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バラルの中では古参の部類に入り、禿頭と蓄えた白い髭が印象的な、いかにもな仙人の格好をしている。また、左目には金属の眼帯をしている。度量が深く思慮深い性格で、武王機との意思疎通も完璧にこなしている。優れた仙術の腕を持ち、武雀王の装符を何度でも完全修復してしまう。 | バラルの中では古参の部類に入り、禿頭と蓄えた白い髭が印象的な、いかにもな仙人の格好をしている。また、左目には金属の眼帯をしている。度量が深く思慮深い性格で、武王機との意思疎通も完璧にこなしている。優れた仙術の腕を持ち、武雀王の装符を何度でも完全修復してしまう。 | ||
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総人尸解計画遂行のため、夏喃と組んで幾度も鋼龍戦隊の前に姿を現す。いかなる状況においても常に泰然自若としており、驚いたのは「蒼炎の逆鱗」における龍虎王の復活の時程度。その時ですら「いずれにしても善哉」とやはりいつもの調子だった(大笑してはいたが)。 | 総人尸解計画遂行のため、夏喃と組んで幾度も鋼龍戦隊の前に姿を現す。いかなる状況においても常に泰然自若としており、驚いたのは「蒼炎の逆鱗」における龍虎王の復活の時程度。その時ですら「いずれにしても善哉」とやはりいつもの調子だった(大笑してはいたが)。 | ||
− | + | 万事全てを「善哉」で片づけてしまう彼の言動は、見方を変えれば無気力にも見えるが、その実は、泰北の持つ「'''全ての物事は、結果は最後まで分からないが、どうなったにしろそれはあらかじめ決められている'''」という思想によるもの。なので、目的を果たすためには力を惜しまないが、一度結果が出てしまえばそれに対して抗うことはせず、ただ粛々と受け入れるという、ある意味潔い行動を取る。何事も流れのままにと言うその性格ゆえ、非常に仙人らしい人物とも言える。 | |
− | + | 最終的には鋼龍戦隊に敗れ、爆散する雀武王と運命を共にしたが、逆上して結果を認めなかった夏喃とは逆に、これが天命だとして、いつものように「善哉、善哉」と大笑いしながら散って逝った……。 | |
乗機である武王機のモチーフは玄武。玄武は五行思想においては北の守護獣であり、季節では冬、色では黒に照応する。泰北の名前、武雀王の武装や台詞はそれに則った物になっている。 | 乗機である武王機のモチーフは玄武。玄武は五行思想においては北の守護獣であり、季節では冬、色では黒に照応する。泰北の名前、武雀王の武装や台詞はそれに則った物になっている。 | ||
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:泰北の代名詞でもある口癖。読みは「ぜんざい」。何かと言うとこれを口に出す。 | :泰北の代名詞でもある口癖。読みは「ぜんざい」。何かと言うとこれを口に出す。 | ||
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:戦闘台詞の一つ。「無為自然」の考えを簡単に表した一言。 | :戦闘台詞の一つ。「無為自然」の考えを簡単に表した一言。 | ||
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:対龍王機・虎王機。操者共々最後までバラルに従わなかった龍王機と虎王機だが、泰北にとってはそれもただの結果でしかない。 | :対龍王機・虎王機。操者共々最後までバラルに従わなかった龍王機と虎王機だが、泰北にとってはそれもただの結果でしかない。 | ||
+ | ;「それで神獣盾は破れぬ」 | ||
+ | :ダメージを神獣盾で無効化した際の台詞(神獣盾は[[歪曲フィールド]]と同じ半減バリアなのだが、与ダメージが低すぎると無効化する)。 | ||
