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+ | :だが、ディがワイヤーを切断した後に「怯えを~」のセリフを発して粛清したため、やはりワタリー個人の感情で処刑した側面が強い。 | ||
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;「ワタリー・ギラ戦闘小隊は、最後の一機まで死力を尽くして戦ったと、カイラスギリーのタシロ・ヴァゴ大佐には御報告頂きたい……」 | ;「ワタリー・ギラ戦闘小隊は、最後の一機まで死力を尽くして戦ったと、カイラスギリーのタシロ・ヴァゴ大佐には御報告頂きたい……」 | ||
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− | : | + | :この後、ガンダムのパイロットが子供のウッソだと知り衝撃を受ける。 |
+ | ;「こ、子供が戦争をするもんじゃない…。こんな事をしていると、皆おかしくなってしまう…。そうなる前に、モビルスーツを降りたほうがいい…」 | ||
+ | :同上。ウッソに対しての最後の台詞。子供が相手だったことに涙を流しながら激しく動揺し、信じられないという様子であった。 | ||
+ | :だが、当のウッソには受け入れられず、勝手な事を言っているとしか取れなかった。 | ||
+ | :結局のところ、相手を気遣っているというよりは自己満足に近いのかもしれない(余談も参照)。 | ||
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+ | == 搭乗機体 == | ||
+ | ;[[ゾロ]] | ||
+ | :マニピュレーターを高速回転させてパンチの威力を上げるなどMS戦慣れしている描写を見せた。 | ||
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+ | === SRWでの搭乗機体 === | ||
+ | ;[[ゲドラフ]] | ||
+ | :『[[新スーパーロボット大戦|新]]』で搭乗。 | ||
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+ | == 余談 == | ||
+ | *子供であるウッソがガンダムのパイロットでありそれを知った後に涙を流しながら自爆をするという部分が印象に残り、戦争の狂気に包まれた『[[機動戦士Vガンダム]]』の登場人物の中では「比較的良い人」というイメージが伝聞などネットなどで広がっている。だが、実際には自分の中の騎士道から外れれば敵味方問わず撃墜する狭量な人物であり、一概に良識のある人物とはいえない。内面と行動には結構な矛盾を持つ人物でもある。 | ||
+ | **最後の自爆も進退窮まった状態でやむなく自分を追い込んだ敵と一騎打ちしようとした結果、相手が子供=自分の騎士道に反した行動になってしまったのである。結局部下だけでなく自らも騎士道の始末として自爆することとなり、ウッソは誰も殺してないにも関わらず苦悩だけを背負うこととなった。 | ||
+ | **彼自身は「子供は戦争に参加すべきではない」というごく一般的な感性も持っており、子供でも仲間と認めつつも抵抗運動に参加させているリガ・ミリティアの面々よりも常識のある一面を持っていると感じられてしまうのも、上記の「良い人」イメージの原因にもなっているだろう。 | ||
+ | **最後の台詞の「こんな事しているとおかしくなってしまう」は彼自身にも当てはまる。彼もある意味戦争の被害者であったのだろう。 | ||
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+ | == 脚注 == | ||
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2024年11月10日 (日) 19:18時点における最新版
ワタリー・ギラは『機動戦士Vガンダム』の登場人物。
ワタリー・ギラ | |
---|---|
外国語表記 | Wattary Gilla[1] |
登場作品 | |
声優 | 立木文彦 |
デザイン | 逢坂浩司 |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(スペースノイド) |
性別 | 男 |
年齢 | 中年 |
所属 | ザンスカール帝国 |
軍階級 | 大尉 |
概要編集
ザンスカール帝国のラゲーン基地所属の浅黒い肌の士官で、「騎士道」を重んじる男として知られていた。
その価値観は独善的なものであり、味方である部下に対しても容赦がない。Vガンダムと戦った部下が戦場で見苦しい行動をとったため、自らの手でMSごと撃墜した。更にもう1人の部下もクロノクル・アシャーが捕虜として連れてきたカテジナ・ルースに手を出そうとし、咎めたクロノクルにも暴言を吐いて撃ち殺そうとした為に射殺してしまう。
部下2人を自ら手にかけた責任をとろうとVガンダムを待ち伏せして襲撃。気迫に満ちた戦いぶりでVガンダムを追い詰めるが、その戦いでガンダムのパイロットがウッソ・エヴィンだったことを知り、子供が戦いに参加していた現実にショックを受け涙を流す。最後はウッソに子供が戦争をしていてはいけないと説教し、手榴弾で自爆した。
登場作品と役柄編集
単独作品編集
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場作品。宇宙編にて登場するが、ウッソとの絡みは全く無いため人物像などは殆ど分からない。
