「惑星エス・テラン」の版間の差分

 
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== 惑星エス・テラン(Planet Es terran)==
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'''惑星エス・テラン'''は『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]』に登場する惑星。
  
[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]に登場する惑星。[[御使い]]の母星であり、[[カオス・コスモス]]における太陽系の第3惑星、つまりその世界における[[地球]]
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== 概要 ==
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[[御使い]]の母星であり、[[カオス・コスモス]]における[[太陽系]]第3惑星、つまりその世界における[[地球]]。重力が非常に弱く、大気圏も薄く、高高度は[[宇宙]]空間と変わらない。つまり生物の住める環境ではない。また、構造がカオス・コスモス同様の[[因果律|因果]]混乱地帯であるため、地表であっても[[天元突破グレンラガン (ガンメン)|天元突破グレンラガン]]や[[ダイバスター]]が活動可能。
  
この星に存在した霊子の全てが、絶対時間で1億2000万年前に一つに融合し、人類の根源的感情である喜怒哀楽の4人に分離した。これが[[御使い]]である。
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さらに、[[霊子]]の全てが御使いとなったことにより、この星には生命体が存在しない。物質の意志すらも死んでいるまさに「'''死の星'''」であり、植物どころか細菌やウイルスすらいない。そのため、地表は氷のような結晶体に覆われ、海すらも白く染まっている。
  
惑星周辺は十二宮の紋章を描いた次元結界で守られ、さらに太陽ではなくエス・テランそのものが光を発している。
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惑星周辺は[[黄道十二星座|十二宮]]の紋章を描いた次元結界で守られ、さらに[[太陽]]ではなくエス・テランそのものが光を発している。元が地球であるため、御使いの誕生以前は他世界の地球とほぼ同等の文明・文化が存在していたらしく、[[スフィア]]の名前が「地球から見える星座」の名前であったり、宇宙の時間単位が太陽系の地球基準である「年」で計算されていたのはそれが理由。
元が地球であるため、御使いの誕生以前は他世界の地球とほぼ同等の文明・文化が存在していたらしく、スフィアの名前が「地球から見える星座」の名前であったり、宇宙の時間単位が太陽系の地球基準である「年」で計算されていたのはそれが理由。
 
  
地球で言うロシア北部、インサラウムでは聖都、蒼の地球では[[ラース・バビロン]]があった地点には、御使いの本拠地にして聖地たる「黒い太陽」が存在している。
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地球で言うロシア北部、[[蒼の地球]]では[[ラース・バビロン]]があった地点には、御使いの本拠地にして聖地たる「黒い太陽」が存在している。[[アドヴェント]]によって[[至高神Z|至高神]]再誕の儀式が行われた際の衝撃により、完全に破壊された。
  
アドヴェントによって至高神再誕の儀式が行われた際の衝撃により、完全に破壊された。
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=== 黒い太陽 ===
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[[至高神ソル]]が自害した際にエス・テランに残された3つの要素のうち、残り火より生み出された神器。文字通りに漆黒の太陽の姿をしているが、サイズはかなり小さい。天獄篇第61話「黒い太陽」では侵入不可のマップ背景として登場する<ref>この時は黒い球体だが、御使いたちの会話シーンの背景では「炎を上げながら黒く泡立つ不気味な何か」として描かれている上、「黒い太陽」クリアまで「???」表記なので、これが黒い太陽だと気づかなかったユーザーも多い。</ref>。
  
=== [[太極|至高神ソル]] ===
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カオス・コスモスの天の川銀河に存在した太陽を使用しているため、これ自体にも次元力が満ち溢れている。いわば御使いの力の源でもある。御使いは普段はここで他の並行世界の様子を監視している。
かつてエス・テランに在りし新たなる太陽。オリジン・ローを制御するためのシステムであり、御使いの想いに応えて無限のオリジン・ローを生み出す人造神であった。
 
