「ミリオンα」の版間の差分

(初登場SRWにプロパティを設定する)
 
(7人の利用者による、間の12版が非表示)
1行目: 1行目:
 
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Million α]]
 
 
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍}}
 
*{{登場作品 (メカ)|マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍}}
19行目: 18行目:
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 +
永井豪による漫画版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』の終盤に登場したロボット([[マジンガー]]軍団)の一体。
 +
 +
光子力ビームを元に開発された「電磁砲」を装備。味方側の女性型ロボットではあるが、脚どころか下半身が存在しないという異形の機体である。
 +
 +
コクピットは両胸に乳房をかたどった形状で作られており、背後からおっぱいを鷲掴みにされて握り潰されるというエログロな最期を遂げた。
 +
 +
=== [[マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍]] ===
 
他の国で作られた[[マジンガーZ]]の兄妹機。
 
他の国で作られた[[マジンガーZ]]の兄妹機。
  
味方側の女性型ロボットではあるが、脚どころか下半身が存在しないという異形の機体である。
+
『[[マジンカイザー (OVA)|前回]]』の活躍で休養を兼ねた視察旅行を楽しんでいた[[兜甲児|甲児]]だが、[[ミケーネ帝国]]による地球の侵略を知ったことで、甲児・[[弓さやか|さやか]]・[[もりもり博士]]は直ちに日本に帰国を試みる。
 +
 
 +
しかしその途中で[[万能要塞ミケロス]]と遭遇し、甲児を知る[[戦闘獣]]によって狙われる。甲児達が乗っていた飛行機は輸送用で丸腰であったが、ここでミリオンαに乗るローリィとロールが食い止めることになる。
 +
 
 +
何体か戦闘獣を倒すといったかなりの頑張りを見せたが要塞故に敵は多く、漫画版『マジンガーZ』と同様に[[怪鳥将軍バーダラー]]に背後から胸部を捕まれ、パイロットも機体のエネルギーも限界になる。
 +
 
 +
その際[[ローリィ]]は、甲児君と[[マジンカイザー]]は人類最後の希望として自爆スイッチを起動。ローリィは直後に命を落とし、ミリオンαは急加速してミケロスに特攻、バーダラーを道連れにして[[自爆]]する。
  
[[怪鳥将軍バーダラー]]と戦闘して破壊されるが、死に際にバーダラーを道連れにして[[自爆]]する。
+
===[[真マジンガー 衝撃! Z編]]===
 +
[[もりもり博士|三]][[のっそり博士|博]][[せわし博士|士]]によって開発されてバイオンβ、ダイオンγと共に登場。三博士の拘りにより飛行能力は有る物の、'''一切の戦闘能力を持っていない'''ため劇中はサポートに徹することが多かった。
  
元々は永井豪による漫画版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』の終盤に登場したロボット([[マジンガー]]軍団)の一体。元々ローリィとロールもこの機体のパイロットとして登場していた。コクピットは両胸にあり、最後は背後からそれを鷲掴みにされて握り潰されるというエログロ要素を含んだものだった。
+
終盤は改修されて戦闘能力並びにパイルダーによる脱出機構を持たされ、「ミリオンα1」と改名。外見も旧漫画版から『[[スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日|竜が滅ぶ日]]』のようなスカート状の下半身がついたデザインに変更されている。
  
他にも東しゅんが乗るバイオンβ、大出政雄が乗るダイオンγが存在している(後述)。
+
最終決戦では有人機の3機の他に無人操縦の3種の機体が大量に出撃、機械獣軍団と戦うも全機撃墜される。しかし、それらの体内には[[マジンガーZ (真マジンガー)|逆転の秘策]]が仕込まれていた。
  
また、『真マジンガー 衝撃!Z編』においても[[もりもり博士|三]][[のっそり博士|博]][[せわし博士|士]]によって開発されてバイオンβ、ダイオンγと共に登場しているが、三博士の拘りにより飛行能力は有る物の、'''一切の戦闘能力を持っていない'''ため劇中はサポートに徹することが多かった。終盤は改修されて戦闘能力並びにパイルダーによる脱出機構を持たされ、「ミリオンα1」と改名。外見も旧漫画版から『[[スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日|竜が滅ぶ日]]』版に近いデザインに変更されている<ref>この時バイオンやダイオンも同様の改修を受け「バイオンβ2」「ダイオンγ3」に改名している</ref>。最終決戦では有人機の3機の他に無人操縦の3種の機体が大量に出撃、機械獣軍団と戦うも全機撃墜される。しかし、それらの体内には[[マジンガーZ (真マジンガー)|逆転の秘策]]が仕込まれていた。
+
==登場作品と操縦者==
 +
[[マジンカイザー]]系汎用機で、同作のパイロット間で自由に[[乗り換え]]可能。デフォルトパイロットは[[ローリィ]]。一緒に乗っている[[ロール (マジンガー)|ロール]]はミリオンαではなく、ローリィの専属サブパイロットのため、ローリィを他の機体に乗せ換えるとそちらの方に同乗する。
  