- その後はDG細胞に感染したようであり、真の最終面「狂気の力」ではゾンビ兵としてゲドラフに乗り現れる。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場するほか、おまけマップでは初期配置の敵の1人として登場する。
パイロットステータス編集
特殊技能編集
人間関係編集
- ファラ・グリフォン
- 上司。
- クロノクル・アシャー
- 彼に対して部下の非礼を詫びた。
- バクー・チー、ディ・トランプ
- 部下。上述の通り、自身の手で殺害する。
- 前者は情けない姿を晒しただけで撃墜されたので同情の余地は大いにある。
- だが、捕虜となったカテジナに手を出そうとし、クロノクルに咎められるなり逆ギレして幾つもの暴言を吐いた上に銃を向けて殺害まで企図した。後者はワタリーでなくとも何かしらの手を下したと思われる。
- ともにSRW未登場。
- ウッソ・エヴィン
- 子供である彼がVガンダムに乗っていたことに驚愕する。
他作品との人間関係編集
名台詞編集
- 「戦士が死を恐れてどうする!」
「怯えを見せてなんとするか! 馬鹿ぁーー!!」 - 第6話より。Vガンダムとの戦闘で機体を中破させられ、うろたえながら助けを求める部下のバクー。
- その無様な姿を見たワタリーは目を血走らせながら激昂。自らビームサーベルでコクピットを貫いて粛清してしまう。 同じくワタリーに殺されたディに比べると、こちらはむしろ小隊長なら助けるべき場面であり理不尽な仕打ちである。
- ただし、バクーはパニックを起こしており、ワタリーの「ベイルアウト(緊急脱出)だ」との指示も届かず、ディ・トランプのゾロにワイヤーでしがみつくという行動を取り、ディの制止も全く耳に入っていなかった。状況的にディも巻き添えで墜落に至る可能性もあった上に、ウッソとの戦闘中でもあったため、やむを得ない部分が全くない訳ではない。
- だが、ディがワイヤーを切断した後に「怯えを~」のセリフを発して粛清したため、やはりワタリー個人の感情で処刑した側面が強い。
- この異様な光景を見ていたウッソは「ベスパは、味方まで殺すのか……」と怯えていた。
- 「地球連邦軍という体制に反逆しているのは我々だぞっ!? 真のガンダムなら…我々と手を組むはずだ!!」
- 同上。Vガンダムと対峙した際の台詞。Ξガンダムという実例はあるものの、ガンダムは地球連邦の体制側により誕生し、連邦の戦力として運用された経緯の方が多い。
- 「ワタリー・ギラ戦闘小隊は、最後の一機まで死力を尽くして戦ったと、カイラスギリーのタシロ・ヴァゴ大佐には御報告頂きたい……」
- 同上。女王の弟に暴言を吐き、殺意を持って銃を取り出した部下に対してワタリーは無言で引き金を引く。
- その後、クロノクルに別れ際に伝えた台詞。部下の狼藉を取り繕う発言である。
- 「はっはっはっ…まさか。色々予定はありましたがな。騎士道など所詮は理想でありますよ」
- その後、自ら部下を処断する行為についてクロノクルより咎められた時の返答。後の台詞からすれば決して本意ではなかったのだろう。
- 「私は自らの手で、戦士の誇りも、大切な部下も殺してしまった…。ガンダム!! 呪われた名前は、地獄へ落ちろ!!!」
- 同上。Vガンダムに決死の戦いを挑みながらの叫び。その場では躊躇いなく部下を処断していたかに見えたが、やはり小隊長として後悔があったのだった。
- この後、ガンダムのパイロットが子供のウッソだと知り衝撃を受ける。
- 「こ、子供が戦争をするもんじゃない…。こんな事をしていると、皆おかしくなってしまう…。そうなる前に、モビルスーツを降りたほうがいい…」
- 同上。ウッソに対しての最後の台詞。子供が相手だったことに涙を流しながら激しく動揺し、信じられないという様子であった。
- だが、当のウッソには受け入れられず、勝手な事を言っているとしか取れなかった。
- 結局のところ、相手を気遣っているというよりは自己満足に近いのかもしれない(余談も参照)。
搭乗機体編集
- ゾロ
- マニピュレーターを高速回転させてパンチの威力を上げるなどMS戦慣れしている描写を見せた。
SRWでの搭乗機体編集
余談編集
- 子供であるウッソがガンダムのパイロットでありそれを知った後に涙を流しながら自爆をするという部分が印象に残り、戦争の狂気に包まれた『機動戦士Vガンダム』の登場人物の中では「比較的良い人」というイメージが伝聞などネットなどで広がっている。だが、実際には自分の中の騎士道から外れれば敵味方問わず撃墜する狭量な人物であり、一概に良識のある人物とはいえない。内面と行動には結構な矛盾を持つ人物でもある。
- 最後の自爆も進退窮まった状態でやむなく自分を追い込んだ敵と一騎打ちしようとした結果、相手が子供=自分の騎士道に反した行動になってしまったのである。結局部下だけでなく自らも騎士道の始末として自爆することとなり、ウッソは誰も殺してないにも関わらず苦悩だけを背負うこととなった。
- 彼自身は「子供は戦争に参加すべきではない」というごく一般的な感性も持っており、子供でも仲間と認めつつも抵抗運動に参加させているリガ・ミリティアの面々よりも常識のある一面を持っていると感じられてしまうのも、上記の「良い人」イメージの原因にもなっているだろう。
- 最後の台詞の「こんな事しているとおかしくなってしまう」は彼自身にも当てはまる。彼もある意味戦争の被害者であったのだろう。
脚注編集
- ↑ CHARACTER|機動戦士Vガンダム 2022年1月5日閲覧。