「ジェミニス」の版間の差分

 
(10人の利用者による、間の21版が非表示)
1行目: 1行目:
==ジェミニス(Geminis)==
+
'''ジェミニス'''は『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]』に登場する敵組織。
[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]』に登場する敵組織。時獄篇における黒幕に位置する。
 
  
 +
== 概要 ==
 
隊長[[ガドライト・メオンサム]]の指揮のもと、[[エタニティ・フラット]]完成の監視のために動いていた。
 
隊長[[ガドライト・メオンサム]]の指揮のもと、[[エタニティ・フラット]]完成の監視のために動いていた。
  
元々は[[惑星ジェミナイ]]の精鋭を選りすぐった防衛部隊であり、伝統武術を機動兵器で再現する「コマンドアーツ」を使用する戦いを得意としている。
+
元々は[[惑星ジェミナイ]]の精鋭を選りすぐった防衛部隊であり、伝統武術を機動兵器で再現する「コマンドアーツ」を使用する戦いを得意としている。隊長機・[[ジェミニア]]の戦闘力と部隊全体の連携力からジェミナイ最強の戦力を誇っていたが、[[サイデリアル]]の圧倒的な戦力に屈し結果ジェミナイも滅亡、残存兵力はそのままサイデリアルの隷下に置かれる事となった。
  
隊長機[[ジェミニア]]の圧倒的な強さと部隊全体の連携力から、ジェミナイ最強の戦力として星の守護者となっていたが、[[尸空]]率いる[[サイデリアル]]の部隊の襲撃には手も足も出ず母星滅亡の憂き目を見、残存兵力は尸空の属する「鬼宿」隷下の実行部隊として吸収されることになった。
+
その後はサイデリアルの命令によって任務を遂行していたと考えられるが、本編開始の少し前にガドライト含む全軍で[[蒼の地球]]へ襲来。その任務は「時獄」ことエタニティ・フラットの完成の監視であるが、恙無く遂行された場合ジェミニスも絶対時間の停止に巻き込まれていたことになる。これは、[[哀しみのサクリファイ]]の慈悲であるらしい(15話開始時の呟きにそれを示唆する文言がある)。だが、ガドライトはその慈悲も、サイデリアルに対しながらジェミナイが滅んで地球が守られる、という事実も認められず、任務を放棄して地球滅亡のため行動を開始。
  
その後はサイデリアルの指令によって任務を遂行していたと考えられるが、本編開始の少し前にガドライト含む全軍で[[アオの星]]へ襲来。その任務は「時獄」ことエタニティ・フラットの完成の監視であるが、恙無く遂行された場合ジェミニスも絶対時間の停止に巻き込まれていたことになる。これは、サイデリアルのトップたる「神」の慈悲であるらしい(15話開始時の呟きにそれを示唆する文言がある)。だが、ガドライトはその慈悲も、サイデリアルに対しながらジェミナイが滅んで地球が守られる、という事実も認められず、任務を放棄して地球滅亡のため行動を開始。隊員達がこれに唯々諾々と従った理由は作中では描写されておらず、ガドライトの行動が個人的感情によるものだったという事を知っていたかすら不明。
+
この行動は当然ながら哀しみのサクリファイの知るところとなり、任務放棄に対する制裁の為、[[尸空]]を蒼の地球へと派遣。その尸空はしばらくの間行動を起こさず監視を続けており、その間にジェミニスは行動を続行。最終的には[[アクシズ]]宙域で[[Z-BLUE]]と激突した結果、同部隊に属する[[ジェニオン|ジェニオン・ガイ]]によってジェミニアが撃破されガドライトは戦死。一時は落ち延びたアンナロッタも身ごもった子もろとも尸空に抹殺され、ジェミニスは種族(ジェミナイド)としての「誇り」と「未来」を同時に失う事となった……かに思われていたが、尸空はアンナロッタ「だけ」を処刑する事を命じられていたため、彼女が身籠った子供とジェミニスの隊員達は無事で、ガドライトとアンナロッタの娘であるアンナとロッタが生まれたことでジェミナイドの未来は繋がれていたのであった。
  
