「フェルト・グレイス」の版間の差分

 
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== フェルト・グレイス(Feldt Grace) ==
+
{{登場人物概要
*[[登場作品]][[ガンダムシリーズ]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Feldt Grace]]<ref>[http://www.gundam00.net/tv/character/09.html Character]、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。</ref>
**[[機動戦士ガンダム00]]
+
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
**[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]]
+
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}}
*[[声優]]:高垣彩陽
+
*{{登場作品 (人物)|劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-}}
*本名:不明
+
| 声優 = {{声優|高垣彩陽|SRW=Y}}
*種族:地球人(宇宙育ち)
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|高河ゆん}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン|千葉道徳}}(アニメ版)
*性別:女
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
*[[年齢]]:14歳(1st)→19歳(2nd)→21歳(劇場版)
+
| SRWでの分類 = [[サブパイロット]]
<!-- *身長:---cm -->
+
}}
<!-- *体重:---kg -->
 
<!-- *血液型: -->
 
*髪型:ツーテール(1st)→一本結び(2nd)→ショートカット(劇場版)
 
*所属:[[ソレスタルビーイング]]
 
*主な搭乗機:[[プトレマイオス]](1st)→[[プトレマイオス2]](2nd、劇場版)
 
*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
 
<!-- 物語の核心を付く内容はご遠慮ください。 -->
 
  
[[プトレマイオス]]の戦況オペレーター。両親は外伝作品『機動戦士ガンダム00P(未参戦)』に登場した第2世代[[ガンダムマイスター]]であるルイード・レゾナンスとマレーネ・ブラディであり、彼らの死後は組織によって育てられている。両親とその死に関する詳細は秘匿されフェルトには知らされておらず、フェルトの名前自体組織で育ったがゆえにつけられたコードネーム。劇中本名が明かされることも、両親について知る描写もない(語れる人物自体非常に少ない)
+
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 本名 = 不明
 +
| 種族 = [[種族::地球人]][[宇宙]]育ち)
 +
| 性別 = [[性別::女]]
 +
| 誕生日 = 12月28日
 +
| 年齢 = [[年齢::14]]歳(1st)<br />[[年齢::19]]歳(2nd)<br />[[年齢::21]]歳(劇場版)
 +
| 髪型 = ツーテール(1st)<br />一本結び(2nd)<br />ショートカット(劇場版)
 +
| 血液型 = [[血液型::B]]型
 +
| 所属組織 = {{所属 (人物)|ソレスタルビーイング}}
 +
| 所属部隊 = {{所属 (人物)|プトレマイオスチーム}}
 +
| 役職 = [[役職::戦況オペレーター]]
 +
}}
 +
'''フェルト・グレイス'''は『[[機動戦士ガンダム00]]』の登場人物。
  
当初は口数が少ない物静かな性格で他者とのコミュニケーションも苦手としていたが、[[クリスティナ・シエラ]]から買い物に連れ出すなど妹のように見られていくうちに、柔らかい物腰になっていった。
+
== 概要 ==
 +
[[プトレマイオス]]の戦況オペレーター。
  
2ndシーズンでも引き続き戦況オペレーターを務める。身も心も成長し、女性的な言動も増えている。[[ミレイナ・ヴァスティ]]にはかつてのクリスの様に姉的立場で接することが多く、髪型も一本結びに変えている。仲間達の死を乗り越えてはいるものの、流石に想いを寄せていたロックオンの弟ライルや、敵対していたソーマ・ピーリスとの対面には戸惑いを隠せなかった。次第に彼らを仲間として受け入れていくと共に、刹那に淡い想いを寄せるようになる。
+
両親は外伝作品『機動戦士ガンダム00P』(SRW未参戦)に登場した第2世代[[ガンダムマイスター]]であるルイード・レゾナンスとマレーネ・ブラディであり、彼等の死後は[[組織]]によって育てられている。両親とその死に関する詳細は秘匿されており、フェルト本人には知らされていない。また、フェルトの名前自体も組織で育ったが故に付けられた[[偽名|コードネーム]]である。劇中フェルトの本名が明かされることも、両親について知る描写も無かった(語れる人物自体非常に少ない)。
  
劇場版では、より大きくなっていった刹那への想いと、それゆえにイノベイターとして孤立気味の彼を案ずる様子を見せる。刹那が意識不明となった後は回復を信じて寄り添った。
+
当初は口数が少ない物静かな[[性格]]で他者とのコミュニケーションも苦手としていたが、[[クリスティナ・シエラ]]から買い物に連れ出すなど妹のように見られていくうちに、柔らかい物腰になっていった。
  
地球育ちでないことにコンプレックスを持っており、髪の色をピンクに染めている(地の色は不明、ちなみに父親は赤毛、母親はプラチナブロンド)。ロックオンの相棒であるハロと仲が良い。
+
[[地球]]育ちではないことにコンプレックスを持っており、髪の色をピンクに染めている(地の色は不明、ちなみに父親は赤毛、母親はプラチナブロンド)。[[ロックオン・ストラトス]](ニール)の相棒である[[ハロ]]と仲が良い。
 +
 
 +
2ndシーズンでも引き続き戦況オペレーターを務める。身も心も成長し、女性的な言動も増えている。[[ミレイナ・ヴァスティ]]にはかつてのクリスの様に姉的立場で接することが多く、髪型も一本結びに変えている。仲間達の死を乗り越えてはいるものの、流石に想いを寄せていたロックオン(ニール)の弟[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]や、敵対していた[[ソーマ・ピーリス]]との対面には戸惑いを隠せなかった。次第に彼らを仲間として受け入れていくと共に、[[刹那・F・セイエイ]]に淡い想いを寄せるようになる。
 +
 
 +
[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]では、より大きくなっていった刹那への想いと、それゆえに[[イノベイター]]として孤立気味の彼を案ずる様子を見せる。刹那が意識不明となった後は回復を信じて寄り添った。そして、[[ダブルオークアンタ]]を駆って[[ELS]]との対話に臨む彼を温かく見送るのであった。
 +
 
