「カトライア・F・ブランシュタイン」の版間の差分

 
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'''カトライア・F・ブランシュタイン'''は「[[OGシリーズ]]」の登場人物。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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性格は穏やかで優しく、『カトライア(=カトレア)』の名前が相応しい、優美で淑やかな女性である。同時に、不在がちな夫を健気に待つ気丈さや強さを持っている。その素晴らしい人柄ゆえ、[[ライディース・F・ブランシュタイン]](ライ)や[[レオナ・ガーシュタイン]]からも慕われており、特にライは彼女に対して想いを寄せていた。その為、彼女の死がきっかけでブランシュタイン家を出奔し、貴族階級であるミドルネーム『Von(フォン)』を捨て、カトライアのミドルネーム(旧姓)である『Fujiwara(フジワラ)』を名乗り、同時に、カトライアを守れず死に追いやったとして、エルザムに対して逆恨みに近い憎しみを向けていた。
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性格は穏やかで優しく、『カトライア(=カトレア)』の名前が相応しい、優美で淑やかな女性である。同時に、不在がちな夫を健気に待つ気丈さや強さを持っている。その素晴らしい人柄ゆえ、[[ライディース・F・ブランシュタイン]](ライ)や[[レオナ・ガーシュタイン]]からも慕われており、特にライは彼女に対して想いを寄せていた。その為、彼女の死がきっかけでブランシュタイン家を出奔し、[[貴族]]階級であるミドルネーム『Von(フォン)』を捨て、カトライアのミドルネーム(旧姓)である『Fujiwara(フジワラ)』を名乗り、同時に、カトライアを守れず死に追いやったとして、エルザムに対して逆恨みに近い憎しみを向けていた。
  
 
当然、愛する者を手にかけてしまったエルザムは強いトラウマを抱く事になり、『大義の為には親しい人間であろうと犠牲にしなければならない』というジレンマを募らせている事が、OG1のキョウスケ編で描写されている。
 
当然、愛する者を手にかけてしまったエルザムは強いトラウマを抱く事になり、『大義の為には親しい人間であろうと犠牲にしなければならない』というジレンマを募らせている事が、OG1のキョウスケ編で描写されている。
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なお、[[αシリーズ]]でも故人だが、彼女の死後、エルザムもブランシュタイン家を出奔している事や、ライとレーツェルの会話の内容などから判断するに、OGシリーズとは事情が異なっているようである。
 
なお、[[αシリーズ]]でも故人だが、彼女の死後、エルザムもブランシュタイン家を出奔している事や、ライとレーツェルの会話の内容などから判断するに、OGシリーズとは事情が異なっているようである。
  
『フジワラ』の旧姓が示す通り、日本人の血を継いでいる(ハーフなのかクォーターなのかは不明)。その為、日本の[[京都]]に墓があり(彼女の故郷とみられる)、ライやエルザムが墓参りに訪れている一幕も。ライは自らの未練との決別の際にも訪れていた。ちなみに、ライとエルザムはOG2(及びOGSのOG2シナリオ)で、アーチボルドとの決着後にお互いの胸の内を明かして和解し、「……兄さん、この戦いが終わったら……義姉上の墓前に花を捧げよう。義姉上と同じ名の花を……」『ああ……カトレアの花をな』と、固い誓いを交わした。
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『フジワラ』の旧姓が示す通り、日本人の血を継いでいる(ハーフなのかクォーターなのかは不明)。その為、日本の[[京都]]に墓があり(彼女の故郷とみられる)、ライやエルザムが墓参りに訪れている一幕も。ライは自らの未練との決別の際にも訪れていた。ちなみに、ライとエルザムはOG2(及びOGSのOG2シナリオ)で、アーチボルドとの決着後にお互いの胸の内を明かして和解し、「……兄さん、この戦いが終わったら……義姉上の墓前に[[花]]を捧げよう。義姉上と同じ名の花を……」『ああ……カトレアの花をな』と、固い誓いを交わした。
  
