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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::I'm Liard]]
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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[Zシリーズ]])
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*{{登場作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z}}
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| 声優 = {{声優|安元洋貴|SRW=Y}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|Chiyoko}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
 
| 本名 = '''[[本名::ハーマル・アルゴー]]'''
 
| 本名 = '''[[本名::ハーマル・アルゴー]]'''
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
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*[[Zシリーズ]](初登場:{{登場作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}})
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| 声優 = {{声優|安元洋貴}}
   
| 別名 = [[別名::ケビン・マクラーレン]]([[聖インサラウム王国]]の兵士時の名前)
 
| 別名 = [[別名::ケビン・マクラーレン]]([[聖インサラウム王国]]の兵士時の名前)
 
| 種族 = [[種族::地球人]]
 
| 種族 = [[種族::地球人]]
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| 所属 = {{所属 (人物)|フリーランス}} → {{所属 (人物)|新帝国インペリウム}} → フリーランス
 
| 所属 = {{所属 (人物)|フリーランス}} → {{所属 (人物)|新帝国インペリウム}} → フリーランス
 
| 資格 = [[スフィア・リアクター]](偽りの黒羊)
 
| 資格 = [[スフィア・リアクター]](偽りの黒羊)
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|Chiyoko}}
   
}}
 
}}
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'''アイム・ライアード'''は『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』の登場人物。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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=== 再世篇 ===
 
=== 再世篇 ===
『再世篇』で起きた事件の黒幕であり、ZEUTHの世界の機動兵器を各軍に提供し、[[次元力]]で[[アークセイバー]]の団員「ケビン・マクラレーン」に変装して内部の士気を挫き、同時にZEXISに偽の情報を流して混乱させ、アンブローンに接触して次元科学の技術や情報を渡して唆すなど混乱の種を撒き続けた。そして、各地のZONEから集めた次元力によって次元の穴「[[アビス (ゲート)|アビス]]」を開き、[[UCW]]と[[ADW]]の世界をつなげることに成功。それにより'''[[アンチスパイラル]]の人類殲滅システム起動'''という最悪の結果をもたらす事になる(UCWの人類総数まで加算して勘定された結果、同システム起動条件の「100億人」を超えた為)。
+
『再世篇』で起きた事件の黒幕であり、ZEUTHの世界の機動兵器を各軍に提供し、[[次元力]]で[[アークセイバー]]の団員「ケビン・マクラーレン」に変装して内部の士気を挫き、同時にZEXISに偽の情報を流して混乱させ、アンブローンに接触して次元科学の技術や情報を渡して唆すなど混乱の種を撒き続けた。そして、各地のZONEから集めた次元力によって次元の穴「[[アビス (ゲート)|アビス]]」を開き、[[UCW]]と[[ADW]]の世界をつなげることに成功。それにより'''[[アンチスパイラル]]の人類殲滅システム起動'''という最悪の結果をもたらす事になる(UCWの人類総数まで加算して勘定された結果、同システム起動条件の「100億人」を超えた為)。
    
そのすべては当初より変わらずスフィアの入手であり、クロウの「揺れる天秤」はもとより、ランドとセツコの持つ「傷だらけの獅子」「悲しみの乙女」の奪取も狙っていた他、ユーサーの「尽きぬ水瓶」を覚醒させるためにも暗躍していた。ただ、本人の言によれば、[[スパイラルネメシス]]と共に訪れるはずだった[[御使い]]が目的だったらしい。
 
そのすべては当初より変わらずスフィアの入手であり、クロウの「揺れる天秤」はもとより、ランドとセツコの持つ「傷だらけの獅子」「悲しみの乙女」の奪取も狙っていた他、ユーサーの「尽きぬ水瓶」を覚醒させるためにも暗躍していた。ただ、本人の言によれば、[[スパイラルネメシス]]と共に訪れるはずだった[[御使い]]が目的だったらしい。
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=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
:作中のキーキャラクターとして登場。担当声優の安元洋貴氏は本作品がスパロボ初出演である。
+
:初登場作品。本作のライバルキャラクター。担当声優の安元洋貴氏はスパロボ初出演。
 
