「絶影」の版間の差分

 
(10人の利用者による、間の17版が非表示)
1行目: 1行目:
 
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Zetsuei]]
 
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|スクライド}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|スクライド}}
 +
| デザイン = {{メカニックデザイン|森木靖泰}}<ref> ホビージャパン『森木靖泰 デザインワークス [ロボット/ヒーロー篇]』P60より。</ref>
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
9行目: 9行目:
 
| 分類 = [[分類::アルター]]
 
| 分類 = [[分類::アルター]]
 
| 遠隔操縦者 = [[パイロット::劉鳳]]
 
| 遠隔操縦者 = [[パイロット::劉鳳]]
 +
}}
 +
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック<br>(最終形態)
 +
| 分類 = [[分類::アルター]]
 +
| 融合者 = [[パイロット::劉鳳]]
 
}}
 
}}
 
'''絶影'''は『[[スクライド]]』の[[登場メカ]]。
 
'''絶影'''は『[[スクライド]]』の[[登場メカ]]。
27行目: 32行目:
  
 
=== 最終形態 ===
 
=== 最終形態 ===
アルター要塞内部で、ジグマールとの戦いの中で『もう何もいらない』という劉鳳の覚悟から誕生した融合装着型の絶影。従来からの絶影のスピードから来る残像を残すほどの高速移動と、劉鳳自身の戦闘技術である体術を融合させた戦闘を展開する。
+
アルター要塞内部で、ジグマールとの戦いの中で『もう何もいらない』という劉鳳の覚悟から誕生した融合装着型の絶影。従来からの絶影のスピードから来る残像を残すほどの高速移動と、劉鳳自身の戦闘技術である体術を融合させた戦闘を展開する。また、単独で飛ぶことも可能。
  
 
母・桂華の仇で、劉鳳自身も一度は絶命させられたアルター結晶体とのリターンマッチでは、[[シェリス・アジャーニ|シェリス]]の遺品である髪飾りを分解・再構成して装着している。
 
母・桂華の仇で、劉鳳自身も一度は絶命させられたアルター結晶体とのリターンマッチでは、[[シェリス・アジャーニ|シェリス]]の遺品である髪飾りを分解・再構成して装着している。
33行目: 38行目:
 
しかし、この最終形態会得後には、カズマ同様に劉鳳の両頬に消えない傷跡が残るようになった。
 
しかし、この最終形態会得後には、カズマ同様に劉鳳の両頬に消えない傷跡が残るようになった。
  
==== 最終形態 (戦闘モード)====
+
漫画版では進化のプロセスが異なり、「s.CRY.ed」の言葉とシェリスとの合体によりこの形態となる。また、最終形態ではなく「絶影 正義武装」と名付けられている他に単行本5巻エピローグ「そして反逆」ではシェリスの協力も行わずにこの形態になっている。
 +
 
 +
==== 最終形態(戦闘モード)====
 
最終形態の変化種で、上半身のアルターパーツを武器化して両腕に装着し、攻撃と防御両用に使用する形態。
 
最終形態の変化種で、上半身のアルターパーツを武器化して両腕に装着し、攻撃と防御両用に使用する形態。
  
 
左右のパーツを一体化させ、剣のように振るったり、スピードも速く、結晶体の認識できない速さで移動する事が可能。
 
左右のパーツを一体化させ、剣のように振るったり、スピードも速く、結晶体の認識できない速さで移動する事が可能。
 +
 +
こちらも漫画版では技名として「絶影刀龍断」と名付けられている。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
:初登場作品。2019年9月のイベント「我道」期間限定ユニット。第2形態が大器型SSRシューターとして登場。同イベントでは強敵ボスユニットとしても登場。
 
:初登場作品。2019年9月のイベント「我道」期間限定ユニット。第2形態が大器型SSRシューターとして登場。同イベントでは強敵ボスユニットとしても登場。
 +
:2020年6月のイベント「神に抗う者たち」にて最終形態が登場。大器型SSRディフェンダー。味方ユニットでは初の「ターゲットに指定されない限り攻撃を受けない」アビリティを持ち、初速の速さと超命中付与の全域多段必殺により極型[[ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ|ユニコーン]]を刺せる防衛機として猛威を振るった。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;柔らかなる拳・列迅
 
