「ワルズ・ギル」の版間の差分
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 全宇宙に侵略の手を伸ばす[[宇宙帝国ザンギャック]]・第二次地球侵略艦隊総司令官。皇帝アクドス・ギルの息子。 | |
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+ | 皇太子という立場からプライドが高いが、根は小心者で想定外の事態に弱い。戦闘能力・指揮能力・カリスマのいずれも父アクドスに大きく劣り、帝国内外から『皇帝のバカ息子』扱いされている。本人も馬鹿にされていることは知っていたが、自分が父に遠く及ばないことも自覚していたため見返すこともできずに鬱屈した思いを抱えていた。 | ||
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+ | 帝国最強の決戦機グレートワルズが父から送られた際に長年の鬱憤が爆発し、自らグレートワルズに乗り込んでゴーカイジャーと対決。一度は圧倒するも、死体の確認に行ったバリゾーグが生きていたゴーカイジャーに破壊されてしまう。バリゾーグの敵討ちとして再出撃した結果、ゴーカイジャーが自らの大いなる力を手にしたことで生まれた新戦力[[カンゼンゴーカイオー]]に敗れ戦死してしまった。彼の死は帝国上層部に衝撃を与え、皇帝自ら地球制圧に乗り出す事態を招くことになる。 | ||
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+ | 実際のところ彼自身は馬鹿ではあるが無能という程ではなく、アルマドンに爆弾を仕掛けてゴーカイジャーもろとも爆殺する作戦やウオーリアンのやる気吸収作戦、ザイエン来訪時に考案したバリゾーグ量産計画のように有効な作戦を立案し、支配者としての萌芽を見せることもあった。比較対象にされた父が偉大過ぎたことが彼の悲劇といえよう。 | ||
− | + | のちに『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では、父のアクドスと共に大ザンギャックの大幹部として復活している。 | |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}} |
:初登場作品。2019年4月のイベント「激突!宇宙海賊×地獄」から登場。シナリオ[[NPC]]。 | :初登場作品。2019年4月のイベント「激突!宇宙海賊×地獄」から登場。シナリオ[[NPC]]。 | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;皇帝アクドス・ギル | ;皇帝アクドス・ギル | ||
− | : | + | :父親であるザンギャックの皇帝。ゴーカイジャー劇中で親子が共演するシーンは無いが、溺愛されていたことをうかがわせる描写<ref>ワルズ・ギルの地球侵略をサポートさせるために皇帝直属の親衛隊長デラツエイガーを送り込む、帝国最強の決戦機グレートワルズがワルズ・ギルの顔を模したデザインになっている、等。</ref>は多い。 |
;バッカス・ギル | ;バッカス・ギル | ||
− | : | + | :[[映画]]『特命戦隊ゴーバスターズVSゴーカイジャー』に登場。アクドス・ギルの甥で従兄弟にあたる。共演した描写は無いが、彼から「ボンボン」と呼ばれていた様子。 |
;参謀長[[ダマラス]] | ;参謀長[[ダマラス]] | ||
:部下。ワルズからは自身をバカ息子だと思っていることを見透かされて冷遇されていた。だが忠誠心は強いらしく彼が戦死した際には大破したグレートワルズに死体を抱えてゴーカイジャーへの復讐を誓った。 | :部下。ワルズからは自身をバカ息子だと思っていることを見透かされて冷遇されていた。だが忠誠心は強いらしく彼が戦死した際には大破したグレートワルズに死体を抱えてゴーカイジャーへの復讐を誓った。 | ||
− | ; | + | ;開発技官[[インサーン]] |
