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[[ゴールド3兄弟]]の長兄で、野球リーグのトップチーム「ダークキングス」のエース。
 
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殺人魔球「ジェノサイドスクリュー」を持つラフプレイヤーだったが、弟2人と共にシルバーキャッスルと激闘を繰り広げているうちに忘れ去っていたフェアプレイ精神に目覚め、正統派リーガーへと生まれ変わる。
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破壊魔球「ジェノサイドスクリュー」を持つラフプレイヤーだったが、弟2人と共にシルバーキャッスルと激闘を繰り広げているうちに忘れ去っていたフェアプレイ精神に目覚め、正統派リーガーへと生まれ変わる。
  
 
中盤、それまでの敗戦の責任を押し付けられる形で'''強制引退'''に掛けられ、[[ゴールドフット]]と共にアイアンソルジャーに改造されてしまうものの、シルバーの面々によって助け出される。その後しばらくは'''はぐれリーガー'''となって、リカルド銀城を探す旅に出たシルバーを陰から支える形で世界各地を放浪。
 
中盤、それまでの敗戦の責任を押し付けられる形で'''強制引退'''に掛けられ、[[ゴールドフット]]と共にアイアンソルジャーに改造されてしまうものの、シルバーの面々によって助け出される。その後しばらくは'''はぐれリーガー'''となって、リカルド銀城を探す旅に出たシルバーを陰から支える形で世界各地を放浪。
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== 登場作品と役柄 ==
 
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:初登場作品。原作終了後の設定なのでリーガー魂に目覚めているはずなのだが、何故か序盤から兄弟3人揃って敵として登場、[[稲葉駆|駆]]達[[イオニア]]一行の行く手を阻む。
 
:初登場作品。原作終了後の設定なのでリーガー魂に目覚めているはずなのだが、何故か序盤から兄弟3人揃って敵として登場、[[稲葉駆|駆]]達[[イオニア]]一行の行く手を阻む。
 
:終盤に差し掛かろうかという頃に仲間になるのだが、その際に3人の口から敵対の理由が語られる。チームメイトと共に[[エルンスト機関]]に拉致され、[[邪竜族]]に対抗するための兵器としてアイアンソルジャーに改造されそうになったが、抵抗したために[[キャオス・レール|キャオス]]によって[[DG細胞]]を植え付けられていた事が明らかになる。敵対時の戦闘台詞は兄弟揃って過激なものが収録されている。
 
:終盤に差し掛かろうかという頃に仲間になるのだが、その際に3人の口から敵対の理由が語られる。チームメイトと共に[[エルンスト機関]]に拉致され、[[邪竜族]]に対抗するための兵器としてアイアンソルジャーに改造されそうになったが、抵抗したために[[キャオス・レール|キャオス]]によって[[DG細胞]]を植え付けられていた事が明らかになる。敵対時の戦闘台詞は兄弟揃って過激なものが収録されている。
  
 
== 装備・機能 ==
 
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:マグナム直伝の44ソニックを独自にアレンジ・発展させた。文字通り、44ソニックに稲妻のパワーを上乗せする。『NEO』ではスタン効果付き。味方加入後から使用。
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:マグナム直伝の44ソニックを独自にアレンジ・発展させた。文字通り、44ソニックに稲妻のパワーを上乗せする。
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;ジェノサイドスクリュー
 
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:ラフプレイヤー時代に使用した破壊魔球で、打球が必ず打者の頭部を直撃する(1度バットに当たっているためルール上は「ファウル」と見なされる)。『NEO』では敵として登場した時にのみ使用。
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:ラフプレイヤー時代に使用した破壊魔球で、打球が必ず打者の頭部を直撃する(1度バットに当たっているためルール上は「ファウル」と見なされる)。
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:元ネタは、'''試合中に死傷者が続出した'''事で有名な野球漫画『アストロ球団』に登場する、「殺人L字投法」。
 
:元ネタは、'''試合中に死傷者が続出した'''事で有名な野球漫画『アストロ球団』に登場する、「殺人L字投法」。
 
:;ジェノサイドボンバー
 
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::スクリューを凶悪にした破壊魔球。ソルジャー仕様に改造された際に使用。
 