  
しかし、その中でシステムに宿った霊子が進化し、自我と意志を持ったソルは、御使いの行いとそれに依拠する己の存在について思考した結果、良心の呵責に耐えかねて自らを破壊。結果、ソルはちからの欠片たる「12のスフィア」、記憶の欠片たる「[[黒の英知]]」、そしてコアの3つに分かれて数多の並行世界へと散らばってしまった。
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[[コズミック・イラ]]世界において[[桂木桂|桂]]が[[時空振動弾]]を強制起爆した際、その「爆風」がこの黒い太陽に触れたことで、カオス・コスモスから天柱を通じてその影響が(Z世界における)全ての並行世界に伝播。結果としておきたのが[[ブレイク・ザ・ワールド|大時空震動]]である。
  
残るコアから[[ヘリオース]]、亡骸から[[プロディキウム]]、残り火から黒い太陽が生み出され、これらが三種の神器と呼ばれている。
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ゆえに、黒い太陽は全ての並行世界の結び目たる「超特異点」と化しており、真の時空修復においてはこれが使われた。[[至高神Z]]誕生後はその心臓として機能したが、時空修復完了に伴い至高神ごと消滅した。
  
=== 黒い太陽 ===
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ちなみに黒い太陽とは、ローマにおける原初の豊穣神「サトゥルヌス」([[ギリシア神話]]のクロノスに相当)の[[異名]]でもある。
至高神ソルが自害した際にエス・テランに残された3つの要素のうち、残り火より生み出された神器。文字通りに漆黒の太陽の姿をしているが、サイズはかなり小さい。
 
カオス・コスモスの天の川銀河に存在した太陽を使用しているため、これ自体にも次元力が満ち溢れている。いわば御使いの力の源でもある。御使いは普段はここで他の並行世界の様子を監視している。
 
 
 
コズミック・イラ世界において桂が時空震動弾を強制起爆した際、その「爆風」がこの黒い太陽に触れたことで、カオス・コスモスから天柱を通じてその影響が(Z世界における)全ての並行世界に伝播。結果としておきたのが大時空震動である。
 
 
 
ゆえに、黒い太陽は全ての並行世界の結び目たる「超特異点」と化しており、真の時空修復においてはこれが使われた。
 
至高神Z誕生後はその心臓として機能したが、時空修復完了に伴い至高神ごと消滅した。
 
  
 
=== サクリファイの庭 ===
 
=== サクリファイの庭 ===
蒼の地球で言うリモネシアの座標にある区域。墓標のようなモニュメントが立ち並んでいる。サクリファイが失われた生命を悼み、悲しむための場所。
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蒼の地球の[[リモネシア共和国]]、[[聖インサラウム王国]]の聖都、「[[マクロスシリーズ]]」世界の[[マヤン島]]の座標、赤道直下東経150度の位置にある区域。墓標のようなモニュメントが立ち並んでいる。[[哀しみのサクリファイ|サクリファイ]]が失われた生命を悼み、悲しむための場所。
  
アサキムはここをZ-BLUEとの決戦場に選んだ理由について、「命のないこの星で、ここだけは死を感じさせてくれる」と述べている。エス・テランは霊子の全てが御使いと化しているため、星としては死んだまま存在している。その中でこの「庭」は失われた命にわずかなりとも関わっているため、アサキムの切望する「死」にもっとも近い場所と言える。
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[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]はここを[[Z-BLUE]]との決戦場に選んだ理由について、「命のないこの星で、ここだけは死を感じさせてくれる」と述べている。エス・テランは霊子の全てが御使いと化しているため、星としては死んだまま存在している。その中でこの「庭」は失われた命にわずかなりとも関わっているため、アサキムの切望する「死」にもっとも近い場所と言える。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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=== [[Zシリーズ]] ===
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;[[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇]]
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:エピローグにおいて、全景が映し出される。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:第59話でその全景を見ることが出来る。第60話・第61話では実際に戦場となる。地上ステージだがカオス・コスモスの影響を受けているため、天元突破グレンラガンやダイバスターも使用可能。
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:第56話で全景を見ることが出来、第59話で宙域に到達する。第60話・第61話では実際に戦場となる。地上ステージだがカオス・コスモスの影響を受けているため、天元突破グレンラガンやダイバスターも使用可能で、地形も「地上/宇宙」となっている。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[シュロウガ]]
 
;[[シュロウガ]]
 
:どこからかエス・テランに漂着し、ドクトリンが回収・解析した。パイロットは既にいなくなっており、誰だったのか、どこに行ったのかは不明。
 
:どこからかエス・テランに漂着し、ドクトリンが回収・解析した。パイロットは既にいなくなっており、誰だったのか、どこに行ったのかは不明。
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2020年1月19日 (日) 21:25時点における最新版