:部下。 | :部下。 | ||
;特務士官バリゾーグ | ;特務士官バリゾーグ | ||
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;大科学者ザイエン | ;大科学者ザイエン | ||
:バリゾーグを生み出した科学者でよく信頼されている。 | :バリゾーグを生み出した科学者でよく信頼されている。 | ||
− | ; | + | ;アルマドン |
− | : | + | :ザンギャックの行動隊長(怪人)。不遜な態度を取った彼に'''密かに爆弾を取り付け、ゴーカイジャーもろとも爆殺しようとした'''が、勘付いたゴーカイシルバーに阻止され失敗に終わる。ワルズ・ギルにとっては渾身の作戦だったため、次の回では失敗したショックで寝込んでしまった。 |
+ | ;ウオーリアン | ||
+ | :ザンギャックの行動隊長。人のやる気を奪う能力に目を付けたワルズ・ギルから招集された。 | ||
+ | ;黒十字王 | ||
+ | :かつて秘密戦隊ゴレンジャーと戦った黒十字総統が歴代の悪の怨念によって蘇った存在。スーパー戦隊への復讐を企む彼と同盟を締結する。 | ||
+ | ;害統領ババッチード | ||
+ | :かつて炎神戦隊ゴーオンジャーと戦った蛮機族ガイアークの生き残りを束ねる男。再び地球侵略に乗り出した彼と対立し、シリーズでも珍しい「悪の組織VS悪の組織」の対決が展開される。なお、ババッチードはゴーカイジャーへの対策は怠っていなかったが、'''ザンギャックのことは完全に忘れていた'''。 | ||
<!-- == 他作品との人間関係 == --> | <!-- == 他作品との人間関係 == --> | ||
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:癇癪を起こした際の台詞。[[声優:釘宮理恵|某ツンデレ声優]]を思い出した視聴者は多数。 | :癇癪を起こした際の台詞。[[声優:釘宮理恵|某ツンデレ声優]]を思い出した視聴者は多数。 | ||
− | ; | + | ;「はっ…血だぁぁ!! バリゾーグぅぅぅ…今まで父上に叩かれたことさえなかったのにぃ!!」 |
− | : | + | :第11話。ゴーカイジャーとの戦いの際にバリゾーグに向けられた銃弾を偶然浴びた事での恨み節。 |
− | ; | + | :「甘ったれ」の定番とでもいうべきか、言うまでもなく[[アムロ・レイ]]の名台詞のパロディである。 |
− | : | + | :ちなみにアムロ役の[[声優:古谷徹|古谷徹氏]]はゴーカイジャー作中においてもアカレッド役で出演している。 |
− | ; | + | ;「いやぁ…こう何度も何度も負けると、なんかいっそ清々しい…」 |
− | : | + | :第28話。冒頭で早速ゴーカイジャーに敗北した事で、'''妙に悟った態度を示す。'''確かに敵組織は毎回のように負けるのがお約束ではあるのだが。 |
+ | ;ババッチード「つ、強い! 何故この強さで未だに地球を征服できないのかわからないのであ~る…」<br />「余計なお世話だ!」 | ||
+ | :第36話。地球侵略を開始したガイアークに対して戦闘を行った際にババッチードからの指摘を受けてのツッコミ。 | ||
+ | :実際、ザンギャックはシリーズの中でもトップクラスの強大な勢力ではあるのだが、まぁ「悪が勝ってはいけない」という物語のお約束なのだろう。 | ||
+ | ;「常軌でも何でも逸してやるさ!! 俺を舐めるなよダマラス!…お前は俺を無能なバカ息子だと思っているのだろう?」(中略)<br/>「今までお前の芝居にも付き合ってきたが…グレートワルズがある以上、我慢もこれまでだ!!」 | ||
+ | :第37話。補給された決戦機グレートワルズに自ら搭乗して出撃しようとしてダマラスに止められた際の恨み節。今までの人生で溜まりに溜まった鬱憤が爆発した瞬間であり、同時に父アクドスに対するコンプレックスが垣間見えるシーン。ダマラスはバカ息子だとは思っていても忠誠心は本物だったのだが、その事実をワルズが知ることは無かった。 | ||
