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− | [[ | + | 自由主義国家の連合体とは言っても実際はアメリカ合衆国が他の構成国を超越する絶対的な地位を維持しており、1st第4話では南米のタリビア共和国の首相が「ユニオンは50を超える国家の議会制をとりながらも、実質は[[太陽光エネルギー]]分配権を持つ米国一国の独裁体制で運営されている」と述べている<ref>なお、[[小説|小説版]]『00』によると「ユニオン加盟国や領域内でも抱えている紛争は10を超えている事から、太陽光エネルギー政策でユニオンが構成されたとはいえ、加盟国の紛争解決には至らなかった」模様。</ref>。 |
− | + | 連邦国家ではなくあくまでも複数国家による連合体であり、現実世界でのEUに近く、加盟国は独自軍を保持していた(タリビア軍や日本国防軍等)。日本では円が流通しており、EUにおけるユーロのような通貨の統一は行われていない<ref>ただし、1stシーズン第15話における[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]が[[沙慈・クロスロード|沙慈]]に対して指輪を欲しがる場面にて「EV」という通貨が円と併記されているのが確認できることから、「EV」なる共通通貨が存在するか、もしくは米国の「EV」という通貨がユニオン加盟国間で日常的に使われている模様(12万円の指輪が1200EVなので、1EV=100円というレートだと考えられる)。</ref>。 | |
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− | :ユニオンの主力である[[可変モビルスーツ]] | + | :ユニオンの主力である[[可変モビルスーツ]]。AEUの[[AEUヘリオン]]や人革連のアンフとは違い、リアルドの供給はユニオン加盟国のみに限られているため、他勢力で利用されている事は稀である。ただし、地球連邦設立後は多くの機体が流出し、各テロリストで運用されている姿が確認できる。 |
;[[ユニオンフラッグ]] | ;[[ユニオンフラッグ]] | ||
− | :ユニオンの最新鋭機である可変モビルスーツ。ユニオンリアルドと異なり飛行中の[[変形]]も可能だが、パイロットの高い技量が要求される。 | + | :ユニオンの最新鋭機である可変モビルスーツ。ユニオンリアルドと異なり飛行中の[[変形]]も可能だが、パイロットの高い技量が要求される。[[AEUイナクト]]にも本機の設計が流用されている。 |
== 関連用語 == | == 関連用語 == | ||
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;[[ホワイトハウス]] | ;[[ホワイトハウス]] | ||
:アメリカ合衆国の首都・ワシントンD.C.に位置する大統領の官邸。ユニオンにおいても、政権の中枢を担う重要施設である。 | :アメリカ合衆国の首都・ワシントンD.C.に位置する大統領の官邸。ユニオンにおいても、政権の中枢を担う重要施設である。 | ||
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+ | == 脚注 == | ||
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== 資料リンク == | == 資料リンク == |
2022年1月29日 (土) 14:03時点における最新版
ユニオン(Union[1])とは、『機動戦士ガンダム00』に登場する国家。
概要編集
「三大国家群」の一つ。正式名称は「太陽エネルギーと自由国家の連合 (Union of Solar Energy and Free Nations)」。
アメリカ合衆国を中心に形成された国家連合で「世界経済連合」と呼称される事もある。ユニオンの議事堂は現在のホワイトハウスと同じ場所にある。主に北米・南米各国、オセアニアの国々で構成されており、日本も「経済特区」としてこの傘下にある[2]。三大勢力では最も早く軌道エレベーターの実用化に成功し、「タワー」という名称で南アメリカ・アマゾン川上流域に設置されている。
自由主義国家の連合体とは言っても実際はアメリカ合衆国が他の構成国を超越する絶対的な地位を維持しており、1st第4話では南米のタリビア共和国の首相が「ユニオンは50を超える国家の議会制をとりながらも、実質は太陽光エネルギー分配権を持つ米国一国の独裁体制で運営されている」と述べている[3]。
連邦国家ではなくあくまでも複数国家による連合体であり、現実世界でのEUに近く、加盟国は独自軍を保持していた(タリビア軍や日本国防軍等)。日本では円が流通しており、EUにおけるユーロのような通貨の統一は行われていない[4]。
人類革新連盟やAEUと覇を競っているが、直接交戦しているわけではなく、三大国家群の影響と支援を受けた周辺諸国が代理戦争をしている状態にある。
