「ラゴウ」の版間の差分

 
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'''ラゴウ'''は『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』の登場キャラクター。
 
'''ラゴウ'''は『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』の登場キャラクター。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ガルファ皇帝]]のペット。
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第15話「学校のデータウェポン」から第19話「よみがえる命」まで登場。
  
機械生命体ではなく、機械を捕食する宇宙怪獣。その為、失敗した部下を処分する際の処刑方法に利用される。牙には「ラゴウウィルス」と呼ばれる猛毒(コンピュータウィルス)があり、[[ユニコーンドリル]][[レオサークル]]に瀕死の重傷を与えた。
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[[ガルファ皇帝]]のペット。[[ギリシア神話]]の双首の犬・オルトロスのような形状をしている生身の巨大生物。
  
最終的にはユニコーンとレオが合体して生まれた新たなる[[データウェポン]]「超獣王 輝刃」の力を得た[[GEAR戦士電童|電童]]([[電童・超獣王輝刃]])の輝刃ストライカーファイナルアタックにより葬られた。
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機械生命体やデータ生命体にとっては正しく「天敵」とも言える特性を備えた宇宙怪獣で、機械を捕食するため、失敗した部下を処分する際の処刑方法に利用される。皇帝から寵愛を受け甘やかされた結果、[[ガルファ素体|機兵]]を食い荒らし、勝手に[[螺旋城]]を抜け出して[[地球]]に向かうなど好き放題に暴れまわっており、もはや皇帝以外で止められる者は居ないに等しかった。
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背中には片方だけで57.5mにも及ぶ巨大な翼を持ち、凄まじいパワーとスピードを有し、その機動力は'''電童の5.2倍'''にも及ぶ。また、機械を食べることで傷を回復することができ、その力は欠損した肉体の再生すら可能なほど。
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牙には、かつて皇帝がラゴウの体内に封印した「ラゴウウィルス」と呼ばれる猛毒(コンピュータウィルス)を噛み付いた相手に送り込む機能がある。ラゴウウイルスは機械をハード・ソフトともに恐るべき速度で侵食し、[[データウェポン]]さえ死に至らしめる力と、ワクチンソフトにも即座に対応して無効化してしまう驚異的な適応・学習能力を持つ。
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ラゴウウイルスで[[ユニコーンドリル]]と[[レオサークル]]に瀕死の重傷を与えたが、最終的にはユニコーンとレオが合体して生まれた新たなる[[データウェポン]]「超獣王 輝刃」の力を得た[[GEAR戦士電童|電童]]([[電童・超獣王輝刃]])の輝刃ストライカーファイナルアタックにより葬られた。
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なお、ラゴウウィルスのデータは[[GEAR]]に解析され、[[機械帝国ガルファ]]との最終決戦時には[[ゼロ (電童)|ゼロ]]にラゴウウィルスを仕込んだミサイルで大ダメージを与えるに至っている。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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:第15話で初登場。第15話では[[NPC]]の[[ユニコーンドリル]]と[[レオサークル]]が撃墜されると敗北なので注意。第19話ではターン制限の戦闘で、規定ターン内に倒すことができればその場でイベントが発生し、電童に[[超獣王輝刃]]が追加される。また、時間切れになっても敗北にはならず、原作通りにユニコーンドリルとレオサークルが輝刃として復活し、[[電童・超獣王輝刃|キバストライカー]]のファイナルアタックで止めを刺すイベントが発生する。ゲーム自体の難易度もあるが、能力的にもそれほど手強い相手ではない。
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:初登場作品。第15話では[[NPC]]の[[ユニコーンドリル]]と[[レオサークル]]が撃墜されると敗北なので注意。第19話ではターン制限の戦闘で、規定ターン内に倒すことができればその場でイベントが発生し、電童に[[超獣王輝刃]]が追加される。また、時間切れになっても敗北にはならず、原作通りにユニコーンドリルとレオサークルが輝刃として復活し、[[電童・超獣王輝刃|キバストライカー]]のファイナルアタックで止めを刺すイベントが発生する。ゲーム自体の難易度もあるが、能力的にもそれほど手強い相手ではない。
  
 
=== 単独作品 ===
 
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:シーン5で戦う。戦う前から[[ベガ星連合軍]]の幹部連からも名前が出ており、[[ギルギルガン]]達と並んで星々では忌み嫌われた存在だと言われている。前回登場の『R』に比べると基礎的な能力が上がり、攻撃にHP毒の[[特殊効果]]が付いたラゴウウィルスが凶悪。基礎攻撃力も高いので、攻撃を受けたら無事ではいられない。初登場時のシナリオは一連の[[冥王計画ゼオライマー|ゼオライマー]]系シナリオのクライマックスにあたるステージなのだが、そちらのイベントにかまけてラゴウを放置していると、[[2回行動]]を活かした攻撃でデータウェポンが撃墜されるので要注意。同マップでラゴウを倒すのは困難だが、撤退ギリギリまでHPを削り、ラゴウが『回避』を選択するだけのダメージを与えられる攻撃に、[[必中]]をかけると良い。また、本作では月面・螺旋城付近での電磁ネットによるラゴウ捕獲作戦も再現されている。他の敵を先に全滅させた後で、ゆっくりと布陣を組んでポイントに誘い込むと良い。
 
