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対アルター能力者特殊部隊ホーリーに所属する元ネイティブアルターの少女。情報関連のエキスパートで部隊指揮も担当する。 | 対アルター能力者特殊部隊ホーリーに所属する元ネイティブアルターの少女。情報関連のエキスパートで部隊指揮も担当する。 | ||
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後述の理由でアルター能力を戦闘で使用する事は少ないが、体術だけでも複数人相手に立ち回れる実力を持っている。 | 後述の理由でアルター能力を戦闘で使用する事は少ないが、体術だけでも複数人相手に立ち回れる実力を持っている。 | ||
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*漫画版におけるエターナル・デボーテの使用シーンは[[合体|成人向け]]な描写になっていた。これに関しては脚本家の黒田洋介いわく「週刊少年チャンピオンの表現限界に挑んだ」とのこと。 | *漫画版におけるエターナル・デボーテの使用シーンは[[合体|成人向け]]な描写になっていた。これに関しては脚本家の黒田洋介いわく「週刊少年チャンピオンの表現限界に挑んだ」とのこと。 | ||
*シェリスは声を演じられた倉田雅世氏の転機となった役。当初はよくあるヒロインと認識していたがある場面で劉鳳から受けた言葉で大変なショックを受け、情念をぶつけ合う男子の中で、女はどうあるべきなのかを考えるほどに思い悩んだという。最終的には『'''男女はただの性別であり、一番大事なことは他にある'''』という結論を出した。女に見向きもしない男の戦いにも大いなる理解を示し、後半から最終話に至る倉田氏の演技は監督の思惑を遥かに上回ることとなり、漢ならぬ'''漢女の生き様を示した。'''その様は制作陣やファンを魅了するに至った(シェリスは女性キャラでもかなりの人気を持つが、それには倉田氏のスクライドに対する姿勢が大きく後押しをしている)が、監督は「男の物語なのにどいつもこいつもシェリスシェリス……」と恨み節だった。 | *シェリスは声を演じられた倉田雅世氏の転機となった役。当初はよくあるヒロインと認識していたがある場面で劉鳳から受けた言葉で大変なショックを受け、情念をぶつけ合う男子の中で、女はどうあるべきなのかを考えるほどに思い悩んだという。最終的には『'''男女はただの性別であり、一番大事なことは他にある'''』という結論を出した。女に見向きもしない男の戦いにも大いなる理解を示し、後半から最終話に至る倉田氏の演技は監督の思惑を遥かに上回ることとなり、漢ならぬ'''漢女の生き様を示した。'''その様は制作陣やファンを魅了するに至った(シェリスは女性キャラでもかなりの人気を持つが、それには倉田氏のスクライドに対する姿勢が大きく後押しをしている)が、監督は「男の物語なのにどいつもこいつもシェリスシェリス……」と恨み節だった。 | ||
− | * | + | *シェリスを演じた倉田雅世氏によれば、[[映画]]『スクライド オルタレイション QUAN』のBlu-ray & DVD発売記念トークショーにて、テレビ版が放送されていた10年前の当時を振り返り、アフレコ現場で監督の谷口悟朗氏や音響監督の故・浦上靖夫氏から「'''(劉鳳への)愛が足りない!'''」<ref>要約すると「'''シェリスの劉鳳に対する愛情を、もっと上手に表現して欲しい!'''」という意味である。</ref>と、いつもダメ出しを受けていたという。 |
**これに対し、倉田氏は内心で『'''こんなに劉鳳の事が好きなのに…'''』と漏らしつつも落ち込んだが、劉鳳を演じた[[声優:緑川光|緑川光]]氏には想いは届いていたようで、緑川氏だけはいつも「'''シェリスはいいね'''」と倉田氏を誉めており、それが心の支えとなって倉田氏も緑川氏に「'''なんてジェントルマンなんだろう'''」とときめきを感じ、役と一体化していったという。これらの事から、劇場版における倉田氏のシェリスの芝居を、[[ストレイト・クーガー]]役の[[声優:津久井教生|津久井教生]]氏は「'''(テレビ版の頃に比べると)シェリスの切なさが増した感じがする'''」と評した。 | **これに対し、倉田氏は内心で『'''こんなに劉鳳の事が好きなのに…'''』と漏らしつつも落ち込んだが、劉鳳を演じた[[声優:緑川光|緑川光]]氏には想いは届いていたようで、緑川氏だけはいつも「'''シェリスはいいね'''」と倉田氏を誉めており、それが心の支えとなって倉田氏も緑川氏に「'''なんてジェントルマンなんだろう'''」とときめきを感じ、役と一体化していったという。これらの事から、劇場版における倉田氏のシェリスの芝居を、[[ストレイト・クーガー]]役の[[声優:津久井教生|津久井教生]]氏は「'''(テレビ版の頃に比べると)シェリスの切なさが増した感じがする'''」と評した。 | ||
2024年5月22日 (水) 21:12時点における最新版