:物語の節目節目で現れてはクロウを始めとした自軍メンバーの心理を揺さぶるような言動を繰り返す。パイロットとしての能力以上にアリエティスの武装が恐ろしすぎる。
 
:物語の節目節目で現れてはクロウを始めとした自軍メンバーの心理を揺さぶるような言動を繰り返す。パイロットとしての能力以上にアリエティスの武装が恐ろしすぎる。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
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:敵パイロットらしく全体的に消費SPが低い。
 
:敵パイロットらしく全体的に消費SPが低い。
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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=== [[特殊スキル]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]
 
:'''[[2回行動]]、[[精神耐性]]、[[カウンター]]L7、[[天才]]、[[ガード]]、[[戦意高揚]]'''
 
:'''[[2回行動]]、[[精神耐性]]、[[カウンター]]L7、[[天才]]、[[ガード]]、[[戦意高揚]]'''
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
:'''[[2回行動]]、[[精神耐性]]、[[カウンター]]L7、[[天才]]、[[ガード]]、[[戦意高揚]]、[[底力]]L5、[[SP回復]]'''
 
:'''[[2回行動]]、[[精神耐性]]、[[カウンター]]L7、[[天才]]、[[ガード]]、[[戦意高揚]]、[[底力]]L5、[[SP回復]]'''
:前作では持たなかった底力を取得し、更にリアクターの証たるSP回復も所持。……しかし、過去のビジョンを見るに、「天才」も「偽りの黒羊」によるものらしい。ちなみに虚像は[[2回行動]]・[[底力]]・[[SP回復]]がオミット。
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:前作では持たなかった底力を取得し、更にリアクターの証たるSP回復も所持。……しかし、過去のビジョンを見るに、「天才」も「偽りの黒羊」によるものらしい。ちなみに虚像は[[2回行動]]・[[底力]]・[[SP回復]]がオミットと、前作の2回行動未習得時の物が使われている。
   −
=== 固有[[エースボーナス]] ===
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=== [[エースボーナス]] ===
 
;HP20%以下で、1度だけ精神コマンド『かく乱』を使用する
 
;HP20%以下で、1度だけ精神コマンド『かく乱』を使用する
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』でのエースボーナス。命中率半分は非常に厄介で攻撃を当てる事が厳しくなる。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』でのエースボーナス。命中率半分は非常に厄介で攻撃を当てる事が厳しくなる。
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:ZRルートで対峙する(騎士団ルートではアイムが死亡した後にセツコとランド、メールがZONEを抜け出したため、そのルートでは対峙することはできない)。なおランドとメールには「'''タイヨウ'''」だの「'''おはよう'''」だのスフィアの名前を思いきり間違えられている。
 
:ZRルートで対峙する(騎士団ルートではアイムが死亡した後にセツコとランド、メールがZONEを抜け出したため、そのルートでは対峙することはできない)。なおランドとメールには「'''タイヨウ'''」だの「'''おはよう'''」だのスフィアの名前を思いきり間違えられている。
 
;主任
 
;主任
:「ハーマル」だった頃の上司。顔グラフィックはOGs及びディバイン・ウォーズの[[クスハ・ミズハ|クスハ]]を担当した医者の流用。
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:「ハーマル」だった頃の上司。顔グラフィックは『[[OGs]]』及び『[[ディバイン・ウォーズ]]』の[[クスハ・ミズハ|クスハ]]を担当した医者の流用。
 
;[[御使い]]
 
;[[御使い]]
 
:何らかの方法で、彼らの存在を知ったらしい。
 
:何らかの方法で、彼らの存在を知ったらしい。
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:彼を「特異点の中の特異点」、「全ての混沌の始原」と称することがあり、彼が[[時空振動弾]]を発動させたことを指していると思われる。彼からも「お前ほど真っ黒な奴は初めてだよ」といわれる。
 
:彼を「特異点の中の特異点」、「全ての混沌の始原」と称することがあり、彼が[[時空振動弾]]を発動させたことを指していると思われる。彼からも「お前ほど真っ黒な奴は初めてだよ」といわれる。
 
;[[ホランド・ノヴァク]]
 