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;「さて、装符を修復しておこうかのう。神農炎帝、来護我身、此刀一下、何鬼不走、何病不癒、急々如律令」 | ;「さて、装符を修復しておこうかのう。神農炎帝、来護我身、此刀一下、何鬼不走、何病不癒、急々如律令」 | ||
:装符修復の真言。神農炎帝は古代中国の伝説の君主で三皇五帝の一人。世の中にある草を片っ端から食べて薬か毒かを明らかにしたという逸話があり、医学と農業の神とされる。 | :装符修復の真言。神農炎帝は古代中国の伝説の君主で三皇五帝の一人。世の中にある草を片っ端から食べて薬か毒かを明らかにしたという逸話があり、医学と農業の神とされる。 | ||
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:泰北にとって最も重要なのは、総人尸解計画ではなく、真に地球を、人を護ること。たとえバラルが敗北し、計画が瓦解しようとも、鋼龍戦隊と龍虎王、虎龍王が人界を護るのならば、彼にとってはそれでいいのである。 | :泰北にとって最も重要なのは、総人尸解計画ではなく、真に地球を、人を護ること。たとえバラルが敗北し、計画が瓦解しようとも、鋼龍戦隊と龍虎王、虎龍王が人界を護るのならば、彼にとってはそれでいいのである。 | ||
;「青龍、そして白虎の操者よ。我が言魂に耳を傾けよ」<br/>「ワシらは天命に殉ずる。お主らは、お主らの道を往くがよい」<br/>「されど、其は艱難辛苦の道。心せよ」<br/>「いかなる意志も事象も、太極の内。善き哉、善き哉。フワッハッハッハッハッハ!!」 | ;「青龍、そして白虎の操者よ。我が言魂に耳を傾けよ」<br/>「ワシらは天命に殉ずる。お主らは、お主らの道を往くがよい」<br/>「されど、其は艱難辛苦の道。心せよ」<br/>「いかなる意志も事象も、太極の内。善き哉、善き哉。フワッハッハッハッハッハ!!」 | ||
− | : | + | :最期の台詞。全てを良しと受け入れ、笑い声と共に雀武王の爆発に消えた。「[[太極]]」の言葉で[[Zシリーズ]]との関わりを推測する向きもあるが、泰北はそもそも中国系統の人間であり、五行思想において太極は世界の中心=世界意志を意味するため、早計であろう。 |
=== 龍虎王伝奇 第2部 === | === 龍虎王伝奇 第2部 === | ||
− | ; | + | ;「ホッホッホ 隠さずともよい」 |
− | ; | + | ;「偽魂(ぎこん)の者が真化を求む…それも善哉(ぜんざい)」 |
− | + | :[[禁牙]]が[[十華]]、[[八腕]]の敗北を孫光龍に報告する際、孫光龍に彼らが自身の操る[[妖機人]]、[[烏賊八帯]]に[[龍虎王]]の機人合一の業を吸収することで超機人に進化させ、その際に得られる強大な力を利用することで「仙人のまがい物」である地機仙から、"真化"を果たそうとしていたこと、そして同じく地機仙である禁牙も彼らの"真化"に乗っかろうとしていたことを看破され、困惑する禁牙に対し。 | |
− | + | :どうやら泰北の口ぶりからすると、この発言における「真化」とは、「仙人になること」を指しているようであるが、これが『[[第3次スーパーロボット大戦Z]]』における「[[真化]]」と同義であり、Zシリーズの設定がOGシリーズに組み込まれることを指しているのかどうかは現時点では定かではない(正負はともかく、真化を遂げた存在は寿命の概念から解放されるため、泰北の言葉がどちらを指していても意味は通る)。 | |
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == |
2024年9月3日 (火) 18:02時点における最新版
泰北三太遊は『第2次スーパーロボット大戦OG』の登場人物。
泰北三太遊 | |
---|---|
読み | たいほう さんだゆう |
外国語表記 | Taihou Sandayu |
登場作品 | |
声優 | 三宅健太 |