== 登場作品と操縦者 ==
+
===[[αシリーズ]]===
[[マジンカイザー]]系汎用機で、同作のパイロット間で自由に[[乗り換え]]可能。デフォルトパイロットは[[ローリィ]]。一緒に乗っている[[ロール (マジンガー)|ロール]]はミリオンαではなく、ローリィの専属サブパイロットのため、ロールを他の機体に乗せ換えるとそちらの方に同乗する。
+
;[[スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日]]
 +
:[[地球連邦軍]]が建造した量産型マジンガーの一体として登場。オリジナルのスカート状の下半身が初登場。
 +
:[[ガミアQ]]との戦闘で[[アフロダイA]]を損傷した[[弓さやか]]が搭乗、[[流竜馬|リョウ]]達の危機に駆けつける。それなりの活躍を見せるが巨大化した[[帝王ゴール]]には真っ二つにされてしまった。
  
=== [[Zシリーズ]] ===
+
===[[Zシリーズ]]===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]、[[第3次スーパーロボット大戦Z]]([[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇]] / [[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}、[[第3次スーパーロボット大戦Z]]({{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇}} / {{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇}}
:今回は[[ビューナスA (さやか)|ビューナスA]]の『マジンガー軍団一斉攻撃』で呼び出される側。
+
:『真マジンガー』版で初登場。今回は[[ビューナスA (さやか)|ビューナスA]]の『マジンガー軍団一斉攻撃』で呼び出される側。
  
=== 携帯機シリーズ ===
+
===携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦J]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦J}}
:初登場作品。原作と違い、撃墜される事無く最後まで使用可能。
+
:OVA版で初登場。原作と違い、撃墜される事無く最後まで使用可能。
 
:回避重視の敵が多い今作では運動性低下の電磁砲が役に立つ。バリア系を貫くには微妙な威力なので[[直撃]]持ちのローリィだと安心して使える。
 
:回避重視の敵が多い今作では運動性低下の電磁砲が役に立つ。バリア系を貫くには微妙な威力なので[[直撃]]持ちのローリィだと安心して使える。
;[[スーパーロボット大戦W]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
:今回も最後まで使用可能。本作から『量産型マジンガー総攻撃』が追加された。
+
:OVA版。今回も最後まで使用可能。本作から『量産型マジンガー総攻撃』が追加された。
 
:長射程・低燃費・運動性低下の電磁砲は便利だが、本機は地上に降りられないため援護要員としての使い勝手は微妙(とはいえ、ビューナスAよりは遥かにマシだが)。 ローリィ&ロールは精神コマンド要員として非常に優秀なので、できれば[[マジンガーZ]]に乗せてあげたい。
 
:長射程・低燃費・運動性低下の電磁砲は便利だが、本機は地上に降りられないため援護要員としての使い勝手は微妙(とはいえ、ビューナスAよりは遥かにマシだが)。 ローリィ&ロールは精神コマンド要員として非常に優秀なので、できれば[[マジンガーZ]]に乗せてあげたい。
;[[スーパーロボット大戦BX]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦BX}}
:[[ビューナスA (さやか)|ビューナスA]]の『マジンガー軍団一斉攻撃』で呼び出される。
+
:『真マジンガー』版。[[ビューナスA (さやか)|ビューナスA]]の『マジンガー軍団一斉攻撃』で呼び出される。
  
=== 単独作品 ===
+
===単独作品===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
:「マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍」からの参戦。機体名が「ミリオンα1」になっている。
+
:OVA版。機体名が「ミリオンα1」になっている。
  
=== その他 ===
+
==装備・機能==
;[[スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日]]
 
:[[地球連邦軍]]が建造した量産型マジンガーの一体として登場。[[ガミアQ]]との戦闘で[[アフロダイA]]を損傷した[[弓さやか]]が搭乗、[[流竜馬|リョウ]]達の危機に駆けつける。それなりの活躍を見せるが巨大化した[[帝王ゴール]]には真っ二つにされてしまった。オリジナルのスカート状の下半身が初登場。
 
 
 