;[[ホランド・ノヴァク]]
:彼ら[[月光号]]クルーの素性と目的を調べ上げた上で接触を図り、[[ZEXIS]]から離反させるが、ホランド自身は彼を全く信用しておらず、最終的に自分が反旗を翻される。
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:彼ら[[月光号]]クルーの素性と目的を調べ上げた上で接触を図り、[[ZEXIS]]から離反させるが、ホランド自身は彼を全く信用しておらず、最終的に反旗を翻される。
 
;[[熱気バサラ]]
 
;[[熱気バサラ]]
 
:嘘を武器・拠り所にするアイムにとって、「一切の嘘の無い行為」とも言える「歌」を生き甲斐にするバサラは天敵のような存在。もっとも、バサラの方は単純に歌を聞かせたいだけなのだが。
 
:嘘を武器・拠り所にするアイムにとって、「一切の嘘の無い行為」とも言える「歌」を生き甲斐にするバサラは天敵のような存在。もっとも、バサラの方は単純に歌を聞かせたいだけなのだが。
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:彼女を動揺させるために、界震と似たような現象を起こして[[インセクト-R]]を出現させる。
 
:彼女を動揺させるために、界震と似たような現象を起こして[[インセクト-R]]を出現させる。
 
;[[明神タケル]]
 
;[[明神タケル]]
:南極における最終決戦での戦闘前会話で、彼に[[ズール皇帝]]が死滅していない事を告げる。この発言に動じる事無く、アイムを糾弾するタケルであったが…。
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:南極における最終決戦での戦闘前会話で、彼に[[ズール皇帝]]が死滅していない事を告げる。この発言に動じる事無く、アイムを糾弾するタケルであった。
 
;[[ロゼ]]
 
;[[ロゼ]]
 
:終盤の宇宙ルートにて、苦悩する彼女へ後述の残酷な一言で茶々を入れる。
 
:終盤の宇宙ルートにて、苦悩する彼女へ後述の残酷な一言で茶々を入れる。
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:[[ジロン・アモス|ジロン]]との特殊戦闘台詞。アイムにしては珍しい直球な台詞である。
 
:[[ジロン・アモス|ジロン]]との特殊戦闘台詞。アイムにしては珍しい直球な台詞である。
 
;「あなたは気づいていない。自分が世界を滅ぼす存在であることを」
 
;「あなたは気づいていない。自分が世界を滅ぼす存在であることを」
:[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]、及び[[シモン]]との特殊戦闘台詞。[[ゲッター線]]と[[螺旋力]]はまかり間違えれば宇宙をも滅ぼす力を秘めているため、そういう意味では間違ってない。
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:[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]、及び[[シモン]]との特殊戦闘台詞。[[ゲッター線]]と[[螺旋力]]はまかり間違えれば宇宙をも滅ぼす力を秘めているため、そういう意味では間違っていない…がアイム自身悪質な人間で更に世界が滅びる危険がある行動を取っているため、言われた当人達からすれば心外もいいところである。
 
;「あなたの嘘と私の嘘……どちらが罪なのでしょうね?」
 
;「あなたの嘘と私の嘘……どちらが罪なのでしょうね?」
 
:[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]との戦闘台詞。確かにルルーシュの嘘は許されるものではないが、アイムに比べれば何のことはない。
 
:[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]との戦闘台詞。確かにルルーシュの嘘は許されるものではないが、アイムに比べれば何のことはない。
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:この台詞やクロウにハッタリと言われた点も加味すれば、本編での自信家な性格も偽っているだけで本質的な部分は変わっていないようだ。
 
:この台詞やクロウにハッタリと言われた点も加味すれば、本編での自信家な性格も偽っているだけで本質的な部分は変わっていないようだ。
 
;「ニュータイプ! 私の心に踏み込むのは許しません!」
 
;「ニュータイプ! 私の心に踏み込むのは許しません!」
:ニュータイプ戦での被弾時の特殊戦闘台詞。かなり感情的に言っているので、過去を知られるのが余程嫌だった模様。
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:ニュータイプ戦での被弾時の特殊戦闘台詞。かなり感情的に言っているので、過去を知られるのが余程嫌だった模様。<del>自分がされて嫌なことを人にするな。</del>
 