;柔らかなる拳・列迅
:首元のマフラーのような伸縮自在の武器。
+
:第1・第2形態共通。首元の触腕を伸ばして敵を打ち据える。
 
;剛なる右拳・伏龍、剛なる左拳・臥龍
 
;剛なる右拳・伏龍、剛なる左拳・臥龍
:両脇に装備するドリル状のミサイル。カズマのシェルブリットと互角の威力を誇る。
+
:第2形態のみ。脇の副腕を切り離して繰り出す[[ロケットパンチ]]。先に発射した伏龍で敵を押し留め、続く臥龍で伏龍ごと敵を撃ち抜く。
 +
:片側だけでもカズマのシェルブリットと互角の威力を誇る。
 
:『X-Ω』では伏龍が通常攻撃として採用。必殺スキルでは伏龍・臥龍が採用されている。
 
:『X-Ω』では伏龍が通常攻撃として採用。必殺スキルでは伏龍・臥龍が採用されている。
 +
 +
==== 最終形態 ====
 +
;斬撃
 +
:『X-Ω』での通常攻撃。手で行う斬撃。
 +
;斬撃(コンボ)
 +
:『X-Ω』での必殺スキル。残像を残すほどの高速移動で放つ連続攻撃。トドメには肩の刃を剣に変え、一気に貫く。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
56行目: 73行目:
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*中国三国時代について書かれた『三国志』武帝紀注引『魏書』に登場する[[曹操ガンダム|曹操]]の乗馬である「絶影」が名前の由来になっている。
+
*中国三国時代について書かれた『三国志』武帝紀注引『魏書』に登場する[[曹操ガンダム|曹操]]の[[馬|乗馬]]である「絶影」が名前の由来になっている。
*第2形態は漫画版の方が、アニメ放映より先に登場している。その変わり、1回だけの登場に終わっている。
+
*第2形態は漫画版の方が、アニメ放映より先に登場している。その代わりに1回だけの登場に終わっている。また漫画版では第1形態を[[タイムスリップ]]寸前のカズマに付かせており、過去でのギャラン=ドゥの攻撃から一瞬だけ庇うことで勝利に導いている。
*絶影のデザインを担当したまさひろ山根氏によれば、「'''絶影は自分の中では、ノって描けたキャラクター'''」だと自負しているが、「'''スクライドに関しては、(第10話にデザインしたメカがゲスト出演した)スーパーピンチのイメージが付いてしまった'''」と苦々しく振り返っている。
 
**本作のシリーズ構成の黒田洋介氏は、友人の子供が絶影を見ると「'''(猫に見えたらしくて)『''ニャンニャンだ''』と喜んでいた'''」と山根氏に語ると、山根氏は苦笑いしながら「'''絶影って犬なんですけど…'''」と困惑したという。
 
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
<amazon>B006EJ3YPE</amazon>
 
<amazon>B006EJ3YPE</amazon>
 
+
== 脚注 ==
<!-- == 脚注 == -->
 
 
<references />
 
<references />
 
{{DEFAULTSORT:せつえい}}
 
{{DEFAULTSORT:せつえい}}
 
[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:登場人物さ行]]
 +
[[Category:生身ユニット]]
 
[[Category:スクライド]]
 
[[Category:スクライド]]

2023年11月20日 (月) 10:51時点における最新版

絶影は『スクライド』の登場メカ

絶影
登場作品 スクライド
デザイン 森木靖泰[1]
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 アルター
遠隔操縦者 劉鳳
テンプレートを表示
スペック
(最終形態)
分類 アルター
融合者 劉鳳
テンプレートを表示

概要編集

劉鳳が発現させたアルター能力。腕を拘束された少年のような姿をした自立稼働型のアルターで、劉鳳の殺された愛犬を再構築して誕生した。名前も愛犬から取られている。顔の左半分が拘束の一環として、カバーで覆われている。

サイズは小柄だが驚異的なスピードを持ち、音もなく移動する事が可能。あまりに強力すぎるゆえ普段は力を封印しており、拘束されているのもそういった理由から。それでも、並みのアルター使いであればこの状態で充分相手をすることが可能で、初期カズマを圧倒するほどの戦闘力を有する。