 +
終盤では[[プトレマイオス2改]]がELSの侵食を受けたため、[[スメラギ・李・ノリエガ]]からは退艦を促されるが、あえて拒絶する。フェルトの強い意志はソレスタルビーイングメンバーにも影響を与え、今度こそ全員が生き残ることに成功したのであった。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 +
スパロボでは全体的に原作で目立っていたエピソードや場面がカットされてしまう傾向がある。
  
=== Zシリーズ ===
+
原作では刹那がELSの星に旅立つのを見送るしかなかったが、スパロボでは共に旅立つこともあり、ある意味救われているかもしれない。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
+
=== [[Zシリーズ]] ===
:初登場作品。声優の高垣氏はスパロボ初参加。クリスと共にプトレマイオス攻撃時の[[カットイン]]にも姿を見せる。トレミーの祝福担当。
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
:初登場作品。声優の高垣彩陽氏はスパロボ初参加。[[クリスティナ・シエラ|クリス]]と共に[[プトレマイオス]]攻撃時の[[カットイン]]にも姿を見せる。トレミーの[[祝福]]担当。
:『2nd』の設定込みで参戦。ポジションは前作と同様だが原作で目立った場面が多少カットされてしまっている。
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 +
:2ndシーズンの設定込みで参戦。ポジションは前作と同様だが原作で目立った場面が多少カットされてしまっており、[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]との確執と和解も描かれていない。
 +
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 +
:劇場版設定で登場。
 +
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 +
:引き続き劇場版設定で登場。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦UX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
:初の劇場版設定で登場。
+
:初の劇場版設定で登場。今作では[[刹那・F・セイエイ|刹那]]に対する想いからかレベル51で[[愛]]を習得するのだが、[[戦術指揮]]のボーナス無しだとSPの関係上'''レベルが72にならないと使えない'''のが痛いところである。……刹那への「届かない愛」という揶揄だろうか。
 +
:劇場版における彼女の立ち位置を反映してか、デフォルトの顔グラフィックはやけに寂しそうな表情のものになっている。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}}
 +
:劇場版設定で登場。流石に「[[愛]]」の消費SP周りは改善されている。
 +
 
 +
=== VXT三部作 ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
 +
:劇場版設定で登場。今作では[[愛]]をミレイナに譲り、[[希望]]を習得する。
 +
 
 +
=== 単独作品 ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 +
:SRサポートユニット。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:1stシーズン設定。序章ワールド3からNPCとして登場。
 +
:2020年2月には支援ユニットパーツが追加。1stシーズンの時系列なので、専用演出対象はロックオンとなる。
 +
 
 +
== パイロットステータス ==
 +
=== [[精神コマンド]] ===
 +
作品ごとにコマンド構成が変化しているが、[[不屈]]と[[祝福]]は必ず覚えていたが、『第3次Z』では不屈が無くなった。
 +
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]
 +
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[祝福]]、[[激励]]'''
 +
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 +
:'''[[偵察]]、[[不屈]]、[[祝福]]、[[激励]]'''
 +
;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]
 +
:'''[[偵察]]、[[祝福]]、[[激励]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 +
:'''[[集中]]、[[努力]]、[[不屈]]、[[祝福]]、[[愛]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]
 +
:'''[[根性]]、[[努力]]、[[不屈]]、[[愛]]、[[祝福]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 +
:'''[[激励]]、[[祝福]]、[[補給]]、[[希望]]'''
 +
 
 +
=== サポートアビリティ ===
 +
;戦術補佐
 +
:SR。味方戦艦のHP1/2以上で攻撃力大アップ。
 +
;祈りの花
 +
:SSR。味方戦艦のHP1/2以上で攻撃力大アップ。
  
<!-- == パイロットステータス設定の傾向 == -->
+
=== 支援効果 ===
<!-- === [[能力|能力値]] === -->
+
{| class="wikitable"
<!-- === [[精神コマンド]] === -->
+
|-
<!-- === [[特殊技能]](特殊スキル) === -->
+
!パーツ!!メイン効果!!サブ効果!!精神コマンド!!専用演出対応
<!-- == [[BGM|パイロットBGM]] == -->
+
|-
<!-- :「BGM名」:採用作品や解説など -->
+
!マイスターを見守る瞳
 +
|実弾軽減III||タイプ強化III・防御・運動性ダウン(命中)||[[]]||[[ガンダムデュナメス]]<br />[[ロックオン・ストラトス]]
 +
|-
 +
|}
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 +
=== 本編の人物 ===
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
:チームメイト。当初は同年代のメンバーとしてしか親交はなかったが、時が経つにつれて、彼への想いは変化していき…。
+
:チームメイト。当初は同年代のメンバーとしてしか親交はなかったが、時が経つにつれて、彼への想いは変化していく。
 
;[[ロックオン・ストラトス]]
 
;[[ロックオン・ストラトス]]
:チームメイト。お互いに心境を語るなど優しく接していき、やがて淡い思いを抱くようになるが…。
+
:チームメイト。お互いに心境を語るなど優しく接していき、やがて淡い思いを抱くようになるが、最終的には死別。
 
;[[ロックオン・ストラトス (2代目)]]
 
;[[ロックオン・ストラトス (2代目)]]
 
:死亡した初代ロックオンの弟。
 
:死亡した初代ロックオンの弟。
;[[ハロ]]
+
;[[ハロ #機動戦士ガンダム00|ハロ]]
:ロックオンの相棒のハロはフェルトのお気に入りである。
+
:ロックオンの相棒のハロは、フェルトのお気に入りである。
 
;[[ティエリア・アーデ]]
 
;[[ティエリア・アーデ]]
 
:チームメイト。偶然見掛けたロックオンと彼の会話から、ティエリアの正体の一端に迫る言葉を呟く。なお、ロックオンにティエリアが慰められた時は無自覚ではあるが、ティエリアに嫉妬している。
 
