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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::DYLIOH]]
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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
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*{{登場作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
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| デザイン = {{メカニックデザイン|土屋英寛}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
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| SRWでの分類 = [[機体]]
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}}
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{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
 
| 正式名称 = ダイナミック・ライトニング・オーバー
 
| 正式名称 = ダイナミック・ライトニング・オーバー
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
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*[[第3次スーパーロボット大戦α]]
   
| 分類 = [[ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン]]【3号機】
 
| 分類 = [[ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン]]【3号機】
 
| 型式番号 = [[型式番号::DGG-XAM3C]]
 
| 型式番号 = [[型式番号::DGG-XAM3C]]
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| 重量 = [[重量::148.6 t]]
 
| 重量 = [[重量::148.6 t]]
 
| 動力 = プラズマドライブ<br />プラズマコンバータ
 
| 動力 = プラズマドライブ<br />プラズマコンバータ
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| フレーム = Bフレーム
 
| MMI = [[MMI::システムLIOH]]
 
| MMI = [[MMI::システムLIOH]]
 
| 原型機 = [[雷鳳]]
 
| 原型機 = [[雷鳳]]
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| 所属 = {{所属 (メカ)|αナンバーズ}}
 
| 所属 = {{所属 (メカ)|αナンバーズ}}
 
| パイロット = [[パイロット::トウマ・カノウ]]
 
| パイロット = [[パイロット::トウマ・カノウ]]
| デザイン = {{メカニックデザイン|土屋英寛}}
   
}}
 
}}
 
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'''大雷鳳'''は『[[バンプレストオリジナル]]』の[[登場メカ]]であり、『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』のスーパー系男主人公の後半の主役メカ。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[雷鳳]]を[[テスラ・ライヒ研究所]]の協力を得てカスタマイズした機体。
 
[[雷鳳]]を[[テスラ・ライヒ研究所]]の協力を得てカスタマイズした機体。
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なお、システムLIOHは雷鳳の時に封印されたが排除はされず、システムそのものは万が一のため大雷鳳にも搭載されているが、後に使用せずとも大雷鳳の力を100%以上発揮できるようになる。
 
