差分

1,675 バイト追加 、 2014年8月13日 (水) 18:55
編集の要約なし
3行目: 3行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
『[[機動戦士Ζガンダム]]』、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』と同時代を背景とする、もう一つのガンダムの物語。モデルグラフィックス誌に掲載された、模型とショートストーリー(と設定と解説と非登場機の模型)からなる作品である(小説化、別冊ムック化がされている)。
+
『[[機動戦士Ζガンダム]]』、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』と同時代を背景とする、もう一つのガンダムの物語。モデルグラフィックス誌(アートボックス編)に掲載された、模型とショートストーリー(と設定と解説と非登場機の模型)からなる作品である(小説化、別冊ムック化がされている)。
   −
1996年には掲載紙の『モデルグラフィックス』を編集しているアートボックスと、当時バンプレストの親会社でプラモデルを発売していたバンダイとの間で、ガレージキットのイベント販売を巡りトラブルが発生。その際に、アートボックス側は本作について一定の権利を有していることを主張したものの、翌年にはガンダムシリーズの版権は「創通エージェンシー・サンライズ」のもということで落ち着いていて、現在はバンダイが『センチネル』関連の商品を発売する際に、アートボックス側に事前承諾を入れているとされている。
+
『ガンダムΖΖ』放送終了と『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』劇場公開の間に生ずるプラモデル展開の空白期間を埋めるため、プラモデルを販売するバンダイが模型誌『モデルグラフィックス』にプラモデル新シリーズの企画協力を求めたことで企画がスタートした。しかし『逆襲のシャア』のプラモデル展開が予定より早められることになったため、第1弾キットを発売しただけで企画凍結となってしまう。これを受け『モデルグラフィックス』はバンダイに許可を受けたうえで独自に連載企画を開始。これが人気となり『逆襲のシャア』のプラモデル展開終了後に改めてプラモデル企画が再開されることとなった。
 +
 
 +
== 版権について ==
 +
ガンダムシリーズの当日版権が唯一許諾されるガレージキット販売イベント「JAF-CON」において、本作に関わるガレージキットも販売許可が出されていたのだが、1996年に開催された「JAF-CON V」において本作関連のガレージキットのみが販売中止となってしまった。『モデルグラフィックス』側は誌面で本作について一定の権利を有しており、バンダイから商品化料も受け取っていることを主張したが、翌年には商品化料ではなく企画協力費であったとこれを撤回。ガンダムシリーズの版権は「創通エージェンシー・サンライズ」のものとして落ち着いた。
 +
 
 +
現在はバンダイが『センチネル』関連の商品を発売する際に、アートボックス側に事前承諾を入れているとされている。
    
ゲーム作品については『SDガンダム GGENERATION』シリーズにおいて、『ZERO』(1999年発売)と『F』(2000年発売)では原作ストーリーが再現されたものの、その後の作品では一部のMSとパイロットが登場するだけとなっている。また、『ガンダムバトルクロニクル』(2007年発売)や『エクストリームバーサス フルブースト』(2014年発売)といったリアル頭身のMSが登場するゲーム作品では、他の機体とは異なりパイロットが搭乗している描写が行われていない。『エクストリームバーサス フルブースト』については、開発者がこの処置について「諸事情」とだけコメントしており、『センチネル』については現在においても何かしらの制約がかけられているとされている。
 