:チームメイト。偶然見掛けたロックオンと彼の会話から、ティエリアの正体の一端に迫る言葉を呟く。なお、ロックオンにティエリアが慰められた時は無自覚ではあるが、ティエリアに嫉妬している。
 +
;[[スメラギ・李・ノリエガ]]
 +
:トレミーの実質的な艦長。フェルトを妹のように見守っている。
 
;[[クリスティナ・シエラ]]
 
;[[クリスティナ・シエラ]]
:チームメイト。彼女から面倒を見られており、影響を与えられた。一方で、弱気になった彼女を叱責する場面もある。天涯孤独のフェルトにとっては『姉』と言える人物でもあった。
+
:チームメイト。彼女から面倒を見られており、影響を与えられた。一方で、弱気になった彼女を叱責する場面もある。天涯孤独のフェルトにとっては「姉」と言える人物でもあった。
 
;[[ミレイナ・ヴァスティ]]
 
;[[ミレイナ・ヴァスティ]]
 
:チームメイト。似たような境遇を持ち、かつてのクリスのように接している。
 
:チームメイト。似たような境遇を持ち、かつてのクリスのように接している。
 
;[[ソーマ・ピーリス|マリー・パーファシー]]
 
;[[ソーマ・ピーリス|マリー・パーファシー]]
:元国連軍としてCBと戦っていた彼女に対して、アレルヤが保護した当初は直接手を下したわけではないとわかっていてなお、「クリス達の仇」と恨み言をぶつけてしまう。TV版では程なくして和解するが、スペシャルエディションでは尺の都合かカットされてしまった。第2次Z再世篇でもこのエピソードは未再現。
+
:元国連軍として[[ソレスタルビーイング|CB]]と戦っていた彼女に対して、[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]が保護した当初は直接手を下したわけではないとわかっていてもなお、「クリス達の仇」と恨み言をぶつけてしまう。
 +
:TV版では程無くして和解するが、スペシャルエディション版では尺の都合かカットされてしまった。『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』でも、このエピソードは未再現。
 
;[[マリナ・イスマイール]]
 
;[[マリナ・イスマイール]]
:直接的な絡みは少ないが、刹那への想いを自覚して以降は彼女の存在をかなり気にしている。一応刹那から直接「そんな関係じゃない」と弁解されているが…。
+
:直接的な絡みは少ないが、刹那への想いを自覚して以降は彼女の存在をかなり気にしている。一応、刹那から直接「そんな関係じゃない」と弁解されているが…。
;ルイード・レゾナンス、マレーネ・ブラディ
+
 
:外伝作品に登場する、死に別れた両親。彼らの死の原因となった事故は秘匿とされているため、死の詳細を知らない。破界篇ではすでに故人である為登場はしないが、フェルトは両親の死を知っている。
+
=== 公式[[外伝]]の人物 ===
 +
;[[GUNDAM:ルイード・レゾナンス|ルイード・レゾナンス]](SRW未登場)、[[GUNDAM:マレーネ・ブラディ|マレーネ・ブラディ]](SRW未登場)
 +
:公式外伝『機動戦士ガンダム00P』(SRW未参戦)に登場する、フェルトの両親。彼等の死の原因となった事故が秘匿されているので、娘であるフェルトはその真相を知らない。
 +
:なお、『00』本編や『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では、両名は既に故人であるため登場はしないが、フェルトは両親の死を知っている。
 +
;[[GUNDAM:シャル・アクスティカ|シャル・アクスティカ]](SRW未参戦)
 +
:公式外伝『00P』及び『00F』に登場する、亡き両親の親友。2人に頼まれてフェルトの名付け親となった。
 +
;[[GUNDAM:シェリリン・ハイド|シェリリン・ハイド]](SRW未登場)
 +
:公式外伝『機動戦士ガンダム00F』(SRW未参戦)に登場する、[[科学者・技術者|メカニック]]。所属組織は異なるが、フェルトとは親友の間柄である。
  
 
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
;[[カミーユ・ビダン]]、[[キラ・ヤマト]]
 
;[[カミーユ・ビダン]]、[[キラ・ヤマト]]
:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]では彼らの協力を得て、CB所属の[[ガンダムタイプ]]のOS改造作業に着手する。
+
:『第2次Z破界篇』では彼らの協力を得て、CB所属の[[ガンダムタイプ]]のOS改造作業に着手する。
 
<!-- === リアル系 === -->
 
<!-- === リアル系 === -->
  
 
=== スーパー系 ===
 
=== スーパー系 ===
 
;[[シモン]]
 
;[[シモン]]
:第2次Z 破界篇終盤では彼からの誠意を汲み取り、ロックオンを失った悲しみから立ち直る事を誓う。
+
:『第2次Z破界篇』終盤では彼からの誠意を汲み取り、ロックオンを失った悲しみから立ち直る事を誓う。
  
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
;[[クロウ・ブルースト]]
 
;[[クロウ・ブルースト]]
:[[飛鷹葵|葵]]があれだけの借金があっても前向きなのは評価してもいいと発言した際、[[クリスティナ・シエラ|クリス]]は反論し、フェルトもそれに同調していた。
+
:『第2次Z破界篇』にて[[飛鷹葵|葵]]が「あれだけの[[借金]]があっても前向きなのは評価してもいい」と発言した際、クリスは反論し、フェルトもそれに同調していた。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
 
=== 1stシーズン ===
 
=== 1stシーズン ===
 +
;「ハロ…」
 +
:第8話より。出撃する[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]に[[ハロ #機動戦士ガンダム00|ハロ]]を返した時につぶやいた一言。
 +
:登場時からなかなか感情を読み取れる描写が無かったフェルトだが、声のトーンはものすごく落ち込んでいる。
 
