「ソードカラミティ」の版間の差分
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− | + | トーデスブロックやケーツァー・ツヴァイといった手持ち武装は勿論、大型ビーム砲のシュラークも撤廃され、代わりにシュベルトゲベールやマイダスメッサーといった近接戦闘用の武装が多数装備されているのが特徴。また、胸部のスキュラは70%に出力を抑えながらも残されており、バックパックと連結させたシュベルトゲベールのグリップ部分からビームを放てるため一定の射撃戦も可能になっている。 | |
重装甲なのはそのままだが、元々カラミティ本体は[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]や[[レイダーガンダム|レイダー]]よりも軽量で、多数の射撃兵装が無くなり、脚部のホバー機能も残されている為、運動性も見た目以上に高い。OSも[[ナチュラル]]が扱えるものに変更され、乗り手も選ばなくなっている。 | 重装甲なのはそのままだが、元々カラミティ本体は[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]や[[レイダーガンダム|レイダー]]よりも軽量で、多数の射撃兵装が無くなり、脚部のホバー機能も残されている為、運動性も見た目以上に高い。OSも[[ナチュラル]]が扱えるものに変更され、乗り手も選ばなくなっている。 | ||
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+ | *元々カラミティに使用された「X-100型フレーム」は汎用性を重視した設計で、いたってスタンダードな構造 | ||
+ | *アニメ『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[オルガ・サブナック]]搭乗機は、ほとんどの射撃武装が「外付け」 | ||
+ | そのため的外れな改造とまでは言えず、実際にそれで優秀な戦果を挙げている。少なくとも、本機の開発計画自体は成功したと言える。 | ||
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=== 劇中での活躍 === | === 劇中での活躍 === | ||
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なお、初号機と2号機はその後、カイト・マディガンによって密かに回収・修復され、彼のコレクションに加えられた。 なお、火事場泥棒的な行為に反対したジェス・リブルの意見を汲んだようで、のちに2号機はエドの元へ返還されたもよう。 | なお、初号機と2号機はその後、カイト・マディガンによって密かに回収・修復され、彼のコレクションに加えられた。 なお、火事場泥棒的な行為に反対したジェス・リブルの意見を汲んだようで、のちに2号機はエドの元へ返還されたもよう。 | ||
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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− | : | + | :初登場作品。第2部で敵機として登場、エドやソキウスが乗ってくる。しかし、42話で[[ロウ・ギュール|ロウ]]でエドを[[説得]]しておき、50話で再びロウでエドを説得すると、その場で使用可能。ただし、そのステージだけの[[スポット参戦]]なので注意。また、54話でもスポット参戦する。このエド機は意外にも[[アストレイレッドフレーム|レッドフレーム]]の改造値を引き継ぐ。<br />2周目以降はショップで購入可能で、[[ナチュラル]]・[[コーディネイター]]を問わず誰でも乗れる。武装は少ないが粒揃いで使いでがあり、中でも[[バリア]]貫通効果のあるシュベルトゲベールが使いやすく、遠距離戦もスキュラのおかげで十分対応できる上、[[マップ兵器]](これもスキュラ)まで持っており、切り込みにも支援にも対応できる隠れた名機である。<br />とりたてて大きな欠点らしい欠点が無く(強いて上げれば特定の分岐時にASTRAY組に入るためSEED組のルートで使えない程度)、誰が乗ってもそこそこ活躍できる機体なので、自分のお気に入りのパイロットを乗せるとよいだろう。<br />趣味の機体が多い購入機体群の中にあって、おそらく最も「買い」の機体であることは間違い無いと思われる(その分、購入費用も最も高額だが、2周目以降かつ、『W』は無限稼ぎが容易に出来るのであまり気にならない)。なお、残念ながら初号機は登場しない。 |
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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;ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」 | ;ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」 | ||
:両腕部に装備された武装。対ビームシールドも兼ねる。 | :両腕部に装備された武装。対ビームシールドも兼ねる。 | ||
+ | :SRWではシュベルトゲベールの演出で使用する。 | ||
;15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」 | ;15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」 | ||