この行動は当然ながら組織の知るところとなり、任務放棄に対する制裁を決定したサイデリアルは尸空を[[地球]]へと派遣。その尸空はしばらくの間行動を起こさず監視を続けており、その間にジェミニスは行動を続行。最終的には[[アクシズ]]宙域で[[Z-BLUE]]と激突した結果、同部隊に属する[[ジェニオン|ジェニオン・ガイ]]によってジェミニアが撃破されガドライトは戦死。一時は落ち延びたアンナロッタも身ごもった子もろとも尸空に抹殺され、ジェミニスは種族(ジェミナイド)としての「誇り」と「未来」を同時に失う事となった……かに思われていたが、尸空はアンナロッタ「だけ」を処刑する事を命じられていたため、彼女が身籠った子供とジェミニスの隊員達は無事で、ガドライトとアンナロッタの娘であるアンナとロッタが生まれたことでジェミナイドの未来は繋がれていたのであった。
+
その後、[[天獄戦争]]中期に[[西条涼音#アムブリエル|アムブリエル]]が加入したのを受け、実質彼女一人のワンマンフォースとして再編されている。
  
== 登場作品と扱われ方 ==
+
== 登場作品 ==
 +
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
:本作オリジナルの敵組織だが、登場した時点で既に別の組織の隷下、という扱い。一般隊員も念動力持ちであるため、やたらと当ててくる。
+
:本作オリジナルの敵組織だが、登場した時点で既に別の組織の隷下、という扱い。一般隊員も[[念動力]]持ちであるため、やたらと当ててくる。
 +
;[[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇]]
 +
:[[翠の地球]]においても活動していた。
 +
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 +
:ガドライトの生存が確認された。生き延びた隊員達は登場しないが、ガドライトの発言から無事である事がわかる。<ref>『天獄篇』の用語辞典によると、生き残った隊員達はアンナとロッタを連れて地球圏から脱出し、追撃してくるサイデリアルからの果てしない逃避行を続けているらしい。</ref>
  
== 関連人物 ==
+
== 所属人物 ==
 
;[[ガドライト・メオンサム]]
 
;[[ガドライト・メオンサム]]
 
:隊長。階級は不明だが中佐以上だと思われる。
 
:隊長。階級は不明だが中佐以上だと思われる。
23行目: 28行目:
 
;[[ジェミニス (一般兵)]]
 
;[[ジェミニス (一般兵)]]
 
:一般兵士達。
 
:一般兵士達。
;[[尸空]]
+
 
:サイデリアルにおける統括者。
+
== 関連人物 ==
 +
;[[西条涼音#アムブリエル|アムブリエル]]
 +
:[[天獄戦争]]では、彼女がサイデリアルに加入したのを受け、実質彼女一人のワンマンフォースとして再編されている。
 +
;[[哀しみのサクリファイ]]
 +
:時の牢獄が完成するまでの監視役として、ジェミニスを「時獄の監視者」として送り込んだ。
 +
:仮にジェミニスが命令に背いた行動を執った場合、ジェミナイド再興の希望であるアンナロッタを処刑するよう尸空に命令していた。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
35行目: 45行目:
 
;[[デイモーン]]
 
;[[デイモーン]]
 
:アンゲロイと同様にサイデリアルより提供された無人機。
 
:アンゲロイと同様にサイデリアルより提供された無人機。
<!-- == 関連する用語 == -->
 
  
== 資料リンク ==
+
== 関連用語 ==
*{{検索|ジェミニス}}
+
;[[惑星ジェミナイ]]
 +
:ジェミニスの故郷。サイデリアルによって滅ぼされてしまった。
 +
;霊子力
 +
:ジェミナイでは[[次元力]]をこう呼ぶらしい。
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
 +
 