+ | ;「…俺は子供の頃からずっと、父上の重臣たちに囲まれてきた…。しかし、誰もが父に似ぬバカ息子と思っていただろう…。俺は1人だ…お前がいなければな…」 | ||
+ | :同話でバリゾーグに語った本音。彼なりに疎外感を感じていた事が伺える。 | ||
+ | ;「あ、ああああ…バリゾーグぅ…俺が自ら片を付ける! グレートワルズを用意しろ!!」<br />ダマラス「殿下、お待ちください!」<br />「止めるなぁ!! 俺は戦うぞっ!! バリゾーグの弔いだぁ!!」 | ||
+ | :第38話。バリゾーグが敗れた事を知り号泣。仇討ちの為にとダマラスの制止を振り切り再び出撃する。冷静さを失ったその姿はたとえ[[カンゼンゴーカイオー|海賊たちの新たなる力]]が出ていなくても、[[死亡フラグ|末路を容易に想像できただろう]]。<br>ちなみにこれよりも前のジョーとバリゾーグとの決着でジョーは「ワルズ・ギルはお前が倒されたら仇をとってくれるのか!?」とザンギャックの非情さを問いているが、ワルズが奇しくもその言葉通り仇討ちの為に戦おうとしたのはなんとも皮肉でしかない。 | ||
+ | ;「俺は…俺はこのまま…終わってしまうのかぁっ!? うわあああぁぁぁーーっ!!」 | ||
+ | :同話、カンゼンゴーカイオーに敗れ、爆散するグレートワルズ内での断末魔。 | ||
+ | ;「お・ま・ぬ・け…!?」 | ||
+ | :『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』でマーベラスに「間抜けぶり」とこき下ろされた台詞。 | ||
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == --> | <!-- == スパロボシリーズの名台詞 == --> | ||
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;グレートワルズ | ;グレートワルズ | ||
:37、38話で搭乗。自身の顔が模られた決戦機。 | :37、38話で搭乗。自身の顔が模られた決戦機。 | ||
+ | :デザインモチーフは『超獣戦隊ライブマン』に登場する戦闘員ジンマー。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
*名前はそのまま「悪すぎる」から。 | *名前はそのまま「悪すぎる」から。 | ||
+ | *設定資料によるとイメージモチーフは『超新星フラッシュマン』のレー・ワンダ+大航海時代の海軍提督+お坊ちゃん。 | ||
*海外版『パワーレンジャー・メガフォース』及び『スーパーメガフォース』では「プリンス・ヴェッカー」という名前で登場。 | *海外版『パワーレンジャー・メガフォース』及び『スーパーメガフォース』では「プリンス・ヴェッカー」という名前で登場。 | ||
− | ** | + | **『天装戦隊ゴセイジャー』の海外版も兼ねている関係で設定が折衷された結果、『ゴセイジャー』の敵幹部である救星主のブラジラ(彗星のブレドラン、チュパカブラの武レドラン、サイボーグのブレドRUN)に相当するキャラ「ヴラック」の兄という設定となっている。 |
+ | == 脚注 == | ||
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2024年8月27日 (火) 01:05時点における最新版
ワルズ・ギルは『海賊戦隊ゴーカイジャー』の登場キャラクター。
ワルズ・ギル | |
---|---|
登場作品 | |
声優 | 野島裕史 |
デザイン | 篠原保 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
---|---|
性別 | 男 |
身長 | 197cm |
体重 | 133kg |
所属組織 | 宇宙帝国ザンギャック |