シェリス・アジャーニ | |
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外国語表記 | Sherrice Adjani[1] |
登場作品 | スクライド |
声優 | 倉田雅世 |
デザイン | 平井久司 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | サポートユニット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 157cm |
体重 | 47kg |
スリーサイズ | B89・W58・H82 |
血液型 | O型 |
所属組織 | ホールド |
所属部隊 | ホーリー |
アルター能力 | エターナル・デボーテ |
趣味 | ダンスと占い |
概要編集
対アルター能力者特殊部隊ホーリーに所属する元ネイティブアルターの少女。情報関連のエキスパートで部隊指揮も担当する。
かつてはロストグラウンドでチームを率いていたが、他チームとの抗争で危機に陥っていたところ[2]を劉鳳に助けられてホーリーに入隊した経歴を持つ。以来、劉鳳を献身的にサポートしており想いを寄せている。気さくで人付き合いも良く、劉鳳を巡るライバルである水守に対しても気軽に接しているが、鋭く牽制をかけたりと抜け目のない性格をしている。
後述の理由でアルター能力を戦闘で使用する事は少ないが、体術だけでも複数人相手に立ち回れる実力を持っている。
第23話で、「向こう側の世界」に渡ってアルター結晶体の力を手にした無常矜侍が、支配下に置いた結晶体を刺客として劉鳳に差し向け、大苦戦を強いられた劉鳳は、奮戦虚しく遂に落命。そこへ駆け付けたシェリスが、自動防御システムの攻撃を受けながらも横たわる劉鳳の亡骸の元に辿り着き、愛する彼を死なせまいと遂に「真のエターナル・デボーテ」を発動。薄れゆく意識の中、シェリスは静かに微笑みながら、劉鳳にキスをし胸に秘めていた想いを告白する…。 しかし、力の代償によってシェリスは消滅。蘇生し意識を取り戻した劉鳳の視界にシェリスの存在はなく、彼女の衣類と愛用の髪飾りだけが遺され、ようやく事態を理解しながらも感情を表す事が出来なかったが、カズマの叱咤により遂に堰を切ったかのように劉鳳は子供のように慟哭した。まるで、母・桂華が死んだ六年前から押し殺してきた涙を全部流し切るかのように……。
エターナル・デボーテ編集
シェリスのアルター能力。他者のアルターを強化するサポート系の能力で、巨大な天使のようなアルターを構成して他者を癒すことも可能なことから自立稼働型に分類される。
また、敵のアルターを瞬間的に増幅して許容量以上のパワーを与えることで逆にダメージを与えることも可能[3]。しかし、使用すると大幅に体力を消耗してしまい、使いすぎれば命の危険すらあるため使うことは少ない。
登場作品と役柄編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2019年9月のイベント「我道」期間限定参戦。SSRサポートユニット。
ステータス編集
サポートアビリティ編集
- 劉鳳への献身的な想い
- SSR。セットしたシューターの攻撃力、移動速度、回避率アップ。
人間関係編集
- 劉鳳
- 命の恩人であり、全てを捧げて想いを寄せる相手。
- 桐生水守
- 劉鳳を巡るライバル。立場と礼節を弁えて真摯に接するが、「劉鳳の幼馴染」としての彼女には敵愾心を剥き出しにして牽制するなど目の敵にしている。
- 瓜核
- 同僚で割と仲が良く、シェリスの恋路を応援している理解者。
- ストレイト・クーガー
- 同僚。劉鳳と水守を巡る恋の鞘当てで意気投合することもあるが、クーガーの方はシェリスの報われぬ片想いを見守っている節があった。お互いに「報われぬ愛にすべてを捧げた」という共通点がある。
- 来夏月爽
- 同僚だが相性はすこぶる悪く、お互いに毛嫌いしており犬猿の仲。
- マーティン・ジグマール
- ホーリー隊長。
- カズマ
- 君島を失った復讐で怒り狂いホーリーを襲撃する彼に部隊を壊滅され、重傷を負わされる。[4]
- ナカイ四兄弟
- 三年前に、ネイティブアルターとして活動していたシェリスが所属するチームを壊滅させた男四人組のチーム。彼らによってシェリスは住んでいた家も燃やされて、監禁され死を待つ身だったが、劉鳳によって助け出された。
- 報告係
- 第1話冒頭で、ホールド長官が強盗団に拉致された現場である廃墟跡で、捜査のため彼からの報告を眠そうにしながら受ける。アルター使いを恐れており、怖がられるが当のシェリスは慣れっこで、彼で遊んでる様子であったが、彼の口から長官を救出した「素手のアルター使い」の事を知り、興味を抱く。
名台詞編集
- 「ですからぁ~、そういう時は会話をはぐらかして、相手をヤキモキさせるんですよ♪」
婦警「そういうものかしら?」