ゲーム作品については『SDガンダム GGENERATION』シリーズにおいて、『ZERO』(1999年発売)と『F』(2000年発売)では原作ストーリーが再現されたものの、その後の作品では一部のMSとパイロットが登場するだけとなっている。また、『ガンダムバトルクロニクル』(2007年発売)や『エクストリームバーサス フルブースト』(2014年発売)といったリアル頭身のMSが登場するゲーム作品では、他の機体とは異なりパイロットが搭乗している描写が行われていない。『エクストリームバーサス フルブースト』については、開発者がこの処置について「諸事情」とだけコメントしており、『センチネル』については現在においても何かしらの制約がかけられているとされている。
24行目: 29行目:     
== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
直接機体が登場したのは『バトルドッジボールII』や『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』と移植作の『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』のみ。『第4次』発売後に上記のトラブルが発生した影響(バンダイは当時バンプレストの親会社)かどうかは不明だが、『[[全スーパーロボット大戦電視大百科]]』では本作に関わる資料が収録されなかった。その後は機体が[[没データ]]に存在している作品が存在するものの、結局本編には一切登場していない([[未参戦作品/一覧]]も参照のこと)。2011年7月にはゲームアーカイブスにおいて『第4次S』の配信が開始されている。
+
直接機体が登場したのは『バトルドッジボールII』や『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』と移植作の『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』のみ。その後は機体が[[没データ]]に存在している作品が存在するものの、本編には一切登場していなかった([[未参戦作品/一覧]]も参照のこと)が、2011年7月にはゲームアーカイブスにおいて『第4次S』の配信が開始されている。
 +
 
 +
旧シリーズのデータベースソフトである『[[全スーパーロボット大戦電視大百科]]』(1998年発売)では、本作に関わる資料が収録されなかった。このことから『第4次』(1995年発売)にSガンダムなどを登場させたのは版権元に無許可であり、その影響で現在に至るまで本作は未参戦という説があるが、この説は現在のところソースが確認されておらず俗説・都市伝説のようなものである。上記のトラブルが発生したのは『第4次』発売後の1996年のことであり、『第4次』から2年後に発売された『F』(1997年発売)や、更に6年後発売の『第2次α』(2003年発売)では登場させようとしていた形跡があり、未参戦の理由は不明である。
    
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
30行目: 37行目:  
:リアル系主人公を選んだ場合に[[Sガンダム]]を入手でき、ルート次第で[[Ex-Sガンダム]]に強化される。強化パーツでは[[ALICE]]が登場。
 
:リアル系主人公を選んだ場合に[[Sガンダム]]を入手でき、ルート次第で[[Ex-Sガンダム]]に強化される。強化パーツでは[[ALICE]]が登場。
 
;[[スーパーロボット大戦F]]・[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
;[[スーパーロボット大戦F]]・[[スーパーロボット大戦F完結編]]
:リメイクに伴い没となった他の要素と共に、[[Sガンダム]]と[[Ex-Sガンダム]]の没データも存在する。グラフィックは元となった画は同じだが、本作用に新たに書き直されている
+
:リメイクに伴い没となった他の要素と共に、[[Sガンダム]]と[[Ex-Sガンダム]]の没データも存在する。グラフィックは元となった画は同じだが、ハードの画質向上に伴い新たに書き直されている
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:[[バーザム]]のデザインが『[[機動戦士Ζガンダム]]』のものではなく『センチネル』のものになっている。<br>また[[Sガンダム]]、Sガンダム(ブースター)、[[Ex-Sガンダム]]、Ζプラス、Ζプラス([[アムロ・レイ|アムロ]]機)、FAZZ、ゼク・アイン、ゼク・ツヴァイ、ガンダムMK-V、ゾディ・アックの没データが、新規書き起こしのグラフィックと共に存在する。<br>連邦軍だけではなくニューディサイズの機体も存在していることから、本作に『SDガンダム GGENERATION-F』の要素を引き継いで参戦した『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』と同じ形式で参戦予定だったのかもしれない。
+
:[[バーザム]]のデザインが『[[機動戦士Ζガンダム]]』のものではなく本作でリファインされたものになっている。<br>また[[Sガンダム]]、Sガンダム(ブースター)、[[Ex-Sガンダム]]、Ζプラス、Ζプラス([[アムロ・レイ|アムロ]]機)、FAZZ、ゼク・アイン、ゼク・ツヴァイ、ガンダムMK-V、ゾディ・アックの没データが、新規書き起こしのグラフィックと共に存在する。<br>連邦軍だけではなくニューディサイズの機体も存在していることから、本作に『SDガンダム GGENERATION-F』の要素を引き継いで参戦した『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』と同じ形式で参戦予定だったのかもしれない。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
:データを流用したためか『第2次α』と同じ没データが存在する。
 
:データを流用したためか『第2次α』と同じ没データが存在する。
匿名利用者