なお、システムLIOHは雷鳳の時に封印されたが排除はされず、システムそのものは万が一のため大雷鳳にも搭載されているが、後に使用せずとも大雷鳳の力を100%以上発揮できるようになる。
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雷鳳同様、コックピットは大きめに作られており(DMLシステム搭載機はその特性上コックピットにゆとりがある事がDW以降の作品で設定されている)初登場時にはミナキも同乗している。
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雷鳳同様、コックピットは大きめに作られており(DMLシステム搭載機はその特性上コックピットにゆとりがある事がDW以降の作品で設定されている)初登場時にはミナキも同乗している。またトラクタービームを搭載したらしく、初登場時に使用している場面がある。
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また、後述のバランとの戦闘で敗北するまでは雷鳳の頭部にマスクを装着した外見(初登場時のムービーで確認できる)だが、再改修時に眼帯を右アイカメラ部に被せた外見になる。
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また、後述のバランとの戦闘で敗北するまでは雷鳳の頭部に若干の追加パーツとマスクを装着した外見(初登場時のムービーで確認できる)だが、再改修時に眼帯を右アイカメラ部に被せた外見になる。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:本作のスーパー系男主人公の後半機。デフォルトで飛行可能になっている。第35話でこの機体になるが、必殺技『神雷』が追加されるのは第44話である。<br />ボス特化なだけあって攻撃力は高く、トウマの小隊長能力「格闘武器の攻撃力+20%」も合わさって屈指の威力となる。大雷鳳は武装全てが格闘武器であるため、ほぼ無条件で常時マジンパワーが発動している様なもの。更に、小隊攻撃で格闘武器を使う機体を小隊員に選んで支援攻撃を養成すると、小隊攻撃だけでもかなりのダメージを叩き出すようになる。<br />格闘戦&ボス戦に特化されている性能なため、攻撃力は高いが武器の[[射程]]が短く、[[全体攻撃]]の弾数も3発しかないなど、掃討戦になる雑魚相手は若干不得手という欠点がある。全体攻撃を使える回数が[[主人公]]機の中で最も少ない為、雑魚敵の攻撃に反撃して倒す事で数を減らすといった待ちのプレイスタイルの場合、ゲームシステム的に苦戦する可能性も。雑魚戦は小隊システムを活用して補おう。逆に、倒すべきボスがはっきりしている進撃戦では無類の強さを発揮する。さらにトウマが[[援護攻撃]]を最初からもっているため、位置取り次第では神雷を連発できる。<br />ちなみに演出面は第3次αの4主人公機の中で最も優遇されており、非常に派手な戦闘アニメーションだけでなく、[[ヴァイクラン]]や[[ケイサル・エフェス]]を一撃で葬り去るといった特別イベントも用意されている。
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:初登場作品。スーパー系男主人公の後半機。デフォルトで飛行可能になっている。第35話でこの機体になるが、必殺技「神雷」が追加されるのは第44話である。
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:ボス特化なだけあって攻撃力は高く、トウマの小隊長能力「格闘武器の攻撃力+20%」も合わさって屈指の威力となる。大雷鳳は武装全てが格闘武器であるため、ほぼ無条件で常時マジンパワーが発動している様なもの。更に、小隊攻撃で格闘武器を使う機体を小隊員に選んで支援攻撃を養成すると、小隊攻撃だけでもかなりのダメージを叩き出すようになる。
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:格闘戦&ボス戦に特化されている性能なため、攻撃力は高いが武器の[[射程]]が短く、[[全体攻撃]]の弾数も3発しかないなど、掃討戦になる雑魚相手は若干不得手という欠点がある。全体攻撃を使える回数が[[主人公]]機の中で最も少ない為、雑魚敵の攻撃に反撃して倒す事で数を減らすといった待ちのプレイスタイルの場合、ゲームシステム的に苦戦する可能性も。雑魚戦は小隊システムを活用して補おう。逆に、倒すべきボスがはっきりしている進撃戦では無類の強さを発揮する。さらにトウマが[[援護攻撃]]を最初からもっているため、位置取り次第では神雷を連発できる。
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:ちなみに演出面は『第3次α』の4主人公機の中で最も優遇されており、非常に派手な戦闘アニメーションだけでなく、[[ヴァイクラン]]や[[ケイサル・エフェス]]を一撃で葬り去るといった特別イベントも用意されている。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;ハーケンインパルス・ドライブ  
 
;ハーケンインパルス・ドライブ  
:両足のプラズマコンバータを使用し、脚部からプラズマを二発打ち出して攻撃する。反撃時に世話になる武器。
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:両足のプラズマコンバータを使用し、脚部からプラズマを二発打ち出して攻撃する。反撃時に世話になる武器。[[小隊攻撃]]対応。
 
;カウンタースパイク・チャージ  
 
;カウンタースパイク・チャージ  
:四肢のプラズマコンバータを使用し、プラズマを発生させ敵を捕らえ引き寄せて蹴飛ばす。  
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:四肢のプラズマコンバータを使用し、プラズマを発生させ敵を捕らえ引き寄せて蹴飛ばす。
 
;プラズマスパイラル・ダイブ  
 
;プラズマスパイラル・ダイブ  
:両足のプラズマコンバータを使用し、プラズマを纏いながら急降下蹴りを浴びせる。神雷以外の4つの技の内、唯一元の名前が残っていない。
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:両足のプラズマコンバータを使用し、プラズマを纏いながら急降下蹴りを浴びせる。神雷以外の4つの技の内、唯一元の名前が残っていない。[[全体攻撃]]。
 
;ライジングメテオ・インフェルノ
 
;ライジングメテオ・インフェルノ
:以前のものよりも演出がかなり派手になっている。最初に殴りつけた後連続蹴りで蹴り飛ばして更に飛び蹴り、そこから相手を掴んで放り投げ、止めの一撃で木っ端微塵に蹴り砕く。<br />なお、この技以外では大雷鳳は攻撃に腕をほとんど使わない。
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:以前のものよりも演出がかなり派手になっている。最初に殴りつけた後連続蹴りで蹴り飛ばして更に飛び蹴り、そこから相手を掴んで放り投げ、止めの一撃で木っ端微塵に蹴り砕く。
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:なお、この技以外では大雷鳳は攻撃に腕をほとんど使わない。
 