::スクリューを凶悪にした破壊魔球。ソルジャー仕様に改造された際に使用。
  
=== ソルジャー時の武装 ===
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;ミサイルランチャー / ビーム砲 / ビームサーベル
 
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:ソルジャーに改造された際に使用。
 
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;「ようし、任せておけ。お前の受けた屈辱は俺達の屈辱でもある」
 
;「ようし、任せておけ。お前の受けた屈辱は俺達の屈辱でもある」
 
:同じく第2話、シルバーキャッスルに敗北を喫したフットを、マスクと共に出迎えた時に。
 
:同じく第2話、シルバーキャッスルに敗北を喫したフットを、マスクと共に出迎えた時に。
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;アーム「俺は、奴の投球を何処かで見たような気がするんだ…」<br>マスク「本当か兄貴!何処で?」<br>アーム「分からねぇ。だけど、何か気になるんだ。何処か記憶回路の片隅に引っ掛かっているような…そんな気がするんだ…」
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:第5話。お得意のラフプレイでシルバーとの野球試合に勝つには勝ったが、マグナムエースの放った魔球・44ソニックに全くなす術がなかったアーム。
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:試合後、弟達や監督のブラックマンと共に44ソニックの分析を行う中、アームは奇妙な既視感を覚える。
 
;「俺たちリーガーに製造段階で与えられたパワーや才能以外、何があるって言うんだ!」
 
;「俺たちリーガーに製造段階で与えられたパワーや才能以外、何があるって言うんだ!」
 
:第22話での回想。新人時代、自分よりも明らかに性能の劣るシルバーフロンティアにさんざんに打ち負かされた時、フロンティアは「強さは性能が全てではない」と説いたのだが、若いアームにはそれが理解できなかった。
 
:第22話での回想。新人時代、自分よりも明らかに性能の劣るシルバーフロンティアにさんざんに打ち負かされた時、フロンティアは「強さは性能が全てではない」と説いたのだが、若いアームにはそれが理解できなかった。
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;「思い出したぜ…。今のショックで、眠っていた記憶回路に電流が一気に流れ込みやがった…」<br>「奴は…マグナムエースは、俺がデビューした頃のダークキングスのエース、シルバーフロンティアだ!」<br>「間違いねぇ、間違い様がねぇ!」
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:上記の回想直後。身を案じる弟達を他所に、アームは遂に既視感の正体に辿り着く。
 
;「上等じゃねぇか!」
 
;「上等じゃねぇか!」
 
:第22話、チームメイトのエネルギー供給を受け、1歩間違えれば兄弟3人が木端微塵となるエネルギー過剰な状態で放つ必殺シュート。監督のクリーツはそれを止めようとするが一蹴、勝利への執念を見せ付ける。
 
:第22話、チームメイトのエネルギー供給を受け、1歩間違えれば兄弟3人が木端微塵となるエネルギー過剰な状態で放つ必殺シュート。監督のクリーツはそれを止めようとするが一蹴、勝利への執念を見せ付ける。
 