 
ちなみに、エルザムさえも凌駕する料理の腕の持ち主で、彼が驚くほどの新しい料理のレシピを考案するのが趣味。また、茶道も趣味にしており、ライの祖母と共にライに茶道の楽しさを教え、影響を与えた人物である。
 
ちなみに、エルザムさえも凌駕する料理の腕の持ち主で、彼が驚くほどの新しい料理のレシピを考案するのが趣味。また、茶道も趣味にしており、ライの祖母と共にライに茶道の楽しさを教え、影響を与えた人物である。
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:アーチボルドが登場した事で、回想シーンで本格的に人物像が語られた。
 
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:回想シーンで度々出番があった。
 
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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:夫。カトライアの死後、普段は表に出さないものの、人知れず彼女を自ら手にかけた事を苦悩し続ける。なお、カトライアの影響か日本文化にもかなり詳しい。
 
:夫。カトライアの死後、普段は表に出さないものの、人知れず彼女を自ら手にかけた事を苦悩し続ける。なお、カトライアの影響か日本文化にもかなり詳しい。
 
;[[ライディース・F・ブランシュタイン]]
 
;[[ライディース・F・ブランシュタイン]]

2022年9月15日 (木) 21:57時点における最新版

カトライア・F・ブランシュタインは「OGシリーズ」の登場人物。

カトライア・フジワラ・ブランシュタイン
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

声優 前田愛
デザイン 河野さち子
初登場SRW スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 29歳(生没年からの逆算)
所属 民間人
特技 料理
趣味 茶道
エルザムが驚くような新しい料理のレシピの考案
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概要編集

エルザム・V・ブランシュタイン(レーツェル・ファインシュメッカー)の亡き妻で、エルザムより3~4歳ほど年上だった。エルピス事件の際、アーチボルド・グリムズの魔手にかかり、人質に取られる。そして、自らの命と引き換えにコロニーを救う事をエルザムに促し、愛する人に撃たれる事を望んで絶命した。

性格は穏やかで優しく、『カトライア(=カトレア)』の名前が相応しい、優美で淑やかな女性である。同時に、不在がちな夫を健気に待つ気丈さや強さを持っている。その素晴らしい人柄ゆえ、ライディース・F・ブランシュタイン(ライ)やレオナ・ガーシュタインからも慕われており、特にライは彼女に対して想いを寄せていた。その為、彼女の死がきっかけでブランシュタイン家を出奔し、貴族階級であるミドルネーム『Von(フォン)』を捨て、カトライアのミドルネーム(旧姓)である『Fujiwara(フジワラ)』を名乗り、同時に、カトライアを守れず死に追いやったとして、エルザムに対して逆恨みに近い憎しみを向けていた。

当然、愛する者を手にかけてしまったエルザムは強いトラウマを抱く事になり、『大義の為には親しい人間であろうと犠牲にしなければならない』というジレンマを募らせている事が、OG1のキョウスケ編で描写されている。

なお、αシリーズでも故人だが、彼女の死後、エルザムもブランシュタイン家を出奔している事や、ライとレーツェルの会話の内容などから判断するに、OGシリーズとは事情が異なっているようである。

『フジワラ』の旧姓が示す通り、日本人の血を継いでいる(ハーフなのかクォーターなのかは不明)。その為、日本の京都に墓があり(彼女の故郷とみられる)、ライやエルザムが墓参りに訪れている一幕も。ライは自らの未練との決別の際にも訪れていた。ちなみに、ライとエルザムはOG2(及びOGSのOG2シナリオ)で、アーチボルドとの決着後にお互いの胸の内を明かして和解し、「……兄さん、この戦いが終わったら……義姉上の墓前にを捧げよう。義姉上と同じ名の花を……」『ああ……カトレアの花をな』と、固い誓いを交わした。

ちなみに、エルザムさえも凌駕する料理の腕の持ち主で、彼が驚くほどの新しい料理のレシピを考案するのが趣味。また、茶道も趣味にしており、ライの祖母と共にライに茶道の楽しさを教え、影響を与えた人物である。