所属部隊 | 第二次地球侵略艦隊 |
役職 | 総司令官 |
称号 | 皇太子 |
概要編集
全宇宙に侵略の手を伸ばす宇宙帝国ザンギャック・第二次地球侵略艦隊総司令官。皇帝アクドス・ギルの息子。
皇太子という立場からプライドが高いが、根は小心者で想定外の事態に弱い。戦闘能力・指揮能力・カリスマのいずれも父アクドスに大きく劣り、帝国内外から『皇帝のバカ息子』扱いされている。本人も馬鹿にされていることは知っていたが、自分が父に遠く及ばないことも自覚していたため見返すこともできずに鬱屈した思いを抱えていた。
帝国最強の決戦機グレートワルズが父から送られた際に長年の鬱憤が爆発し、自らグレートワルズに乗り込んでゴーカイジャーと対決。一度は圧倒するも、死体の確認に行ったバリゾーグが生きていたゴーカイジャーに破壊されてしまう。バリゾーグの敵討ちとして再出撃した結果、ゴーカイジャーが自らの大いなる力を手にしたことで生まれた新戦力カンゼンゴーカイオーに敗れ戦死してしまった。彼の死は帝国上層部に衝撃を与え、皇帝自ら地球制圧に乗り出す事態を招くことになる。
実際のところ彼自身は馬鹿ではあるが無能という程ではなく、アルマドンに爆弾を仕掛けてゴーカイジャーもろとも爆殺する作戦やウオーリアンのやる気吸収作戦、ザイエン来訪時に考案したバリゾーグ量産計画のように有効な作戦を立案し、支配者としての萌芽を見せることもあった。比較対象にされた父が偉大過ぎたことが彼の悲劇といえよう。
のちに『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では、父のアクドスと共に大ザンギャックの大幹部として復活している。
登場作品と役柄編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2019年4月のイベント「激突!宇宙海賊×地獄」から登場。シナリオNPC。
人間関係編集
- 皇帝アクドス・ギル
- 父親であるザンギャックの皇帝。ゴーカイジャー劇中で親子が共演するシーンは無いが、溺愛されていたことをうかがわせる描写[1]は多い。
- バッカス・ギル
- 映画『特命戦隊ゴーバスターズVSゴーカイジャー』に登場。アクドス・ギルの甥で従兄弟にあたる。共演した描写は無いが、彼から「ボンボン」と呼ばれていた様子。
- 参謀長ダマラス
- 部下。ワルズからは自身をバカ息子だと思っていることを見透かされて冷遇されていた。だが忠誠心は強いらしく彼が戦死した際には大破したグレートワルズに死体を抱えてゴーカイジャーへの復讐を誓った。
- 開発技官インサーン
- 部下。
- 特務士官バリゾーグ
- 直属の部下で護衛役。ワルズにとっては貴重な裏表なく接することのできる相手であり、たびたび本心を明かす役も務めている。
- 大科学者ザイエン
- バリゾーグを生み出した科学者でよく信頼されている。
- アルマドン
- ザンギャックの行動隊長(怪人)。不遜な態度を取った彼に密かに爆弾を取り付け、ゴーカイジャーもろとも爆殺しようとしたが、勘付いたゴーカイシルバーに阻止され失敗に終わる。ワルズ・ギルにとっては渾身の作戦だったため、次の回では失敗したショックで寝込んでしまった。
- ウオーリアン
- ザンギャックの行動隊長。人のやる気を奪う能力に目を付けたワルズ・ギルから招集された。
- 黒十字王
- かつて秘密戦隊ゴレンジャーと戦った黒十字総統が歴代の悪の怨念によって蘇った存在。スーパー戦隊への復讐を企む彼と同盟を締結する。
- 害統領ババッチード
- かつて炎神戦隊ゴーオンジャーと戦った蛮機族ガイアークの生き残りを束ねる男。再び地球侵略に乗り出した彼と対立し、シリーズでも珍しい「悪の組織VS悪の組織」の対決が展開される。なお、ババッチードはゴーカイジャーへの対策は怠っていなかったが、ザンギャックのことは完全に忘れていた。
名(迷)台詞編集
- 「え~い、うるさいうるさいうるさい!」
- 癇癪を起こした際の台詞。某ツンデレ声優を思い出した視聴者は多数。
- 「はっ…血だぁぁ!! バリゾーグぅぅぅ…今まで父上に叩かれたことさえなかったのにぃ!!」