;「これだ……この球だ! 俺が投げたかったのは……この球だ!」<br />「これが……俺の……44ソニックだ!」
 
;「これだ……この球だ! 俺が投げたかったのは……この球だ!」<br />「これが……俺の……44ソニックだ!」
 
:第24話、10年の時を経て師匠([[マグナムエース]])から弟子(ゴールドアーム)へリーガー魂が受け継がれる。本作屈指の名シーンの一つ。
 
:第24話、10年の時を経て師匠([[マグナムエース]])から弟子(ゴールドアーム)へリーガー魂が受け継がれる。本作屈指の名シーンの一つ。
;「まったく、見損なっちまったぜ。俺のオイルを熱くさせた相手が、この程度の奴だったとはなぁ!」<br>「だってそうじゃねぇか。どう見たって今の球は、スピード以上のモノは持ち合わせちゃいねぇぜ!」
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;スピリッツ「好きな球を投げてみろ。ジェノサイドスクリューでも構わん」<br>アーム「あんな邪悪な球は捨てた。俺にリーガーの誇りを取り戻させてくれた、友に教えられた球で、勝負してやる!」
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:第45話、ギロチと十郎太の立会いの下、ファイター兄弟直々のダークスワン入団テストを受ける事になったゴールド三兄弟。
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:投球テストの際に挑発めいた物言いをしたファイタースピリッツに対して、この台詞と共に44ソニックを放つ。
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;「まったく、見損なっちまったぜ。俺のオイルを熱くさせた相手が、この程度の奴だったとはなぁ!」<br>「そうじゃねぇか。どう見たって今の球は、スピード以上のモノは持ち合わせちゃいねぇぜ!」
 
:第46話、十郎太の警告も届かず、迷いを抱えたままワイルドホークとの再戦に臨んだマグナムエースは、自滅に近い形で惨敗を喫したうえ肩を壊してしまい、二度と44ソニックを投げられなくなってしまう。<br>リーグホスピタルのベッドで眠るマグナムの夢の中に現れたアームは、進むべき道を見失った彼を嘲笑うのだった。
 
:第46話、十郎太の警告も届かず、迷いを抱えたままワイルドホークとの再戦に臨んだマグナムエースは、自滅に近い形で惨敗を喫したうえ肩を壊してしまい、二度と44ソニックを投げられなくなってしまう。<br>リーグホスピタルのベッドで眠るマグナムの夢の中に現れたアームは、進むべき道を見失った彼を嘲笑うのだった。
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;「西風に耐え、鍛え上げた44ソニックだ。打てるものなら…打ってみろ!」
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:第47話、ゴールド三兄弟の復帰戦となるサッカーワールドツアー2次予選・ダークスワンVSシルバーキャッスルの野球対決。
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:先発投手を任されたアームは初っ端から44ソニックを連発し、不動の4番・十郎太が不在のシルバー打線を捻じ伏せてゆく。
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:野球の規約の関係で、西風は投手にとっては「向かい風」となるため、どうしても球威が落ちてしまう。それに負けないだけの球威を身に着けたとする、アームの自信のほどが伺える。
 
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2024年11月28日 (木) 18:08時点における最新版

ゴールドアームは『疾風!アイアンリーガー』の登場キャラクター。

ゴールドアーム
外国語表記 Gold Arm[1]
登場作品 疾風!アイアンリーガー
声優 梁田清之
デザイン 大河原邦男
初登場SRW スーパーロボット大戦NEO
SRWでの分類 機体
パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
分類 AI搭載型ロボット(野球タイプアイアンリーガー
性別
製作時期 不明(少なくともロールアウトから10年以上)
全高 205cm
所属 ダークキングス → 無所属(はぐれリーガー) → ダークスワン → ダークキングス&ダークプリンス(掛け持ち)
テンプレートを表示

概要編集

ゴールド3兄弟の長兄で、野球リーグのトップチーム「ダークキングス」のエース。

破壊魔球「ジェノサイドスクリュー」を持つラフプレイヤーだったが、弟2人と共にシルバーキャッスルと激闘を繰り広げているうちに忘れ去っていたフェアプレイ精神に目覚め、正統派リーガーへと生まれ変わる。

中盤、それまでの敗戦の責任を押し付けられる形で強制引退に掛けられ、ゴールドフットと共にアイアンソルジャーに改造されてしまうものの、シルバーの面々によって助け出される。その後しばらくははぐれリーガーとなって、リカルド銀城を探す旅に出たシルバーを陰から支える形で世界各地を放浪。 この頃の三兄弟は今までダークのチームロゴが入っていた場所に3を下地にGの文字をあしらったデザインの「ゴールド三兄弟」を表すマークをペイントしていた。

