「スクラッグ」の版間の差分

 
(11人の利用者による、間の14版が非表示)
1行目: 1行目:
== スクラッグ(Skrugg) ==
+
スクラッグとは、『[[HEROMAN]]』に登場する[[異星人|知的生命体群]]及び勢力の総称。
<!--スペルこれであってるかな?-->
 
  
[[HEROMAN]]』に登場する宇宙にある幾多の星々を侵略してきた知的生命体郡及び勢力の総称。[[マシュー・デントン]]が宇宙に向けた電波を辿る事により地球へと来襲した。<br />地球よりも遥かに発達した科学力を持ち、侵略した星の生物に洗脳と改造を施し自軍の戦力としている。
+
== 概要 ==
 +
[[宇宙]]にある幾多の星々を侵略してきた知的生命体。
  
体格や外殻、戦闘の際に頭から長く伸びた触覚を伸ばして攻撃したり、戦闘不能になった際は体液をまき散らしながら丸くなるなど、外見や特徴は地球のゴキブリを連想させ、デントンはそれに似た生物から進化した存在ではないかと推測している。
+
[[マシュー・デントン]]が宇宙に向けた電波を辿る事により[[地球]]へと来襲した。地球よりも遥かに発達した科学力を持ち、侵略した星の生物に洗脳と改造を施し自軍の戦力としている。
  
弱点は胸の両脇にあるクリスタルのような物で、そこを攻撃すれば生身の人間でも一応は立ち向かう事は出来る。また、聴覚が発達しているためか超音波にひるんだ事も度々あった。
+
体格や外殻、戦闘の際に頭から長く伸びた触角を伸ばして攻撃したり、戦闘不能になった際は体液をまき散らしながら丸くなるなど、外見や特徴は地球のゴキブリを連想させ、デントンはそれに似た生物から進化した存在ではないかと推測している。全身が銃弾や戦車の砲撃にも耐えられるほど強固であるが、弱点は胸の両脇にあるクリスタルのような物で、そこを攻撃すれば生身の人間でも一応は立ち向かう事は出来る。また、聴覚が発達しているためか超音波にひるんだ事も度々あった。
  
漫画版では地球侵略の前に情報収集を行っており、地球の昆虫を改造して先遣隊にしている。
+
第9話で早々に母艦が潰され壊滅したかに思えたが、残党が地下に潜伏しており終盤で復活した。
 +
 
 +
[[漫画|漫画版]]では地球侵略の前に情報収集を行っており、地球の昆虫を改造して先遣隊にしている。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 +
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
:初登場作品。第1話から登場し、そのまま早期に一度撃退されるが、中盤から再起を遂げる。序盤からの交戦ということもあり最終決戦時のゴゴール以外は全般的に弱く、同じ宇宙生物でも厄介な特殊能力を持つ[[フェストゥム]]や[[ELS]]、軽減バリアを標準装備する[[バジュラ]]と比べると(ゲーム的にも、設定的にも)力不足な印象を受ける。一応スクラッグも侵略した星の資源を食い尽くす存在ではあるが…。巨大ロボットがゴロゴロいる本作の地球に現れてしまったのは災難と言わざるを得ない。
+
:初登場作品。第1話から登場し、そのまま早期に一度撃退されるが、中盤から再起を遂げる。序盤からの交戦ということもあり最終決戦時のゴゴール以外は全般的に弱く、同じ宇宙生物でも厄介な特殊能力を持つ[[フェストゥム]]や[[ELS]]、軽減バリアを標準装備する[[バジュラ]]と比べると(ゲーム的にも、設定的にも)力不足な印象を受ける。一応スクラッグも侵略した星の資源を食い尽くす存在ではあるが……。巨大ロボットがゴロゴロいる本作の地球に現れてしまったのは災難と言わざるを得ない。…余談にもあるように、'''もっと早く来ていたら逆にゲーム本編よりもあっさり撃退された可能性もある'''のでこれでもタイミング的にはそこそこマシな方だった。
:異星人である彼らの侵攻が切っ掛けで地球圏の各勢力が表立って活動するようになり、つまりはUXの戦いの火蓋を切った存在である。しかし、実は彼らが地球へ来襲する切っ掛けとなったメッセージは原作とは異なりデントンの発信した物ではなく、スクラッグを戦鐘として利用し、次元を超えた巨大な戦いを開始せんとする第3者による偽装工作であった。デントン本人も自分の責任でスクラッグが来襲したと思いこんでいた為、瀕死となったゴゴールにその話を持ち出すまで互いに真相に気付く事無く、踊らされる事となる。
+
:異星人である彼らの侵攻が切っ掛けで地球圏の各勢力が表立って活動するようになり、つまりはUXの戦いの火蓋を切った存在である。しかし、実は彼らが地球へ来襲する切っ掛けとなったメッセージは原作とは異なりデントンの発信した物ではなく、スクラッグを戦鐘として利用し、次元を超えた巨大な戦いを開始せんとする'''[[カリ・ユガ|第三者]]による偽装工作'''であった。デントン本人も自分の責任でスクラッグが来襲したと思いこんでいた為、瀕死となったゴゴールにその話を持ち出すまで互いに真相に気付く事無く踊らされる事となる。
  
