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もともと科学者だけあって一般兵より多少マシな程度だが、そこまで高くはない。ヴァイオレイションした後はジェラウドを超えるスーパーエースに変貌する。 | もともと科学者だけあって一般兵より多少マシな程度だが、そこまで高くはない。ヴァイオレイションした後はジェラウドを超えるスーパーエースに変貌する。 | ||
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:彼女から国を滅ぼした人物として恨まれており、彼女からは「奸臣」呼ばわりされていた。 | :彼女から国を滅ぼした人物として恨まれており、彼女からは「奸臣」呼ばわりされていた。 | ||
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:次元獣と化してなおもユーサーへの忠義に生きるアンブローンに対して感嘆の言葉を投げている。自身もゼロへの忠義に生きているだけに、彼女の生き様には共感できたようである。 | :次元獣と化してなおもユーサーへの忠義に生きるアンブローンに対して感嘆の言葉を投げている。自身もゼロへの忠義に生きているだけに、彼女の生き様には共感できたようである。 | ||
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;「騎士達よ! その生命ヲ殿下に捧ゲよ!」 | ;「騎士達よ! その生命ヲ殿下に捧ゲよ!」 | ||
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+ | :次元羅光使用時の台詞の一つ。ヴァイオレイションによって次元力そのものとダイレクトにつながったためか、[[御使い]]の存在に気付いたらしい。 | ||
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+ | :破界騎士団使用時の台詞の別パターン。 | ||
+ | :自我が崩壊したとはいえ、自らの意志を残したことで次元獣最大の欠点である「乗り手の意志の消失による限界の存在」を超越していることから、ある意味彼女は不完全かつ強引ながら[[真化|真化融合]]の領域に踏み入っていたと言えるのかもしれない。 | ||
=== シナリオデモ === | === シナリオデモ === | ||
;「次元獣になった以上、もう元には戻れんのだ。だったら、少しでも祖国のために役立つのが奴等としても本望だろうが!」 | ;「次元獣になった以上、もう元には戻れんのだ。だったら、少しでも祖国のために役立つのが奴等としても本望だろうが!」 | ||
− | :序盤で人造次元獣アダモンを初投入した際、元はインサラウムの民であった次元獣の肉体を切り刻んで継ぎ接ぎしたアダモンを造り出した行為を非難したクロウに対して返した反論。この時点では[[OG2]]の[[アギラ・セトメ]] | + | :序盤で人造次元獣アダモンを初投入した際、元はインサラウムの民であった次元獣の肉体を切り刻んで継ぎ接ぎしたアダモンを造り出した行為を非難したクロウに対して返した反論。この時点では[[OG2]]の[[アギラ・セトメ]]を思わせるマッドサイエンティストであったが、最終的には自ら望んで次元獣となり、祖国のための礎となったことを考えるとなかなかに皮肉めいた台詞である。なお、[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]においても[[バラオ]]が似たような台詞を言っている。 |
;「ほひっ!?」 | ;「ほひっ!?」 | ||
:驚いた際によく発する。どこか[[シオニー・レジス|どこかの外交官]]を髣髴とさせる。 | :驚いた際によく発する。どこか[[シオニー・レジス|どこかの外交官]]を髣髴とさせる。 |
2023年12月23日 (土) 07:25時点における最新版
アンブローン・ジウスは『第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』の登場人物。
アンブローン・ジウス | |
---|---|
登場作品 | |
声優 | 滝沢久美子 |
デザイン | Chiyoko |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(インサラウム人) |
性別 | 女 |
年齢 | 高齢 |
髪色 | 金髪 |
所属 | 聖インサラウム王国 |
役職 |
科学長官 宰相 |
概要編集
「聖インサラウム王国」に所属する科学長官で、現在は王国宰相を兼任する。