;神雷
 
;神雷
:第44話で追加されるド派手な必殺技で、大雷鳳の力を限界以上に引き出すための秘策。放出された青いプラズマが鳥のような姿となって機体を包み込み、ゆっくりと上昇した後に渾身の飛び蹴りを放ち、更に回転蹴りで相手を蹴り飛ばした後、青かったプラズマの色が赤に変化して炎を纏ったようになり、蹴り飛ばした相手を超スピードで追い越した後に上空に舞い上り、そこからもう一発渾身の飛び蹴りを放ってそのまま相手に蹴りを決めた状態で地上に突っ込む。<br />技の使用時には、オペレーターを担当するミナキのセリフ付きカットイン挿入、フェイスガードが開き鼻梁と口が露わになった上、右目を覆うパーツが上がり瞳のある眼球が出現するという演出が入る。この状態では[[ダイゼンガー]]や[[アウセンザイター]]と同じ顔つきとなる(正確には右目以外は雷鳳の状態になるが正しい)。<br />トドメ演出時には更に派手になり、着地した瞬間に巨大な火柱が上がり、その中からリアル描写の大雷鳳が飛び出してきて爆炎をバックにポーズを決めるという演出が最後にくる。<br />余談だが、この神雷のアニメーションを作るためだけに2ヶ月を費やしたという逸話があり、これが原因で発売が延期されたのではないのか言われることも。なお、本機のBGMのタイトルからも分かるように、読み方は『じんらい』である。
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:第44話で追加される最強必殺技にして、大雷鳳の力を限界以上に引き出す、人機一体の極致。放出された青いプラズマが鳥のような姿となって機体を包み込み、ゆっくりと上昇した後に渾身の飛び蹴りを放ち、更に回転蹴りで相手を蹴り飛ばした後、青かったプラズマの色が赤に変化して炎を纏ったようになり、蹴り飛ばした相手を超スピードで追い越した後に上空に舞い上り、そこからもう一発渾身の飛び蹴りを放ってそのまま相手に蹴りを決めた状態で地上に突っ込む。
:気力制限は2017年現在最高の'''150'''。バサラ&ミレーヌの歌があればたいした問題ではないが。
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:技の使用時には、オペレーターを担当するミナキのセリフ付きカットイン挿入、フェイスガードが開き鼻梁と口が露わになった上、右目を覆うパーツが上がり瞳のある眼球が出現するという演出が入る。この状態では[[ダイゼンガー]]や[[アウセンザイター]]と同じ顔つきとなる(正確には右目以外は雷鳳の状態になるが正しい)。
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:トドメ演出時には更に派手になり、着地した瞬間に巨大な火柱が上がり、その中からリアル描写の大雷鳳が飛び出してきて爆炎をバックにポーズを決めるという演出が最後にくる。
 +
:余りにもド派手な演出に目を奪われがちであるが、この技の極意は「'''一撃の威力を減殺させず、常に真芯を捉えて攻撃を当て続ける'''」ことにある。これによって最大出力時における機体へのノックバックを極限まで減殺、攻撃の威力を最大限に敵機に伝達する。超人的な鍛錬を積み、雷鳳、そして大雷鳳を熟知したトウマでしか成し得ない、文字通りの'''神業'''なのである。
 +
:余談だが、この神雷のアニメーションを作るためだけに2ヶ月を費やしたという逸話があり、これが原因で発売が延期されたのではないのか言われることも。なお、本機のBGMのタイトルからも分かるように、読み方は『[[ジンライ|じんらい]]』である。
 +
:気力制限は2020年現在最高の'''150'''<ref>当時は破格の高さだったが、後年のシリーズで同値の機体が複数登場している。</ref>。バサラ&ミレーヌの歌があればたいした問題ではないが。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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:義によって立ち上がったバランと共に一時の勝利を納めたトウマ達。しかしバランは主人に背いてしまった身であるとして本星への同行を断り、一人去ろうとする。そこに現れたトウマはバランに今までの自分を捨ててみろと諭し、喧嘩を売る。闘志を呼び起こされたバランはトウマの喧嘩を買い、敵味方の関係を超えて心の向くまま戦いを繰り広げる。全てはどちらが強いのか、行くべき道は何処なのかを確かめるために。トウマ篇屈指の燃えるシーンである。なお、トウマ以外の主人公だとこの一騎打ちはゼンガーが担当。
 