;「この私が、こんな世界で果てるわけにはいかないのです!」<br/>「あなたごときに私の真意は理解できませんよ!」<br/>「アリエティス…私達も全力を尽くさねばなりません!」  
 
;「この私が、こんな世界で果てるわけにはいかないのです!」<br/>「あなたごときに私の真意は理解できませんよ!」<br/>「アリエティス…私達も全力を尽くさねばなりません!」  
 
:被弾時の台詞パターン。かなり必死であり、恐らくこれは本音。
 
:被弾時の台詞パターン。かなり必死であり、恐らくこれは本音。
 
;「う、うああああああっ!!」
 
;「う、うああああああっ!!」
:イベント戦闘においてアサキムに撃墜された際の断末魔。この時点では死亡したと思われたが…。
+
:イベント戦闘においてアサキムに撃墜された際の断末魔。この時点では死亡したと思われたが、「偽りの黒羊」のスフィアの力によって「己の死を嘘にする」事でZEXISとアサキムを欺く事に成功した。
 
:『再世篇』では終盤の撃墜台詞となった。
 
:『再世篇』では終盤の撃墜台詞となった。
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:「ターゲット」という辺り、誰かに「揺れる天秤」を狙うよう指示された節がある。
 
:「ターゲット」という辺り、誰かに「揺れる天秤」を狙うよう指示された節がある。
 
;「正直に言いましょう。私は嘘つきなのです」
 
;「正直に言いましょう。私は嘘つきなのです」
:第23話「新世界の幕開け」より。「破界の王」の圧倒的な力に惨敗を喫した[[ZEXIS]]を嘲笑し、彼らへの餞別とばかりに[[次元獣]]の群れをけし掛ける。なおこの台詞はいわゆる「嘘吐きのパラドックス」であり、真実として判断しても虚偽として解釈しても矛盾が生じる。あえて確かなことを挙げれば「'''彼の言葉を簡単に信用してはいけない'''」という事ぐらいだろうか。
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:第23話「新世界の幕開け」より。「破界の王」の圧倒的な力に惨敗を喫した[[ZEXIS]]を嘲笑し、彼らへの餞別とばかりに[[次元獣]]の群れをけし掛ける。なおこの台詞はいわゆる「嘘吐きのパラドックス」であり、真実として判断しても虚偽として解釈しても矛盾が生じる。あえて確かなことを挙げれば「'''彼の言葉を簡単に信用してはいけない'''」という事と'''「彼は敵」'''という事ぐらいだろうか。
 
;「リモネシアの件は、お気の毒でした。ですが、お忘れなく…リモネシアを滅ぼしたのはあなた自身である事を」<br />「どうです? 大切なものを自分自身の手で破壊した御感想は?」<br />「その喪失感が、あなたを高みに押し上げた。小国の外務大臣に過ぎなかったあなたがインぺリウムの筆頭政務官に相応しい器量を手に入れたのです」
 
;「リモネシアの件は、お気の毒でした。ですが、お忘れなく…リモネシアを滅ぼしたのはあなた自身である事を」<br />「どうです? 大切なものを自分自身の手で破壊した御感想は?」<br />「その喪失感が、あなたを高みに押し上げた。小国の外務大臣に過ぎなかったあなたがインぺリウムの筆頭政務官に相応しい器量を手に入れたのです」
 
: 同上。シナリオエンドデモより。全世界に[[新帝国インペリウム]]樹立を宣言したシオニーのスピーチを賞賛しつつ、彼女の中に残っていた罪悪感を無慈悲に抉る。
 
: 同上。シナリオエンドデモより。全世界に[[新帝国インペリウム]]樹立を宣言したシオニーのスピーチを賞賛しつつ、彼女の中に残っていた罪悪感を無慈悲に抉る。
184行目: 190行目:  
:第三分岐の各ルートにて、版権キャラに精神的な揺さぶりをかけた際にクロウから「俺を狙うなら、直接来い」と非難されて、アイムが返した答え。
 