;「生き残る!」
 
;「生き残る!」
:戦闘に怯えるクリスを一喝した台詞。なお、この戦闘の直前に出撃前のロックオンが「絶対に生き残る」と言っており、この言葉はそれの影響だと思われる。
+
:第9話より。戦闘に怯える[[クリスティナ・シエラ|クリス]]を一喝した台詞。フェルトがSRWにおいて「[[不屈]]」を覚えるのは、この場面に由来するだろう。
 +
:なお、この戦闘の直前に出撃前の[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]が「絶対に生き残る」と言っており、この言葉はそれの影響だと思われる。
 +
:ちなみに、この台詞は『第2次Z破界篇』の[[キャラクター事典]]でも聴くことができる。
 
;「優しいんだ…誰にでも」
 
;「優しいんだ…誰にでも」
:ロックオンがティエリアを慰めていたのを見かけた際の言葉。これは以前ロックオンに慰められた時に「女性限定で優しい」と言われた事から。なお、小説版ではロックオンが誰にでも優しい事を嬉しく思いつつ、ティエリアに嫉妬してしまう。
+
:第22話より。ロックオンが[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]を慰めていたのを見かけた際の言葉。これは以前ロックオンに慰められた時に「女性限定で優しい」と言われた事から。
 +
:なお、[[小説|小説版]]ではロックオンが誰にでも優しい事を嬉しく思いつつ、ティエリアに(フェルト本人は無自覚であったが)嫉妬してしまっている。
 
;「っ……クリスティナ・シエラァァァァ!!」
 
;「っ……クリスティナ・シエラァァァァ!!」
:『姉』であったクリスの死の際の絶叫。フェルト役の高垣氏はこの場面や前回のロックオンの死の場面ではフェルトへの感情移入のあまり、収録中に'''本当に泣いてしまったらしい'''。なお、第2次Zでは『1st』結末の進行順は原作と違いため、クリスの死亡シーンやこの台詞は[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]ではない[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]]が再現される。
+
:第24話より。「姉」であったクリスの死の際の絶叫。
 +
:ただ、富野節の如く'''突然フルネームで呼ぶ'''ところは妙に特徴的である。
 +
:余談だが、フェルト役の高垣彩陽氏はこの場面や前回のロックオンの死の場面においてフェルトへの感情移入のあまり、収録中に'''本当に泣いてしまったらしい'''
 +
:なお、『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』では『00』1stシーズンの結末の進行順が原作と違うため、クリスの死亡シーンやこの台詞は『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では再現されず、[[続編]][[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』プロローグに再現が持ち越しになった。
 +
=== 2ndシーズン ===
 +
;「[[ソーマ・ピーリス]]…」<br />「四年前、[[国連|国連軍]]とのパイロットとして私たちと戦った」
 +
;「その戦いで私たちは失ったの。[[クリスティナ・シエラ|クリスティナ]]を…、[[リヒテンダール・ツエーリ|リヒティ]]を…[[JB・モレノ|モレノさん]]を…そして[[ロックオン・ストラトス]]を!」
 +
:第8話より。[[プトレマイオス2]]の中をアレルヤと共に移動していたマリーに対して言い放ったセリフ。マリー自身が悪いわけではないがそれでも言わずにはいられなかった…。小説版では「ソーマ・ピーリス」とかつての名で呼んだ時、非常に冷たい凍り付くような雰囲気で彼女を拒絶する反応を見せていた。
 +
;「分かってます、彼女のせいじゃないって!」<br />「でも…言わずには…いられなくて…!」
 +
:同じく第8話より。アレルヤがマリーを庇っているのに対してのセリフ。実際に彼女が闘ったのはアレルヤだけだがフェルトからするとかつて仲間を戦死に追いやり自身が生まれ育った[[プトレマイオス|場所]]を破壊した[[国連|敵兵]]が艦にいることで頭では責めることを筋違いと思いながらも、堪えきれなくなり辛く当たってしまう。
 +
:その後、TV本篇では自身の言動に対して反省して和解するシーンもあるが、スペシャルエディションではそのシーンが省かれてしまっているので(もちろん内容自体は変わっていないが)印象が変わるかもしれない。
 +
;「[[マリナ・イスマイール|マリナさん]]に怒られるかな?」
 +
:第22話より。[[アロウズ]]艦隊および[[イノベイド|イノベイター]]との決戦に赴く[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の生還を祈って、[[リンダ・ヴァスティ|リンダ]]がラボで育てた刹那の故郷に咲く黄色の[[花]]を彼に贈った際に。
 +
:フェルトは刹那を慕いつつも、マリナが刹那にとって大事な人である事に薄々と気付いていた(もっとも、刹那は「マリナとはそんな関係じゃない」と否定しているが)。何とも、切ない想いがあふれる台詞である。
 +
:ちなみに、フェルトが刹那に贈った花は『00』スペシャルエディションIII「リターン・ザ・ワールド」のエピローグにおいて「[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]との最終決戦後に気を失った刹那の居場所を知らせる」という重要な役割を果たしている。
 +
 
 +
=== [[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]] ===
 +
;「大きいから」<br />「あの人の[[愛]]は大きすぎるから…」<br />「私はあの人を想っているからいいの」
 +
:物語終盤、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]への想いを語った台詞。フェルトは彼の心情等を思い遣り、あえて身を引くのであった…。
 +
;「イヤです!」<br/>「クリスの時のように、またのけ者にするつもりですか!」<br/>「そんなのイヤです! 今度こそ、全員で生き残るんです!」
 +
:[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]から[[ELS]]に侵食された[[プトレマイオス2改]]からの総員退艦命令を出された時の反論。フェルトおよび他のクルーの意見を聞いたスメラギは仲間達を信じ、あえて全員で艦に留まる事を決断した。
 +
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では第48話「来るべき対話」において時間制限が残り1ターンを迎えた際に、このやり取りが発生する。
  