 
== 人物 ==
 
== 人物 ==
24行目: 27行目:
 
:ウィル同様、スクラッグに捕らえられ洗脳・改造を受ける。ウィルとは違いスクラッグの力に溺れていた。
 
:ウィル同様、スクラッグに捕らえられ洗脳・改造を受ける。ウィルとは違いスクラッグの力に溺れていた。
 
;[[スクラッグ兵士]]
 
;[[スクラッグ兵士]]
:
+
:スクラッグの一般兵。
 +
 
 
=== 漫画版のみ登場 ===
 
=== 漫画版のみ登場 ===
 
;エッズィ
 
;エッズィ
:スクラッグ先遣隊の一人でカマキリがベース。
+
:スクラッグ先遣隊の一人でカマキリがベース。先遣隊のリーダー格で慇懃無礼な敬語で話す。巨大な鎌と長い触覚で相手を切り裂く。ウィルの機転により動きが止まった所で放たれたヒーローマンフィニッシュで打ち上げられ、叩きつけられた円盤ごと爆散した。
 
;ブリト
 
;ブリト
:スクラッグ先遣隊の一人でダンゴ虫がベース。
+
:スクラッグ先遣隊の一人でダンゴ虫がベース。短気で粗野なチンピラ然とした性格。体を丸めて相手に体当たりする戦法が得意。ヒーローマンに最高速度で突っ込んでいったところでカウンターパンチを受け、先遣隊最初の犠牲者となる。
 
;パウア
 
;パウア
:スクラッグ先遣隊の一人でカブトムシとクワガタがベース。
+
:スクラッグ先遣隊の一人でカブトムシとクワガタがベース。伸縮自在の角と強力な大顎を持つ、寡黙で力任せなパワーファイター。弱者を見くびる悪癖があり、戦力外と見なしていたジョーイが密かに展開していたバリアとヒーローマンの拳で挟み潰され圧死した。
  
 
== スクラッグの兵器・テクノロジー ==
 
== スクラッグの兵器・テクノロジー ==
40行目: 44行目:
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*ゴキブリのような外見などから、週刊ヤングジャンプ連載のSFバトル漫画『テラフォーマーズ』に登場するゴキブリが進化した宇宙人テラフォーマーのようだと言われる事がある(なお、作品の発表はHEROMANのほうが先)。ちなみに、こちらは人類のほうがかなり不利に追い込まれている。
+
*ゴキブリのような外見などから、週刊ヤングジャンプ連載のSFバトル漫画『テラフォーマーズ』に登場するゴキブリが進化した宇宙人テラフォーマーのようだと言われる事がある(作品の発表はHEROMANのほうが先)。こちらは人類側がかなり不利に追い込まれている。
*『UX』の世界に襲来したスクラッグだが、実は'''作中時期よりもっと前に襲来したらスクラッグが大惨事だった'''。[[AEUへリオン|高周波を放つ]][[AEUイナクト|武器を持つ]][[ユニオンフラッグ|MSが大量配備されていた]]ので…
+
**なお、UXにおける[[ダミアン]]の対スクラッグ用の[[特殊戦闘台詞]]で、明らかにこの漫画を意識したと思しき台詞も用意されていたりする。
 +
*『UX』の世界に襲来したスクラッグだが、実は'''作中時期よりもっと前に襲来したらスクラッグが大惨事だった'''。[[AEUヘリオン|高周波を放つ]][[AEUイナクト|武器を持つ]][[ユニオンフラッグ|MSが大量配備されていた]]ので…。
 
**しかし、UXに登場した機体の中にも振動剣を持つ[[ウイングル|ユニ]][[インパルスガンダム|ット]]が…(ただし後者は武装としては使えない)。
 
**しかし、UXに登場した機体の中にも振動剣を持つ[[ウイングル|ユニ]][[インパルスガンダム|ット]]が…(ただし後者は武装としては使えない)。
 
+
<!-- 関連リンク == -->
== 資料リンク ==
 
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==

2022年10月15日 (土) 10:27時点における最新版

スクラッグとは、『HEROMAN』に登場する知的生命体群及び勢力の総称。

概要編集

宇宙にある幾多の星々を侵略してきた知的生命体。

マシュー・デントンが宇宙に向けた電波を辿る事により地球へと来襲した。地球よりも遥かに発達した科学力を持ち、侵略した星の生物に洗脳と改造を施し自軍の戦力としている。