:シーン5で戦う。戦う前から[[ベガ星連合軍]]の幹部連からも名前が出ており、[[ギルギルガン]]達と並んで星々では忌み嫌われた存在だと言われている。前回登場の『R』に比べると基礎的な能力が上がり、攻撃にHP毒の[[特殊効果]]が付いたラゴウウィルスが凶悪。基礎攻撃力も高いので、攻撃を受けたら無事ではいられない。初登場時のシナリオは一連の[[冥王計画ゼオライマー|ゼオライマー]]系シナリオのクライマックスにあたるステージなのだが、そちらのイベントにかまけてラゴウを放置していると、[[2回行動]]を活かした攻撃でデータウェポンが撃墜されるので要注意。同マップでラゴウを倒すのは困難だが、撤退ギリギリまでHPを削り、ラゴウが『回避』を選択するだけのダメージを与えられる攻撃に、[[必中]]をかけると良い。また、本作では月面・螺旋城付近での電磁ネットによるラゴウ捕獲作戦も再現されている。他の敵を先に全滅させた後で、ゆっくりと布陣を組んでポイントに誘い込むと良い。
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:ほぼ原作通りの扱い。「帝国の野望」にてボアザン帝国との戦いで出現した際に[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]が[[ラゴゥ|名前]]に反応するシーンがある。
 
:ほぼ原作通りの扱い。「帝国の野望」にてボアザン帝国との戦いで出現した際に[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]が[[ラゴゥ|名前]]に反応するシーンがある。
 
:終盤にてガルファ皇帝に囚われたデータウェポンを開放するためにラゴウのウィルスが使われ、これが逆転の切欠となった。
 
:終盤にてガルファ皇帝に囚われたデータウェポンを開放するためにラゴウのウィルスが使われ、これが逆転の切欠となった。
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:相手に噛みつき、胴体から出現するトゲを突き刺してウィルスを送り込む。
 
:相手に噛みつき、胴体から出現するトゲを突き刺してウィルスを送り込む。
 
:運動性を10下げ、HPがターン毎に減る[[特殊効果]]を持つ。
 
:運動性を10下げ、HPがターン毎に減る[[特殊効果]]を持つ。
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:右の口からオレンジ色の光線を、左の口から連なった青白色の光弾を放つ。SRW未登場。
  
 
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:原作では体高だけで電童を上回っており、体長は電童の3倍ほどもあった。
  
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;[[スーパーロボット大戦MX|MX]]
 
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:'''[[加速]]、[[集中]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[気合]]、[[直撃]]'''
 
:'''[[加速]]、[[集中]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[気合]]、[[直撃]]'''
  
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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;[[スーパーロボット大戦MX|MX]]
 
;[[スーパーロボット大戦MX|MX]]
 
:'''[[2回行動]]'''
 
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;[[ガルファ皇帝]]
 
;[[ガルファ皇帝]]
 
:飼い主。かなり可愛がってもらっている。
 
:飼い主。かなり可愛がってもらっている。
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;[[螺旋城]]
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:上司のペットだけあって、その乱暴ぶりに頭を悩ませていた。
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;[[ギガアブゾルート]]、[[ギガグルメイ]]、[[ギガウィッター]]
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:漫画版では彼らを食い殺した。
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;[[ガルファ素体]]
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:空腹に耐えかねて捕食した。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*後年、[[機動戦士ガンダムSEED|同一監督の別作品]]において、[[ラゴゥ|似たような名前]]の四足歩行獣型メカが登場している。
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*後年、本作の監督である福田氏が手掛けた『[[機動戦士ガンダムSEED]]』において、似たような名前の四足歩行獣型メカ「[[ラゴゥ]]」が登場している。
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*ラゴウのデザインラインがプロデューサーの古里尚丈氏に気に入られたため、阿久津氏は同氏がプロデューサーを務めた『[[舞-HiME]]』にも参加したとのこと<ref>[http://www.yatate.net/dendoh/dendoh20th/06.html 【第06回】「GEAR戦士電童」20周年記念連載 | 矢立文庫] 2021年8月14日閲覧。</ref>。
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== 脚注 ==
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2024年5月7日 (火) 00:02時点における最新版

ラゴウは『GEAR戦士電童』の登場キャラクター。

ラゴウ
登場作品 GEAR戦士電童
デザイン 阿久津潤一
初登場SRW スーパーロボット大戦R
SRWでの分類 機体
パイロット
テンプレートを表示
生態
種族 異星生物
全高 22.2 m[1]
重量 955.5 t
所属 機械帝国ガルファ
テンプレートを表示

概要編集

第15話「学校のデータウェポン」から第19話「よみがえる命」まで登場。

ガルファ皇帝のペット。ギリシア神話の双首の犬・オルトロスのような形状をしている生身の巨大生物。

機械生命体やデータ生命体にとっては正しく「天敵」とも言える特性を備えた宇宙怪獣で、機械を捕食するため、失敗した部下を処分する際の処刑方法に利用される。皇帝から寵愛を受け甘やかされた結果、機兵を食い荒らし、勝手に螺旋城を抜け出して地球に向かうなど好き放題に暴れまわっており、もはや皇帝以外で止められる者は居ないに等しかった。