− | :シュラークの代わりに背部に二振り装備された格闘戦用武装。[[ソードストライクガンダム|ソードストライク]] | + | :シュラークの代わりに背部に二振り装備された格闘戦用武装。[[ソードストライクガンダム|ソードストライク]]の物の改良型で、片手でも扱える。二振りを重ね合わせて、より大きな一振りの剣に合体させる機能も持つ。 |
:エドは二刀流戦法を好んで使い、敵機の装甲の継ぎ目を狙うという離れ業を見せることもあった。 | :エドは二刀流戦法を好んで使い、敵機の装甲の継ぎ目を狙うという離れ業を見せることもあった。 | ||
+ | :;ビーム砲 | ||
+ | ::新たにシュベルトゲベールの柄尻に内蔵された射撃兵器。実はソードストライクの物にも搭載されるはずだったが、そちらは試作品のため射撃兵器としてはオミットされ、ビーム刃の発振装置に留まっている。背部にマウントしたままでも射撃武装として使用可能。もちろんビーム刃の発振もできる。SRW未採用。 | ||
;ビームブーメラン「マイダスメッサー」 | ;ビームブーメラン「マイダスメッサー」 | ||
− | : | + | :両肩に装備された武装。ビームナイフとしても使用可能。 |
;コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」 | ;コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」 | ||
− | : | + | :両脚部に格納されている格闘戦用武装。ストライクの物とは形状が異なる。SRW未採用。 |
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:[[切り払い]]、[[シールド防御]]を発動。 | :[[切り払い]]、[[シールド防御]]を発動。 | ||
;[[TP装甲]] | ;[[TP装甲]] | ||
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;[[カラミティガンダム|カラミティ]] | ;[[カラミティガンダム|カラミティ]] | ||
:原型機。原型は銃火器を中心とした砲撃戦機体だった。 | :原型機。原型は銃火器を中心とした砲撃戦機体だった。 | ||
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+ | == 余談 == | ||
+ | *何故ソードカラミティ1号機のカラーリングが「新規装備部分のみ赤・カラミティと共通の部分はそのまま」になっているのかというと、本機のプラモデルが「一般販売されているカラミティ+雑誌の付録として発売された新規部分」という構成になっているため。つまり全身真っ赤な2号機以降(元々こちらの設定画が「ソードカラミティ」として先に公開されていた)を再現しようとすると塗装が必須となり、プラモデル初心者にとってはハードルが高くなってしまうため、それを必要とせず素組みだけで再現できる1号機が新たに設定されたのである。 | ||
+ | **後にイベント限定品として全身真っ赤な「カラミティガンダム レッドバージョン」も発売された。ソードカラミティとして作れと言わんばかりである。 | ||
== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
− | < | + | Hobby JAPAN(ホビージャパン)2004年10月号に改造キットが付属された。<br> |
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== 資料リンク == | == 資料リンク == |
2024年8月1日 (木) 18:51時点における最新版
ソードカラミティは『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』の登場メカ。
ソードカラミティ | |
---|---|
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦W |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | GAT-X133 |
全長 | 18.26 m |
動力 | バッテリー |
装甲 | TP装甲 |
開発 | 地球連合軍 |
所属 |
地球連合軍 オーブ軍(アメノミハシラ) |
主なパイロット | エドワード・ハレルソン |
概要編集
機体概要編集
万能機開発計画「リビルド1416プログラム」によって生み出された機体で、原型機のカラミティと違い、ソードストライカー由来の接近戦用装備に変更されている。
トーデスブロックやケーツァー・ツヴァイといった手持ち武装は勿論、大型ビーム砲のシュラークも撤廃され、代わりにシュベルトゲベールやマイダスメッサーといった近接戦闘用の武装が多数装備されているのが特徴。また、胸部のスキュラは70%に出力を抑えながらも残されており、バックパックと連結させたシュベルトゲベールのグリップ部分からビームを放てるため一定の射撃戦も可能になっている。
重装甲なのはそのままだが、元々カラミティ本体はフォビドゥンやレイダーよりも軽量で、多数の射撃兵装が無くなり、脚部のホバー機能も残されている為、運動性も見た目以上に高い。OSもナチュラルが扱えるものに変更され、乗り手も選ばなくなっている。
初号機から3号機までがロールアウトしており、初号機はカラミティの装備を換装する形で造られている。その為、変更した装備以外の部分はカラミティと同じカラーリングとなっている(2、3号機は赤いカラーリング)。
一見すると、砲撃戦用の機体であるカラミティを、わざわざ対極に位置する接近戦用に装備を変更するという、長所を丸々台無しにしたような印象を受けるが
- 元々カラミティに使用された「X-100型フレーム」は汎用性を重視した設計で、いたってスタンダードな構造