:第三分岐の各ルートにて、版権キャラに精神的な揺さぶりをかけた際にクロウから「俺を狙うなら、直接来い」と非難されて、アイムが返した答え。
 
:なお、「'''天秤は揺れながらも支点はぶれず'''」とは迷いの中でも決して折れない強靭な意志を意味しており、「揺れる天秤」の力を高めるために、所有者であるクロウに揺さぶりをかけたのだろう。この言葉を聞いたクロウの返答は「とんだサディストだな、お前は・・・!!」と当然ながら怒りを含めたものだった。
 
:なお、「'''天秤は揺れながらも支点はぶれず'''」とは迷いの中でも決して折れない強靭な意志を意味しており、「揺れる天秤」の力を高めるために、所有者であるクロウに揺さぶりをかけたのだろう。この言葉を聞いたクロウの返答は「とんだサディストだな、お前は・・・!!」と当然ながら怒りを含めたものだった。
;「死ねばいいと思います」
  −
:第43話宇宙ルート「ロゼの決意」より。[[明神タケル|タケル]]の[[説得]]に心揺らされ、自分がどうすれば良いかを問う[[ロゼ]]に残酷な言葉で横槍を入れる。
   
;「自らの罪に気付かないふりをしているのですか?」<br />「彼女…マルグリット・ピステールの家族はあなたが所属していた部隊の引き起こした事件で死んだのですよ」<br />「特殊部隊『[[ファイヤバグ]]』…。あなたの拭えない過去です」
 
;「自らの罪に気付かないふりをしているのですか?」<br />「彼女…マルグリット・ピステールの家族はあなたが所属していた部隊の引き起こした事件で死んだのですよ」<br />「特殊部隊『[[ファイヤバグ]]』…。あなたの拭えない過去です」
 
:第38話より。「弟の仇」としてマルグリットにつけ狙われているクロウに対して。普段はアイムの嘘に動じないクロウも流石に「ファイヤバグ」の名を出された事に対しては動揺していた。
 
:第38話より。「弟の仇」としてマルグリットにつけ狙われているクロウに対して。普段はアイムの嘘に動じないクロウも流石に「ファイヤバグ」の名を出された事に対しては動揺していた。
 
:なお、'''「クロウのせいで[[次元獣ライノダモンMD|シェーヌ]]が死んだ」'''という一点ならば確かに事実である。
 
:なお、'''「クロウのせいで[[次元獣ライノダモンMD|シェーヌ]]が死んだ」'''という一点ならば確かに事実である。
 +
;「死ねばいいと思います」
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:第43話宇宙ルート「ロゼの決意」より。[[明神タケル|タケル]]の[[説得]]に心揺らされ、自分がどうすれば良いかを問う[[ロゼ]]に残酷な言葉で横槍を入れる。
 
;「私に嘘をつくなどというのがおこがましいのですよ、シュバル・レプテール」
 
;「私に嘘をつくなどというのがおこがましいのですよ、シュバル・レプテール」
 
:[[シュバル・レプテール|シュバル]]の芝居を見抜いていたことをこの言葉で宣言する。嘘を[[スフィア]]の力にしているアイムに芝居は通じなかった。
 
:[[シュバル・レプテール|シュバル]]の芝居を見抜いていたことをこの言葉で宣言する。嘘を[[スフィア]]の力にしているアイムに芝居は通じなかった。
196行目: 202行目:  
:「虹」での刹那との戦闘前会話。無論、これを信じる刹那ではなかったが、『再世篇』でそれが現実となってしまう…。
 
:「虹」での刹那との戦闘前会話。無論、これを信じる刹那ではなかったが、『再世篇』でそれが現実となってしまう…。
 
;「嘘とは極めて高度な人間の行為なのですよ。君のような子供には、その意味はわからないでしょうけどね」
 
;「嘘とは極めて高度な人間の行為なのですよ。君のような子供には、その意味はわからないでしょうけどね」
:[[竹尾ワッ太|ワッ太]]との戦闘前会話。今まで自分たちを騙していたことに怒る彼に対する言い訳だが、「高度だろうと何だろうと、嘘つきは悪事の始まり」と一蹴される。
+
:[[竹尾ワッ太|ワッ太]]との戦闘前会話。今まで自分たちを騙していたことに怒る彼に対する言い訳だが、「高度だろうと何だろうと、嘘つきは悪事の始まり」と一蹴される。そもそもアイム自身が本当の意味で「高度な人間」かどうかはまた別の話である。
 
