「フォビドゥンガンダム」の版間の差分

(『フォビドゥン』という言葉の意味について加筆)
(→‎携帯機シリーズ: JとWでのフレスベルグについて。)
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== GAT-X252 フォビドゥンガンダム(Forbidden Gundam) ==
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{{登場メカ概要
*[[登場作品]][[機動戦士ガンダムSEED]]
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| タイトル = フォビドゥン
*分類:試作型モビルスーツ
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| 外国語表記 = [[外国語表記::FORBIDDEN GUNDAM]]<ref>[https://www.1999.co.jp/10033125 バンダイ 1/144 HG フォビドゥンガンダム]、パッケージより。</ref>
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*所属:[[地球連合軍]]
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*主なパイロット:[[シャニ・アンドラス]]
 
  
後期GAT-Xシリーズに属する[[モビルスーツ]]で、X200系フレームを採用している。『Forbidden』とは『禁忌、禁断』を意味する。
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'''フォビドゥンガンダム'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[登場メカ]]
  
敵地への電撃侵攻がコンセプトで、敵機からの集中攻撃を無効にするためにトランスフェイズ装甲とゲシュマイディッヒ・パンツァーを装備している他、武装も強襲用の物を搭載している。背部のバックパックを上半身に被るようにする事で高速強襲形態となり、大気圏内でも飛行が可能になる。
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== 概要 ==
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後期GAT-Xシリーズに属する[[モビルスーツ]]で、X200系フレームを採用している。「Forbidden」とは「禁忌、禁断」を意味する。
  
[[オーブ解放作戦]]時に初めて実戦投入され、[[カラミティガンダム|カラミティ]]、[[レイダーガンダム|レイダー]]と共に[[フリーダムガンダム|フリーダム]]や[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]と互角の戦いをしてみせた。その後も何度も交戦する。ボアズ攻略戦や第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にも参戦し、[[ジン]]や[[ゲイツ (SEED)|ゲイツ]]を多数撃墜したが、[[デュエルガンダム|デュエル]]との戦闘でフレスベルグを直撃させて撃破したと思って油断した隙に、アーマーをパージして攻撃を防いだデュエルの接近を許してしまい、ビームサーベルでコクピットを貫かれ、撃破された。
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敵地への電撃侵攻がコンセプトで、敵機からの集中攻撃を無効にするためにトランスフェイズ装甲とエネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」を装備している他、武装も強襲用の物を搭載している。背部のバックパックを上半身に被るようにする事で高速強襲形態となり、大気圏内でも飛行が可能になる。
  
上述の対デュエル戦で撃破された時の方法からも分かるように、原作中では『至近距離でのビーム攻撃』しか決定打にならないという、高い防御力を持つ機体だった。スパロボでもこの守りの堅さは再現されており、回避能力と相まって強敵である。
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エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」とは[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]の搭載していたステルスシステム「ミラージュコロイド」の原理を応用した対ビーム防御システム。背部ユニットに装備されており、磁場を発生させてビームの軌道を偏向するというもの。フレスベルグの偏向装置も兼ねている。アグニ等の高出力ビームも容易に偏向可能。しかし、至近距離からのビームは曲げられず、ビームサーベルのような接近戦用武装への効果は限定される。また、実弾兵器も防げないが、TP装甲を持つ本機では問題にならない。使用時に大量の電力を消費するが、新型の大容量ジェネレーターやTP装甲の採用による省電力化により、充分実用的な稼働時間が確保されている。総合すると『至近距離でのビーム攻撃』しか決定打にならないという、高い防御力を持つ機体と言える。
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=== 作中での様相 ===
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その後も何度も交戦する。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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スパロボでも守りの堅さは再現されており、回避能力と相まって強敵である。
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;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:守りが堅く、バリア貫通武器を持つユニットか[[直撃]]を持つキャラクターを小隊に入れて戦闘するのが基本。SEED系の敵の中でも屈指の強敵。
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:初登場作品。守りが堅く、バリア貫通武器を持つユニットか[[直撃]]を持つキャラクターを小隊に入れて戦闘するのが基本。SEED系の敵の中でも屈指の強敵。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦J]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦J}}
 