- アニメ『機動戦士ガンダムSEED』のオルガ・サブナック搭乗機は、ほとんどの射撃武装が「外付け」
そのため的外れな改造とまでは言えず、実際にそれで優秀な戦果を挙げている。少なくとも、本機の開発計画自体は成功したと言える。
なお、射撃戦向けのバスターも「X-100型フレーム」だが、完全な射撃戦に対応した設計と固定武装になっていたのが異なる。
劇中での活躍編集
初号機は元々データ収集用で、収集が完了した後は別装備へ再改装される予定だったが、戦局の推移により、そのままの状態でデトロイトの国防連合企業体の工場に保管されていた。
その後、戦後の南アメリカ独立戦争にてレナ・イメリアが搭乗し、エドワード・ハレルソンの乗る2号機と戦闘になり、相討ちとなって撃破されている。
2号機と3号機はそれぞれ、エドワード・ハレルソンとフォー・ソキウスが搭乗。ビクトリア基地奪還作戦に投入され高い戦果を挙げた。その後、3号機はパイロット共々ロンド・ギナ・サハクに譲り渡された。
2号機は第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦などでも連合軍の戦力として投入されたが、戦後にエドと共に軍を脱走する。南アメリカ軍の戦力として戦ったが、初号機との戦闘で相打ちに近い形で勝利するも本機も大破した。
なお、初号機と2号機はその後、カイト・マディガンによって密かに回収・修復され、彼のコレクションに加えられた。 なお、火事場泥棒的な行為に反対したジェス・リブルの意見を汲んだようで、のちに2号機はエドの元へ返還されたもよう。
登場作品と操縦者編集
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦W
- 初登場作品。第2部で敵機として登場、エドやソキウスが乗ってくる。しかし、42話でロウでエドを説得しておき、50話で再びロウでエドを説得すると、その場で使用可能。ただし、そのステージだけのスポット参戦なので注意。また、54話でもスポット参戦する。このエド機は意外にもレッドフレームの改造値を引き継ぐ。
2周目以降はショップで購入可能で、ナチュラル・コーディネイターを問わず誰でも乗れる。武装は少ないが粒揃いで使いでがあり、中でもバリア貫通効果のあるシュベルトゲベールが使いやすく、遠距離戦もスキュラのおかげで十分対応できる上、マップ兵器(これもスキュラ)まで持っており、切り込みにも支援にも対応できる隠れた名機である。
とりたてて大きな欠点らしい欠点が無く(強いて上げれば特定の分岐時にASTRAY組に入るためSEED組のルートで使えない程度)、誰が乗ってもそこそこ活躍できる機体なので、自分のお気に入りのパイロットを乗せるとよいだろう。
趣味の機体が多い購入機体群の中にあって、おそらく最も「買い」の機体であることは間違い無いと思われる(その分、購入費用も最も高額だが、2周目以降かつ、『W』は無限稼ぎが容易に出来るのであまり気にならない)。なお、残念ながら初号機は登場しない。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
- 580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
- 胸部に内蔵された装備。中距離以上の射撃への対応の為と本体に内蔵されているという事から、カラミティから残された。エネルギー消費を抑える為、最大出力はカラミティのそれと比べ、70%に抑えられている。
- ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」
- 両腕部に装備された武装。対ビームシールドも兼ねる。
- SRWではシュベルトゲベールの演出で使用する。
- 15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」
- シュラークの代わりに背部に二振り装備された格闘戦用武装。ソードストライクの物の改良型で、片手でも扱える。二振りを重ね合わせて、より大きな一振りの剣に合体させる機能も持つ。
- エドは二刀流戦法を好んで使い、敵機の装甲の継ぎ目を狙うという離れ業を見せることもあった。
- ビーム砲
- 新たにシュベルトゲベールの柄尻に内蔵された射撃兵器。実はソードストライクの物にも搭載されるはずだったが、そちらは試作品のため射撃兵器としてはオミットされ、ビーム刃の発振装置に留まっている。背部にマウントしたままでも射撃武装として使用可能。もちろんビーム刃の発振もできる。SRW未採用。
- ビームブーメラン「マイダスメッサー」
- 両肩に装備された武装。ビームナイフとしても使用可能。
- コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
- 両脚部に格納されている格闘戦用武装。ストライクの物とは形状が異なる。SRW未採用。
特殊能力編集
移動タイプ編集
サイズ編集
- M
機体BGM編集
- 「ジャンク屋:赤い一撃」
関連機体編集
余談編集
- 何故ソードカラミティ1号機のカラーリングが「新規装備部分のみ赤・カラミティと共通の部分はそのまま」になっているのかというと、本機のプラモデルが「一般販売されているカラミティ+雑誌の付録として発売された新規部分」という構成になっているため。つまり全身真っ赤な2号機以降(元々こちらの設定画が「ソードカラミティ」として先に公開されていた)を再現しようとすると塗装が必須となり、プラモデル初心者にとってはハードルが高くなってしまうため、それを必要とせず素組みだけで再現できる1号機が新たに設定されたのである。
- 後にイベント限定品として全身真っ赤な「カラミティガンダム レッドバージョン」も発売された。ソードカラミティとして作れと言わんばかりである。
商品情報編集
Hobby JAPAN(ホビージャパン)2004年10月号に改造キットが付属された。