「ヴァルストークファミリー」の版間の差分

 
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ヴァルストークファミリー(Valstork Family)とは、[[スーパーロボット大戦W]]に登場する[[トレイラー]]の一団。主人公・カズマもここに属しており、内実は「ファミリー」の名が示す通り、艦長ブレスの血縁者を主体に構成されている。なので、「アーディガン一家」とも言い換えられる。
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ヴァルストークファミリーとは、『[[スーパーロボット大戦W]]』に登場する[[トレイラー]]の一団。
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主人公・[[カズマ・アーディガン]]の所属する勢力。「ファミリー」の名が示す通り、艦長ブレスの血縁者を主体に構成されており、「アーディガン一家」とも言い換えられる。
  
 
名前の由来でもある戦艦「[[ヴァルストーク]]」を拠点に、由緒正しい「運び屋」としてのトレイラー稼業に勤しんでいる。有事の際は戦闘にも参加し、ファミリーの年少組二人は艦載機「[[ヴァルホーク]]」で前線を担当する。
 
名前の由来でもある戦艦「[[ヴァルストーク]]」を拠点に、由緒正しい「運び屋」としてのトレイラー稼業に勤しんでいる。有事の際は戦闘にも参加し、ファミリーの年少組二人は艦載機「[[ヴァルホーク]]」で前線を担当する。
  
高名なトレイラーである「タカの目」がリーダーを務めるだけあり、その筋ではかなり有名。……なのだが経営状態は常に火の車であり、30回以上も倒産の危機を迎えている(ルート1のEDではヴァルストークの修理費のためにまたも倒産の危機を迎え、ルート2では大量の依頼を一度に請け負うことになる)。しかし、どういうわけか[[第2次スーパーロボット大戦Z|後の作品]]にて主人公を務める[[クロウ・ブルースト|彼]]とは違い[[借金]]だけは欠片もないらしく、ファミリーが頭を悩ませるのは常に「仕事の依頼」についてである。また、これだけ倒産の危機を迎えているにも関わらずいまだに存続しているあたり、危機対処能力はいろいろな意味で高いと思われる。
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高名なトレイラーである「タカの目」がリーダーを務めるだけあり、その筋ではかなり有名。……なのだが経営状態は常に火の車であり、30回以上も倒産の危機を迎えている(ルート1のEDではヴァルストークの修理費のためにまたも倒産の危機を迎え、ルート2では大量の依頼を一度に請け負うことになる)。しかし、どういうわけか[[第2次スーパーロボット大戦Z|後の作品]]にて主人公を務める[[クロウ・ブルースト|彼]]とは違い[[借金]]だけは欠片もないらしく、ファミリーが頭を悩ませるのは常に「仕事の依頼」についてである。また、これだけ倒産の危機を迎えているにも関わらずいまだに存続しているあたり、危機対処能力はいろいろな意味で高いと思われる。<ref>『W』第1話を見る限りトレイラー全体が宇宙海賊と同一視されているらしく、借金がないというより'''貸してくれる相手がいないだけの可能性も否定できない。'''</ref>
  
 
宇宙中を旅する[[ザ・データベース]]、ことに[[アプリカント]]はどういうわけかこの一家について深い知識と理解を持っていたが、その理由は終盤で明らかとなる。
 
宇宙中を旅する[[ザ・データベース]]、ことに[[アプリカント]]はどういうわけかこの一家について深い知識と理解を持っていたが、その理由は終盤で明らかとなる。
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== 人物 ==
 
== 人物 ==
 
;[[ブレスフィールド・アーディガン]]
 
;[[ブレスフィールド・アーディガン]]
:家長にしてヴァルストーク艦長。「タカの目」の異名をとる優秀なトレイラーだが経営センスは微妙。
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:家長にしてヴァルストーク艦長。「タカの目」の異名をとる優秀なトレイラーだが経営センスは微妙。「聖バレンタインの光」にて消息途絶(事実上の殉職)。
 
;[[ユウミ・アーディガン]]
 
;[[ユウミ・アーディガン]]
 
:一家の母親。本編開始以前、宇宙海賊との戦いで落命している。ちなみにブレスが「タカの目」と呼ばれるようになった原因の一つ。
 
:一家の母親。本編開始以前、宇宙海賊との戦いで落命している。ちなみにブレスが「タカの目」と呼ばれるようになった原因の一つ。
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:三女。ヴァルホークのナビゲートを担当。有事・平時ともにカズマのフォローに奔走する。年齢ゆえに精神的にはまだ脆く、甘えたがりな面も。
 
:三女。ヴァルホークのナビゲートを担当。有事・平時ともにカズマのフォローに奔走する。年齢ゆえに精神的にはまだ脆く、甘えたがりな面も。
 
;[[ホリス・ホライアン]]
 
;[[ホリス・ホライアン]]
:ブレスを信奉する青年。操舵手を担当する。もとは[[OZ]]の一級特尉で、ヴァルストークへの潜入捜査を行うために潜入していたが、ブレス個人に惚れこみ、OZ崩壊後にブレスから勧誘を受けてそのまま居ついている。ちなみにファミリーでは新参。
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:ブレスを信奉する青年。操舵手を担当する。もとは[[OZ]]の一級特尉で、ヴァルストークへの潜入捜査を行うために潜入していたが、ブレス個人に惚れこみ、OZ崩壊後にブレスから勧誘を受けてそのまま居ついている。ちなみにファミリーでは新参。エンディングでアカネへのプロポーズを成功させたことで、名実ともにアーディガン一家入りを果たした。
 
;[[キャレット]]
 