:義によって立ち上がったバランと共に一時の勝利を納めたトウマ達。しかしバランは主人に背いてしまった身であるとして本星への同行を断り、一人去ろうとする。そこに現れたトウマはバランに今までの自分を捨ててみろと諭し、喧嘩を売る。闘志を呼び起こされたバランはトウマの喧嘩を買い、敵味方の関係を超えて心の向くまま戦いを繰り広げる。全てはどちらが強いのか、行くべき道は何処なのかを確かめるために。トウマ篇屈指の燃えるシーンである。なお、トウマ以外の主人公だとこの一騎打ちはゼンガーが担当。
 
;闘志、果てなく
 
;闘志、果てなく
:「終焉の銀河」より。事の推移を見届ける[[ヱルトリウム]]に、最後の悪あがきを図り接近する[[ケイサル・エフェス]]。その前に立ちふさがった大雷鳳は、[[ダイゼンガー]]と共にそれぞれの奥義である「雲耀の太刀」と「神雷」という最強技の連携攻撃(両方とも射程1なのでこのイベントでしか見られない)で鉄槌を下した。
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:「終焉の銀河」より。事の推移を見届ける[[ヱルトリウム]]に、最後の悪あがきを図り接近する[[ケイサル・エフェス]]。その前に立ちふさがった大雷鳳は、[[ダイゼンガー]]と共にそれぞれの奥義である「雲燿の太刀」と「神雷」という最強技の連携攻撃(両方とも射程1なのでこのイベントでしか見られない)で鉄槌を下した。
 
:なお、このイベントで大雷鳳は750000ものダメージ(ケイサル・エフェスは防御状態。直撃なら1500000ダメージ)を叩き出す。ダイゼンガーも250000ダメージ(直撃なら500000ダメージ)を叩き出す為、このイベントは計1000000ダメージ(直撃なら'''2000000ダメージ''')にも及ぶ超オーバーキルという、現在までに発売されたスパロボの中でシリーズ史上最大のダメージを叩き出したイベントとなっている(ちなみに2位は天獄篇31話の[[バルゴラ・グローリーS]]で、状況次第だが最大999999。3位がα3の42話における[[ジェネシックガオガイガー]]のゴルディオンクラッシャーで[[パルパレーパ]]を光にするシーンで難易度によって変わるが最大約680000)。
 
:なお、このイベントで大雷鳳は750000ものダメージ(ケイサル・エフェスは防御状態。直撃なら1500000ダメージ)を叩き出す。ダイゼンガーも250000ダメージ(直撃なら500000ダメージ)を叩き出す為、このイベントは計1000000ダメージ(直撃なら'''2000000ダメージ''')にも及ぶ超オーバーキルという、現在までに発売されたスパロボの中でシリーズ史上最大のダメージを叩き出したイベントとなっている(ちなみに2位は天獄篇31話の[[バルゴラ・グローリーS]]で、状況次第だが最大999999。3位がα3の42話における[[ジェネシックガオガイガー]]のゴルディオンクラッシャーで[[パルパレーパ]]を光にするシーンで難易度によって変わるが最大約680000)。
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== 余談 ==
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*最強技である「神雷」の元ネタは恐らく、太平洋戦争終盤に'''特攻兵器桜花'''の実験・訓練部隊として編成された第七二一海軍航空隊こと'''神雷部隊'''と思われる。桜花の特徴と大雷鳳のスペックを考えるとかなり皮肉を感じさせる。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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