== 装備・機能 ==
 
 
[[飛行]]可能。[[修理装置]]と[[補給装置]]を併せ持ち、更に電磁砲で敵の運動性を下げることもできるなど多芸。とは言え機体性能や[[自爆]]以外の武器攻撃力は優れているとは言いがたいので、サポート役に徹するのが無難。
 
[[飛行]]可能。[[修理装置]]と[[補給装置]]を併せ持ち、更に電磁砲で敵の運動性を下げることもできるなど多芸。とは言え機体性能や[[自爆]]以外の武器攻撃力は優れているとは言いがたいので、サポート役に徹するのが無難。
  
=== 武装・必殺攻撃 ===
+
===武装・必殺攻撃 ===
==== 武装 ====
+
====武装====
 
;ミリオンアーム
 
;ミリオンアーム
:アームを前方に突き出して突進する。
+
:槍(あるいはドリル)状の両腕部を前方に突き出して突進する。
 
:J・W共に[[コンボ]](マルチコンボ)対応。Wでは、[[武器属性]]にバリア無効化が追加された。
 
:J・W共に[[コンボ]](マルチコンボ)対応。Wでは、[[武器属性]]にバリア無効化が追加された。
 
;電磁砲
 
;電磁砲
:顔が割れて砲台が出てくる。劇中では大量の[[戦闘獣]]を落としていたため相当な威力と思われる。
+
:顔が割れて砲台が出てくる。光子力ビームを元に開発された。劇中では[[戦闘獣]]を一撃で落としていたため相当な威力と思われる。
 
:運動性を下げる[[特殊効果]]がある。
 
:運動性を下げる[[特殊効果]]がある。
  
==== 必殺技 ====
+
====必殺技====
;[[自爆]]
+
;[[自爆#武器|自爆]]
:[[ローリィ]]搭乗時のみ使用可能。敵機に突進してアームを突き刺したまま空高く飛び上がり、機体を大爆発させる。[[必中]]と[[直撃]]の効果を併せ持つ。使用すると撃墜扱いに。ミリオンαの修理費は5000と決して安くはなく、[[ボスボロット]]のように気軽には使えない。
+
:[[ローリィ]]搭乗時のみ使用可能。敵機に突進してアームを突き刺したまま空高く飛び上がり、機体を大爆発させる。[[必中]]と[[直撃]]の効果を併せ持つ。使用すると撃墜扱いに。ミリオンαの修理費は5000と決して安くはなく、[[ボスボロット]]のように気軽には使えない。なおOVA本編でこれを発動させたのはロールのほうである。
  
==== 召喚攻撃 ====
+
====召喚攻撃====
 
;量産型マジンガー総攻撃
 
;量産型マジンガー総攻撃
:Wで追加。バイオンβとダイオンγを呼び出し、3機でコンビネーション攻撃を仕掛ける。
+
:『W』で追加。[[バイオンβ]]と[[ダイオンγ]]を呼び出し、3機でコンビネーション攻撃を仕掛ける。
  
=== [[特殊能力]] ===
+
===[[特殊能力]]===
 
;[[修理装置]]
 
;[[修理装置]]
 
:隣接した機体のHPを回復する。移動後使用可能。
 
:隣接した機体のHPを回復する。移動後使用可能。
82行目: 94行目:
 
:隣接した機体のENと全武器の弾数を全回復。移動後使用は不可。
 
:隣接した機体のENと全武器の弾数を全回復。移動後使用は不可。
  
== 名場面 ==
+
==機体BGM==
;VS[[怪鳥将軍バーダラー]]
 
:人類の最後の希望である[[マジンカイザー]]のパイロットである[[兜甲児 (OVA)|兜甲児]]の乗った飛行機を守るため単身ミケロスに挑み[[戦闘獣]]を多数撃破。その後ミケロスから出てきたバーダラーに破壊されるも最後の最後で[[自爆]]装置を起動させ、ミケロスごとバーダラーと相打ちになった。他の量産型マジンガーが瞬殺されていたり[[グレートマジンガー|グレート]]が苦戦していたことを考えればこれは相当に凄いと思われる。
 
 
 