- 第11話。ゴーカイジャーとの戦いの際にバリゾーグに向けられた銃弾を偶然浴びた事での恨み節。
- 「甘ったれ」の定番とでもいうべきか、言うまでもなくアムロ・レイの名台詞のパロディである。
- ちなみにアムロ役の古谷徹氏はゴーカイジャー作中においてもアカレッド役で出演している。
- 「いやぁ…こう何度も何度も負けると、なんかいっそ清々しい…」
- 第28話。冒頭で早速ゴーカイジャーに敗北した事で、妙に悟った態度を示す。確かに敵組織は毎回のように負けるのがお約束ではあるのだが。
- ババッチード「つ、強い! 何故この強さで未だに地球を征服できないのかわからないのであ~る…」
「余計なお世話だ!」 - 第36話。地球侵略を開始したガイアークに対して戦闘を行った際にババッチードからの指摘を受けてのツッコミ。
- 実際、ザンギャックはシリーズの中でもトップクラスの強大な勢力ではあるのだが、まぁ「悪が勝ってはいけない」という物語のお約束なのだろう。
- 「常軌でも何でも逸してやるさ!! 俺を舐めるなよダマラス!…お前は俺を無能なバカ息子だと思っているのだろう?」(中略)
「今までお前の芝居にも付き合ってきたが…グレートワルズがある以上、我慢もこれまでだ!!」 - 第37話。補給された決戦機グレートワルズに自ら搭乗して出撃しようとしてダマラスに止められた際の恨み節。今までの人生で溜まりに溜まった鬱憤が爆発した瞬間であり、同時に父アクドスに対するコンプレックスが垣間見えるシーン。ダマラスはバカ息子だとは思っていても忠誠心は本物だったのだが、その事実をワルズが知ることは無かった。
- 「…俺は子供の頃からずっと、父上の重臣たちに囲まれてきた…。しかし、誰もが父に似ぬバカ息子と思っていただろう…。俺は1人だ…お前がいなければな…」
- 同話でバリゾーグに語った本音。彼なりに疎外感を感じていた事が伺える。
- 「あ、ああああ…バリゾーグぅ…俺が自ら片を付ける! グレートワルズを用意しろ!!」
ダマラス「殿下、お待ちください!」
「止めるなぁ!! 俺は戦うぞっ!! バリゾーグの弔いだぁ!!」 - 第38話。バリゾーグが敗れた事を知り号泣。仇討ちの為にとダマラスの制止を振り切り再び出撃する。冷静さを失ったその姿はたとえ海賊たちの新たなる力が出ていなくても、末路を容易に想像できただろう。
ちなみにこれよりも前のジョーとバリゾーグとの決着でジョーは「ワルズ・ギルはお前が倒されたら仇をとってくれるのか!?」とザンギャックの非情さを問いているが、ワルズが奇しくもその言葉通り仇討ちの為に戦おうとしたのはなんとも皮肉でしかない。 - 「俺は…俺はこのまま…終わってしまうのかぁっ!? うわあああぁぁぁーーっ!!」
- 同話、カンゼンゴーカイオーに敗れ、爆散するグレートワルズ内での断末魔。
- 「お・ま・ぬ・け…!?」
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』でマーベラスに「間抜けぶり」とこき下ろされた台詞。
搭乗機体 編集
- グレートワルズ
- 37、38話で搭乗。自身の顔が模られた決戦機。
- デザインモチーフは『超獣戦隊ライブマン』に登場する戦闘員ジンマー。
余談 編集
- 名前はそのまま「悪すぎる」から。
- 設定資料によるとイメージモチーフは『超新星フラッシュマン』のレー・ワンダ+大航海時代の海軍提督+お坊ちゃん。
- 海外版『パワーレンジャー・メガフォース』及び『スーパーメガフォース』では「プリンス・ヴェッカー」という名前で登場。
- 『天装戦隊ゴセイジャー』の海外版も兼ねている関係で設定が折衷された結果、『ゴセイジャー』の敵幹部である救星主のブラジラ(彗星のブレドラン、チュパカブラの武レドラン、サイボーグのブレドRUN)に相当するキャラ「ヴラック」の兄という設定となっている。
脚注 編集
- ↑ ワルズ・ギルの地球侵略をサポートさせるために皇帝直属の親衛隊長デラツエイガーを送り込む、帝国最強の決戦機グレートワルズがワルズ・ギルの顔を模したデザインになっている、等。