タチ

タチは『機動戦士ガンダム』の登場人物。

タチ
登場作品	ガンダムシリーズ 機動戦士ガンダム
声優	永井一郎（TV版・SRW） 兼本新吾（劇場版II）
デザイン	安彦良和
初登場SRW	スーパーロボット大戦GC
SRWでの分類	パイロット

プロフィール
種族	地球人
性別	男
所属組織	ジオン公国 ジオン公国軍 宇宙攻撃軍
所属部隊	ランバ・ラル隊
軍階級	中尉

概要

ランバ・ラル隊の一員で、階級は中尉。

第21話で登場。ランバ・ラルの戦死後、クラウレ・ハモンが指揮する残存部隊をサポートし、ラルを慕った兵を集め、自らも唯一残ったザクを駆ってホワイトベースに戦いを挑んだ。一点を集中攻撃する「錐の戦法」を提案・実行し、ザクでガンダムの背後から飛び掛かるが投げ飛ばされマゼラトップの1機に激突、爆死した。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦GC（XO）

初登場作品。ランバ・ラル隊の一員として登場。声はTV版の永井一郎氏が担当。

パイロットステータス

特殊技能（特殊スキル）

GC（XO）

援護L3、シールド防御

人間関係

ランバ・ラル

上官。『THE ORIGIN』ではシャア・セイラ編ではハモンに苦労をかけるラルに対して快く思っていない描写が目立ったが、本編の時代ではラル戦死後にハモンと再会した際にラルがその場にいない事を悲しがっていたのでそれまでの間に打ち解けた模様。

クラウレ・ハモン

彼女の誤射で戦死することになる。『THE ORIGIN』ではかつて彼女に恋い焦がれていた。

マ・クベ

ランバ・ラルにあまり協力しなかった彼のことは快く思っていない。

名台詞

「その心配はございません、ハモン様。全員引かぬ覚悟であります」

「作戦に参加しなくてもラルも自分も怒らない」というハモンの言葉に対して。ランバ・ラル、そしてハモンがいかに隊員から慕われていたかが伺える。

「錐の戦法です。昔から伝えられております最高の突撃攻撃法であります」
「第一波の攻撃を敵の最も弱いと思われる所に掛けます。ほかには一切目を向けずただ一点を抜く」
「我々の生還は不確実でありますが、間違いなく木馬を撃破する事ができます」

作戦説明をするタチ。敵のクルーたちの人間関係がややギクシャクしていたことを考慮しても、彼の考案した作戦はこれまでのどの戦いよりもホワイトベースを苦しめた。

「ミス・ハモン…ここまでです。本望です！最後にあなたの役に立てて、本望ですっ！！」

『THE ORIGIN』における最期の台詞。

スパロボシリーズの名台詞

「たとえ撃破されようとも、この突破は成功させてみせる」
「策士、策に溺れる…か」
「さ、作戦途中で…！うわあああああ！」

以上、各種戦闘台詞。SRWではシナリオでの見せ場がない分、戦闘台詞で策士ぶりを強調している。

「降りられるのかよ！！」

『GC（XO）』第14話「ジャブロー攻防戦（前編）」より。劇場版のジャブロー攻防戦におけるジオン兵の台詞だが、本作ではジャブロー戦に参戦したタチが発した。

搭乗機体

ザク

マ・クベに補給を要請した際、マゼラトップ4機と共に渡された使い古しの機体。マゼラトップの1機を大砲として装備し、ホワイトベースを砲撃した。

余談

• 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では「タチ・オハラ」というフルネームで本編以前の彼の姿が描かれ、かつてはハモンに恋い焦がれる青年だったり、ホワイトベースに乗り込む前のセイラ・マスと接触し、シャア＝キャスバルである事を示唆したりと大活躍している。
• 最終的にはランバ・ラル戦死後のハモンを中心にラル隊の残存勢力がホワイトベースに決戦を挑む際には情報部権限で、ザク一機とマゼラアタック三台を確保してハモンの元に馳せ参じており、そのまま作戦に参加した。セイラには彼なりに思い入れがあったが、ホワイトベースに搭乗している事は流石に知らなかったため、攻撃直前にはランバ戦死させたホワイトベースに対し、激しい憎悪を抱いている場面もある。
• OVA『THE ORIGIN』以降の作品では、北沢力氏が声を担当している。

資料リンク

• GUNDAM:タチ