=== 2ndシーズン ===
+
== 迷台詞 ==
=== 劇場版 ===
+
;「疲れた…」<br />「寝かせて…」
;「イヤです!」<br/>「クリスの時のように、またのけ者にするつもりですか!」<br/>「そんなのイヤです!今度こそ、全員で生き残るんです!」
+
:1st第6話より。クリスの買い物に付き合った後のフェルトの感想。買い物にノリノリなクリスに振り回されて、フェルトはヘトヘトになっていた。
:スメラギに退艦命令を出された時の反論。
 
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 +
;「パパやママからもあんなガンダムの事、聞いてなかった…」
 +
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』第24話「相容れぬ遂行者」より。プトレマイオスに知らされた計画には無いガンダムスローネについて。フェルトの両親は彼女が1~2歳、かつ第3世代ガンダムが無い頃に死亡している上に、組織内といえどガンダムの事を話せるとも考え難いので違和感のある台詞。
 
;「だらしない男の人って苦手…」
 
;「だらしない男の人って苦手…」
:上記の葵のクロウ評に対するクリスの反論に同調して言った言葉。クロウはこれを聞いてガックリし、ロックオンたちにからかわれる。
+
:『第2次Z破界篇』第43話宇宙ルート「ロゼの決意」より。上記の[[飛鷹葵|葵]]の[[クロウ・ブルースト|クロウ]]評に対するクリスの反論に同調して言った言葉。クロウはこれを聞いてガックリし、ロックオン達にからかわれる。
 
;(ロックオン…。私達はあなたの想いを受け継ぐ)
 
;(ロックオン…。私達はあなたの想いを受け継ぐ)
:「ああっ!? ニセデモンベインがあんなに…!」
+
:『第2次Z破界篇』第49話「虹」に於けるスメラギの初戦闘時の[[戦闘前会話]]より。戦死したロックオンの遺志は、確かにフェルト達にも受け継がれていた。
;UXのシナリオ「I´ROBOT」にて[[デモンペイン]]が大量発生した際の反応。この台詞の直前、[[ドクター・ウェスト|ウェスト]]が機体のことをデモンペインと呼んでいるにも関わらず、「ニセデモンベイン」と呼んでいた。…そのまま呼んでしまうのがよっぽど癪だったのだろうか。
+
;「ああっ!? ニセデモンベインがあんなに…!」
<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。 -->
+
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第14話アメリカルート「I,ROBOT」より。[[デモンペイン]]が大量発生した際の反応。この台詞の直前、[[ドクター・ウェスト|ウェスト]]が機体のことを「デモンペイン」と呼んでいるにも関わらず、フェルトは「ニセデモンベイン」と呼んでいた。
<!-- :セリフ:説明 -->
+
:…そのまま呼んでしまうのがよっぽど癪だったのだろうか。まぁ、[[ソレスタルビーイング]]の面々はこのシナリオで初めて[[デモンベイン]]と共闘するので、デモンペイン呼びするとややこしかったのかもしれない。
<!-- 説得やイベント戦闘など、長すぎる台詞は省略してください。 -->
+
;(クリスも、よく給料が出た後、散財していた…)
<!-- 上記の名台詞項と同様、引用する台詞の種類によって項目名を適宜変更、ないし項目を新設して下さい。 -->
+
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第16話[[アンジュ]]捜索ルート「絆、再び」より。仲間割れが収まらない[[アルゼナル]]の[[パラメイル]]第一中隊を[[ソレスタルビーイング]]が買い上げた後、給料形態に話が移った際のフェルトの回想。今は亡きクリスへの想いが伝わってくる台詞である。
 +
:それにしても、クリスが散財していたのはファッションあたりであろうか? 余談だが、上記のエピソードでは[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞|『00』とは異なる作品の方の‎‎]][[クリス]]が登場している。
  
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
;[[プトレマイオス]]、[[プトレマイオス2]]、[[プトレマイオス2改]]
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;[[プトレマイオス]]
 
:戦況オペレーターを担当。
 
:戦況オペレーターを担当。
 
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;[[プトレマイオス2]]、[[プトレマイオス2改]]
;ガンダムプルトーネ
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:引き続き戦況オペレーターを担当。
:[[ガンダムヴァーチェ]]の元となった第2世代ガンダム。この機体にまつわる事故(実際はイノベイドのビサイド・ペインにより仕組まれたもの)「プルトーネの惨劇」によりフェルトの両親は死亡。彼らの同僚シャル・アクスティカも心身ともに大きな傷を負った。
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;[[GUNDAM:ガンダムプルトーネ|ガンダムプルトーネ]](SRW未登場)
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
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:この機体にまつわる事故によりフェルトの両親は死亡。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*演じた高垣氏は『機動戦士ガンダムAGE』(未参戦)では、デシル・ガレット(1部)を演じている。
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*『[[機動戦士ガンダム00]]』の脚本家・黒田洋介氏によると「最初の構想では、フェルトは(かつて[[クリスティナ・シエラ|クリス]]がフェルトにしたように)[[ミレイナ・ヴァスティ|ミレイナ]]を庇って戦死する予定だった」との事。
*デシル(1部)はかわいらしい外見とは裏腹に、戦いをゲーム感覚で楽しみ、他人の命を玩具のように扱い弄び、人の命と心を踏みにじる事すら楽しむ、『00』の[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]][[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]にも通じる面を持つ残虐で下衆な悪役キャラであり、高垣氏はフェルトとは大違いな、悪役演技を見事に演じきった。
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**しかし、黒田氏は「[[刹那・F・セイエイ|刹那]][[ガンダムマイスター]]を(対等な立場で)見つめる存在が必要である」と考え直した。その結果、フェルトの生存が決まったという経緯が有る。
*デシルは後に、主人公の一人であるフリット・アスノの仇敵となる。しかし、2部にてそれまでの数々の悪行の報いを受けるがごとく無様で惨めな最期を遂げる。事に小説版での彼の最期は、断末魔を上げる間も無く討たれるというサーシェスやミハエルと大差のない呆気なく惨めなものだった(彼らと違い、MS同士の戦闘での戦死だが)。
+
*『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザインを担当した高河ゆん氏のラフ稿におけるフェルトの髪型は、ロングヘアであった。
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**また、企画当初は「フェルトはメカ好き」という設定があったためか、[[眼鏡・サングラス|眼鏡]]を掛けているラフ稿も存在している。
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*1st第24話においてフェルトが亡き両親および[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]宛てた手紙を納めた洋封筒に「ロックオンへ」(原文ママ)と書いたのは、フェルト役の[[声優]]・高垣彩陽氏である。
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*『機動戦士ガンダム00』の脚本家・黒田洋介氏がシリーズ構成を務め、『00』の2期の直後に放送されたアニメ『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』の番外編にて、高垣彩陽氏の演じるキャラがフェルトまんまの台詞を発言するネタが存在していた。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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*[[GUNDAM:フェルト・グレイス]]
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2024年7月14日 (日) 07:57時点における最新版