求婚はエルザムからだったようで、理由は彼女の人柄と料理の腕、エルザム以外には懐かないトロンベが背を預けたからとされている。

登場作品と役柄編集

故人である為、いずれの作品でも回想シーンにのみ登場する。

OGシリーズ編集

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
初登場作品。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
アーチボルドが登場した事で、回想シーンで本格的に人物像が語られた。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
回想シーンで度々出番があった。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
声がついた。

人間関係編集

エルザム・V・ブランシュタイン(レーツェル・ファインシュメッカー)
夫。カトライアの死後、普段は表に出さないものの、人知れず彼女を自ら手にかけた事を苦悩し続ける。なお、カトライアの影響か日本文化にもかなり詳しい。
ライディース・F・ブランシュタイン
義弟。カトライアに想いを寄せており、彼女の死に嘆き、エルザムとの確執に端を発して、ブランシュタイン家を出奔した。
トロンベ
エルザムの愛馬。エルザムとカトライアにしか背中を預けない。ちなみに、OG外伝で存命が確認された。
マイヤー・V・ブランシュタイン
義父。カトライアの死を重く受け止めており、自らの死後は妻とカトライアの下に召される事を受け入れていた。
レオナ・ガーシュタイン
義理の従姉妹。カトライアの死に端を発するライとエルザムの確執の全貌を知っており、胸を痛めていた。なお、彼女はエルザムに従兄以上の想いを抱いていたらしいが、カトライアに対しては恋敵の感情は一切なく(カトライアには多くの意味で及ばない事を自覚している)、ライ同様に深く慕っていた。
アーチボルド・グリムズ
カトライアを死に追いやった張本人。最期はレーツェルとライの連携によって討たれ、狂乱しながら絶命した。
シャイン・ハウゼン
ライに想いを寄せており、亡きカトライアに想いを寄せ続けるライの心中を知る事になった。なお、DWではTV未放送の第26話でライと一緒にカトライアの墓参りに訪れている。

名台詞編集

「いえ、この子はエルと私以外の方に背中を預けませんから……」
「こうして私が暇を見て相手をしてあげないと」
「トロンベ……エルに会えなくて寂しいの?」
「大丈夫、私はあなたの傍にいるわ。だから、元気を出して頂戴」
「そして、このエルピスで一緒にエルの帰りを待ちましょう」
『何も義姉上がトロンベの世話をなさらなくとも……係の者もおりますのに』と言ったライと、主であるエルザムの帰りを待つトロンベに向けた台詞。彼女の優しさが窺える。
「……ありがとう、ライ」
「でも、エルはブランシュタイン家の次期当主として何かと忙しい身……」
「あの人の留守を守るのは、妻である私の役目なのです」
エルザムを待つカトライアの寂しさを感じ取ったライの『俺なら……義姉上にそのような想いはさせません』という発言に対する返答。夫を支え、ひたすら耐えて待つという、古風な日本女性的な性格を持っている事が分かる。また、ライのカトライアに寄せる想いも窺い知る事が出来るシーンである。
「それに、私はエルが傍にいなくても寂しくはありません」
「私の周りにはあなたやレオナ、トロンベがいてくれますし……」
「エルの留守中に新しいレシピを考え出すのが楽しいのです」
「それも、彼が驚くようなレシピを……ね」
「ところで、ライ。茶室の準備をして下さる? この間のレッスンの続きをしましょう」
上記の台詞の後で、ライをさりげなくフォローした台詞。自分の寂しさをひた隠しにして、努めて明るく振る舞うカトライアの気持ちはライにも届いた。

メモ編集

  • 旧姓の『フジワラ』は、公式に公表されてはいないが、恐らく『藤原』だと思われる。『富士原』や『冨士原』という可能性が無い訳では無いが。

余談編集

  • カトライア役の前田愛氏とライ役の置鮎龍太郎氏は2013年1月27日に結婚を発表。この二人の結婚に対しエルザム役の稲田徹氏は自身のツイッターで「我が弟よ、カトライアを頼んだぞ」と発言している。