;「明神タケル…いや、マーズ。ズール皇帝が死んだと本気で思っているのですか?」<br />「あれは宇宙の悪意が形を持ったようなもの…完全に滅ぼすことはできませんよ?」
 
;「明神タケル…いや、マーズ。ズール皇帝が死んだと本気で思っているのですか?」<br />「あれは宇宙の悪意が形を持ったようなもの…完全に滅ぼすことはできませんよ?」
 
:タケルとの戦闘前会話。これに関しては9割方真実であり、『再世篇』終盤では実際にズールが再登場することに。
 
:タケルとの戦闘前会話。これに関しては9割方真実であり、『再世篇』終盤では実際にズールが再登場することに。
202行目: 208行目:  
:[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]との戦闘前会話。先の戦いで葬ったはずの[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]の事を指しているが、それを言及する前に竜馬に遮られてしまう。
 
:[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]との戦闘前会話。先の戦いで葬ったはずの[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]の事を指しているが、それを言及する前に竜馬に遮られてしまう。
 
;「ならば、クロウ・ブルーストを殺すのです。彼の正体は破界の王以上に危険な存在なのですから」
 
;「ならば、クロウ・ブルーストを殺すのです。彼の正体は破界の王以上に危険な存在なのですから」
:「虹」でのロランとの戦闘前会話。アイムはこの言葉を「嘘」といっていたが、『天獄篇』では'''ルート次第で自分が「破界の王」と呼ばれることになる'''のがなんとも。
+
:ロランとの戦闘前会話。アイムはこの言葉を「嘘」といっていたが、『天獄篇』では'''ルート次第で自分が「破界の王」と呼ばれることになる'''のがなんとも。
 
;「このような戦いは無駄です。一週間後に巨大な時空震動が起きて、全ては無に帰すのですから」<BR/>「その予兆として1時間後に南極の氷が割れ、その下からは…」
 
;「このような戦いは無駄です。一週間後に巨大な時空震動が起きて、全ては無に帰すのですから」<BR/>「その予兆として1時間後に南極の氷が割れ、その下からは…」
:同ステージでのジロンとの戦闘前会話。ジロンは全く聞いておらず、またプレイヤーサイドでも虚言と一蹴されていた台詞だが、実際に南極には審判の巨獣――[[エル・ミレニウム]]――が眠っていた。アイムはスフィアとの同調によって[[御使い|彼ら]]の存在を知ったため、極点にある「[[エル・ミレニウム]]」についても知っていた可能性が高い。
+
:ジロンとの戦闘前会話。ジロンは全く聞いておらず、またプレイヤーサイドでも虚言と一蹴されていた台詞だが、実際に南極には[[エル・ミレニウム|審判の巨獣]]が眠っていた。アイムはスフィアとの同調によって[[御使い|彼ら]]の存在を知ったため、極点にある「[[エル・ミレニウム]]」についても知っていた可能性が高い。
 +
;「キリコ・キュービィー、あなたの存在は因果律の歪みが生み出した奇跡のようなものです」<br/>「あなたが望むのならば、その力をより活かす術をお教えしましょう」<br/>「ならば、[[フィアナ|プロトワン]]の行方を…」
 +
:キリコとの戦闘前会話。キリコの全てを知っているかのように得意げに話すが、キリコからは'''「お前と口を利く気などない」'''と最初から相手にされなかった。キリコの正体を知っているか否かはともかく、彼から敵とみなされた時点で[[死亡フラグ|致命的なミス]]を冒していることをアイムは最期まで知らなかったようである…。
    
=== 再世篇 ===
 
=== 再世篇 ===
222行目: 230行目:  
:アサキムの「知りたがる山羊」によって曝された、自身の惨め極まりない「ハーマル・アルゴー」としての過去。偽ってまで手に入れた地位を失う事に怯えて嘘に嘘を重ねたその時…。
 