若い頃より科学者として「次元力」の研究、『次元科学』に人生の大半を費やしており、インサラウムの次元力を応用した兵器は全て彼女の手によるもの。本来は他人を思いやる優しい心を持つ女性であるが、年を重ねていくにつれて手段の選ばない狡猾な性格となった。当初は次元科学の研究において邪魔になるであろうユーサー・インサラウムを亡き者にしようと目論んでおり、気弱ながらも温厚な性格を利用して次元獣を戦力として提案、強引に採用させ、禁忌と言われた次元科学の研究を許可させたりと専横を尽くしていた。 しかし、この行動は序盤におけるユーサーに対する不満を自身に集約するための演技も含まれている。 後にユーサーに「罪の意識に苛まれて生きるのは辛かっただろう」と言われて酷く動揺していた事からも心の奥底では(或いは本人も意識していない内に)周囲を偽って専横を尽くし、ユーサーの命を狙う事に対して苦悩していた事が伺える。
そんなアンブローンが本格的に変わるきっかけとなったのはジェラウド・ガルス・バンテールの戦死とそれに伴うユーサーの奮起であった。王の自覚と威厳を備えたユーサーに問われるままに己の行動を明かした後、それを許されたアンブローンはインサラウムの勝利のため、さらなる次元科学の探求に打ち込む。その中で外部行動を受け持つマリリン・キャットとは徐々に親交を深めていき、最終的には堅い結束を結ぶこととなる。名実ともに忠臣となって後は自然とアークセイバーからの尊敬を集め、犬猿の仲だったウェインからも公には「閣下」と呼ばれ、アンブローンもウェインを「ナイトオブナイツ」と認めて彼とも硬い結束を結んだ。
しかし、戦況は一進一退を繰り返しつつも徐々にインサラウムは不利に追い込まれていく。この段に及び、ユーサーの取った手段は火星のZONEを使用して決戦を挑み、それでも勝てなかった時のために自身が憎しみを背負うというものだった。マリリンと共にそれを理解していたアンブローンは、当初の自分自身である「王国を戦いに駆り立てる奸臣」を演じ切り、最後にはパレス・インサラウムごと自らをヴァイオレイション化して人造次元獣エクサ・アダモンと化し、ZEXISと戦って散った。
所謂「マッドサイエンティストな敵役」ポジションであるが、過去のスパロボに登場した最期まで徹底的に悪人として描写されたバンプレストオリジナルのマッドサイエンティストな悪役達(アンブローンと同じく女性の敵役科学者なら、アギラ・セトメやエルデ・ミッテなど)とは異なりはっきりと良心が描写されており、最期までプレイヤー部隊の敵ではあったが、上述にある通り、作中後半は野心や欲望の為ではなく、主君・ユーサーとインサラウムの為にその命を奉げる高潔な敵役として描写されており、ユーザーからの人気も決して低くはない。マリリン同様、バンプレストオリジナルの敵役キャラの中では少々珍しい立ち位置のキャラと言える。
次元獣化した際は自我が崩壊していたのだが、その状態でなおもユーサーへの強い忠誠心だけは残っており、その在り方は最後に残った感情の方向性は違えど第2次Z未参戦の自我が崩壊してなおも怒りと憎しみだけが残されたヒーローと似ている。
名前の由来はアーサー王伝説に登場する魔法使いのマーリン=アンブロジウスから。
登場作品と役柄編集
Zシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。序盤から顔出しはしており、NPCとしては目立つ。パイロットとしては「次元の心央」「最後の聖王」or「大逆のインサラウム」に登場。エクサ・アダモン時のカットインに若き日のアンブローンと思わしきものがある。このときのカットインを見るに、若かりし頃はなかなかに美人であったことが伺える。
- 第3次スーパーロボット大戦Z(時獄篇 / 天獄篇)
- 死亡しているため名前のみの登場だが、用語辞典にも登録される。
パイロットステータス編集
能力値編集
もともと科学者だけあって一般兵より多少マシな程度だが、そこまで高くはない。ヴァイオレイションした後はジェラウドを超えるスーパーエースに変貌する。
精神コマンド編集
特殊技能(特殊スキル)編集
エースボーナス編集
パイロットBGM編集
- 「禁断の魔獣」
人間関係編集
- ユーサー・インサラウム
- 主君。当初は研究の邪魔になるであろう彼を密かに亡きものにしようと目論んでいたが、ジェラウドの死後、奮起した彼の愛に触れたことで絶対の忠誠を誓うようになる。
- ジェラウド・ガルス・バンテール
- 次元獣を自軍の主戦力と見なし、アークセイバーを頼りにしていないアンブローンも、彼の実力だけは例外的に高く評価し信頼している。しかし、同時にユーサーを亡きものにしようと画策する上で、最も警戒すべき相手としても認識している。
- ウェイン・リブテール
- 彼から、国を滅ぼした人物として「ババア」と侮蔑されたが、後にアンブローンが改心してからは「閣下」と呼ばれた。しかし常時は相も変わらず「ババア」呼ばわりであるが(尤も、アンブローンもそれを気にしてない)。アンブローンはウェインのナイトオブナイツ拝命直後はジェラウドと比較してかその実力を不安視していたようだが、最終的には次代のナイトオブナイツとして絶対の信頼を寄せていた。
- マリリン・キャット
- 彼女から「おばさま」と親しみを込めて呼ばれている。自身もまんざらではなく、主に忠義を誓う同士としてマリリンの事を「友」と呼ぶまでになる。
- マルグリット・ピステール
- 彼女から国を滅ぼした人物として恨まれており、彼女からは「奸臣」呼ばわりされていた。