:TP装甲とゲシュマイディッヒ・パンツァーのおかげで防御力が高い。
 
:TP装甲とゲシュマイディッヒ・パンツァーのおかげで防御力が高い。
;[[スーパーロボット大戦W]]
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:フレスベルグを使う際の、ゲシュマイディッヒ・パンツァーの向きが上下逆になっている([[第3次スーパーロボット大戦α|同時期の作品]]は設定通りの向き)。
:Jの時と同じ仕様。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
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:『J』とほぼ同じ仕様。
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:フレスベルグも同じ仕様。
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
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:第26話「覚悟ある再会」のボスユニットとして登場。パイロットは[[シャニ・アンドラス]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:敵ユニットとして登場。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
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;75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
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:頭部に内蔵された近接防御機関砲。[[ストライクガンダム|ストライク]]等に装備されている物と同じ。
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;115mm機関砲「アルムフォイヤー」
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:両腕部に内蔵された武装。固定火器なので、他の武装を保持しつつ使用できる。
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;88mmレールガン「エクツァーン」
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:背部ユニットに設置された実弾兵器。フレスベルグのビームを曲げる砲身型のゲシュマイディッヒ・パンツァーとしての役割も持つ。
 
;誘導プラズマ砲「フレスベルグ」
 
;誘導プラズマ砲「フレスベルグ」
 
:背部ユニットに内蔵された高出力ビーム兵器。エクツァーンの砲身を利用したゲシュマイディッヒ・パンツァーによってビームの軌道を自在に偏向できる。<br/>名前の由来は[[北欧神話]]で伝えられる風を巻き起こす鷲の姿をした巨人「フレズベルク」。
 
:背部ユニットに内蔵された高出力ビーム兵器。エクツァーンの砲身を利用したゲシュマイディッヒ・パンツァーによってビームの軌道を自在に偏向できる。<br/>名前の由来は[[北欧神話]]で伝えられる風を巻き起こす鷲の姿をした巨人「フレズベルク」。
 
;重刎首鎌(じゅうふんしゅれん)「ニーズヘグ」
 
;重刎首鎌(じゅうふんしゅれん)「ニーズヘグ」
 
:格闘戦用の武装。その刀身にはグレイブヤードからもたらされた特殊精錬技術が用いられているらしい。PS装甲には通用しないが、通常装甲なら簡単に切り裂く事ができる。<br/>名の由来は北欧神話で伝えられる世界樹ユグドラシルの根を噛む蛇の名「ニーズヘッグ」に由来する。
 
:格闘戦用の武装。その刀身にはグレイブヤードからもたらされた特殊精錬技術が用いられているらしい。PS装甲には通用しないが、通常装甲なら簡単に切り裂く事ができる。<br/>名の由来は北欧神話で伝えられる世界樹ユグドラシルの根を噛む蛇の名「ニーズヘッグ」に由来する。
;88mmレールガン「エクツァーン」
 
:背部ユニットに設置された実弾兵器。フレスベルグのビームを曲げる砲身型のゲシュマイディッヒ・パンツァーとしての役割も持つ。
 
;115mm機関砲「アルムフォイヤー」
 
:両腕部に内蔵された武装。固定火器なので、他の武装を保持しつつ使用できる。
 
;75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
 
:頭部に内蔵された近接防御機関砲。[[ストライクガンダム|ストライク]]等に装備されている物と同じ。
 
  
 
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:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動。
 
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;[[TP装甲]]
 
;[[TP装甲]]
:[[PS装甲]]の改良型。バイタルパート周辺部の通常装甲の内側に[[PS装甲]]を備え、着弾時にのみ相転移するようになっている。これによってエネルギー消費を大幅に抑える事に成功している。
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;エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」
 
;エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」
:[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]の搭載していたステルスシステム「ミラージュコロイド」の原理を応用した対ビーム防御システム。背部ユニットに装備されており、磁場を発生させてビームの軌道を偏向するというもの。フレスベルグの偏向装置も兼ねている。アグニ等の高出力ビームも容易に偏向可能。しかし、至近距離からのビームは曲げられず、ビームサーベルのような接近戦用武装への効果は限定される。また、実弾兵器も防げないが、TP装甲を持つ本機では問題にならない。使用時に大量の電力を消費するが、新型の大容量ジェネレーターやTP装甲の採用による省電力化により、充分実用的な稼働時間が確保されている。後に、この技術を応用した戦略兵器「[[レクイエム]]」が建造されている。
+
:ビーム兵器のダメージを1500軽減。消費EN10。
;[[変形]]
 
:高速強襲形態に変形する。
 
  
 