終盤のワールドシリーズではファイター兄弟に触発され、ギロチの了承を得た上(!)で彼等が所属する「ダークスワン」に入団。再びシルバーと激闘を演じた。

登場作品と役柄編集

単独作品編集

スーパーロボット大戦NEO
初登場作品。原作終了後の設定なのでリーガー魂に目覚めているはずなのだが、何故か序盤から兄弟3人揃って敵として登場、イオニア一行の行く手を阻む。
終盤に差し掛かろうかという頃に仲間になるのだが、その際に3人の口から敵対の理由が語られる。チームメイトと共にエルンスト機関に拉致され、邪竜族に対抗するための兵器としてアイアンソルジャーに改造されそうになったが、抵抗したためにキャオスによってDG細胞を植え付けられていた事が明らかになる。敵対時の戦闘台詞は兄弟揃って過激なものが収録されている。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

必殺技編集

投球
『NEO』ではヒット&アウェイ特性付き。
44ソニック
マグナムエースの44ソニックと同じ。
『NEO』では味方加入後から使用。
44ソニック・オン・サンダー
マグナム直伝の44ソニックを独自にアレンジ・発展させた。文字通り、44ソニックに稲妻のパワーを上乗せする。
『NEO』ではスタン効果付き。味方加入後から使用。
ジェノサイドスクリュー
ラフプレイヤー時代に使用した破壊魔球で、打球が必ず打者の頭部を直撃する(1度バットに当たっているためルール上は「ファウル」と見なされる)。
『NEO』では敵として登場した時にのみ使用。
元ネタは、試合中に死傷者が続出した事で有名な野球漫画『アストロ球団』に登場する、「殺人L字投法」。
ジェノサイドボンバー
スクリューを凶悪にした破壊魔球。ソルジャー仕様に改造された際に使用。

ソルジャー時の武装編集

ミサイルランチャー / ビーム砲 / ビームサーベル
ソルジャーに改造された際に使用。

特殊能力編集

選手交代
味方加入時に追加。ターン毎にゴールドフットゴールドマスクのどちらかと交代可能。システム上は変形に近い。

移動タイプ編集

サイズ編集

1(従来のSS相当)

機体BGM編集

「アイアンリーガー~限りなき使命~」
原作OP曲。味方時の戦闘BGM。
「Ride on the Sick Beat」
敵対時の戦闘BGM。NEOのオリジナル曲。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

NEO
熱血気合鉄壁

特殊技能(特殊スキル)編集

NEO
底力リーガー魂

固有エースボーナス編集

防御
『NEO』で採用。被ダメージ-20%。

人間関係編集

ゴールドフット
上の弟。激しい気性の持ち主だが、兄を慕っている。
ゴールドマスク
下の弟。フットと同じく兄を慕っている。と言うより、この3人が兄弟喧嘩をしている描写は全く無い(万が一起きそうになるとアームが止める)。ダークキングスにおいては彼が3番、アームが4番打者である。
シルバーフロンティア
アームの新人時代のダークキングスのエースで、師匠。10年後、アームは姿と名前を変えてアイアンリーグに復帰したフロンティアから、フェアプレイ精神と魔球「44ソニック」を受け継ぐ。
ファイタースピリッツ、ファイターアロー
フェアプレイ精神を持つ者同士だが全く反りが合わず、最後の最後でようやく心を通わせた。
ギロチ
雇い主。
シーナ・マウント
OVAに登場。彼女の父親がゴールド3兄弟を作った。

他作品との人間関係編集

版権作品編集

パッフィー・パフリシア
NEO』ではダークプリンスのファンという設定(無論、ラフプレイ時代からのファンではない)。
流崎力哉
NEO』ではエルンスト機関に操られていた頃は野球を武器にしていることを彼から非難されるが、正気に戻った後の和解後は彼にも尊敬されるようになり、エンディングでは再会した際に野球の指導をする事を彼に約束している。
デスアーミーデスバーディ
DG細胞に感染している影響からか、彼らを引き連れて行動している。