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{DEFAULTSORT:しえみにす}}
 
{{DEFAULTSORT:しえみにす}}

2020年1月19日 (日) 11:33時点における最新版

ジェミニスは『第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇』に登場する敵組織。

概要編集

隊長ガドライト・メオンサムの指揮のもと、エタニティ・フラット完成の監視のために動いていた。

元々は惑星ジェミナイの精鋭を選りすぐった防衛部隊であり、伝統武術を機動兵器で再現する「コマンドアーツ」を使用する戦いを得意としている。隊長機・ジェミニアの戦闘力と部隊全体の連携力からジェミナイ最強の戦力を誇っていたが、サイデリアルの圧倒的な戦力に屈し結果ジェミナイも滅亡、残存兵力はそのままサイデリアルの隷下に置かれる事となった。

その後はサイデリアルの命令によって任務を遂行していたと考えられるが、本編開始の少し前にガドライト含む全軍で蒼の地球へ襲来。その任務は「時獄」ことエタニティ・フラットの完成の監視であるが、恙無く遂行された場合ジェミニスも絶対時間の停止に巻き込まれていたことになる。これは、哀しみのサクリファイの慈悲であるらしい(15話開始時の呟きにそれを示唆する文言がある)。だが、ガドライトはその慈悲も、サイデリアルに対しながらジェミナイが滅んで地球が守られる、という事実も認められず、任務を放棄して地球滅亡のため行動を開始。

この行動は当然ながら哀しみのサクリファイの知るところとなり、任務放棄に対する制裁の為、尸空を蒼の地球へと派遣。その尸空はしばらくの間行動を起こさず監視を続けており、その間にジェミニスは行動を続行。最終的にはアクシズ宙域でZ-BLUEと激突した結果、同部隊に属するジェニオン・ガイによってジェミニアが撃破されガドライトは戦死。一時は落ち延びたアンナロッタも身ごもった子もろとも尸空に抹殺され、ジェミニスは種族(ジェミナイド)としての「誇り」と「未来」を同時に失う事となった……かに思われていたが、尸空はアンナロッタ「だけ」を処刑する事を命じられていたため、彼女が身籠った子供とジェミニスの隊員達は無事で、ガドライトとアンナロッタの娘であるアンナとロッタが生まれたことでジェミナイドの未来は繋がれていたのであった。

その後、天獄戦争中期にアムブリエルが加入したのを受け、実質彼女一人のワンマンフォースとして再編されている。

登場作品編集

Zシリーズ編集

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
本作オリジナルの敵組織だが、登場した時点で既に別の組織の隷下、という扱い。一般隊員も念動力持ちであるため、やたらと当ててくる。
第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
翠の地球においても活動していた。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
ガドライトの生存が確認された。生き延びた隊員達は登場しないが、ガドライトの発言から無事である事がわかる。[1]

所属人物編集

ガドライト・メオンサム
隊長。階級は不明だが中佐以上だと思われる。
アンナロッタ・ストールス
副長。階級は少佐。惑星ジェミナイ最後の女性であり、ジェミナイドの子孫を残せる唯一の存在。
ジェミニス (一般兵)
一般兵士達。

関連人物編集

アムブリエル
天獄戦争では、彼女がサイデリアルに加入したのを受け、実質彼女一人のワンマンフォースとして再編されている。
哀しみのサクリファイ
時の牢獄が完成するまでの監視役として、ジェミニスを「時獄の監視者」として送り込んだ。
仮にジェミニスが命令に背いた行動を執った場合、ジェミナイド再興の希望であるアンナロッタを処刑するよう尸空に命令していた。

関連機体編集

ジェミニア
隊長機。ガドライトの乗機。
ディオスク
精鋭部隊であるジェミニス用に開発された機体。現在は生産ラインが無くなり再生産が不可能なため、戦場への投入はガドライトの判断で決められる。
アンゲロイGEM
サイデリアルより提供された機体。ジェミニス仕様はバイオレットのカラーリング。
デイモーン
アンゲロイと同様にサイデリアルより提供された無人機。

関連用語編集

惑星ジェミナイ
ジェミニスの故郷。サイデリアルによって滅ぼされてしまった。
霊子力
ジェミナイでは次元力をこう呼ぶらしい。

脚注編集

  1. 『天獄篇』の用語辞典によると、生き残った隊員達はアンナとロッタを連れて地球圏から脱出し、追撃してくるサイデリアルからの果てしない逃避行を続けているらしい。