するしかなかった。 | + | :同話より。そして、スレインに自身がアセイラム暗殺の首謀者であると打ち明ける。当然スレインは「命の恩人<ref>実際にはクルーテオはスレインが反逆者ではないことを悟り、これまでの言動を撤回してスレインの同志として動こうとしていたのだが、(ザーツバルムも罪を擦り付けるどころかフォローしているものの)気絶していたスレインにそれを知る術は無かった。</ref>が真の反逆者」という事態に絶句するしかなかった。 |
| ;「クロレラとオキアミを糧に生きるヴァースの民からは想像もつかぬ贅沢」<br />「水と生命が恵まれ、無数の生命が犇めく地球にのみ許された文化だ。祖国ヴァースはアルドノアによって科学文明だけは発達したものの、文化は何も育っておらぬ。この豊かな資源に恵まれた星を手にせぬ理由はない」 | | ;「クロレラとオキアミを糧に生きるヴァースの民からは想像もつかぬ贅沢」<br />「水と生命が恵まれ、無数の生命が犇めく地球にのみ許された文化だ。祖国ヴァースはアルドノアによって科学文明だけは発達したものの、文化は何も育っておらぬ。この豊かな資源に恵まれた星を手にせぬ理由はない」 |
| :同話より。加工食品のチキンソテーを見て。ヴァース帝国の工業力と技術力の高さとは裏腹にその食糧事情が垣間見える場面。 | | :同話より。加工食品のチキンソテーを見て。ヴァース帝国の工業力と技術力の高さとは裏腹にその食糧事情が垣間見える場面。 |
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| ;「我らは尽力した。皇帝陛下から賜った力を使い、民を統べ、ヴァースの荒れた地を開拓し、領地を広げ富を築こうとした。しかし、何をしようと我らには限界があった」<br />スレイン「限界?」<br />「水と空気だ。アルドノアを生んだ古代文明人の時代にはまだ水と空気が豊富であった。しかし、今のヴァースは真空に近い薄い大気と、地下に残った僅かな水のみ。むしろ薄い大気のせいで常に砂嵐に見舞われる。これではどんなに土地があっても得られる実りは僅か。民が増えれば増えるほど生産が消費に追い付かずに困窮していく。あの惑星に住むのは最初から無理があったのだ」<br />「しかし、二代目皇帝ギルゼリア陛下はアルドノアの力を信奉し、工業力の発展ばかりに力を注がれた。アルドノアを支配する王族の権力を絶対のものとし、民衆の苦しみには耳を傾けられなかった。そして民の募る不満の矛先を地球へと向けられた。ヴァースに対して主権を主張し、独立を阻み、遠く離れた星から統治しようとした地球こそが我らの敵であり、苦難の源であるとヴァースの民を煽動されたのだ」<br />「恐ろしいことにその妄言は、皆に支持された。自らこそが優秀な民族であり、豊かさを握っている劣等民族こそが悪であると、我らは地球侵攻を企て、ハイパーゲートを経由して月に戦力を結集した。愚かにもそれを正義と信じて。そして先方として飛行能力に長けた我がディオスクリアと、オルレインのデューカリオンが種子島に降下した…」 | | ;「我らは尽力した。皇帝陛下から賜った力を使い、民を統べ、ヴァースの荒れた地を開拓し、領地を広げ富を築こうとした。しかし、何をしようと我らには限界があった」<br />スレイン「限界?」<br />「水と空気だ。アルドノアを生んだ古代文明人の時代にはまだ水と空気が豊富であった。しかし、今のヴァースは真空に近い薄い大気と、地下に残った僅かな水のみ。むしろ薄い大気のせいで常に砂嵐に見舞われる。これではどんなに土地があっても得られる実りは僅か。民が増えれば増えるほど生産が消費に追い付かずに困窮していく。あの惑星に住むのは最初から無理があったのだ」<br />「しかし、二代目皇帝ギルゼリア陛下はアルドノアの力を信奉し、工業力の発展ばかりに力を注がれた。アルドノアを支配する王族の権力を絶対のものとし、民衆の苦しみには耳を傾けられなかった。そして民の募る不満の矛先を地球へと向けられた。ヴァースに対して主権を主張し、独立を阻み、遠く離れた星から統治しようとした地球こそが我らの敵であり、苦難の源であるとヴァースの民を煽動されたのだ」<br />「恐ろしいことにその妄言は、皆に支持された。自らこそが優秀な民族であり、豊かさを握っている劣等民族こそが悪であると、我らは地球侵攻を企て、ハイパーゲートを経由して月に戦力を結集した。愚かにもそれを正義と信じて。そして先方として飛行能力に長けた我がディオスクリアと、オルレインのデューカリオンが種子島に降下した…」 |
| :第10話より。ヴァース帝国の設立後の貧困と、地球への敵意に関して。火星の生存資源と乏しさと、ヴァース皇族のアルドノアを重視した重工業偏重主義により苦しめられる民衆と、国内不満を抑えるべく選民思想煽動と反地球を煽った結果が、過剰な選民思想と地球人を劣等人種だと妄信する現在のヴァース帝国へと繋がっていったことを語る。 | | :第10話より。ヴァース帝国の設立後の貧困と、地球への敵意に関して。火星の生存資源と乏しさと、ヴァース皇族のアルドノアを重視した重工業偏重主義により苦しめられる民衆と、国内不満を抑えるべく選民思想煽動と反地球を煽った結果が、過剰な選民思想と地球人を劣等人種だと妄信する現在のヴァース帝国へと繋がっていったことを語る。 |
− | :地球側の国連統治が武装蜂起と独立化を招いた問題のある行為だったのは事実だが、その後の政策はヴァース皇族が主導した結果であるため、現状で火星が貧しいのは皇族側の失策である。しかし、自身の国内統治と失策の論点をズラすために、反地球感情を煽りまくった結果、もはや地球への敵意を統制できない状況にまで陥って『ヘブンズ・フォール』という大被害まで引き起こしたのは、明らかににヴァース皇族側に責任があるだろう。 | + | :地球側の国連統治が武装蜂起と独立化を招いた問題のある行為だったのは事実だが、その後の政策はヴァース皇族が主導した結果であるため、現状で火星が貧しいのは皇族側の失策である。しかし、自身の国内統治と失策の論点をズラすために、反地球感情を煽りまくった結果、もはや地球への敵意を統制できない状況にまで陥って『ヘブンズ・フォール』という大被害まで引き起こしたのは、明らかにヴァース皇族側に責任があるだろう。 |
| ;「あやつには過ぎた機体だ」 | | ;「あやつには過ぎた機体だ」 |
| :同話より。スレインにクルーテオ城から回収したクルーテオ専用カタフラフト「タルシス」を見せた際に。ザーツバルムからのクルーテオの評価は決して高くなかった事を窺わせる。 | | :同話より。スレインにクルーテオ城から回収したクルーテオ専用カタフラフト「タルシス」を見せた際に。ザーツバルムからのクルーテオの評価は決して高くなかった事を窺わせる。 |