- クロウ・ブルースト
- スフィアによって暴走した彼を人造リヴァイヴ・セルの実験台にしようとした。
- エスター・エルハス
- クロウを庇った事で彼女が次元獣化してしまう。しかし、これがユーサーを奮起した切欠(の一つ)となった事を考えると、皮肉である。
- アイム・ライアード
- 彼から次元技術の提供を受けた。結果として、国を滅ぼすことになってしまう。後にユーサーによって繋がりはなくなったようだ。
版権作品との人間関係編集
- エウレカ・ズィータ
- マリリンによって捕らえた彼女をサンプルとして扱ったが、次第に情が移った。エウレカの方もアンブローンの本来の善良さを察しており、それだけに最期までインサラウムの侵略戦争に殉じた理由が分からず苦悩していた。
- 桂木桂、アテナ・ヘンダーソン
- 特異点の研究材料として彼等をパレス・インサラウムに拘束。飄々とした桂が後々まで怒りを露にしていた事から、彼等に相当「手荒い身体検査」を行なっていた模様。
- 神勝平、竹尾ワッ太
- 次元獣と化してまでユーサーに尽くしたアンブローンを「ユーサーを利用しただけ」と評した面々。ZEXISの知るアンブローンの人物像は彼女が奸臣だと思っているマルグリットの情報のみなので無理はない。
- ジェレミア・ゴットバルト
- 次元獣と化してなおもユーサーへの忠義に生きるアンブローンに対して感嘆の言葉を投げている。自身もゼロへの忠義に生きているだけに、彼女の生き様には共感できたようである。
名台詞編集
戦闘台詞編集
- 「お別れだ、エウレカ…」
「エウレカ…おぬしと過ごした日々は忘れないぞ…」 - レントンとの戦闘台詞。エウレカと過ごした日々を惜しみつつも、己が主君に勝利を捧げる為にレントン達に立ちはだかる。滝沢久美子氏の感情がこもった演技は必聴である。
- 「かくなる上は…! 全てを懸けるしかない!」
- 第59話にてパレス・インサラウムを撃墜した際の台詞。この後彼女がとった手段は……
- 「騎士達よ! その生命ヲ殿下に捧ゲよ!」
- 「全テは我らの祖国ノタめにッ!!」
- 同上、人造次元獣エクサ・アダモンに変貌後、破界騎士団を使用した際の戦闘台詞の一つ。自我が完全に崩壊してもなお、祖国と主君のために戦おうとする彼女の忠誠心の高さがよくわかる。
- 「絶望の! 未来が来ル!」
- 次元羅光使用時の台詞の一つ。ヴァイオレイションによって次元力そのものとダイレクトにつながったためか、御使いの存在に気付いたらしい。
- 「そウダ! 無限だ! 限リないノだ!」
「こレガ源理の力なノだ!」 - 破界騎士団使用時の台詞の別パターン。
- 自我が崩壊したとはいえ、自らの意志を残したことで次元獣最大の欠点である「乗り手の意志の消失による限界の存在」を超越していることから、ある意味彼女は不完全かつ強引ながら真化融合の領域に踏み入っていたと言えるのかもしれない。
シナリオデモ編集
- 「次元獣になった以上、もう元には戻れんのだ。だったら、少しでも祖国のために役立つのが奴等としても本望だろうが!」
- 序盤で人造次元獣アダモンを初投入した際、元はインサラウムの民であった次元獣の肉体を切り刻んで継ぎ接ぎしたアダモンを造り出した行為を非難したクロウに対して返した反論。この時点ではOG2のアギラ・セトメを思わせるマッドサイエンティストであったが、最終的には自ら望んで次元獣となり、祖国のための礎となったことを考えるとなかなかに皮肉めいた台詞である。なお、IMPACTにおいてもバラオが似たような台詞を言っている。
- 「ほひっ!?」
- 驚いた際によく発する。どこかどこかの外交官を髣髴とさせる。
- 「次元科学を極めつつある今、私は自分が空っぽであるのに気付いたよ。つぼみの10代、花のような20代、実り多き30代、自分を見つめる40代、何かを遺す50代…その全てを、このババは真理の研究のみにかけてきた…。文字通り人生を投げ打って…」
「ゴールが見えないうちはまだそれに没頭する事が出来た…。だが、今さらになって気付いたよ。自分が取り返しのつかない事をしてきたのを…」 - 第40話にて、桂を「軽薄な男」と呼んだことにモームから桂の良さを理解していないと反論された事に思うことがあったのか、捕虜であるエウレカ達に自身の半生を語った。
- 「心得た。存分に戦うがよい、ナイトオブナイツ」
- ウェインにユーサーの事を頼まれて。これがウェインとの最後の会話になったが、この後、ウェインのために次元獣を出撃させており、ウェインからは「余計な気遣いしやがって」と苦笑されていた。
- (立派だったぞ、マリリン…。 おぬしの覚悟は、このババが受け取った)
(後は任せるがいい。 我が友、マリリン・キャットよ) - マリリンが戦死した時のモノローグ。一足先に散ったもう一人の忠臣の覚悟を汲み、ZEXISと戦うのであった。
関連機体編集
メカニック編集
人造次元獣編集
- 人造次元獣アダモン
- 次元獣ダモン (エスター)
- 人造次元獣ルーク・アダモン
- 人造次元獣ギガ・アダモン
- 人造次元獣エクサ・アダモン
- 自身をパレス・インサラウムごと次元獣化したもので、既にアンブローンの自我は無い。