フェルト・グレイスは『機動戦士ガンダム00』の登場人物。

フェルト・グレイス
外国語表記 Feldt Grace[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 高垣彩陽
デザイン 高河ゆん(原案)
千葉道徳(アニメ版)
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 サブパイロット
テンプレートを表示
プロフィール
本名 不明
種族 地球人宇宙育ち)
性別
誕生日 12月28日
年齢 14歳(1st)
19歳(2nd)
21歳(劇場版)
髪型 ツーテール(1st)
一本結び(2nd)
ショートカット(劇場版)
血液型 B型
所属組織 ソレスタルビーイング
所属部隊 プトレマイオスチーム
役職 戦況オペレーター
テンプレートを表示

概要編集

プトレマイオスの戦況オペレーター。

両親は外伝作品『機動戦士ガンダム00P』(SRW未参戦)に登場した第2世代ガンダムマイスターであるルイード・レゾナンスとマレーネ・ブラディであり、彼等の死後は組織によって育てられている。両親とその死に関する詳細は秘匿されており、フェルト本人には知らされていない。また、フェルトの名前自体も組織で育ったが故に付けられたコードネームである。劇中フェルトの本名が明かされることも、両親について知る描写も無かった(語れる人物自体非常に少ない)。

当初は口数が少ない物静かな性格で他者とのコミュニケーションも苦手としていたが、クリスティナ・シエラから買い物に連れ出すなど妹のように見られていくうちに、柔らかい物腰になっていった。

地球育ちではないことにコンプレックスを持っており、髪の色をピンクに染めている(地の色は不明、ちなみに父親は赤毛、母親はプラチナブロンド)。ロックオン・ストラトス(ニール)の相棒であるハロと仲が良い。

2ndシーズンでも引き続き戦況オペレーターを務める。身も心も成長し、女性的な言動も増えている。ミレイナ・ヴァスティにはかつてのクリスの様に姉的立場で接することが多く、髪型も一本結びに変えている。仲間達の死を乗り越えてはいるものの、流石に想いを寄せていたロックオン(ニール)の弟ライルや、敵対していたソーマ・ピーリスとの対面には戸惑いを隠せなかった。次第に彼らを仲間として受け入れていくと共に、刹那・F・セイエイに淡い想いを寄せるようになる。

劇場版では、より大きくなっていった刹那への想いと、それゆえにイノベイターとして孤立気味の彼を案ずる様子を見せる。刹那が意識不明となった後は回復を信じて寄り添った。そして、ダブルオークアンタを駆ってELSとの対話に臨む彼を温かく見送るのであった。

終盤ではプトレマイオス2改がELSの侵食を受けたため、スメラギ・李・ノリエガからは退艦を促されるが、あえて拒絶する。フェルトの強い意志はソレスタルビーイングメンバーにも影響を与え、今度こそ全員が生き残ることに成功したのであった。

登場作品と役柄編集

スパロボでは全体的に原作で目立っていたエピソードや場面がカットされてしまう傾向がある。

原作では刹那がELSの星に旅立つのを見送るしかなかったが、スパロボでは共に旅立つこともあり、ある意味救われているかもしれない。

Zシリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。声優の高垣彩陽氏はスパロボ初参加。クリスと共にプトレマイオス攻撃時のカットインにも姿を見せる。トレミーの祝福担当。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
2ndシーズンの設定込みで参戦。ポジションは前作と同様だが原作で目立った場面が多少カットされてしまっており、ピーリスとの確執と和解も描かれていない。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
劇場版設定で登場。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
引き続き劇場版設定で登場。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦UX
初の劇場版設定で登場。今作では刹那に対する想いからかレベル51でを習得するのだが、戦術指揮のボーナス無しだとSPの関係上レベルが72にならないと使えないのが痛いところである。……刹那への「届かない愛」という揶揄だろうか。
劇場版における彼女の立ち位置を反映してか、デフォルトの顔グラフィックはやけに寂しそうな表情のものになっている。
スーパーロボット大戦BX
劇場版設定で登場。流石に「」の消費SP周りは改善されている。

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦V
劇場版設定で登場。今作ではをミレイナに譲り、希望を習得する。

単独作品編集

スーパーロボット大戦X-Ω
SRサポートユニット。
スーパーロボット大戦DD
1stシーズン設定。序章ワールド3からNPCとして登場。
2020年2月には支援ユニットパーツが追加。1stシーズンの時系列なので、専用演出対象はロックオンとなる。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

作品ごとにコマンド構成が変化しているが、不屈祝福は必ず覚えていたが、『第3次Z』では不屈が無くなった。

第2次Z破界篇
集中不屈祝福激励
第2次Z再世篇
偵察不屈祝福激励
第3次Z
偵察祝福激励
UX
集中努力不屈祝福
BX
根性努力不屈祝福
V
激励祝福補給希望

サポートアビリティ編集

戦術補佐
SR。味方戦艦のHP1/2以上で攻撃力大アップ。
祈りの花
SSR。味方戦艦のHP1/2以上で攻撃力大アップ。

支援効果編集

パーツ メイン効果 サブ効果 精神コマンド 専用演出対応
マイスターを見守る瞳 実弾軽減III タイプ強化III・防御・運動性ダウン(命中) ガンダムデュナメス
ロックオン・ストラトス