惑星エス・テランは『第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇』に登場する惑星。

概要編集

御使いの母星であり、カオス・コスモスにおける太陽系第3惑星、つまりその世界における地球。重力が非常に弱く、大気圏も薄く、高高度は宇宙空間と変わらない。つまり生物の住める環境ではない。また、構造がカオス・コスモス同様の因果混乱地帯であるため、地表であっても天元突破グレンラガンダイバスターが活動可能。

さらに、霊子の全てが御使いとなったことにより、この星には生命体が存在しない。物質の意志すらも死んでいるまさに「死の星」であり、植物どころか細菌やウイルスすらいない。そのため、地表は氷のような結晶体に覆われ、海すらも白く染まっている。

惑星周辺は十二宮の紋章を描いた次元結界で守られ、さらに太陽ではなくエス・テランそのものが光を発している。元が地球であるため、御使いの誕生以前は他世界の地球とほぼ同等の文明・文化が存在していたらしく、スフィアの名前が「地球から見える星座」の名前であったり、宇宙の時間単位が太陽系の地球基準である「年」で計算されていたのはそれが理由。

地球で言うロシア北部、蒼の地球ではラース・バビロンがあった地点には、御使いの本拠地にして聖地たる「黒い太陽」が存在している。アドヴェントによって至高神再誕の儀式が行われた際の衝撃により、完全に破壊された。

黒い太陽編集

至高神ソルが自害した際にエス・テランに残された3つの要素のうち、残り火より生み出された神器。文字通りに漆黒の太陽の姿をしているが、サイズはかなり小さい。天獄篇第61話「黒い太陽」では侵入不可のマップ背景として登場する[1]

カオス・コスモスの天の川銀河に存在した太陽を使用しているため、これ自体にも次元力が満ち溢れている。いわば御使いの力の源でもある。御使いは普段はここで他の並行世界の様子を監視している。

コズミック・イラ世界において時空振動弾を強制起爆した際、その「爆風」がこの黒い太陽に触れたことで、カオス・コスモスから天柱を通じてその影響が(Z世界における)全ての並行世界に伝播。結果としておきたのが大時空震動である。

ゆえに、黒い太陽は全ての並行世界の結び目たる「超特異点」と化しており、真の時空修復においてはこれが使われた。至高神Z誕生後はその心臓として機能したが、時空修復完了に伴い至高神ごと消滅した。

ちなみに黒い太陽とは、ローマにおける原初の豊穣神「サトゥルヌス」(ギリシア神話のクロノスに相当)の異名でもある。

サクリファイの庭編集

蒼の地球のリモネシア共和国聖インサラウム王国の聖都、「マクロスシリーズ」世界のマヤン島の座標、赤道直下東経150度の位置にある区域。墓標のようなモニュメントが立ち並んでいる。サクリファイが失われた生命を悼み、悲しむための場所。

アサキムはここをZ-BLUEとの決戦場に選んだ理由について、「命のないこの星で、ここだけは死を感じさせてくれる」と述べている。エス・テランは霊子の全てが御使いと化しているため、星としては死んだまま存在している。その中でこの「庭」は失われた命にわずかなりとも関わっているため、アサキムの切望する「死」にもっとも近い場所と言える。

登場作品編集

Zシリーズ編集

第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
エピローグにおいて、全景が映し出される。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
第56話で全景を見ることが出来、第59話で宙域に到達する。第60話・第61話では実際に戦場となる。地上ステージだがカオス・コスモスの影響を受けているため、天元突破グレンラガンやダイバスターも使用可能で、地形も「地上/宇宙」となっている。

関連機体編集

シュロウガ
どこからかエス・テランに漂着し、ドクトリンが回収・解析した。パイロットは既にいなくなっており、誰だったのか、どこに行ったのかは不明。

脚注編集

  1. この時は黒い球体だが、御使いたちの会話シーンの背景では「炎を上げながら黒く泡立つ不気味な何か」として描かれている上、「黒い太陽」クリアまで「???」表記なので、これが黒い太陽だと気づかなかったユーザーも多い。