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:メインシステム端末。カズマ・ミヒロの片方しかいない場合、サブシートでナビを担当する。実はヴァルストーク&ヴァルホークに関する重大な秘密をその身に隠している。
 
:メインシステム端末。カズマ・ミヒロの片方しかいない場合、サブシートでナビを担当する。実はヴァルストーク&ヴァルホークに関する重大な秘密をその身に隠している。
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:Wの敵勢力で、どこか似通った存在。
 
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*モチーフは『[[魔境伝説アクロバンチ]]』の[[蘭堂ファミリー]]と思われる。「血縁者とその関係者のみで構成」「一家の父親がリーダーを務める」「母親が故人」「自宅を兼ねた移動手段&自衛手段のメカを所有」「それらのメカは父親が作ったもの」など、共通点が多い。<ref>蘭堂ファミリーと違い兄はおらず、末っ子は妹であるなど相違点もある。</ref>
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2025年2月10日 (月) 23:37時点における最新版

ヴァルストークファミリーとは、『スーパーロボット大戦W』に登場するトレイラーの一団。

概要 編集

主人公・カズマ・アーディガンの所属する勢力。「ファミリー」の名が示す通り、艦長ブレスの血縁者を主体に構成されており、「アーディガン一家」とも言い換えられる。

名前の由来でもある戦艦「ヴァルストーク」を拠点に、由緒正しい「運び屋」としてのトレイラー稼業に勤しんでいる。有事の際は戦闘にも参加し、ファミリーの年少組二人は艦載機「ヴァルホーク」で前線を担当する。

高名なトレイラーである「タカの目」がリーダーを務めるだけあり、その筋ではかなり有名。……なのだが経営状態は常に火の車であり、30回以上も倒産の危機を迎えている(ルート1のEDではヴァルストークの修理費のためにまたも倒産の危機を迎え、ルート2では大量の依頼を一度に請け負うことになる)。しかし、どういうわけか後の作品にて主人公を務めるとは違い借金だけは欠片もないらしく、ファミリーが頭を悩ませるのは常に「仕事の依頼」についてである。また、これだけ倒産の危機を迎えているにも関わらずいまだに存続しているあたり、危機対処能力はいろいろな意味で高いと思われる。[1]

宇宙中を旅するザ・データベース、ことにアプリカントはどういうわけかこの一家について深い知識と理解を持っていたが、その理由は終盤で明らかとなる。

口癖のように「トレイラー心得」を引き合いに出すのも特徴の一つ。

登場作品編集

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦W

人物編集

ブレスフィールド・アーディガン
家長にしてヴァルストーク艦長。「タカの目」の異名をとる優秀なトレイラーだが経営センスは微妙。「聖バレンタインの光」にて消息途絶(事実上の殉職)。
ユウミ・アーディガン
一家の母親。本編開始以前、宇宙海賊との戦いで落命している。ちなみにブレスが「タカの目」と呼ばれるようになった原因の一つ。
シホミ・アーディガン
長女。癖の強い弟妹達のまとめ役であり、「聖バレンタインの光」以後は社長代行としてファミリーを運営。
アカネ・アーディガン
次女。ヴァルストークの砲撃手を担当。筋金入りのマヨラーで、食事当番が回ると料理がマヨネーズ尽くしになる。
カズマ・アーディガン
長男。ヴァルホークのメインパイロットを担当。トレイラーとしてもスペースマンとしても駆け出しだが、数々の事件を経て成長。ファミリーの行動決定を担うことに。
ミヒロ・アーディガン
三女。ヴァルホークのナビゲートを担当。有事・平時ともにカズマのフォローに奔走する。年齢ゆえに精神的にはまだ脆く、甘えたがりな面も。
ホリス・ホライアン
ブレスを信奉する青年。操舵手を担当する。もとはOZの一級特尉で、ヴァルストークへの潜入捜査を行うために潜入していたが、ブレス個人に惚れこみ、OZ崩壊後にブレスから勧誘を受けてそのまま居ついている。ちなみにファミリーでは新参。エンディングでアカネへのプロポーズを成功させたことで、名実ともにアーディガン一家入りを果たした。
キャレット
メインシステム端末。カズマ・ミヒロの片方しかいない場合、サブシートでナビを担当する。実はヴァルストーク&ヴァルホークに関する重大な秘密をその身に隠している。
ガレント・カベリナリオ
通称「鬼の腕」。留守居・情報収集担当。もとはユウミの後見人で、彼の通称も「タカの目」に関連している。

関連人物編集

ロウ・ギュール達ジャンク屋組合
お得意様の一つ。ことにロウは人当たりと性格の良さから個人的な親交もある。
デュオ・マックスウェル
カトル・ラバーバ・ウィナー
本編開始後、彼らを依頼で運んだことから物語が始まる。
宇宙海賊
トレイラーを名乗って悪事を働く彼らは、ファミリーにとっては絶対に許せない存在。
サーペントテール
2部序盤でカズマが偽名で所属。以来何かと縁がある。

関連用語編集

ザ・データベース
Wの敵勢力で、どこか似通った存在。

余談編集

  • モチーフは『魔境伝説アクロバンチ』の蘭堂ファミリーと思われる。「血縁者とその関係者のみで構成」「一家の父親がリーダーを務める」「母親が故人」「自宅を兼ねた移動手段&自衛手段のメカを所有」「それらのメカは父親が作ったもの」など、共通点が多い。[2]

脚注編集

  1. 『W』第1話を見る限りトレイラー全体が宇宙海賊と同一視されているらしく、借金がないというより貸してくれる相手がいないだけの可能性も否定できない。
  2. 蘭堂ファミリーと違い兄はおらず、末っ子は妹であるなど相違点もある。