「こう見えても経験豊富なんですよぉ?」 - 第5話より。セントラルピラーの出入り口から、非武装の婦警と談笑しながら。思春期女子にありがちな背伸びしようとしてやる根拠のない出まかせなどではなく、自身の経験から来る実感のこもった男女の駆け引きや恋愛指南を説く。
- 話の内容からすると、年相応に複数の異性と付き合ってはいたようだが、それはあくまでホーリーに入隊する以前の事であり、劉鳳と出会ってからはそっち方面は全く音沙汰無しなのが何処か悲しい。
- 「そうやって、自分の中にある確信を信じて進む人は魅力的よ。でも、それが他人との間に大きな溝を作るってこともあるんだけど」
- 第6話より。カズマとの出会いで不祥事の責任を感じている劉鳳に。自身の経験に基づく真理らしい。
- 「実はあたしの、一方的な片想いなの…ごめんなさい」
- 第16話より。記憶を失った劉鳳をホーリーに連れ戻そうとする内に、関係は「同僚じゃなくて恋人」と嘘を吹き込み、すぐに訂正する。少々遊んでいるが、謝罪に寂しさを醸し出しているあたり色々な意味で複雑だった模様。
- 「ふふっ。もうホーリーに残る理由、なくなっちゃった」
- 同話。劉鳳に全ての事情を話して説得を試みるも、それでも彼のホーリーに戻る気が全くない決意を確かめ、迷わず彼に追随しようとして。アルター使いが唯一人間として扱われる安定した生活よりも、シェリスが即座に選ぶものは決まっていた。
- 「あんな目に遭わされてノコノコ戻るってゆーの!?」
- 同話。ホーリー本部に帰還する瓜核に今後の方針を問われ、来夏月と常夏三姉妹に痛めつけられたことを理由に完全にホーリー離反の意を示す。勿論シェリスの建前であり、瓜核はニヤニヤと笑っていた。
- 「近くにいるのに気持ち届かないの、結構つらいよ…?」
- 第20話より。劉鳳の傍にいられるシェリスが羨ましいと本音を漏らす水守に向けて。
- 「それで諦めていいような出会いじゃなかった。簡単に諦めていいような、そんな出会いではなかった」
- 「どん底の、そのまたどん底にいた時にあたしは、あの人と出会った」
- 「劉鳳」
- 第23話冒頭におけるモノローグ。劉鳳との邂逅から始まる物語のサブタイトルは…『シェリス・アジャーニ』。
- 「いらない。あたしは、この人以外何もいらない。この人の進むべき道をあたしが照らす。前に小石が落ちていたら、あたしが払う。あたしは、あたしの全身全霊をかけて、この人の盾になる。それが、あたしがこの世に存在する意味。あたしの全て」
- 同話。息絶えた劉鳳に向けてアルター能力を解き放つ。美しき翼と共に放たれる『永遠の献身』という意味を持つアルター『エターナル・デボーテ』。
- 「劉鳳……私はあなたを…愛して、います……」
- 神々しいエターナル・デボーテの光に包まれながら劉鳳に口づける。そして自身をアルター化して劉鳳を蘇生し、シェリス・アジャーニはこの世から消え去った…。
余談編集
- アニメ版と漫画版で迎える結末が大きく異なるキャラクターの一人。ただし、他の登場人物と比べても設定や性格に変更はほとんどなく、劉鳳へ一途な愛を捧げる芯は共通している。
- 漫画版におけるエターナル・デボーテの使用シーンは成人向けな描写になっていた。これに関しては脚本家の黒田洋介いわく「週刊少年チャンピオンの表現限界に挑んだ」とのこと。
- シェリスは声を演じられた倉田雅世氏の転機となった役。当初はよくあるヒロインと認識していたがある場面で劉鳳から受けた言葉で大変なショックを受け、情念をぶつけ合う男子の中で、女はどうあるべきなのかを考えるほどに思い悩んだという。最終的には『男女はただの性別であり、一番大事なことは他にある』という結論を出した。女に見向きもしない男の戦いにも大いなる理解を示し、後半から最終話に至る倉田氏の演技は監督の思惑を遥かに上回ることとなり、漢ならぬ漢女の生き様を示した。その様は制作陣やファンを魅了するに至った(シェリスは女性キャラでもかなりの人気を持つが、それには倉田氏のスクライドに対する姿勢が大きく後押しをしている)が、監督は「男の物語なのにどいつもこいつもシェリスシェリス……」と恨み節だった。
- シェリスを演じた倉田雅世氏によれば、映画『スクライド オルタレイション QUAN』のBlu-ray & DVD発売記念トークショーにて、テレビ版が放送されていた10年前の当時を振り返り、アフレコ現場で監督の谷口悟朗氏や音響監督の故・浦上靖夫氏から「(劉鳳への)愛が足りない!」[5]と、いつもダメ出しを受けていたという。
- これに対し、倉田氏は内心で『こんなに劉鳳の事が好きなのに…』と漏らしつつも落ち込んだが、劉鳳を演じた緑川光氏には想いは届いていたようで、緑川氏だけはいつも「シェリスはいいね」と倉田氏を誉めており、それが心の支えとなって倉田氏も緑川氏に「なんてジェントルマンなんだろう」とときめきを感じ、役と一体化していったという。これらの事から、劇場版における倉田氏のシェリスの芝居を、ストレイト・クーガー役の津久井教生氏は「(テレビ版の頃に比べると)シェリスの切なさが増した感じがする」と評した。