人間関係編集

本編の人物 編集

刹那・F・セイエイ
チームメイト。当初は同年代のメンバーとしてしか親交はなかったが、時が経つにつれて、彼への想いは変化していく。
ロックオン・ストラトス
チームメイト。お互いに心境を語るなど優しく接していき、やがて淡い思いを抱くようになるが、最終的には死別。
ロックオン・ストラトス (2代目)
死亡した初代ロックオンの弟。
ハロ
ロックオンの相棒のハロは、フェルトのお気に入りである。
ティエリア・アーデ
チームメイト。偶然見掛けたロックオンと彼の会話から、ティエリアの正体の一端に迫る言葉を呟く。なお、ロックオンにティエリアが慰められた時は無自覚ではあるが、ティエリアに嫉妬している。
スメラギ・李・ノリエガ
トレミーの実質的な艦長。フェルトを妹のように見守っている。
クリスティナ・シエラ
チームメイト。彼女から面倒を見られており、影響を与えられた。一方で、弱気になった彼女を叱責する場面もある。天涯孤独のフェルトにとっては「姉」と言える人物でもあった。
ミレイナ・ヴァスティ
チームメイト。似たような境遇を持ち、かつてのクリスのように接している。
マリー・パーファシー
元国連軍としてCBと戦っていた彼女に対して、アレルヤが保護した当初は直接手を下したわけではないとわかっていてもなお、「クリス達の仇」と恨み言をぶつけてしまう。
TV版では程無くして和解するが、スペシャルエディション版では尺の都合かカットされてしまった。『第2次Z再世篇』でも、このエピソードは未再現。
マリナ・イスマイール
直接的な絡みは少ないが、刹那への想いを自覚して以降は彼女の存在をかなり気にしている。一応、刹那から直接「そんな関係じゃない」と弁解されているが…。

公式外伝の人物 編集

ルイード・レゾナンス(SRW未登場)、マレーネ・ブラディ(SRW未登場)
公式外伝『機動戦士ガンダム00P』(SRW未参戦)に登場する、フェルトの両親。彼等の死の原因となった事故が秘匿されているので、娘であるフェルトはその真相を知らない。
なお、『00』本編や『第2次Z破界篇』では、両名は既に故人であるため登場はしないが、フェルトは両親の死を知っている。
シャル・アクスティカ(SRW未参戦)
公式外伝『00P』及び『00F』に登場する、亡き両親の親友。2人に頼まれてフェルトの名付け親となった。
シェリリン・ハイド(SRW未登場)
公式外伝『機動戦士ガンダム00F』(SRW未参戦)に登場する、メカニック。所属組織は異なるが、フェルトとは親友の間柄である。

他作品との人間関係編集

ガンダムシリーズ編集

カミーユ・ビダンキラ・ヤマト
『第2次Z破界篇』では彼らの協力を得て、CB所属のガンダムタイプのOS改造作業に着手する。

スーパー系編集

シモン
『第2次Z破界篇』終盤では彼からの誠意を汲み取り、ロックオンを失った悲しみから立ち直る事を誓う。

バンプレストオリジナル編集

クロウ・ブルースト
『第2次Z破界篇』にてが「あれだけの借金があっても前向きなのは評価してもいい」と発言した際、クリスは反論し、フェルトもそれに同調していた。

名台詞編集

1stシーズン編集

「ハロ…」
第8話より。出撃するロックオンハロを返した時につぶやいた一言。
登場時からなかなか感情を読み取れる描写が無かったフェルトだが、声のトーンはものすごく落ち込んでいる。
「生き残る!」
第9話より。戦闘に怯えるクリスを一喝した台詞。フェルトがSRWにおいて「不屈」を覚えるのは、この場面に由来するだろう。
なお、この戦闘の直前に出撃前のロックオンが「絶対に生き残る」と言っており、この言葉はそれの影響だと思われる。
ちなみに、この台詞は『第2次Z破界篇』のキャラクター事典でも聴くことができる。
「優しいんだ…誰にでも」
第22話より。ロックオンがティエリアを慰めていたのを見かけた際の言葉。これは以前ロックオンに慰められた時に「女性限定で優しい」と言われた事から。
なお、小説版ではロックオンが誰にでも優しい事を嬉しく思いつつ、ティエリアに(フェルト本人は無自覚であったが)嫉妬してしまっている。
「っ……クリスティナ・シエラァァァァ!!」
第24話より。「姉」であったクリスの死の際の絶叫。
ただ、富野節の如く突然フルネームで呼ぶところは妙に特徴的である。
余談だが、フェルト役の高垣彩陽氏はこの場面や前回のロックオンの死の場面においてフェルトへの感情移入のあまり、収録中に本当に泣いてしまったらしい
なお、『第2次Z』では『00』1stシーズンの結末の進行順が原作と違うため、クリスの死亡シーンやこの台詞は『第2次Z破界篇』では再現されず、続編第2次Z再世篇』プロローグに再現が持ち越しになった。

