総じて「自分の行動と思想は地球人類の総意である」という思い込みとエゴに凝り固まっており、質の悪いことに本人は全てが「善意」のつもりで、地球の恥をさらすなどとは微塵も思っていない。さらに言えば銀河統一計画の動機も、「外宇宙の困難に自ら立ち上がる意思や力を持たない(と勝手にダイマが思い込んでいる)地球人類に成り代わり、自らが指標となって黄金の時代をもたらしてやろう」「自分の支配さえあれば全ての世界を幸福にできる」というミーイズムの産物である。人類を信頼していない時点で、元より黄昏の時代特有の価値観から脱却できていなかったと言えよう。 | 総じて「自分の行動と思想は地球人類の総意である」という思い込みとエゴに凝り固まっており、質の悪いことに本人は全てが「善意」のつもりで、地球の恥をさらすなどとは微塵も思っていない。さらに言えば銀河統一計画の動機も、「外宇宙の困難に自ら立ち上がる意思や力を持たない(と勝手にダイマが思い込んでいる)地球人類に成り代わり、自らが指標となって黄金の時代をもたらしてやろう」「自分の支配さえあれば全ての世界を幸福にできる」というミーイズムの産物である。人類を信頼していない時点で、元より黄昏の時代特有の価値観から脱却できていなかったと言えよう。 |