登場作品編集
Zシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦Z(破界篇/再世篇)
- 初登場作品。本作では多元世界形成により「神聖ブリタニア帝国」と合併、「ブリタニア・ユニオン」となっている為、ユニオンそのものは登場しない)。
- 国家としての主導権はどちらかと言うとブリタニア側にあるようで、今作における最高権力者はブリタニア皇帝である。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦UX
- 北アメリカ大陸を舞台とする『HEROMAN』のセンターシティ、『機神咆吼デモンベイン』のアーカムシティがユニオンに含まれているため、両作のシナリオの殆どがユニオン領内で行われる。
- 加えて『リーンの翼』におけるアメリカ合衆国の役割も兼任しており、大統領もホワイトハウスにいるので政治的駆け引きの場となることも多く、最序盤から終盤まで頻繁にスポットが当たる。ルート分岐次第ではある程度少なくなるが、本作の主要な舞台の一つと言っても過言ではない。
- スーパーロボット大戦BX
- 『聖戦士ダンバイン』におけるアメリカ合衆国を置き換える形で扱われており(日本は中立国として分かれている)、原作設定上アメリカ人であるマーベル達はユニオン人ということになった(ただし、戦闘台詞では「アメリカ人」と言う事も)。トッドの故郷であるボストンに脳量子波遮断施設があり、ここに送られたルイスらがビショット軍に軟禁状態に置かれてしまう。
- また、『勇者王ガオガイガー』の巨脚原種が融合した北極海にあるアメリカの資源採掘プラント・エクスプローラーセブンも、ユニオン所有という設定で登場する。ついでに、GGGの支部については「GGGアメリカ」と称しており、これは中国(人革連)についても同様のため、国家名ではなく地域名を採用したような形になっている。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦DD
- 神聖ブリタニア帝国と同盟国のため、三大国家群としては「ブリタニア・ユニオン」と呼ばれる。ユニオンフラッグがアイコンのみ登場する程度で自軍と戦う機会がないなど、出番は少ない。ようやく戦う機会が出てくるのは国連軍結成後なのでユニオン兵はGN-Xに搭乗している。
人物編集
政府関係者編集
- ブライアン・ステッグマイヤー
- ユニオン大統領。
- デビッド・カーネギー
- 大統領補佐官。SRW未登場。
軍関係者編集
- グラハム・エーカー
- 中尉(後に上級大尉に昇格)。グラハム専用ユニオンフラッグカスタムを駆るユニオンのエースパイロット。本編の主人公である刹那・F・セイエイのライバル。
- ハワード・メイスン
- 准尉。グラハムの部下。グラハムを尊敬しており、彼にも劣らぬ高い技量を持つ。
- ダリル・ダッジ
- 曹長(後に准尉に昇格)。グラハムの部下。グラハムを尊敬しており、「フラッグファイター」としての強い誇りを持つ。
- ジョシュア・エドワーズ
- 少尉。アラスカから転属してグラハムの部下になる。しかし、グラハムへの対抗心が強く、独断行動を取ったが故に己の死を招いた。
- ビリー・カタギリ
- ユニオンの技術士官。グラハムの親友。擬似GNドライヴをユニオンフラッグに搭載するという高い技術力を持つ。
- レイフ・エイフマン
- ユニオンの科学者。ビリーの恩師。ソレスタルビーイングの創設者イオリア・シュヘンベルグの真の目的にあと一歩のところまで迫れた程の天才。
- ホーマー・カタギリ
- ユニオンの高官。ビリーの叔父。甥のビリーには意外と甘く、彼に擬似GNドライヴを調達している。
経済特区・日本編集
- 沙慈・クロスロード
- 経済特区日本に住む少年。ガールフレンドのルイス・ハレヴィに振り回されている。
- 絹江・クロスロード
- JNN報道局に勤務する女性ジャーナリスト。沙慈の姉。ソレスタルビーイングの真の目的を探求するも、深入りした事が裏目に出てしまった。
機体編集
関連用語編集
脚注編集
- ↑ Character、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。
- ↑ ほぼ環太平洋地域の諸国家でユニオンが構成されているが、東南アジアは人革連に所属している。
- ↑ なお、小説版『00』によると「ユニオン加盟国や領域内でも抱えている紛争は10を超えている事から、太陽光エネルギー政策でユニオンが構成されたとはいえ、加盟国の紛争解決には至らなかった」模様。
- ↑ ただし、1stシーズン第15話におけるルイスが沙慈に対して指輪を欲しがる場面にて「EV」という通貨が円と併記されているのが確認できることから、「EV」なる共通通貨が存在するか、もしくは米国の「EV」という通貨がユニオン加盟国間で日常的に使われている模様(12万円の指輪が1200EVなので、1EV=100円というレートだと考えられる)。