:アサキムの「知りたがる山羊」によって曝された、自身の惨め極まりない「ハーマル・アルゴー」としての過去。偽ってまで手に入れた地位を失う事に怯えて嘘に嘘を重ねたその時…。
 
;「主任! 僕は…僕は出来るんです! 僕は完全な人間なんです!」<br />「あああっ!! うああああああああっ!!」<br />「い、嫌だっ!僕は…僕は本当はっ!!」
 
;「主任! 僕は…僕は出来るんです! 僕は完全な人間なんです!」<br />「あああっ!! うああああああああっ!!」<br />「い、嫌だっ!僕は…僕は本当はっ!!」
:知りたがる山羊の力によって嘘だけでなく最も知られたくなかった自身の忌まわしい過去までも暴かれてしまい、アリエティスを無力化された上に、表情を酷く歪ませて錯乱する。そんな最悪の状況の中でユーサーが現れ…
+
:知りたがる山羊の力によって嘘だけでなく最も知られたくなかった自身の忌まわしい過去までも暴かれてしまい、アリエティスを無力化された上に、表情を酷く歪ませて錯乱する。
 
;「ああああああああああああっ!!」
 
;「ああああああああああああっ!!」
:断末魔。自分のためだけに世界を混乱に陥れ、人を食い物にした男の最期は自業自得と呼ぶに相応しいものだった。だが……。
+
:断末魔。自分のためだけに世界を混乱に陥れ、人を食い物にした男の最期は自業自得と呼ぶに相応しいものだった。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
 
先述した理由から、クロウとは別の意味で迷台詞にも事欠かない。
 
先述した理由から、クロウとは別の意味で迷台詞にも事欠かない。
 +
 
=== 戦闘台詞 ===
 
=== 戦闘台詞 ===
 
;「黒い未来の赤い青葉! 時計の針のその先に!」<br />「穴倉の底から覗く眼! 花散る夜空の太陽が!」<br />「死んだ犬の左耳! 虚ろな魔弾の裏側へ!」<br />「そびえたつ巨人の脳髄! 深く銀河の深淵に!」<br />「遠いのです! 浅いのです! 私の右目が!」<br />「見るのです! 見るのです! 血の遊戯を!」<br />「胎児の見た悪夢の大地に! 一万五千年の呪縛を!」<br />「麗しき三日月の涙よ! 最悪の夕べのグラスと!」<br />「硬い硬い硬い カタイカタイカタイカタイカタイ!!」<br />「ナナナナナナタナタナタナタナタナタナタナタナタタタタ!」<br/>「1・3・5・8・13・19・24!」<br/>「黄色黄色黄色黄色赤赤赤赤白白緑白黒黒青赤白!」<br/>「アハハ! アハハハハハハ!」<br/>「ああ! おおっ! おおおっ!」<br/>「ケケ… アルハトリ・バウニルサムセス・サムセソ」
 
;「黒い未来の赤い青葉! 時計の針のその先に!」<br />「穴倉の底から覗く眼! 花散る夜空の太陽が!」<br />「死んだ犬の左耳! 虚ろな魔弾の裏側へ!」<br />「そびえたつ巨人の脳髄! 深く銀河の深淵に!」<br />「遠いのです! 浅いのです! 私の右目が!」<br />「見るのです! 見るのです! 血の遊戯を!」<br />「胎児の見た悪夢の大地に! 一万五千年の呪縛を!」<br />「麗しき三日月の涙よ! 最悪の夕べのグラスと!」<br />「硬い硬い硬い カタイカタイカタイカタイカタイ!!」<br />「ナナナナナナタナタナタナタナタナタナタナタナタタタタ!」<br/>「1・3・5・8・13・19・24!」<br/>「黄色黄色黄色黄色赤赤赤赤白白緑白黒黒青赤白!」<br/>「アハハ! アハハハハハハ!」<br/>「ああ! おおっ! おおおっ!」<br/>「ケケ… アルハトリ・バウニルサムセス・サムセソ」
:被弾時の台詞。この様に全く意味を成さない台詞や無茶苦茶な単語の羅列となっているため、何が言いたいのかは不明。
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:被弾時の台詞。この様に全く意味を成さない台詞や無茶苦茶な単語の羅列となっているため、何が言いたいのかは不明。理解する必要はないと言われればそれまでだが。
 
