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:真田志郎が建造に関わった宇宙戦艦。また、その艦における技術長および副長を務めている。 | :真田志郎が建造に関わった宇宙戦艦。また、その艦における技術長および副長を務めている。 | ||
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+ | :『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』(SRW未参戦)で自身が艦長として指揮する宇宙戦闘空母。SRW未登場。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *旧作版における真田は、事前にさまざまな機器を準備して有事に備えている用意周到さで知られており、視聴者から'''真田志郎=「こんなこともあろうかと」'''と認知されるほどであった。 |
− | ** | + | **ただし、実際の真田は劇中でこのような発言をしたわけではない<ref>『ヤマト2』第10話の「多分、こんな事もあろうと思って…」など、近いニュアンスの発言をしたことは数回ある。</ref>。しかしながら、'''[[科学者・技術者|メカニックキャラクター]]=「こんなこともあろうかと」'''のイメージは、後続の作品に多大な影響を与えている。 |
− | ** | + | **『2199』ではさすがに都合が良すぎる展開だと判断されたのか、有能ではあるが旧作ほど万能ではなくなっている。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年9月3日 (火) 22:19時点における最新版
真田志郎は『宇宙戦艦ヤマト2199』の登場人物。
真田志郎 | |
---|---|
読み | さなだ しろう |
外国語表記 | Shirou Sanada |
登場作品 | 宇宙戦艦ヤマト2199 |
声優 | 大塚芳忠 |
デザイン | 結城信輝 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦V |
SRWでの分類 | サブパイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 29歳 |
出身 | 日本・長野県 |
所属 | 国連宇宙軍 |
役職 | 幕僚監部作戦部9課→ヤマト技術長兼副長 |
軍階級 | 三等宙佐 |
概要編集
ヤマトの副長兼技術長。階級は三等宙佐(少佐)。艦長が何らかの事情で不在の場合は指揮を執る。「ヤマト計画」の中枢に関わっており、ヤマトの建造にも関わっている。
MITと宇宙防衛大学を経て国連宇宙軍に入隊しており、そのため科学分析や情報分析に強い。頼れる人物である。
性格はどんな時でも沈着冷静を崩さず、感情もほとんど表に出さないため古代進からは「コンピューター人間」と評されている。その一方で、親友である古代守から譲り受けた中原中也の詩集を大切にしており、進の成長に笑みを見せることもある。
解説好きな面があり、科学理論について話し出すと難しい単語を並べて畑違いの人間には理解しがたい会話となってしまうという悪癖がある。また、慎重を期するため思い切りが悪かったり戦闘指揮が苦手だったりといった面も。
登場作品と役柄編集
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。ヤマトのサブパイロット。その優れた知性で、ヤマトはもちろん、世界を取り巻く多くの事象の推察や対処法を首脳陣と共に考察していく。
- 見せ場も多く、他作品のラスボスの強みを看破するシーンも用意されている。
- 原作を凌駕するあまりの有能ぶりに一部の『ヤマト』シリーズファンから「中身が旧作の真田さんと入れ替わってるのではないか?」という感想を抱かれることになった。
パイロットステータス編集
精神コマンド編集
人間関係編集
ヤマトのクルー編集
国連宇宙軍編集
- 古代守
- MIT時代からの親友。彼の遺品となった中原中也の詩集を大切にしている。
イスカンダル編集
- ユリーシャ・イスカンダル
- 1年前の事故(事件)で意識を失った彼女をヤマトの自動航法装置の中枢に収めているが、真田自身はその事に罪悪感を感じており、彼女をイスカンダルに送り届ける事を優先し、イズモ計画に強く反対していた。
他作品との人間関係編集
リアル系編集
- 千鳥かなめ
- 『V』にてある理由から宗介と付き合っているのかと彼女に尋ねて怒られてしまう。この質問は終盤に3つの世界の謎を解明する際の伏線になる。
- テレサ・テスタロッサ
- 『V』にて上述の質問で彼女から怒られてしまうが、ウィスパードの事を彼女から聞いている。
- エンブリヲ
- 『V』にて、彼の復活のプロセスを解析する。
スーパー系編集
- ブラックノワール
- 『V』にて高次元人・神を自称するブラックノワールがただのシステムでしかないと論破する。
バンプレストオリジナル編集
- ナイン
- 『V』では自らが設計したヤマトのシステムをナイン(システム99)にあっさりとクラックされ、少なからずショックだった模様。
名台詞編集
- 「ワープとは、このようにワームホールを人為的に発生させ、実質的に光速を超える航法です」
徳川「わしにはよく分からんが、本当にそんな事が出来るのかね?」