== 機体BGM ==
 
 
;「FIRE WARS」
 
;「FIRE WARS」
 
:OVA版で採用
 
:OVA版で採用
  
== 関連機体 ==
+
==名場面==
 +
;VS[[怪鳥将軍バーダラー]]
 +
:人類の最後の希望である[[マジンカイザー]]。とそのパイロットである[[兜甲児 (OVA)|兜甲児]]の乗った飛行機を守るため、単身ミケロスに挑み[[戦闘獣]]を多数撃破。
 +
:その後ミケロスから出てきたバーダラーに勝ち目はない限界まで追い込まれるも、最後の最後で[[自爆]]装置を起動させ、ミケロスごとバーダラーと相打ちになった。
 +
:他の量産型マジンガーが余裕で倒されていたり、[[グレートマジンガー|グレート]]に乗る[[剣鉄也|鉄也]]が「こいつら(戦闘獣)、[[機械獣]]より遥かに強い!」と苦戦していたことを考えれば、これは相当に凄いと思われる。
 +
 
 +
==関連機体==
 
;[[マジンガーZ]]
 
;[[マジンガーZ]]
 
:オリジナル機。電磁砲は光子力ビームを元に開発された。
 
:オリジナル機。電磁砲は光子力ビームを元に開発された。
;バイオンβ
+
;[[バイオンβ]]
:マジンガー軍団の1体で胸部にルストハリケーンを装備。五体満足の男性型機体だが、漫画版では[[ゲッター2]]よりもかなり細身の機体であった。OVA版では[[超人将軍ユリシーザー]]の攻撃で首ごとコクピットを切断されてしまっている。
+
:マジンガー軍団の1体。
:『竜が滅ぶ日』版ではマッシブなデザインにアレンジされ、マジンガーを奪われた[[兜甲児]]が搭乗。戦闘の末に機体は破壊されたが、マジンガーの奪還には成功した。
+
;[[ダイオンγ]]
;ダイオンγ
+
:マジンガー軍団の1体。
:マジンガー軍団の1体。胸部には展開式のブレストファイヤーを装備。膝から下がなく、ジェット噴射で飛行する空戦型の機体。OVA版では[[妖爬虫将軍ドレイドウ]]の火炎放射でドロドロに溶かされてしまった。
 
:『竜が滅ぶ日』版では両足も追加され地上戦も可能に。乗っていた[[ボス]]は「自分も主役級のメカを貰えた」と感動していたが、奪われたマジンガーの攻撃で破壊された。
 
 
 
== 脚注 ==
 
<references/>
 
 
 
 
{{マジンガーシリーズ}}
 
{{マジンガーシリーズ}}
 
{{DEFAULTSORT:みりおんあるふあ}}
 
{{DEFAULTSORT:みりおんあるふあ}}
 
[[Category:登場メカま行]]
 
[[Category:登場メカま行]]

2024年9月6日 (金) 22:42時点における最新版

ミリオンαは『マジンガーシリーズ』の登場メカ。

ミリオンα
登場作品

マジンガーシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦J
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 量産型マジンガー
エネルギー 光子力
装甲材質 超合金Z
乗員人数 2名
パイロット ローリィ
ロール
テンプレートを表示

概要編集

永井豪による漫画版『マジンガーZ』の終盤に登場したロボット(マジンガー軍団)の一体。

光子力ビームを元に開発された「電磁砲」を装備。味方側の女性型ロボットではあるが、脚どころか下半身が存在しないという異形の機体である。

コクピットは両胸に乳房をかたどった形状で作られており、背後からおっぱいを鷲掴みにされて握り潰されるというエログロな最期を遂げた。

マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍編集

他の国で作られたマジンガーZの兄妹機。

前回』の活躍で休養を兼ねた視察旅行を楽しんでいた甲児だが、ミケーネ帝国による地球の侵略を知ったことで、甲児・さやかもりもり博士は直ちに日本に帰国を試みる。

しかしその途中で万能要塞ミケロスと遭遇し、甲児を知る戦闘獣によって狙われる。甲児達が乗っていた飛行機は輸送用で丸腰であったが、ここでミリオンαに乗るローリィとロールが食い止めることになる。

何体か戦闘獣を倒すといったかなりの頑張りを見せたが要塞故に敵は多く、漫画版『マジンガーZ』と同様に怪鳥将軍バーダラーに背後から胸部を捕まれ、パイロットも機体のエネルギーも限界になる。

その際ローリィは、甲児君とマジンカイザーは人類最後の希望として自爆スイッチを起動。ローリィは直後に命を落とし、ミリオンαは急加速してミケロスに特攻、バーダラーを道連れにして自爆する。

真マジンガー 衝撃! Z編編集

によって開発されてバイオンβ、ダイオンγと共に登場。三博士の拘りにより飛行能力は有る物の、一切の戦闘能力を持っていないため劇中はサポートに徹することが多かった。

終盤は改修されて戦闘能力並びにパイルダーによる脱出機構を持たされ、「ミリオンα1」と改名。外見も旧漫画版から『竜が滅ぶ日』のようなスカート状の下半身がついたデザインに変更されている。