デザイン | 八房龍之助 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦OG |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 仙人 |
性別 | 男 |
年齢 | 不明(半不老不死) |
髪型 | 禿頭 |
所属 | バラル |
概要編集
バラルに属する仙人で、北仙。南仙の夏喃潤とは対を成す。武王機と武雀王のメインパイロット。
バラルの中では古参の部類に入り、禿頭と蓄えた白い髭が印象的な、いかにもな仙人の格好をしている。また、左目には金属の眼帯をしている。度量が深く思慮深い性格で、武王機との意思疎通も完璧にこなしている。優れた仙術の腕を持ち、武雀王の装符を何度でも完全修復してしまう。
「善哉、善哉」を口癖とする道者。行動の規範に「無為自然」があり、弟子の夏喃潤の行動や光龍の要請はもとより、あくまで自分達との敵対を選ぶクスハ達の意志や、バラルへの恭順を拒む龍王機・虎王機にも異を挟むことはない。彼らの有り様そのものを素直に歓迎して喜んでいる。
総人尸解計画遂行のため、夏喃と組んで幾度も鋼龍戦隊の前に姿を現す。いかなる状況においても常に泰然自若としており、驚いたのは「蒼炎の逆鱗」における龍虎王の復活の時程度。その時ですら「いずれにしても善哉」とやはりいつもの調子だった(大笑してはいたが)。
万事全てを「善哉」で片づけてしまう彼の言動は、見方を変えれば無気力にも見えるが、その実は、泰北の持つ「全ての物事は、結果は最後まで分からないが、どうなったにしろそれはあらかじめ決められている」という思想によるもの。なので、目的を果たすためには力を惜しまないが、一度結果が出てしまえばそれに対して抗うことはせず、ただ粛々と受け入れるという、ある意味潔い行動を取る。何事も流れのままにと言うその性格ゆえ、非常に仙人らしい人物とも言える。
最終的には鋼龍戦隊に敗れ、爆散する雀武王と運命を共にしたが、逆上して結果を認めなかった夏喃とは逆に、これが天命だとして、いつものように「善哉、善哉」と大笑いしながら散って逝った……。
乗機である武王機のモチーフは玄武。玄武は五行思想においては北の守護獣であり、季節では冬、色では黒に照応する。泰北の名前、武雀王の武装や台詞はそれに則った物になっている。
登場作品と役柄編集
OGシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 今作で初登場。概ねプロフィール通り。
- 超機人 龍虎王伝奇
- 連載再開分以降で登場。四罪を操りオーダーを苦しめる。
パイロットステータス編集
能力値編集
イメージ通り防御に優れる耐久型だが、それよりも何よりもイベントで連発して来る完全回復が問題。
精神コマンド編集
特殊スキル編集
- 第2次OG
- 援護防御L3、援護攻撃L3、気力+ (ダメージ)、底力L5
- 完全な耐久型の構成。武雀王の堅牢さと合わせて、たとえ神獣盾を抜いてもまともにダメージが通せない。よく見ると念動力を持っておらず、どうやって超機人に魂力を吸われないようにしているのか不明。
エースボーナス編集
- HP30%以下で、一度だけ「鉄壁」を使用する
- 『第2次OG』で採用。
- 発動してしまうとそのターン中に倒し切るのは困難。30%以上を一気に削り取るような大技は周回プレイをしていないと難しいため、大人しく「かく乱」をかけてEPに備えるのが無難。
人間関係編集
名台詞編集
- 「善哉、善哉」
- 泰北の代名詞でもある口癖。読みは「ぜんざい」。何かと言うとこれを口に出す。
第2次OG編集
- 「では、流れのままに」
「魚心あれば水心」 - 戦闘台詞の一つ。「無為自然」の考えを簡単に表した一言。
- 「青龍よ、我らの許に戻らぬか。それも善哉」
「白虎よ、そこがお主の在所か。それも善哉」 - 対龍王機・虎王機。操者共々最後までバラルに従わなかった龍王機と虎王機だが、泰北にとってはそれもただの結果でしかない。
- 「それで神獣盾は破れぬ」
- ダメージを神獣盾で無効化した際の台詞(神獣盾は歪曲フィールドと同じ半減バリアなのだが、与ダメージが低すぎると無効化する)。