体格や外殻、戦闘の際に頭から長く伸びた触角を伸ばして攻撃したり、戦闘不能になった際は体液をまき散らしながら丸くなるなど、外見や特徴は地球のゴキブリを連想させ、デントンはそれに似た生物から進化した存在ではないかと推測している。全身が銃弾や戦車の砲撃にも耐えられるほど強固であるが、弱点は胸の両脇にあるクリスタルのような物で、そこを攻撃すれば生身の人間でも一応は立ち向かう事は出来る。また、聴覚が発達しているためか超音波にひるんだ事も度々あった。

第9話で早々に母艦が潰され壊滅したかに思えたが、残党が地下に潜伏しており終盤で復活した。

漫画版では地球侵略の前に情報収集を行っており、地球の昆虫を改造して先遣隊にしている。

登場作品編集

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦UX
初登場作品。第1話から登場し、そのまま早期に一度撃退されるが、中盤から再起を遂げる。序盤からの交戦ということもあり最終決戦時のゴゴール以外は全般的に弱く、同じ宇宙生物でも厄介な特殊能力を持つフェストゥムELS、軽減バリアを標準装備するバジュラと比べると(ゲーム的にも、設定的にも)力不足な印象を受ける。一応スクラッグも侵略した星の資源を食い尽くす存在ではあるが……。巨大ロボットがゴロゴロいる本作の地球に現れてしまったのは災難と言わざるを得ない。…余談にもあるように、もっと早く来ていたら逆にゲーム本編よりもあっさり撃退された可能性もあるのでこれでもタイミング的にはそこそこマシな方だった。
異星人である彼らの侵攻が切っ掛けで地球圏の各勢力が表立って活動するようになり、つまりはUXの戦いの火蓋を切った存在である。しかし、実は彼らが地球へ来襲する切っ掛けとなったメッセージは原作とは異なりデントンの発信した物ではなく、スクラッグを戦鐘として利用し、次元を超えた巨大な戦いを開始せんとする第三者による偽装工作であった。デントン本人も自分の責任でスクラッグが来襲したと思いこんでいた為、瀕死となったゴゴールにその話を持ち出すまで互いに真相に気付く事無く踊らされる事となる。

人物編集

ゴゴール
スクラッグの司令官にしてジョーイ達の宿敵。
ウィリアム・デイヴィス
スクラッグの宇宙船に侵入した際に捕らえられ、スクラッグへと洗脳・改造されてしまう。
洗脳が解けた後はジョーイたちの前から姿を消し、スクラッグの技術を研究していた施設を襲撃するようになる。
ニコラス・デ・カルロ
ウィル同様、スクラッグに捕らえられ洗脳・改造を受ける。ウィルとは違いスクラッグの力に溺れていた。
スクラッグ兵士
スクラッグの一般兵。

漫画版のみ登場編集

エッズィ
スクラッグ先遣隊の一人でカマキリがベース。先遣隊のリーダー格で慇懃無礼な敬語で話す。巨大な鎌と長い触覚で相手を切り裂く。ウィルの機転により動きが止まった所で放たれたヒーローマンフィニッシュで打ち上げられ、叩きつけられた円盤ごと爆散した。
ブリト
スクラッグ先遣隊の一人でダンゴ虫がベース。短気で粗野なチンピラ然とした性格。体を丸めて相手に体当たりする戦法が得意。ヒーローマンに最高速度で突っ込んでいったところでカウンターパンチを受け、先遣隊最初の犠牲者となる。
パウア
スクラッグ先遣隊の一人でカブトムシとクワガタがベース。伸縮自在の角と強力な大顎を持つ、寡黙で力任せなパワーファイター。弱者を見くびる悪癖があり、戦力外と見なしていたジョーイが密かに展開していたバリアとヒーローマンの拳で挟み潰され圧死した。

スクラッグの兵器・テクノロジー編集

タマ
世界各国司令部を目指して侵攻する巨大な黒い玉。かなりの強度を誇る。
キメラ
地球側がスクラッグのテクノロジーを研究し作られた改造人間。

余談編集

  • ゴキブリのような外見などから、週刊ヤングジャンプ連載のSFバトル漫画『テラフォーマーズ』に登場するゴキブリが進化した宇宙人テラフォーマーのようだと言われる事がある(作品の発表はHEROMANのほうが先)。こちらは人類側がかなり不利に追い込まれている。
    • なお、UXにおけるダミアンの対スクラッグ用の特殊戦闘台詞で、明らかにこの漫画を意識したと思しき台詞も用意されていたりする。
  • 『UX』の世界に襲来したスクラッグだが、実は作中時期よりもっと前に襲来したらスクラッグが大惨事だった高周波を放つ武器を持つMSが大量配備されていたので…。
    • しかし、UXに登場した機体の中にも振動剣を持つユニットが…(ただし後者は武装としては使えない)。

リンク編集