2ndシーズン編集

ソーマ・ピーリス…」
「四年前、国連軍とのパイロットとして私たちと戦った」
「その戦いで私たちは失ったの。クリスティナを…、リヒティを…モレノさんを…そしてロックオン・ストラトスを!」
第8話より。プトレマイオス2の中をアレルヤと共に移動していたマリーに対して言い放ったセリフ。マリー自身が悪いわけではないがそれでも言わずにはいられなかった…。小説版では「ソーマ・ピーリス」とかつての名で呼んだ時、非常に冷たい凍り付くような雰囲気で彼女を拒絶する反応を見せていた。
「分かってます、彼女のせいじゃないって!」
「でも…言わずには…いられなくて…!」
同じく第8話より。アレルヤがマリーを庇っているのに対してのセリフ。実際に彼女が闘ったのはアレルヤだけだがフェルトからするとかつて仲間を戦死に追いやり自身が生まれ育った場所を破壊した敵兵が艦にいることで頭では責めることを筋違いと思いながらも、堪えきれなくなり辛く当たってしまう。
その後、TV本篇では自身の言動に対して反省して和解するシーンもあるが、スペシャルエディションではそのシーンが省かれてしまっているので(もちろん内容自体は変わっていないが)印象が変わるかもしれない。
マリナさんに怒られるかな?」
第22話より。アロウズ艦隊およびイノベイターとの決戦に赴く刹那の生還を祈って、リンダがラボで育てた刹那の故郷に咲く黄色のを彼に贈った際に。
フェルトは刹那を慕いつつも、マリナが刹那にとって大事な人である事に薄々と気付いていた(もっとも、刹那は「マリナとはそんな関係じゃない」と否定しているが)。何とも、切ない想いがあふれる台詞である。
ちなみに、フェルトが刹那に贈った花は『00』スペシャルエディションIII「リターン・ザ・ワールド」のエピローグにおいて「リボンズとの最終決戦後に気を失った刹那の居場所を知らせる」という重要な役割を果たしている。

劇場版編集

「大きいから」
「あの人のは大きすぎるから…」
「私はあの人を想っているからいいの」
物語終盤、刹那への想いを語った台詞。フェルトは彼の心情等を思い遣り、あえて身を引くのであった…。
「イヤです!」
「クリスの時のように、またのけ者にするつもりですか!」
「そんなのイヤです! 今度こそ、全員で生き残るんです!」
スメラギからELSに侵食されたプトレマイオス2改からの総員退艦命令を出された時の反論。フェルトおよび他のクルーの意見を聞いたスメラギは仲間達を信じ、あえて全員で艦に留まる事を決断した。
UX』では第48話「来るべき対話」において時間制限が残り1ターンを迎えた際に、このやり取りが発生する。

迷台詞編集

「疲れた…」
「寝かせて…」
1st第6話より。クリスの買い物に付き合った後のフェルトの感想。買い物にノリノリなクリスに振り回されて、フェルトはヘトヘトになっていた。

スパロボシリーズの名台詞編集

「パパやママからもあんなガンダムの事、聞いてなかった…」
第2次Z破界篇』第24話「相容れぬ遂行者」より。プトレマイオスに知らされた計画には無いガンダムスローネについて。フェルトの両親は彼女が1~2歳、かつ第3世代ガンダムが無い頃に死亡している上に、組織内といえどガンダムの事を話せるとも考え難いので違和感のある台詞。
「だらしない男の人って苦手…」
『第2次Z破界篇』第43話宇宙ルート「ロゼの決意」より。上記のクロウ評に対するクリスの反論に同調して言った言葉。クロウはこれを聞いてガックリし、ロックオン達にからかわれる。
(ロックオン…。私達はあなたの想いを受け継ぐ)
『第2次Z破界篇』第49話「虹」に於けるスメラギの初戦闘時の戦闘前会話より。戦死したロックオンの遺志は、確かにフェルト達にも受け継がれていた。
「ああっ!? ニセデモンベインがあんなに…!」
UX』第14話アメリカルート「I,ROBOT」より。デモンペインが大量発生した際の反応。この台詞の直前、ウェストが機体のことを「デモンペイン」と呼んでいるにも関わらず、フェルトは「ニセデモンベイン」と呼んでいた。
…そのまま呼んでしまうのがよっぽど癪だったのだろうか。まぁ、ソレスタルビーイングの面々はこのシナリオで初めてデモンベインと共闘するので、デモンペイン呼びするとややこしかったのかもしれない。
(クリスも、よく給料が出た後、散財していた…)
V』第16話アンジュ捜索ルート「絆、再び」より。仲間割れが収まらないアルゼナルパラメイル第一中隊をソレスタルビーイングが買い上げた後、給料形態に話が移った際のフェルトの回想。今は亡きクリスへの想いが伝わってくる台詞である。
それにしても、クリスが散財していたのはファッションあたりであろうか? 余談だが、上記のエピソードでは『00』とは異なる作品の方の‎‎クリスが登場している。

搭乗機体・関連機体編集

プトレマイオス
戦況オペレーターを担当。
プトレマイオス2プトレマイオス2改
引き続き戦況オペレーターを担当。
ガンダムプルトーネ(SRW未登場)
この機体にまつわる事故によりフェルトの両親は死亡。

余談編集

  • 機動戦士ガンダム00』の脚本家・黒田洋介氏によると「最初の構想では、フェルトは(かつてクリスがフェルトにしたように)ミレイナを庇って戦死する予定だった」との事。
    • しかし、黒田氏は「刹那ガンダムマイスターを(対等な立場で)見つめる存在が必要である」と考え直した。その結果、フェルトの生存が決まったという経緯が有る。
  • 『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザインを担当した高河ゆん氏のラフ稿におけるフェルトの髪型は、ロングヘアであった。
    • また、企画当初は「フェルトはメカ好き」という設定があったためか、眼鏡を掛けているラフ稿も存在している。
  • 1st第24話においてフェルトが亡き両親およびロックオン宛てた手紙を納めた洋封筒に「ロックオンへ」(原文ママ)と書いたのは、フェルト役の声優・高垣彩陽氏である。
  • 『機動戦士ガンダム00』の脚本家・黒田洋介氏がシリーズ構成を務め、『00』の2期の直後に放送されたアニメ『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』の番外編にて、高垣彩陽氏の演じるキャラがフェルトまんまの台詞を発言するネタが存在していた。

商品情報編集

脚注編集

  1. Character、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。

資料リンク編集