「理論上は可能です。ただ、タイミングを違えると時空連続体に歪みを生み、宇宙そのものを相転移させてしまう事も有り得る」 - 第3話より。ワープの理論を解説するが、難しすぎて誰も理解できなかった(実際、キャスト陣の中にも首を傾げた人がいたらしい)。最終的に、沖田十三の「波動エンジンの運用には注意が必要」の一言で片付けられてしまう。
- 上記の内容をもうちょっと分かり易く言うと、「ワープをする時は周囲の時空間にも影響を与えるので、下手をすると宇宙の崩壊に繋がるバタフライエフェクトが発生してしまう」という事である。
- 「ヘッ、知らない方が幸せだと思うよ」
- ヤマトの食糧供給システムの「O・M・C・S」が作る食事の原料について聞かれた時の返答。長期間の航海において有機物の循環システムは必要不可欠なので、「そういう事」だと思われる。
- なお、真田本人はカロリーブロックを食べていた。
- 「私には君に心があるかさえ分からない。君には私の中にあるような人間の意識は無く、只、人間らしく振舞っているだけなのかもしれない」
- 第9話にてオルタを気に掛けている件を皮肉ってきた伊東真也に対して。
- 他人から「コンピューター人間」と評される彼がここまで言い切った辺り、伊東をどれほど嫌っているかが伺える。伊東もこの返しは流石に不愉快だった模様。
- 「十分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかない…か…」
- 第26話(最終話)より。コスモリバースシステムについて評した際の台詞。
- かの著名なイギリス人科学者アーサー・C・クラークの言葉の引用。スパロボでも『EX』や『第2次OG』で使用されている。
- 「わからない……ただ、奇跡が起きたということだけだ……」
- 第26話(最終話)より。再起動したコスモリバースシステムを見ながら。
スパロボシリーズでの名(迷)台詞編集
戦闘台詞編集
- 「こんなこともあろうかと…というやつだ」
- 戦闘台詞の一つで波動防壁発動により攻撃を防いだ際の台詞。有名な台詞を遂に自分で言った。
- アナライザー「敵ノ使用スルエネルギー、解析不能デス」
真田「技術者としては、是非とも捕獲して研究したいな」 - 使徒との特殊戦闘台詞。
シナリオデモ中編集
- 「さて…どの程度の値打ちものが来るかな」
- 『V』シークレットシナリオ「長き旅路を支えるもの」にて。補給物資が予定より少なくなってメカマン仲間で「敵の残骸をあさって難をしのぐ」という結論に至ってそこに都合よく敵襲の警報が鳴って。笑顔でいってるのがまた笑いを誘う。
- 「大丈夫です。こんな事もあろうかと…」
- 『V』第43話直前の分岐シナリオにて。戦闘中だけでなくシナリオデモにおいても口にしており、ウリバタケ・セイヤは「その台詞、言いたかったのに…!」と残念がる。
- 「例えば、我々が水槽で飼われている魚だとする。そこにエサが入れられたり、新しい仲間が足されたり、外敵が入れられたりしたら、魚にとって、それは神の意思と言えよう。この場合、魚に『神』という概念があるかは別とするが」
ブラックノワール「何が言いたい?」
「魚から見れば、姿の見えない大いなる力は神であるかも知れないが…水槽の外から見れば、それはただの行為に過ぎない。その正体が明かされれば、それは原因と結果に過ぎず、そこに神などいない事を魚も理解するだろう」 - 『V』第51話より。神を自称するブラックノワールがその圧倒的な力で現実に介入し望んだ結果を得ているからといって、全能の神であることを意味するわけではないと説明している。
- 「もう一つ、お前が神でない事を証明しよう。偉大な科学者の言葉に『神はサイコロを振らない』というのがある。つまり、神には全ての結果が見えているという事だ。だが、量子力学の見地から、この言葉は否定されている」
ブラックノワール「何が言いたい!?」 - 同上。超越者を気取り常に余裕を見せていたブラックノワールが、ついに動揺を露わにし始める。ちなみにこの偉大な科学者とは、20世紀で最も有名な物理学者の一人アルベルト・アインシュタインのこと。
- 「私の推測だが、お前は何者かが…地球外の文明が造り上げた非常に高度な社会管理システムなのだろう。因果を操るなどという事ではなく、膨大なシミュレーションから、任意の結果を生む原因を発生させているに過ぎない」
- 『V』におけるブラックノワールの正体についての考察。
搭乗機体・関連機体編集
- ヤマト
- 真田志郎が建造に関わった宇宙戦艦。また、その艦における技術長および副長を務めている。
- 戦闘空母ヒュウガ
- 『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』(SRW未参戦)で自身が艦長として指揮する宇宙戦闘空母。SRW未登場。
余談編集
- 旧作版における真田は、事前にさまざまな機器を準備して有事に備えている用意周到さで知られており、視聴者から真田志郎=「こんなこともあろうかと」と認知されるほどであった。
- ただし、実際の真田は劇中でこのような発言をしたわけではない[1]。しかしながら、メカニックキャラクター=「こんなこともあろうかと」のイメージは、後続の作品に多大な影響を与えている。
- 『2199』ではさすがに都合が良すぎる展開だと判断されたのか、有能ではあるが旧作ほど万能ではなくなっている。
脚注編集
- ↑ 『ヤマト2』第10話の「多分、こんな事もあろうと思って…」など、近いニュアンスの発言をしたことは数回ある。