- バリアの性質上、むしろ聞ける方が珍しいレアなセリフと言える。
- 「さて、装符を修復しておこうかのう。神農炎帝、来護我身、此刀一下、何鬼不走、何病不癒、急々如律令」
- 装符修復の真言。神農炎帝は古代中国の伝説の君主で三皇五帝の一人。世の中にある草を片っ端から食べて薬か毒かを明らかにしたという逸話があり、医学と農業の神とされる。
- 「玄天大聖、後玄武避万鬼」
「紛維衝天!」
「上元天都東北方振動!」
「天門忽開!」
「玄天衝天砲!!」 - 玄天衝天砲の発動時。陰陽道の呪文に「左青龍避万兵、右白虎避不祥、前朱雀避口舌、後玄武避万鬼」という一節がありおそらくこれに由来。後半は恐らく「太上元始天尊説北帝伏魔神呪妙経」の記述がもと。ちなみにこの武装、長台詞なのに平仮名が一つもない。さすが仙人。
- 「……む? 武雀王が拒絶しおったわい」
「フォッホッホッホ! それも善哉!」 - 「四龍の長」「機人大戦」にて、装符の修繕を武雀王に拒まれて。夏喃は「何を悠長な!」と苛立っていたが、泰北はいつものごとく。
- 「フワッハッハッハッハ!! 善き哉、善き哉!!」
- 「機人大戦」での撃墜台詞。ある程度削ると雀武王に変形するため、相当な無茶が必要。
- 「夏喃……いや、潤よ。我らには唯一抗えぬものがあることを忘れたか」
「それは、天命じゃ!」
「いや、雀武王も武雀王も気づいておる。己が宿命の歪みにのう」
「生々流転……万物は絶えず生じては変化し、移り変わっていくのじゃ。我らの宿命もまた然り」
「じゃが、彼らは“破滅の王”という大邪を退け、四凶をも降し、ワシらの前に立っておる」
「わかるのう、潤? ワシらは此方にあり、彼らは彼方にあるのじゃ」 - 敗北してなお計画を進めようとする夏喃に対して。己の目的以外が目に入らない夏喃と異なり、目に映る、耳に届く全てを「善哉、善哉」と受け入れる泰北は、歪んだ宿命から逃れようとする雀王機と武王機の意志を、数多の大難を退けたクスハ達と龍虎王の意志をも肯定。全てが変わっていくのならば、今の地球の守護者は彼らなのだと知ったのであった。
- 「例え、正邪が流転しようと、善き実が結べば、それで良いのじゃ」
「全ては流れのままに……巫女が新たな剣を見出した時点で我らの天命が変わったのじゃ」 - 泰北にとって最も重要なのは、総人尸解計画ではなく、真に地球を、人を護ること。たとえバラルが敗北し、計画が瓦解しようとも、鋼龍戦隊と龍虎王、虎龍王が人界を護るのならば、彼にとってはそれでいいのである。
- 「青龍、そして白虎の操者よ。我が言魂に耳を傾けよ」
「ワシらは天命に殉ずる。お主らは、お主らの道を往くがよい」
「されど、其は艱難辛苦の道。心せよ」
「いかなる意志も事象も、太極の内。善き哉、善き哉。フワッハッハッハッハッハ!!」 - 最期の台詞。全てを良しと受け入れ、笑い声と共に雀武王の爆発に消えた。「太極」の言葉でZシリーズとの関わりを推測する向きもあるが、泰北はそもそも中国系統の人間であり、五行思想において太極は世界の中心=世界意志を意味するため、早計であろう。
龍虎王伝奇 第2部編集
- 「ホッホッホ 隠さずともよい」
- 「偽魂(ぎこん)の者が真化を求む…それも善哉(ぜんざい)」
- 禁牙が十華、八腕の敗北を孫光龍に報告する際、孫光龍に彼らが自身の操る妖機人、烏賊八帯に龍虎王の機人合一の業を吸収することで超機人に進化させ、その際に得られる強大な力を利用することで「仙人のまがい物」である地機仙から、"真化"を果たそうとしていたこと、そして同じく地機仙である禁牙も彼らの"真化"に乗っかろうとしていたことを看破され、困惑する禁牙に対し。
- どうやら泰北の口ぶりからすると、この発言における「真化」とは、「仙人になること」を指しているようであるが、これが『第3次スーパーロボット大戦Z』における「真化」と同義であり、Zシリーズの設定がOGシリーズに組み込まれることを指しているのかどうかは現時点では定かではない(正負はともかく、真化を遂げた存在は寿命の概念から解放されるため、泰北の言葉がどちらを指していても意味は通る)。