背中には片方だけで57.5mにも及ぶ巨大な翼を持ち、凄まじいパワーとスピードを有し、その機動力は電童の5.2倍にも及ぶ。また、機械を食べることで傷を回復することができ、その力は欠損した肉体の再生すら可能なほど。

牙には、かつて皇帝がラゴウの体内に封印した「ラゴウウィルス」と呼ばれる猛毒(コンピュータウィルス)を噛み付いた相手に送り込む機能がある。ラゴウウイルスは機械をハード・ソフトともに恐るべき速度で侵食し、データウェポンさえ死に至らしめる力と、ワクチンソフトにも即座に対応して無効化してしまう驚異的な適応・学習能力を持つ。

ラゴウウイルスでユニコーンドリルレオサークルに瀕死の重傷を与えたが、最終的にはユニコーンとレオが合体して生まれた新たなるデータウェポン「超獣王 輝刃」の力を得た電童電童・超獣王輝刃)の輝刃ストライカーファイナルアタックにより葬られた。

なお、ラゴウウィルスのデータはGEARに解析され、機械帝国ガルファとの最終決戦時にはゼロにラゴウウィルスを仕込んだミサイルで大ダメージを与えるに至っている。

登場作品と役柄編集

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦R
初登場作品。第15話ではNPCユニコーンドリルレオサークルが撃墜されると敗北なので注意。第19話ではターン制限の戦闘で、規定ターン内に倒すことができればその場でイベントが発生し、電童に超獣王輝刃が追加される。また、時間切れになっても敗北にはならず、原作通りにユニコーンドリルとレオサークルが輝刃として復活し、キバストライカーのファイナルアタックで止めを刺すイベントが発生する。ゲーム自体の難易度もあるが、能力的にもそれほど手強い相手ではない。

単独作品編集

スーパーロボット大戦MXPORTABLE
シーン5で戦う。戦う前からベガ星連合軍の幹部連からも名前が出ており、ギルギルガン達と並んで星々では忌み嫌われた存在だと言われている。前回登場の『R』に比べると基礎的な能力が上がり、攻撃にHP毒の特殊効果が付いたラゴウウィルスが凶悪。基礎攻撃力も高いので、攻撃を受けたら無事ではいられない。初登場時のシナリオは一連のゼオライマー系シナリオのクライマックスにあたるステージなのだが、そちらのイベントにかまけてラゴウを放置していると、2回行動を活かした攻撃でデータウェポンが撃墜されるので要注意。同マップでラゴウを倒すのは困難だが、撤退ギリギリまでHPを削り、ラゴウが『回避』を選択するだけのダメージを与えられる攻撃に、必中をかけると良い。また、本作では月面・螺旋城付近での電磁ネットによるラゴウ捕獲作戦も再現されている。他の敵を先に全滅させた後で、ゆっくりと布陣を組んでポイントに誘い込むと良い。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
ほぼ原作通りの扱い。「帝国の野望」にてボアザン帝国との戦いで出現した際にバルトフェルド名前に反応するシーンがある。
終盤にてガルファ皇帝に囚われたデータウェポンを開放するためにラゴウのウィルスが使われ、これが逆転の切欠となった。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

突進
雄叫びを上げての体当たり。
クロー
前足のツメで引っ掻く。
ラゴウウィルス
相手に噛みつき、胴体から出現するトゲを突き刺してウィルスを送り込む。
運動性を10下げ、HPがターン毎に減る特殊効果を持つ。
光線
右の口からオレンジ色の光線を、左の口から連なった青白色の光弾を放つ。SRW未登場。

特殊能力編集

HP回復(小)
状態変化耐性

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

M
原作では体高だけで電童を上回っており、体長は電童の3倍ほどもあった。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

MX
加速集中ひらめき熱血気合直撃

特殊技能編集

MX
2回行動
R
援護攻撃L3

人間関係編集

ガルファ皇帝
飼い主。かなり可愛がってもらっている。
螺旋城
上司のペットだけあって、その乱暴ぶりに頭を悩ませていた。
ギガアブゾルートギガグルメイギガウィッター
漫画版では彼らを食い殺した。
ガルファ素体
空腹に耐えかねて捕食した。

余談編集

  • 後年、本作の監督である福田氏が手掛けた『機動戦士ガンダムSEED』において、似たような名前の四足歩行獣型メカ「ラゴゥ」が登場している。
  • ラゴウのデザインラインがプロデューサーの古里尚丈氏に気に入られたため、阿久津氏は同氏がプロデューサーを務めた『舞-HiME』にも参加したとのこと[2]

脚注編集

  1. 体高及び体重は、第16話冒頭にてドクター井上が提示したデータ計測による。
  2. 【第06回】「GEAR戦士電童」20周年記念連載 | 矢立文庫 2021年8月14日閲覧。