=== 移動タイプ ===
 
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
=== 強化型・バリエーション機 ===
 
=== 強化型・バリエーション機 ===
;フォビドゥンブルー
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;[https://gundam.wiki.cre.jp/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%93%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC フォビドゥンブルー](SRW未参戦)
:MSV。フォビドゥンをベースに開発した水中用MS(SRW未登場)。武装が水中用に変更されている他、ゲシュマイディッヒ・パンツァーを応用した対水圧機能を持ち、理論上は力場が展開されている限りどこまでも潜行することが可能。ただし物質的な耐圧殻が無く、'''エネルギーが切れたが最後即座に圧壊する'''という欠点がある。この事からテストパイロットには「フォビドゥン・コフィン(禁断の'''棺桶''')」と呼ばれ恐れられた。
+
:『SEED MSV』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』に登場。フォビドゥンをベースに開発した水中用MSの試験機。ゲシュマイディッヒ・パンツァーを応用した対水圧機能を持つ。
:『SEED DESTINY』公式サイトで紹介されているが実際に登場したのは後述のフォビドゥンヴォーテクスであった。
 
;ディープフォビドゥン
 
:MSV。フォビドゥンブルーのデータを受けて開発された制式採用機(SRW未登場)。ゲシュマイディッヒ・パンツァーを用いた対水圧機能は同じだが、コクピット周りに耐圧殻を施し、エネルギー切れ時の耐圧性の欠点を解消した。
 
;フォビドゥンヴォーテクス
 
:『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』に登場した水中用の機体(SRW未登場)。フォビドゥンブルーの後継機で、見た目はほとんど変わっていないが、内部に改良が加えられており、性能が向上している。また、ディープフォビドゥンと同じくコクピット周りに耐圧殻を施している。
 
:劇中では[[ヘブンズベース]]に配備されており、反[[ロゴス]]同盟軍の[[グーン]]や[[ゾノ]]を撃墜していたが、次第に物量で圧倒されて撃墜されていた。
 
:スパロボ出演は未だ無いが、もし登場したら「水中用機体(大半の武器がダメージ減)」「二種の特殊装甲(フォビドゥンと同じで至近距離でのビーム攻撃以外軽減)」「量産型(雑魚として複数出現)」とかなり厄介な機体になるのは間違い無いだろう(設定が再現されればだが)。
 
;ロートフォビドゥン
 
:『DESTINY ASTRY R』に登場する機体(SRW未登場)。アクタイオン・プロジェクトのコンセプトに基に開発した機体で、同時に製造されたブラウカラミティとゲルプレイダーがオリジナルと同じ生体CPU用の機体をベースにしてるのに対して、上記のフォビドゥンヴォーテクスをベースにして製造されている。3機に共通するベース機の能力を2倍にして強化しつつ弱点をカバーするというコンセプトで開発されており、脚部にもゲシュマイディッヒパンツァー展開用のミラージュコロイド噴出装置が設置されており、全方位で対ビーム用磁場を展開可能となっている。
 
  
 
=== 関連機 ===
 
=== 関連機 ===
;[[カラミティガンダム]]、[[レイダーガンダム]]
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;[[カラミティガンダム|カラミティ]]、[[レイダーガンダム|レイダー]]
 
:後期GAT-Xシリーズの兄弟機。
 
:後期GAT-Xシリーズの兄弟機。
;[[ブリッツガンダム]]
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;[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]
 
:ブリッツと同系列のフレームであり、ミラージュコロイドの技術も応用している。
 
:ブリッツと同系列のフレームであり、ミラージュコロイドの技術も応用している。
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;[[レクイエム]]
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:ゲシュマイディッヒ・パンツァーの技術が応用されている。
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== 脚注 ==
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<references />
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2023年11月11日 (土) 16:16時点における最新版

フォビドゥンガンダムは『機動戦士ガンダムSEED』の登場メカ

フォビドゥン
外国語表記 FORBIDDEN GUNDAM[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 大河原邦男
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 GAT-X252
全高 17.47 m
重量 85.33 t
装甲 トランスフェイズ装甲
開発 アズラエル財団傘下の国防連合企業体(デトロイト
所属 地球連合軍
パイロット シャニ・アンドラス
テンプレートを表示