;「ブツブツブツブツブツブツブツ…」
 
;「ブツブツブツブツブツブツブツ…」
 
:被弾時に出てくる台詞。実際の台詞は人間の耳では聞き取れないほどの超早口で無茶苦茶な単語の羅列を捲し立てる、というもの。内容は「'''犬の左耳の脳髄の一万五千年のグラスの裏側の右目の深遠の魔弾の花の遊戯の大地の巨人'''」。
 
:被弾時に出てくる台詞。実際の台詞は人間の耳では聞き取れないほどの超早口で無茶苦茶な単語の羅列を捲し立てる、というもの。内容は「'''犬の左耳の脳髄の一万五千年のグラスの裏側の右目の深遠の魔弾の花の遊戯の大地の巨人'''」。
:平たく言うと、上記の「穴倉の底から~」から「麗しの三日月の~」までの台詞の中から単語を少しずつ抜き出して並び替え、適当な接続文字でギリギリ文章になるように整形したものである。
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:平たく言うと、上記の「穴倉の底から~」から「麗しの三日月の~」までの台詞の中から単語を少しずつ抜き出して並び替え、適当な接続文字でギリギリ文章になるように整形したものである。上記も含め、安元氏による早口の怪演は必聴の出来。
    
=== 破界篇 ===
 
=== 破界篇 ===
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;「そうではないのです! 星の降る正午、記憶の底の見えない悲しみはだりあぜじつたゥイザアンウェウタニ…」<br />「そうです! [[御使い]]は[[スフィア|ソルの心]]を集めて、すべての宇宙を! ハハハハ! ハハハハハハハハハハハ!」
 
;「そうではないのです! 星の降る正午、記憶の底の見えない悲しみはだりあぜじつたゥイザアンウェウタニ…」<br />「そうです! [[御使い]]は[[スフィア|ソルの心]]を集めて、すべての宇宙を! ハハハハ! ハハハハハハハハハハハ!」
 
:南極の決戦にて[[ZEXIS]]と[[ZEUTH]]に一度撃破されるも、スフィアの力で機体を再生し、支離滅裂な言葉を発しながら最後の悪あがきを試みる。だがここでアサキムが乱入し撃墜されてしまう…。のだが?
 
:南極の決戦にて[[ZEXIS]]と[[ZEUTH]]に一度撃破されるも、スフィアの力で機体を再生し、支離滅裂な言葉を発しながら最後の悪あがきを試みる。だがここでアサキムが乱入し撃墜されてしまう…。のだが?
:二行目の台詞は後の『第3次Z天獄篇』で……。
      
=== 再世篇 ===
 
=== 再世篇 ===
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;「先程わかった事ですが、WLFは彼女の身体に小型の爆発物を埋め込んだのです。作戦失敗を悟った彼等はもうすぐ彼女を爆破するでしょう」
 
;「先程わかった事ですが、WLFは彼女の身体に小型の爆発物を埋め込んだのです。作戦失敗を悟った彼等はもうすぐ彼女を爆破するでしょう」
 
:裏部隊ルートでマリナを救出しに来たクロウ達に対して。この言葉に動揺したクロウを嘲笑した。  
 
:裏部隊ルートでマリナを救出しに来たクロウ達に対して。この言葉に動揺したクロウを嘲笑した。  
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:上述の虚言よりは幾分マシだが、それでも[[UCW|別世界]]に[[人間爆弾]]作戦を行使した[[ガイゾック|勢力]]がいるため、やはりタチが悪い。
 
;「その通りです。あなたは私にとって、前世で永遠を誓い合った恋人なのですから」
 
;「その通りです。あなたは私にとって、前世で永遠を誓い合った恋人なのですから」
 
:両ルート共通で発したもので、クロウから直接姿を晒した理由を問われ、こう切り返す。あまりの展開にクロウも絶句するのみであった。
 
:両ルート共通で発したもので、クロウから直接姿を晒した理由を問われ、こう切り返す。あまりの展開にクロウも絶句するのみであった。
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
<references/>
 
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{{DEFAULTSORT:あいむ らいああと}}
 
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