バンプレストオリジナル編集

キャオス・レール
言うことを聞かないゴールド3兄弟にDG細胞を植え付け、手駒にした。

名台詞編集

「止さないか、兄弟喧嘩は」
第2話、癪に触るような軽口を言ってしまったマスクに過剰反応したフットに対して。兄弟愛を重んじ、兄弟喧嘩を強く否定する姿勢が見て取れる。
「ようし、任せておけ。お前の受けた屈辱は俺達の屈辱でもある」
同じく第2話、シルバーキャッスルに敗北を喫したフットを、マスクと共に出迎えた時に。
アーム「俺は、奴の投球を何処かで見たような気がするんだ…」
マスク「本当か兄貴!何処で?」
アーム「分からねぇ。だけど、何か気になるんだ。何処か記憶回路の片隅に引っ掛かっているような…そんな気がするんだ…」
第5話。お得意のラフプレイでシルバーとの野球試合に勝つには勝ったが、マグナムエースの放った魔球・44ソニックに全くなす術がなかったアーム。
試合後、弟達や監督のブラックマンと共に44ソニックの分析を行う中、アームは奇妙な既視感を覚える。
「俺たちリーガーに製造段階で与えられたパワーや才能以外、何があるって言うんだ!」
第22話での回想。新人時代、自分よりも明らかに性能の劣るシルバーフロンティアにさんざんに打ち負かされた時、フロンティアは「強さは性能が全てではない」と説いたのだが、若いアームにはそれが理解できなかった。
「思い出したぜ…。今のショックで、眠っていた記憶回路に電流が一気に流れ込みやがった…」
「奴は…マグナムエースは、俺がデビューした頃のダークキングスのエース、シルバーフロンティアだ!」
「間違いねぇ、間違い様がねぇ!」
上記の回想直後。身を案じる弟達を他所に、アームは遂に既視感の正体に辿り着く。
「上等じゃねぇか!」
第22話、チームメイトのエネルギー供給を受け、1歩間違えれば兄弟3人が木端微塵となるエネルギー過剰な状態で放つ必殺シュート。監督のクリーツはそれを止めようとするが一蹴、勝利への執念を見せ付ける。
「これだ……この球だ! 俺が投げたかったのは……この球だ!」
「これが……俺の……44ソニックだ!」
第24話、10年の時を経て師匠(マグナムエース)から弟子(ゴールドアーム)へリーガー魂が受け継がれる。本作屈指の名シーンの一つ。
スピリッツ「好きな球を投げてみろ。ジェノサイドスクリューでも構わん」
アーム「あんな邪悪な球は捨てた。俺にリーガーの誇りを取り戻させてくれた、友に教えられた球で、勝負してやる!」
第45話、ギロチと十郎太の立会いの下、ファイター兄弟直々のダークスワン入団テストを受ける事になったゴールド三兄弟。
投球テストの際に挑発めいた物言いをしたファイタースピリッツに対して、この台詞と共に44ソニックを放つ。
「まったく、見損なっちまったぜ。俺のオイルを熱くさせた相手が、この程度の奴だったとはなぁ!」
「そうじゃねぇか。どう見たって今の球は、スピード以上のモノは持ち合わせちゃいねぇぜ!」
第46話、十郎太の警告も届かず、迷いを抱えたままワイルドホークとの再戦に臨んだマグナムエースは、自滅に近い形で惨敗を喫したうえ肩を壊してしまい、二度と44ソニックを投げられなくなってしまう。
リーグホスピタルのベッドで眠るマグナムの夢の中に現れたアームは、進むべき道を見失った彼を嘲笑うのだった。
「西風に耐え、鍛え上げた44ソニックだ。打てるものなら…打ってみろ!」
第47話、ゴールド三兄弟の復帰戦となるサッカーワールドツアー2次予選・ダークスワンVSシルバーキャッスルの野球対決。
先発投手を任されたアームは初っ端から44ソニックを連発し、不動の4番・十郎太が不在のシルバー打線を捻じ伏せてゆく。
野球の規約の関係で、西風は投手にとっては「向かい風」となるため、どうしても球威が落ちてしまう。それに負けないだけの球威を身に着けたとする、アームの自信のほどが伺える。

脚注編集

  1. 登場人物、疾風!アイアンリーガー、2022年2月19日閲覧。