概要編集

後期GAT-Xシリーズに属するモビルスーツで、X200系フレームを採用している。「Forbidden」とは「禁忌、禁断」を意味する。

敵地への電撃侵攻がコンセプトで、敵機からの集中攻撃を無効にするためにトランスフェイズ装甲とエネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」を装備している他、武装も強襲用の物を搭載している。背部のバックパックを上半身に被るようにする事で高速強襲形態となり、大気圏内でも飛行が可能になる。

エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」とはブリッツの搭載していたステルスシステム「ミラージュコロイド」の原理を応用した対ビーム防御システム。背部ユニットに装備されており、磁場を発生させてビームの軌道を偏向するというもの。フレスベルグの偏向装置も兼ねている。アグニ等の高出力ビームも容易に偏向可能。しかし、至近距離からのビームは曲げられず、ビームサーベルのような接近戦用武装への効果は限定される。また、実弾兵器も防げないが、TP装甲を持つ本機では問題にならない。使用時に大量の電力を消費するが、新型の大容量ジェネレーターやTP装甲の採用による省電力化により、充分実用的な稼働時間が確保されている。総合すると『至近距離でのビーム攻撃』しか決定打にならないという、高い防御力を持つ機体と言える。

作中での様相編集

オーブ解放作戦時に初めて実戦投入され、カラミティレイダーと共にフリーダムジャスティスと互角の戦いをしてみせた。

その後も何度も交戦する。

ボアズ攻略戦や第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にも参戦し、ジンゲイツを多数撃墜したが、デュエルとの戦闘でフレスベルグを直撃させて撃破したと思って油断した隙に、アーマーをパージして攻撃を防いだデュエルの接近を許してしまい、ビームサーベルでコクピットを貫かれ、撃破された。

登場作品と操縦者編集

スパロボでも守りの堅さは再現されており、回避能力と相まって強敵である。

αシリーズ編集

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初登場作品。守りが堅く、バリア貫通武器を持つユニットか直撃を持つキャラクターを小隊に入れて戦闘するのが基本。SEED系の敵の中でも屈指の強敵。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦J
TP装甲とゲシュマイディッヒ・パンツァーのおかげで防御力が高い。
フレスベルグを使う際の、ゲシュマイディッヒ・パンツァーの向きが上下逆になっている(同時期の作品は設定通りの向き)。
スーパーロボット大戦W
『J』とほぼ同じ仕様。
フレスベルグも同じ仕様。

単独作品編集

スーパーロボット大戦Card Chronicle
第26話「覚悟ある再会」のボスユニットとして登場。パイロットはシャニ・アンドラス
スーパーロボット大戦X-Ω
敵ユニットとして登場。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部に内蔵された近接防御機関砲。ストライク等に装備されている物と同じ。
115mm機関砲「アルムフォイヤー」
両腕部に内蔵された武装。固定火器なので、他の武装を保持しつつ使用できる。
88mmレールガン「エクツァーン」
背部ユニットに設置された実弾兵器。フレスベルグのビームを曲げる砲身型のゲシュマイディッヒ・パンツァーとしての役割も持つ。
誘導プラズマ砲「フレスベルグ」
背部ユニットに内蔵された高出力ビーム兵器。エクツァーンの砲身を利用したゲシュマイディッヒ・パンツァーによってビームの軌道を自在に偏向できる。
名前の由来は北欧神話で伝えられる風を巻き起こす鷲の姿をした巨人「フレズベルク」。
重刎首鎌(じゅうふんしゅれん)「ニーズヘグ」
格闘戦用の武装。その刀身にはグレイブヤードからもたらされた特殊精錬技術が用いられているらしい。PS装甲には通用しないが、通常装甲なら簡単に切り裂く事ができる。
名の由来は北欧神話で伝えられる世界樹ユグドラシルの根を噛む蛇の名「ニーズヘッグ」に由来する。

特殊能力編集

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。
TP装甲
エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」
ビーム兵器のダメージを1500軽減。消費EN10。

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

M

関連機体編集

強化型・バリエーション機編集

フォビドゥンブルー(SRW未参戦)
『SEED MSV』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』に登場。フォビドゥンをベースに開発した水中用MSの試験機。ゲシュマイディッヒ・パンツァーを応用した対水圧機能を持つ。

関連機編集

カラミティレイダー
後期GAT-Xシリーズの兄弟機。
ブリッツ
ブリッツと同系列のフレームであり、ミラージュコロイドの技術も応用している。
レクイエム
ゲシュマイディッヒ・パンツァーの技術が応用されている。

脚注編集

商品情報編集

資料リンク編集