また、アルターが受けたダメージはそのまま劉鳳本人に反映される。

第2形態編集

封印が解かれた絶影の本来の姿で、劉鳳は「真なる絶影」と呼んでいる。下半身は蛇のようになっており、メカニカルな上半身が露わになる。その強さ故に、ホーリーの隊員でさえ殆ど見せる事はなく、ロストグラウンドでのカズマとの戦いで、2年ぶりに解放された。

第1形態以上の高速で空間を移動して戦うだけでなく、ホーリーアイ撃墜時には、劉鳳自身を乗せて大気圏を突破し、宇宙空間まで飛行するという離れ業を見せた。戦闘能力が大幅に向上するが、その分劉鳳の負担も大きくなる。

また、この形態の使用時には劉鳳の髪が発光するかのように、明るい緑色に変化する。

最終形態 編集

アルター要塞内部で、ジグマールとの戦いの中で『もう何もいらない』という劉鳳の覚悟から誕生した融合装着型の絶影。従来からの絶影のスピードから来る残像を残すほどの高速移動と、劉鳳自身の戦闘技術である体術を融合させた戦闘を展開する。また、単独で飛ぶことも可能。

母・桂華の仇で、劉鳳自身も一度は絶命させられたアルター結晶体とのリターンマッチでは、シェリスの遺品である髪飾りを分解・再構成して装着している。

しかし、この最終形態会得後には、カズマ同様に劉鳳の両頬に消えない傷跡が残るようになった。

漫画版では進化のプロセスが異なり、「s.CRY.ed」の言葉とシェリスとの合体によりこの形態となる。また、最終形態ではなく「絶影 正義武装」と名付けられている他に単行本5巻エピローグ「そして反逆」ではシェリスの協力も行わずにこの形態になっている。

最終形態(戦闘モード)編集

最終形態の変化種で、上半身のアルターパーツを武器化して両腕に装着し、攻撃と防御両用に使用する形態。

左右のパーツを一体化させ、剣のように振るったり、スピードも速く、結晶体の認識できない速さで移動する事が可能。

こちらも漫画版では技名として「絶影刀龍断」と名付けられている。

登場作品と役柄編集

単独作品編集

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2019年9月のイベント「我道」期間限定ユニット。第2形態が大器型SSRシューターとして登場。同イベントでは強敵ボスユニットとしても登場。
2020年6月のイベント「神に抗う者たち」にて最終形態が登場。大器型SSRディフェンダー。味方ユニットでは初の「ターゲットに指定されない限り攻撃を受けない」アビリティを持ち、初速の速さと超命中付与の全域多段必殺により極型ユニコーンを刺せる防衛機として猛威を振るった。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

柔らかなる拳・列迅
第1・第2形態共通。首元の触腕を伸ばして敵を打ち据える。
剛なる右拳・伏龍、剛なる左拳・臥龍
第2形態のみ。脇の副腕を切り離して繰り出すロケットパンチ。先に発射した伏龍で敵を押し留め、続く臥龍で伏龍ごと敵を撃ち抜く。
片側だけでもカズマのシェルブリットと互角の威力を誇る。
『X-Ω』では伏龍が通常攻撃として採用。必殺スキルでは伏龍・臥龍が採用されている。

最終形態編集

斬撃
『X-Ω』での通常攻撃。手で行う斬撃。
斬撃(コンボ)
『X-Ω』での必殺スキル。残像を残すほどの高速移動で放つ連続攻撃。トドメには肩の刃を剣に変え、一気に貫く。

特殊能力編集

自立稼働型アルター、影すら絶える、絶影を持つ男 劉鳳、己の道を切り拓く力
『X-Ω』のアビリティ。

余談編集

  • 中国三国時代について書かれた『三国志』武帝紀注引『魏書』に登場する曹操乗馬である「絶影」が名前の由来になっている。
  • 第2形態は漫画版の方が、アニメ放映より先に登場している。その代わりに1回だけの登場に終わっている。また漫画版では第1形態をタイムスリップ寸前のカズマに付かせており、過去でのギャラン=ドゥの攻撃から一瞬だけ庇うことで勝利に導いている。

商品情報編集

脚注編集

  1. ホビージャパン『森木靖泰 デザインワークス [ロボット/ヒーロー篇]』P60より。