最終決戦では有人機の3機の他に無人操縦の3種の機体が大量に出撃、機械獣軍団と戦うも全機撃墜される。しかし、それらの体内には逆転の秘策が仕込まれていた。

登場作品と操縦者編集

マジンカイザー系汎用機で、同作のパイロット間で自由に乗り換え可能。デフォルトパイロットはローリィ。一緒に乗っているロールはミリオンαではなく、ローリィの専属サブパイロットのため、ローリィを他の機体に乗せ換えるとそちらの方に同乗する。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日
地球連邦軍が建造した量産型マジンガーの一体として登場。オリジナルのスカート状の下半身が初登場。
ガミアQとの戦闘でアフロダイAを損傷した弓さやかが搭乗、リョウ達の危機に駆けつける。それなりの活躍を見せるが巨大化した帝王ゴールには真っ二つにされてしまった。

Zシリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇 / 天獄篇
『真マジンガー』版で初登場。今回はビューナスAの『マジンガー軍団一斉攻撃』で呼び出される側。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦J
OVA版で初登場。原作と違い、撃墜される事無く最後まで使用可能。
回避重視の敵が多い今作では運動性低下の電磁砲が役に立つ。バリア系を貫くには微妙な威力なので直撃持ちのローリィだと安心して使える。
スーパーロボット大戦W
OVA版。今回も最後まで使用可能。本作から『量産型マジンガー総攻撃』が追加された。
長射程・低燃費・運動性低下の電磁砲は便利だが、本機は地上に降りられないため援護要員としての使い勝手は微妙(とはいえ、ビューナスAよりは遥かにマシだが)。 ローリィ&ロールは精神コマンド要員として非常に優秀なので、できればマジンガーZに乗せてあげたい。
スーパーロボット大戦BX
『真マジンガー』版。ビューナスAの『マジンガー軍団一斉攻撃』で呼び出される。

単独作品編集

スーパーロボット大戦Card Chronicle
OVA版。機体名が「ミリオンα1」になっている。

装備・機能編集

飛行可能。修理装置補給装置を併せ持ち、更に電磁砲で敵の運動性を下げることもできるなど多芸。とは言え機体性能や自爆以外の武器攻撃力は優れているとは言いがたいので、サポート役に徹するのが無難。

武装・必殺攻撃編集

武装編集

ミリオンアーム
槍(あるいはドリル)状の両腕部を前方に突き出して突進する。
J・W共にコンボ(マルチコンボ)対応。Wでは、武器属性にバリア無効化が追加された。
電磁砲
顔が割れて砲台が出てくる。光子力ビームを元に開発された。劇中では戦闘獣を一撃で落としていたため相当な威力と思われる。
運動性を下げる特殊効果がある。

必殺技編集

自爆
ローリィ搭乗時のみ使用可能。敵機に突進してアームを突き刺したまま空高く飛び上がり、機体を大爆発させる。必中直撃の効果を併せ持つ。使用すると撃墜扱いに。ミリオンαの修理費は5000と決して安くはなく、ボスボロットのように気軽には使えない。なおOVA本編でこれを発動させたのはロールのほうである。

召喚攻撃編集

量産型マジンガー総攻撃
『W』で追加。バイオンβダイオンγを呼び出し、3機でコンビネーション攻撃を仕掛ける。

特殊能力編集

修理装置
隣接した機体のHPを回復する。移動後使用可能。
補給装置
隣接した機体のENと全武器の弾数を全回復。移動後使用は不可。

機体BGM編集

「FIRE WARS」
OVA版で採用

名場面編集

VS怪鳥将軍バーダラー
人類の最後の希望であるマジンカイザー。とそのパイロットである兜甲児の乗った飛行機を守るため、単身ミケロスに挑み戦闘獣を多数撃破。
その後ミケロスから出てきたバーダラーに勝ち目はない限界まで追い込まれるも、最後の最後で自爆装置を起動させ、ミケロスごとバーダラーと相打ちになった。
他の量産型マジンガーが余裕で倒されていたり、グレートに乗る鉄也が「こいつら(戦闘獣)、機械獣より遥かに強い!」と苦戦していたことを考えれば、これは相当に凄いと思われる。

関連機体編集

マジンガーZ
オリジナル機。電磁砲は光子力ビームを元に開発された。
バイオンβ
マジンガー軍団の1体。
ダイオンγ
マジンガー軍団の1体。